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湿度調節機能付き!? イヤホンを極限まで守るイヤホンケース【LEPIC / JUKEBOX】を使ってみた

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少し高めの有線イヤホンを使っている方に朗報です。究極までにイヤホンを守るイヤホンケースが登場しました!

それが今回紹介する「LEPIC / JUKEBOX」です。

湿度調節消臭抗菌機能、そしてアンチショック構造を備えたイヤホンケースで、まさに絶対イヤホン守るマン

中に乾燥剤を入れる必要もなく適度な湿度を保ち、イヤホンを最適な環境で保管できるイヤホンケースとなっています。

LEPICといえば、いま話題になっているドングルDAC専用MagSafeアクセサリー「DAC POCKET」を販売するブランドで、ケースで有名な「DIGNIS」の派生ブランドとなっています。

DIGNISも元々調節機能付きのイヤホンケースなども制作していたので、このような製品は得意分野ですね。

今回は代理店のピクセルさんから先行で提供いただいたので、実機を使って検証していきます。

PR:ピクセル

YouTube版はこちら

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

LEPIC JUKEBOX

外観について

パッケージはこちら。イヤホンケースとしてはちゃんとしたパッケージでおしゃれ。

外観はポリカーボネート素材と、表面にカバープレートがあしらわれたデザイン。

表面を飾るカバープレートには、イタリアに拠点を置くSYNT3社「YUTA」生地を採用。

「YUTA」生地は表面処理とエンボス加工によって、落ち着いたニット素材を思わせる高級PUレザー。傷に強い実用性とカジュアルさを両立したデザインとなっています。

カバーを固定するヒンジ部はケース内部に隠れる仕様になっていて、衝撃を受けた際に破損が最小限になるような設計になっています。

ストラップホールとしても使用可能で、ここにAirTagをストラップのようにつけることで大事なイヤホンを失くすしてしまう心配も少なくできます。

ケースの中はイヤホンに優しすぎる設計

ケースを開く際は、前の突起部分の真下あたりを押し込んで上部に開くような感じですね。

突起部分じゃないですよ、突起部分の下側を押すのですよ

中身はこんな感じ。内部は全てシリコンで覆われています。

この独自のクッション構造はケース内でのイヤホンの揺れを防ぐ「アンチショック構造」となっていて、傷や衝撃からイヤホンを守ることができます。

内蓋もスエード調仕上げで干渉時に傷がつかない仕様に。

また、三角柱部分も柔らかいシリコン素材になっていているなど、イヤホンが触れる部分全てに配慮が施された設計になっています。この三角形状シリコンを利用した収納デザインは「特許出願中」のようです。

イヤホンを収納する際は耳掛け部を交差させるようにして収納します。スイッチング機能付きのカスタムIEMを収納してみましたが、問題なく収まりました。

ただ、本体を上部に収納してケーブルも下部にちゃんとまとめないと、ケースがうまく閉まらなくなるので、他のイヤホンケースと比べると気軽さには欠けますね。

調湿・抗菌・消臭機能付き

JUKEBOXはフタの裏に調湿・抗菌・消臭機能を持つ特殊なシート「ACS(エアー・コントロール・シート)」を内蔵します。

このシートのおかげでケース内部の湿度を40%〜60%調湿しつつ、抗菌・抗カビ機能によって、イヤホンのコンディションを最適な状態に保つことができます。

イヤホンは湿気に弱くて、それが原因で中のドライバーが故障して音が出なくなる可能性もあるので、ケース自体に調湿機能があるのはありがたいですね。

他のケースの場合ですと、調湿機能はない代わりに使い切りタイプの乾燥剤を入れて運用することもありますが、毎回購入するのがめんどくさいという方にはJUKEBOXがおすすめ。

カラーは6色

カラーはライトグレー / チャコール / アルカンターラ(タン)/ グリーン / ベージュ / ネイビーの6色展開となっています。

個人的にはチャコールが内側のポリカーボネートのデザインとマッチして一番おしゃれに感じました。

まあ1つと言わず、全色コンプリートするのもアリですよ。(真顔)

乾燥方法について

ACS(エアー・コントロール・シート)はしばらく使っていると除湿機能がなくなっていきますが、ドライヤーで乾燥させることで除湿機能を復活させることができます。

まずACSに付属のインジケーターシールを貼り付けておく必要があります。

内部のインジケーターシールのピンク色が変わったらACSがうまく機能しなくなっている状態になります。

この状態になったらACSに直接ドライヤーを当てるか、中に市販のシリカゲルなどを入れて乾燥させてください。

ちなみにドライヤーは10cm以上離れた距離で連続10秒間、3~4回に分けて乾燥させるようにする方がいいらしいです。多分、長時間当てると本体やACSが破損するからかもしれないですね。

LEPIC JUKEBOXを使ってみた感想

安心感がハンパない

やはり一番のメリットは、イヤホンに対する安心感がハンパないという点でしょうか。

内部がすべてシリコン素材で傷がつく気がしない

イヤホンは特に湿気に弱く、多湿の環境で保管していると、それが原因で中のドライバーが錆などが原因で動作しなくなる可能性もあります。10万円のイヤホンだろうが容赦なく壊れますよ。

さすがにハードケースに入れておけば内部で壊れる心配は少ないですが、ソフトケースを使ったり、ポケットに雑に入れたりすると何かにぶつかった拍子に傷がついたり壊れたりしてしまうことも。

ボクも2回くらいカスタムIEMを割ったことあります……。あの絶望感エグいですよ。

JUKEBOXに入れておけば湿気からも外部要因による圧力からもイヤホンを守ることができるので、安心感が凄いです。

デザインがおしゃれ

商品画像を見たときは、ポリカーボネート製でややチープな印象があるのかな?と思っていたのですが、実物を見てみるとなかなか高級感があってオシャレに感じますよ。

表面のPUレザーとLEPICのロゴのおかげで高見え感があり、高級イヤホンに見合ったデザイン製の高さで所有欲を満たしてくれます。特にチャコールがかっこいい!

10万クラスの有線イヤホンの付属ケースだと高級感があるものもありますが、意外とサードパーティー製で高めのイヤホンケースってあまりないですもんね。

複数イヤホンを持っている方は、JUKEBOXを複数購入して棚に並べておくだけでもインテリアとして彩ることもできそうですね。

ケースの開閉がとても簡単

ケースはチャック式じゃないため、簡単に開閉ができます。

前面に突起部分があるのですが、はじめはここを押し込んで開くのかと思っていましたが、違いましたね。その下を押し込むだけで簡単に開きます。

ツメ部分もしっかり引っかかるみたいで、勝手に開いたりする心配もありません。イヤホンを使う上でアクセスのしやすさは重要。

サイズはやや大きい

実際に使ってみると、サイズがやや大きく感じますね。

ズボンのポケットにも入れることはできますが、わりとポッコリしてしまうので歩きにくくなってしまいます。見た目もダサいですし。

基本はバッグに入れて運用する方が良いかと思います。ボクの環境だとバックパックのメッシュポケットにフィットして良い感じでした。

価格はケースとしては高め

一番気になる点は価格でしょうか。機能性の高さとオシャレなデザインということもあって価格もそれなりでございまして、ひとつあたり5,000円(税込)します。

また、アルカンターラ(タン)のみ素材違いとなりまして、他のモデルより1,800円高い6,800円(税込)という価格となっております。

ひとつあたり5,000円(税込)、アルカンターラ(タン)のみ6,800円(税込)

一般的なイヤホンケースの相場は1,000円〜3,000円ほどなので、けっこう高めですね。めんどくさくなければ一般的なイヤホンケースに乾燥剤を入れて運用した方がコスパは良いです。

また、複数イヤホン所持している場合は防湿庫でまとめて保管もありだとは思います。

JUKEBOXの魅力はやはり乾燥剤いらずという点とイヤホンを内部で傷をつけさせないアンチショック構造、そしてデザイン性の高さ。そこに5,000円の価値を感じるのであれば普通にアリだとは思います。

一つのイヤホンを長く愛用したいなら買い

良かった点
イマイチな点
  • 調湿機能付きで最適な環境で
    イヤホンを保管できる
  • ケース内の湿度を確認できる
  • アンチショック機能でイヤホンを
    傷から守れる
  • ケースの開閉が簡単
  • デザインがおしゃれ
  • サイズはやや大きい
  • 収納部がやや狭い
  • 価格はケースとしては高め

一般的に販売しているイヤホンケースの方が安くて取り扱いしやすいと思いますが、ひとつのイヤホンを大事に大事に扱いたいならJUKEBOXは最適です。

10万クラスの有線イヤホンを何個も持っている方は、ちょっと高いですけどJUKEBOXをその数だけ買って保管をして棚に並べておくのもおしゃれですよ。

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