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【KBEAR Lark レビュー】癖がなくフラット!3000円台で買えるハイブリッド型イヤホン

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回は中国のイヤホンメーカー「KBEAR」より3000円台で買えるハイブリッドドライバー採用の有線イヤホン「Lark」をご紹介します。

KBEAR Larkの特徴
  • 3000円台で買える中華イヤホン
  • BA(バランスドアーマチュアドライバー)とDD(ダイナミックドライバー)を1基ずつ搭載したハイブリッドドライバーを採用
  • ジュラルミンフェイスプレートを採用した高級かつ堅牢感のあるデザイン
  • 豊富な付属品

いやぁ最近の中華イヤホンは本当にクオリティが高いですね。

一度この音の良さを覚えてしまうと、一般市場で販売されている大手メーカーのイヤホンは買えなくなってしまいます。

ただ、中華イヤホン=音が良いというわけでもないため、やはり試してみないと分かりません。

ということで、KBEARのLarkをメーカー様よりご提供いただきましたので、遠慮なくレビューしていきます!

総合評価

4.7/5

KBEAR Lark

  • KBEAR LARK
  • 価格以上に高解像度なサウンド
  • フラットで癖がない
  • 高域は伸びやかで刺さりが少ない
  • ケーブルの取り回しや装着感も良好
  • 高級感のあるハウジング
  • キャリングケースが堅牢で使いやすい
  • 遮音性がやや悪い

3.7

高音

3.5

中音

3.5

低音

3.7

解像度

4.0

装着感

4.7

コスパ

音場
狭い
広い
音の傾向
クール
ウォーム

※音質はワイヤレスイヤホンとは別の評価軸で採点しています。

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

KBEAR Lark 概要

スペック一覧KBEAR Lark
形式カナル型
ドライバー1BA+1DD
インピーダンス 16Ω
再生周波数帯域20Hz〜20000Hz
音圧感度105dB
プラグ形状3.5mm
ケーブル銀メッキケーブル
コード長1.2m
リケーブル対応○ 2pin 0.78mm
リモコンマイク△(マイク付きモデルあり)
保証期間30日

KBEAR Larkのカラーバリエーションはグレー、パープル、グリーンの3色。内側のシェルの色味に反映されます。今回はグレーを選びました。

KBEAR Lark イヤホン 有線 カナル型 1BA+1DDの2ドライバハイブリッドイヤホン イヤモニ 中華イヤホン 2pinの銀メッキリケーブル対応【ネットワーク基盤が入っているモデル】正規品 人気 プレゼント
グレー
KBEAR Lark イヤホン 有線 カナル型 1BA+1DDの2ドライバハイブリッドイヤホン イヤモニ 中華イヤホン 2pinの銀メッキリケーブル対応【ネットワーク基盤が入っているモデル】正規品 人気 プレゼント
パープル
KBEAR Lark イヤホン 有線 カナル型 1BA+1DDの2ドライバハイブリッドイヤホン イヤモニ 中華イヤホン 2pinの銀メッキリケーブル対応【ネットワーク基盤が入っているモデル】正規品 人気 プレゼント
グリーン

パッケージ、付属品

KBEAR Larkのパッケージはこちら。

開封するとこんな感じ。まるで1万円級のイヤホンのように高級感がありますね。

付属品一覧はこちら。

付属品一覧
  1. イヤーピース ブラック4ペア
  2. イヤーピース クリア3ペア
  3. キャリングケース
  4. ユーザーガイド

KBEAR Larkに付属するイヤーピースはブラックとクリアの2種類が付属。

硬度と音質がそれぞれ異なり

  • クリア→傘がやや硬めで音は中高域寄り
  • ブラック→傘がやや柔らかめで音は中低域寄り

といった違いがあります。微々たる差なので違いが分かりにくいですが、個人的にはブラックを使っています。

キャリングケースはかなり堅牢な作り。サイズ感も良くアウターのポケットにもスッポリ収まるほどのサイズ。

バッグに紛れても中のイヤホンに圧がかかることのないハード仕様。この価格にしてはかなりしっかりとしたケースが付属していますね。

かじかじ

単品で売って欲しいくらい丈夫で使いやすいケースね!

イヤホン本体・ケーブル

Larkの本体をチェックしていきましょう。

フェイスプレートはジュラルミン素材で、上部には六角形模様に彫り込まれており価格以上の高級感が漂います。

内側はスケルトン仕様になっており、内部のドライバーを目視できます。

ドライバー構造は中低域用に10mmのダイナミックドライバー1基、高域用にBellsing製バランスド・アーマチュア型を1基を搭載したハイブリッド型

内部のネットワーク回路により、各ドライバーの出力をコントロールし、バランスの良い音を作り上げます。

ドライバーの種類
  • バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー → 補聴器などでも採用している小型のスピーカー。細かく繊細な音が特徴。
  • ダイナミック(D)型ドライバー → イヤホンで一般的に採用しているスピーカー。豊かで自然な音が特徴。
  • ハイブリッド型ドライバー → BA型とD型、どちらも採用したドライバー。どちらの音もいいとこ取り。

ノズルは金属製。響きの良い音が乗りそうですね。金属的な余韻のある音は好きです。

ノズル径は5.8mm、くびれ部は5.0mm。

ノズル長は4.6mmです。

有線イヤホンとしては一般的なノズル口径のため、ほとんどの他社製イヤーピースを使うことはできそうです。

ケーブルは銀メッキケーブルが付属。細くしなやかで取り回しも良好です。

TFZやAUGLAMOURに採用されることのある凹凸のある2pinコネクタを採用しています。

ちょっと見にくいですが、ケーブル側にもL/Rの表記があります。

分岐部は少しだけ透けており、内部の配線を目視できます。また、分岐部にはスプリッターもついています。

着脱コネクターは0.78口径の2pinを採用。

少し出っ張りがあるため、埋め込み型に対応した2pinリケーブルを使うと接合部の耐久性が弱くなる可能性があるため、注意が必要です。

総評して3000円台でリケーブルに対応しており、フェイスプレートもついているおかげでデザイン性も抜群。付属品も豊富で価格以上に所有欲を満たしてくれるイヤホンのように感じました。

かじかじ

見た目と付属品が良くても、やはり音質と装着感が大事!それではレビューしていきましょう!

KBEAR Lark レビュー

装着感|安定感もあり圧迫感も少ない

KBEAR Larkは耳に一度ループする「シュアがけ」で装着します。

圧迫感のない装着感、かつ安定感もあり耳からポロッと落ちてしまう心配もありません。耳からの出っ張りも少なく収まりが良い印象です。

ただ、遮音性はそこまで高くはなく、通勤中に電車内で使うと走行音で低音部が聞こえにくくなるように感じます。

かじかじ

装着中の画像を見ると、とても3000円台に見えないね。フェイスプレートの素材感大事。

音質|高解像度系フラットサウンド

KBEAR Larkの音質は価格を考えればかなりの高解像度で、finalの「E3000」や、intime「碧 (SORA) Light」と比べても音の粒立ちの良さに余裕があります

試聴環境はこちら
  • 試聴環境:iPhone XR → IKKO ITM05
  • 試聴楽曲;「YOASOBI/群青」「ヨルシカ/春泥棒」「星野源/肌」「MISIA/つつみ込むように・・・(JAZZ BEST)」
音の特長
  • 高音:Larkを使っていて特に強みだと感じた帯域。金物系、弦楽器問わず非常に伸びやかで刺さりも少ない。ハイブリッド型ですが、他の帯域との繋がりもスムースでネットワークでの調整が非常に上手のように感じる。キラキラとした電子サウンドよりもアコギやシンバルなどの生楽器系のほうが得意のように感じた。
  • 中音:艶みは少なくすっきりとした印象ではあるが、中域〜高域の繋がりが滑らかで自然、かつ伸びやかで女性ボーカル自然で爽やかに聴かせてくれる。音の厚みもそこそこにあり、ロックの重厚なギターサウンドでも気持ちよく聴かせてくれる。
  • 低音:高域に対して輪郭が柔らかく、音楽を下支えするようなゆったりと広がる低音。ズンッとした迫力を出しにくいため、ヒップホップやEDMなどフロアを揺らすようなキック音を再現するのは難しいように感じるが、ポップスは楽曲全体を締めすぎず、ほどよく余韻を残してくれる。
  • 音場:平均より少しだけ広くは感じる。
  • 傾向:どの帯域も強調されることもなくフラット。全体域、全楽器隊を満遍なく鳴らす。
  • 解像度:3000円台ではトップクラスに高く、一聴して聴こえない音はないのでは?と感じるほど細かな音まで拾い上げる。粒立ちが良いですがモニター系のように付帯音をカットしすぎずリスニングライクに鳴らす。

得意なジャンル

  • ロック
  • ポップス
  • アニソン
  • ジャズ
  • 弾き語り

今回試聴した楽曲の中ではヨルシカの「春泥棒」が特に相性が良いように感じました。

アコースティックギターを軸とした楽曲で、サビの音数が多く解像度が低いと音が団子状になってしまいがちなのですが、一つ一つの楽器音を余すことなく再現。女性ボーカルのsuis(スイ)氏の声が埋もれることもなく、伸びやかに再現してくれます。

総評して価格を考えればかなりの実力。日本市場に出ている3000円クラスのイヤホンとLarkを比べると、その解像度の高さに誰もが驚くことでしょう。

かじかじ

最近の中華イヤホンまじで音良いね!それともLarkのコスパが凄すぎるのかな?なんにしてもコスパ超高い!

KBEAR Lark まとめ

総合評価

4.7/5

KBEAR Lark

  • KBEAR LARK
  • 価格以上に高解像度なサウンド
  • フラットで癖がない
  • 高域は伸びやかで刺さりが少ない
  • ケーブルの取り回しや装着感も良好
  • 高級感のあるハウジング
  • キャリングケースが堅牢で使いやすい
  • 遮音性がやや悪い

3.7

高音

3.5

中音

3.5

低音

3.7

解像度

4.0

装着感

4.7

コスパ

音場
狭い
広い
音の傾向
クール
ウォーム

KBEAR Larkは3000円台の有線イヤホンとしてはかなりの仕上がりの高さ。

フラットかつ伸びやかなサウンドで癖がなく、万人にすすめやすいチューニング。オーディオファンにはもちろん、これから初めて有線イヤホンを買いたいという初心者の方にもおすすめできるイヤホンのように感じました。

かじかじ

マニアの方でも一つは持っていても良いと思えるサウンドクオリティ!これで3000円台はまじですごい。

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