こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
今回はiBasso AudioのドングルDAC「DC04 Ultra(DC04U)」をレビューします。

DC04 Ultraの特徴はこちら。
- Cirrus Logic「CS43198」をデュアル搭載
- PCM 768kHz/32bit・ネイティブDSD512対応
- 4.4mmバランスで980mW+980mWの高出力
- 3.5mmシングルエンドも搭載(マイク入力対応)
- 0.96型カラーディスプレイ+物理ボタンでアプリ不要
- PEQ・ゲイン・デジタルフィルター調整に対応
- 価格は19,800円
ざっくり言うと、出力が爆上がりしてディスプレイも搭載したDC04PROです。
DC04PROも音質面ではかなりの完成度でしたが、ディスプレイが搭載していないせいでiPhoneだとフィルターなど細かな設定ができないのが欠点でした。
それが今回が解消されたことで、利便性が大きく改善されたモデルになりましたね。
今回は代理店のMUSINさんより紹介用に提供いただきましたので、実機を使ってどれほどの実力か検証していきましょう。
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iBasso DC04 Ultra 外観・付属品
DC04 Ultraのパッケージはこちら。

開封するとこんな感じ。


- DC04 Ultra本体
- USB-C to USB-C ケーブル
- マニュアル・保証書
USB-C to USB-C ケーブルはいつものiBassoの付属品に入っているシックなやつですね。

本体はステンレスCNC削り出し+強化ガラスパネルの堅牢なボディとなっております。ステンレスを使っている影響でなかなかズシっときます。

てか、角が角張りすぎじゃね? 触ったらチクっとするレベルで尖っているんですけど。もうちょっとなだらかにして……。
一応別売りでケースも販売しておりまして、こちらを購入すれば角を守られるのでスマホを傷つけずに安心して持ち運べるようになります。

正面には0.96型のカラーディスプレイを搭載。このディスプレイのおかげで音量も把握しやすくなり、細かな設定も本体のみで反映できるようになりました。

側面には音量+/-ボタンとマルチファンクションボタンを搭載。ここで音量調整や本体操作ができます。

底面にはデータ転送用のUSB-C端子が搭載。

天面には3.5mmと4.4mmの2つ搭載。挿入時のガリ感もなく、スムーズに挿入されていきます。

DC04PROとDC07PROと比較するとこんな感じ。

最後に重さですが約39gですね。

iBasso DC04 Ultra 概要・スペック
DC04PROと並べたスペックはこちら。
| スペック一覧 | DC04 Ultra | DC04PRO | DC07PRO |
|---|---|---|---|
| DACチップ | CS43198 ×2 | CS43131 ×2 | CS43131×4 |
| 対応フォーマット | PCM 768kHz/32bit DSD512(ネイティブ) | PCM 384kHz/32bit DSD256 | PCM 768kHz/32bit DSD512(ネイティブ) |
| 出力端子 | 3.5mm(SE)+ 4.4mm(バランス) | 3.5mm(SE)+ 4.4mm(バランス) | 3.5mm(SE)+ 4.4mm(バランス) |
| 最大出力(4.4mm) | 980mW+980mW(@32Ω) | 約280mW(3.0Vrms@32Ω) | 430mW+430mW(@32Ω ) |
| 出力(3.5mm) | 280mW+280mW | 2.0Vrms(@32Ω) | 118mW+118mW(@32Ω) |
| THD+N | -119dB(0.00011%) | 0.00013%(4.4mm) | -120.2dB(0.000098%)@1kH 300Ω負荷時 |
| S/N比(4.4mm) | 132dB | 131dB | 134dB(A特性) |
| ダイナミックレンジ(4.4mm) | 132dB | 128dB | 134dB(A特性) |
| ディスプレイ | 0.96型 カラー | なし | 0.96型 |
| ケーブル | 着脱式(USB-C) | 着脱式(USB-C) | 着脱式(USB-C) |
| 重量 | 37g | 21g | 23g |
| 入力 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
| 価格 | 19,800円 | 15,840円 | 33,660円 |
| 保証期間 | 1年 | 1年 | 1年 |
こうして並べると、3.5mm/4.4mmの両対応や着脱ケーブルは同じですが、出力が約3.5倍、フォーマットもDSD512まで対応、さらにディスプレイやPEQまで載ってる……と、中身はしっかり別格です。
カラーはブラック系のシックな筐体。今回はそのまま使っていきます。
それでは開封していきましょう。
iBasso DC04 Ultra レビュー
音質|パワーと解像感を両立したパワフルサウンド
DC04 Ultraの音質ですが、よりパワー(出力)がアップしたDC04PROという印象でしょうか。
iBassoらしいパワフルな音で、スマホの音を確実にグレードアップしてくれるようになりましたね。

今回の検証ではJuzear × KOTO / Nebulaを4.4mmバランス接続で検証しました。
音の特長は次のとおりです。
4.2
音質
傾向はほんの少しV字型寄りになるような印象で、低域と高域をほんの少し強調させて音の輪郭をクッキリと描き出す音作り。
低域のShanling UA4と比べると、全ての音が迫ってくるようなパワフルさがあり、シャキッと元気に鳴らすiBassoらしいサウンドに仕上がっています。
また、4.4mm接続時は980mW@32Ω というドングルDACとは思えない出力の高さのおかげで、鳴らしにくめのイヤホンや、据え置き級のヘッドホンでも余裕をもってドライブできます。
解像度感や音の性格はDC04PROとほぼ変わらないので、イヤホンを運用する上ではあまりグレードアップをしたような感覚はありません。ただ、少し鳴らしにくいヘッドホンで比較すると、DC04 Ultraの方が臨場感がわかりやすくアップします。
上位モデルのDC07PROとも比べましたが、さすがに同等クラスの解像度感というわけではなく、DC07PROの方がもっと輪郭をクッキリとさせて音の細部までボヤけがなく精細に描き出していますね。やはり1レベル上です。
DC07PROよりも安価で、ディスプレイ搭載で、さらに高出力なドングルDACを求めている方にはDC04 Ultraは良い選択肢になるかと思います。
iBasso Jr. Cookie Tiで聞いてみた
併せてお送りいただいた「iBasso Jr. Cookie Ti」と組み合わせても聴いてみました。

Cookie Tiはチタニウム合金の筐体と1.6Tの高磁束密度デュアル磁気回路システムを搭載したダイナミックドライバー一基のモデル。
こちらもiBassoらしいシャープさがありつつも、ダイナミック一発ならではの滑らかさや大らかさを持つイヤホンという印象です。
DC04 Ultra × Nebulaだとお互いが 元気×元気 だったので、なかなかの暴れん坊感がありましたが、iBasso Jr. Cookie Tiはシャープさはありつつも中低域は落ち着いた音色だったため、ちょうど良い塩梅になりました。
パワフルさがありつつも上品さも味わいたい方にはおすすめの組み合わせになるかと思います。ボーカルものやスピーディーなピアノジャズなんかにおすすめ。
Cookie Tiはノズル変更によって音の傾向をさらに変更できるモデルで、金メッキ真鍮に変更すれば、さらに落ち着いたトーンの音になります。
携帯性|やや重め
携帯性については、DC04PROと比べると箱型でやや重たく、本体も角張っているため、そのままだと取り回しは悪め。

iPhoneユーザーの方や、MagSafeを使える方は、素直にDAC POCKETを使ってあげた方が幸せになれます。

ただし、ボリュームが隠れてしまい操作しにくくなってしまうので、その点はご注意ください。ジャック側を上部面一くらいで装着すれば、
利便性|ディスプレイ+ボタンでアプリいらず
利便性については、ディスプレイが搭載してくたおかげでDC04PROと比べてかなり良くなりました。

このディスプレイのおかげで、ゲインの切り替えやデジタルフィルター、PEQでの音質調整も本体だけでサッとできます。今の設定が画面でひと目で分かるのもよきです。
アンプの電圧も変更可能で、±4V~±6Vまで、0.1V単位で調整が可能。電圧を上げることでさらにパワフルなサウンドに調整できます。
UACの切り替えも可能で、1.0に切り替えることでコンシューマーゲーム機でも使用できるようになります。
その他にもSPDIF(Coaxial)モードも用意されており、3.5mm同軸でデジタル出力で外部機器にも接続できます。
音量も100段階で調整可能なので超細かく調整できます。
iBasso UACで10バンドPEQ搭載
またAndroid専用ではありますが、専用アプリ「iBasso UAC」にも対応しておりまして、そこでプリセットEQへの切り替えや10バンドのEQで細かく音を設定することもできます。

DAC側で大きく音質を変更したくない方には不必要な機能ですが、イヤホンの音の微調整
ただしiPhoneユーザーはアプリに非対応のため、アプリで音を細かく設定できません。
iBasso DC04 Ultra まとめ
総合評価
4.5/5
DC04 Ultra

- ドングルDACとは思えないほどの高出力
- iBassoらしいパワフルで高解像度なサウンド
- ディスプレイ+物理ボタンで
アプリなしで細かな設定が可能 - PEQ・ゲイン・フィルター調整に対応
- 100段階ボリュームで音量を細かく調整しやすい
- 本体が角張りすぎている
- 細かなEQ設定はAndroidのみ対応
4.2
音質
3.8
携帯性
4.5
拡張性
4.8
利便性
- スマホの音をグレードアップさせたい
- 予算は2万円以下
- 鳴らしにくいイヤホン・ヘッドホンも余裕をもって駆動したい
- シャキッとしたパワフルな音が好み
DC04 UltraはDC04PROにパワーと利便性を与えた、まさにUltraになったDC04って感じの製品でした。
それにしてもパワーがマジですごい。お前ホンマにドングルDACかよ。DC07PRO超えだからね。
ディスプレイのおかげでiPhoneユーザーでもフィルターやゲイン調整もできるようになりましたし、かなり使いやすくなりましたね。



















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