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GRANPRO V1 レビュー|3000円台!? コスパ限界突破のモニターヘッドホンが登場!

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

コスパの限界突破をしているモニターヘッドホンを見つけました。それが今回紹介する「GRANPRO V1」です。

低価格帯の定番モニターヘッドホン ATH-M20Xよりも安く、さらに音質が良いというとんでもないコスパのモニターヘッドホンです。

GRANPRO V1の特徴は、次のとおりです。

GRANPRO V1特徴
  • 価格は3,980円!
  • 大口径40mmドライバーを搭載
  • ケーブルは着脱対応で2本もケーブルが付いてくる
  • 重量は235gとモニターヘッドホンとしては軽量設計
  • 安心の3年保証

ケーブル着脱対応で3年保証で3980円で買えるモニターヘッドホンとかヤバくないですか?

オーディオテクニカの大定番モニターヘッドホン「ATH-M20X」でも6000円台で、ケーブル着脱は不可ですよ? これでスペックだけでなく、音質も実際にスゴかったらもっとヤバいのですが…….これがヤバいんですよね。

普通にモニターヘッドホンとして使えるレベルで、フラットで価格は想像できないほど高解像度なんですよ。

これは、これから楽曲制作や動画制作などクリエイターの方はもちろん、音楽鑑賞でも使いたいけど予算はそこまでかけられないユーザーにぜひ知ってもらいたいヘッドホンです。

今回はGRANPROの販売元である「株式会社烏山商店」様より、レビュー用に製品を提供いただきました。中華製だと思っていたら、ふつうに日本の企業でこれまた驚きました。

Amazonを中心にギターやマイクスタンド、防音シートなど楽器やレコーディングアクセサリーをメインに販売する渋谷発のブランドです。公式サイトを見ても”ちゃんとしている”のがわかります。

ということで今回はこちらの「GRANPRO V1」を レビューしていきます。ぜひ最後までご覧ください。

総合評価

5/5

GRANPRO V1

  • 音質が同価格帯のなかでも特に良い
  • 解像度が高くモニター用途にもバッチリ
  • ケーブルが着脱対応
  • 3年保証で安心
  • 長時間装着していても痛くならない
  • 3980円と、とにかくコスパ最強!
  • 折りたたみができたら最高

3.7

高音

3.7

中音

3.7

低音

3.8

解像度

3.6

迫力

4.5

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

▼動画版はこちら▼

スペック一覧商品名
形式オーバーイヤー
ドライバー40mm
ダイナミックドライバー
インピーダンス 32Ω
再生周波数帯域10Hz〜24kHz
音圧感度98dB±3dB
最大出力450mW
プラグ形状3.5mm3極
コード長1.2m
重量235g
リケーブル対応
リモコンマイク×
保証期間1年
目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

GRANPRO V1 外観・付属品・スペック

それではGRANPRO V1の外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

GRANPRO V1のパッケージは、少しゲーミング感のあるデザインです。

裏面には付属品と会社名、バーコードしか記載されておらず、とてもシンプル。

日本語の表記しかないあたりが、逆に日本の中小企業感があって好感が持てますね。

付属品|ケーブル2本、付属ケース、説明書

付属品一覧
  1. 1.2mケーブル
  2. 3mケーブル(プラグは6.25mm)
  3. キャリングポーチ
  4. 説明書

3980円で1.2mと3.0mのケーブル2つ付属してくるのは驚きました。

iPadなどのポータブル環境でも、パソコンを使った据え置き環境でも、どちらでも対応できますね。ちなみに3mのケーブルのプラグは6.3mmになっています。

キャリングポーチも付属しています。これでバッグに入れても傷がつく心配はありません。

コスパが高いとはいえ、さすがにハードケース仕様は付属しませんでしたね。

本体・ケーブル

GRANPRO V1の本体は、装飾などは最小限に抑えられた「業務用感」がただようシンプルなデザインです。

両ハウジングには「GRANPRO」のロゴが印字されています。おそらくブランド名の頭文字である「G・P」と記載されているのでしょうね。

ヘッドパッド上部にも「GRANPRO」のロゴが印字されていますね。

ヘッドパッドの内側は、価格に対してかなりフカフカで質感はとても良さそうです。

ドライバー部には左右の耳どちらに装着すればいいか分かりやすいように「L」「R」と大きく印字されています。

イヤーパッドは低価格帯のヘッドホンにありがちな、硬くてチープな感触がありません。3000円台という価格に対してとてもフカフカで、耳も痛くなりにくそうです。

アーム部は10段階で調整が可能で、耳の小さな方、大きな方でも問題なく装着できそうです。

一番アームを短くしてみましたがうちの4歳の娘にはさすがに大きすぎましたが、小学生くらいの子であれば使えそうです。

ピアノの練習用にも使えそうですね。

ケーブル部は3980円という価格で、なんと着脱に対応。この仕様は本当に凄すぎ!

1万5000円の大定番ヘッドホン「MDR-CD900ST」でも着脱に対応していないのに、GRANPRO V1はこの価格でやってのけます。

万が一ケーブルが断線してもすぐに取り替えられるので安心です。また環境に応じてケーブル長を取り替えられるのもポイントが高いですね。

最後に重さの実測値ですが236.6gと、モニターヘッドホンにしてはなかなかに軽量です。

スペック

スペック一覧商品名
形式オーバーイヤー
ドライバー40mm
ダイナミックドライバー
インピーダンス 32Ω
再生周波数帯域10Hz〜24kHz
音圧感度98dB±3dB
最大出力450mW
プラグ形状3.5mm3極
コード長1.2m
重量235g
リケーブル対応
リモコンマイク×
保証期間1年

GRANPRO V1 レビュー

音質|3980円とは思えないモニターヘッドホンとしての質の高さ

GRANPRO V1の音質は3980円のモニターヘッドホンとして最高クラスに良いですね! しっかりとフラットな特性を保ちつつ、一音一音を拾い上げる解像度の高さに驚かされました。

スペックだけでなく音質もコスパがヤバいですね!

GRANPRO V1の音の特長は次のとおりです。

音の特長

3.7

高音

3.7

中音

3.7

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り
  • 高音:刺さりが少なく、それでいてこもりもない、ほんの少し丸みの帯びた聴きなじみの良い高音。大定番のSONY「MDR-CD900ST」のようにハイがキツくないので、長時間制作用に使っていても聴き疲れがしにくい印象です。
  • 中音:高音と低音との量感のバランスを保ちつつ、輪郭はクッキリと感じ取れるような中域。ボーカルがまったく埋もれないのがスゴイ。ATH-M20Xでも少し埋もれるのに……。
  • 低音:安価なモニターヘッドホンにありがちな「低音過多」な感覚がなく、フラットな特性を保てているいるように感じます。細かなベースラインやバスドラムの音までボワつかず、耳でしっかりと追えますね。
  • 音場:広くも狭くもなくふつう。音源がもつリアルな音場をニュートラルに引き出せています。
  • 傾向音が固すぎないスッキリ系モニターサウンド。余計な付帯音がないのに、音に少し丸みがあるので、とても聴きやすいですね。

同価格帯のモニターヘッドホンと比べると?

GRANPRO V1の実力を把握するためにも、同価格帯の大定番モニターヘッドホン「オーディオテクニカ ATH-M20X(5,600円)」、「マランツ MPH-1(3,980円)」を購入してきました。

ボク自身は楽曲制作経験はほぼないに等しいため、クリエイター視点でのモニターヘッドホンの評価は難しいかもしれません。

リスナー視点、そして元イヤホン・ヘッドホン専門店スタッフとしてさまざまなモニターヘッドホンを聴いてきた経験でお伝えできればと思います。

ATH-M20Xと比べると?

ATH-M20Xと聴き比べてみると、GRANPRO V1の方が一聴して音がクリアなように聴こえます。音のバランスがよりフラットで解像度が高いように感じましたね。

ATH-M20Xの方が少し低音よりで量感が多め。音の厚みはM20Xの方がありますが、やや低音過多なように感じ、ほんの少しボーカルが埋もれているように感じます。

その分、ベースラインはM20Xの方が追いやすいような気がしますね。音に味付けを加えすぎない”モニターらしさ”という意味ではGRANPRO V1の方が上のような気がします。

装着感は大体同じくらいですかね。どちらも良好です。ただ、ATH-M20Xはケーブルの着脱はできません。

約6000円のモニターヘッドホンより実力が高いってどうなってるの……。

MPH-1と比べると?

MPH-1もモニターヘッドホンとしては3000円台で買えるなど、非常にコストパフォーマンスに優れたモデルです。

ただ、GRANPRO V1と比べるとかなり低域寄りのように感じて、音がこもって聴こえますね。ベースラインとバスドラムをとても追いやすいですが、ボーカルや高域帯が少しマスクされるような印象です。

リスニング用として低音を豊かに聴きたい場合はアリだと思いますが、モニターヘッドホンとして「各楽器帯の音を分析したい」「MIXで使いたい」という方にはGRANPRO V1の方が良いと思います。解像度レベルになかなかの差がありますね。

装着感もMPH-1のパッドは少し硬めで、側圧がやや強めなのに対して密閉感が少し薄めに感じます。またケーブルの着脱もできません。

予算3000円台で選ぶなら、ボクはGRANPRO V1の方を激推しします。

装着感|パッドの柔らかも側圧もちょうどイイ

GRANPRO V1は装着感も素晴らしく、長時間装着していても痛くなりにくいように感じました。

パッドは価格に対してそれなりにフカフカで、ATH-M20XやMPH-1よりも柔らかい素材のように感じました。このパッドのおかげで耳内がしっかり密閉されるため、遮音性も高く、音も逃がしません。

側圧もキツすぎず緩すぎずちょうどイイ感じで、本体も235gと軽量設計。おかげで耳も頭頂部も痛くなりにくいように感じました。

1万円以下の密閉型モニターヘッドホンのなかでは、装着感はかなりのレベルだと思います。

装着感(4.5)

GRANPRO V1 まとめ

GRANPRO V1をまとめると以下のとおりです。

総合評価

5/5

GRANPRO V1

  • 音質が同価格帯のなかでも特に良い
  • 解像度が高くモニター用途にもバッチリ
  • ケーブルが着脱対応
  • 3年保証で安心
  • 長時間装着していても痛くならない
  • 3980円と、とにかくコスパ最強!
  • 折りたたみができたら最高

3.7

高音

3.7

中音

3.7

低音

3.8

解像度

3.6

迫力

4.5

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

GRANPRO V1はこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • できる限り安くてコスパ最強クラスモニターヘッドホンを探している
  • 楽曲制作・DJ・動画編集などクリエイティブな作業に使いたい
  • リスニングにも使える音質の良いヘッドホンが欲しい

GRANPRO V1は作業用のモニターヘッドホンが欲しいけど、MDR-CD900STやATH-M20Xなど定番のヘッドホンを買うほどの予算はないという方にピッタリのように感じました。

1万円クラスのモニターヘッドホンでも備わっていないような「ケーブル着脱」にも対応しており、万が一断線してもケーブルをすぐに取り替えられます。付属で予備のケーブルがついているのも凄いですよね。

音楽観賞用に使ってもかなり高音質で、同価格帯のヘッドホンと比べても一音一音が圧倒的に聴こえやすく感じるはずです。

これで保証も3年間ついているので、本当に言うことなしですね!自信を持っておすすめできるコストパフォーマンス最強のモニターヘッドホンです!

以上! GRANPRO V1のレビューをお送りしました。

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