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【発売から約1年】個人的推しイヤホン DENON / PerL & PerL Pro は今でも買いなのか? 1年使ってみた結果……。

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2023年7月1日に発売され、今でも人気の高いワイヤレスイヤホン「PerL」 そして「PerL Pro」。発売から約1年間経ちましたが、当メディアでずーっとおすすめし続けてきた超推しイヤホンです。

「さすがに新しいイヤホンもいっぱい出てきてるし、1年前の製品はペックでも見劣りしてもう買うべきじゃないかな?」と思うかもしれませんが、結論、今でも十分買いだと思います。

ベースとなった「NuraTrue Pro」時代から考えると、1年半くらい前の製品ですからね? 発売当時から異質の音質の良さと機能性の高さだったんですけど、音質はむしろ最近になってやっと他社が追いついてきたって感じですよ。

今回は新カラーリングのホワイトの解禁を記念して、約1年間使ってきたPerL ProやPerLの良かった点や、ここがイマイチだったという点を深掘りしていきます

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目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

DENON PerL / PerL Proのここがスゴイ

聴覚測定によるパーソナライズがスゴイ

PerL / PerL Pro一番の特徴が、医療技術を応用したパーソナライズ機能「Masimo AAT」。

左右の耳に対して別々に最適化を行う

自動的に聴こえ方を測定して、最適な音響設定にしてくれる機能なんですが、この機能がヤバいんですよ。というか、基本この機能を使う前提のイヤホンなんですよね。

他のメーカーでもパーソラナイズ機能があるイヤホンはありますけど、PerLシリーズパーソナライズがもはや規格外なんですよ。

自動で自分が欲しい音を一発で当ててきます。もうコレは体感してとしかいいようがない。

2024年5月時点でも、完全に自動でイコライザーを最適化してくれるワイヤレスイヤホンはPerLシリーズしかありません。

オーダーメイドサウンドの効果は、動画で見ていただいた方がわかりやすいと思います。(2:02〜あたり)

自分に合わせて音を自動で作り上げている感の演出がすばらしく、ワクワクしますよ!

アプリで「ニュートラル」と「パーソナライズ済み」の音を聴き比べができるのですが、天と地ほどの音質差があって驚きます。

イマージョンモード・空間オーディオ

さらにパーソナライズ時に設定した「低音モード」や「空間オーディオ」の設定も後から調整可能です。

※空間オーディオはPerL Proのみの機能です。

低音モードは±3の調整が可能で、増やすと低音だけが増えて、減らすと低音だけが少なくなってフラットな音の印象でした。

めちゃくちゃ立体的な低音で臨場感がすごいですよ。個人的には+1〜+2くらいがちょうどよかったですね。

空間オーディオは、映画館のような臨場感を付与する設定のことです。通常のPerLはこの機能は使えません。

映画やゲーム中に使えば、ド迫力のサウンドを体感できるようになります。

さらにイコライザーで設定もできる

ここからさらにProEQで細かな音の調整ができます。

※こちらはPerL Proのみの機能です。

設定できる項目は5バンドで、±6dBでの調整が可能です。その調整幅が0.1刻みなので、超細かく設定できます。

音の変化もかなり自然で、極端な波形にしなければ音も破綻しないので、好みの音にも仕上げやすいと思います。

音質がとにかくスゴイ

すごいのはパーソナライズ機能だけではありません。PerL Proに関しては実際にその音質も凄まじいです。

ボクも音質だけで評価したワイヤレスイヤホンランキングというものを作っているのですが、ベースモデルとなったNuraTrue Proの発売当初にアップした2023年初頭のランキングでは1位として紹介。

2023年後半にアップしたランキングだと2位、2ヶ月前にアップしたランキングでも6位として紹介しましたが、ぶっちゃけ4〜6位はほぼ同率。発売からしばらく経った今でもそれほど評価しています。

音の特徴はこちらの通りです。

音の特長

4.8

高音

4.8

中音

4.9

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
設定次第
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音
高音

一番特徴的なのは音場の広さ。とんでもない広さで、もはや空間表現力がヘッドホン。これ以上に音場が広いワイヤレスイヤホンは聴いたことがありません。

音の傾向はニュートラルでありつつもリスニングライクな音作り。パーソナライズのおかげで欲しい音を欲しいがままにくれる音作りです。音質特化系のなかではめずらしい「万人にとって良い音」を体現したかのような音作りですね。

高音は伸びがよくてクセのない高音で、ワイヤレス特有のザラつき感が全然なく、情報量たっぷりで緻密に鳴らしてくれます。

中音は情報量たっぷりで厚みのある音で、解像度感も高くギターやピアノなどの同帯域の音もしっかり分離されていますね。

低音はライブさながらの重低音!コレほど臨場感があるのに、低音が多すぎると感じさせないこのチューニングが最高。解像度よりは臨場感や迫力重視という印象です。

苦手なジャンルもなく、ロックやポップス、ヒップホップやEDM、なんだったらジャズから大編成のオーケストラまでなんでもこなせます。

実際にPerL Proを使った人のレビューで「デメリットは有線を使わなくなってしまうこと」と見たことがあったんですけど、その気持ちめっちゃわかるんですよ。オーディオマニアでもPerL Pro一台で満足できてしまうような実力があります。

今でこそPerL Proと同じクオリティを出せるワイヤレスイヤホンが出てきましたけど、この音場の広さとダイナミックでバランスの良いサウンドは他社でも追従できないほどだと思います。

ただ、伝えた通りパーソナライズ前提の音作りなので、必ずパーソナライズをONにした状態で試聴しましょう。

PerLの音質

下位モデルのPerLに関しても、現在の実売価格だと2万台前半といったところですが、その価格帯のなかではとても音質は良い方なんですよね。

音の特長

4.5

高音

4.5

中音

4.6

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
設定次第
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音
高音

こちらもPerL Proと音の傾向はほとんど同じなので、細かな評価は割愛しますが、PerL Pro同様に広大な音場で臨場感のあるサウンドが特徴です。

ただ、PerL Proの方がさらに抜け感が良くて、全体的に解像度が高く、低域から高域までさらにレンジも広がったような感じですね。

PerLはPerL Proの弟分というか、ミニPerL Pro的な音です。

定価の29700円だと正直割高感があってあまり高く評価していなかったのですが、最近の値下がりして2万円前半くらいで買えるようになっていますね。この価格だとふつうにアリだと思います。

音質だけでなく高い機能性

PerL Proは音質だけでなく機能性の高さも特徴です。

スペックはこちらの通りです。

項目PerL ProPerL
ドライバーサイズ10 mm
3レイヤーチタニウムダイナミックドライバー
10 mm低歪みダイナミックドライバー
再生周波数範囲20 Hz–40 kHz20 Hz–20 kHz
ノイズキャンセリング適応型ハイブリッドノイズキャンセリングハイブリッドノイズキャンセリング
外音取り込み◯◯
Bluetooth バージョン5.35.0
Bluetooth コーデックaptX Lossless, aptX Adaptive, aptX, AAC, SBCaptX, AAC, SBC
バッテリー本体:8時間/ケース:24時間
ワイヤレス充電対応
本体:6時間/ケース:18時間
急速充電(イヤフォン)本体:5 分間の充電で 1 時間再生
ケース:1時間
本体:10 分間の充電で 1 時間再生
ケース:2時間
マルチポイント◯–
内蔵マイク左右各 4 個(1 個の骨伝導マイクを含む)左右各 2 個
aptX Voice〇–
イマージョンモード
(低音調整機能)
〇〇
空間オーディオ〇–
専用アプリ〇〇
価格51,480円29,700 円

音質の良さだけでもスゴイのに、再生時間も長く、マルチポイントやワイヤレス充電にも対応。

ノイズキャンセリングや外音取り込み機能も搭載し、通話性能にも優れているなど機能性にも優れているのもポイントです。

PerLとPerL Proのスペックを見比べてみると、やはり全体的にPerL Proの方が実力は上です。

DENON PerL Proのここがイマイチ

装着感は人を選ぶ

正円型の大きなハウジングが特徴ですが、この大きな筐体のせいで耳に合わないという方も一定数いるようです。ユーザーレビューを見ていると耳にフィットしないという方がチラホラいました。

ちなみにボク自身はピッタリフィットするみたいで、装着感に関しては不満に思ったことはないですね。

一応、付属でイヤーフィンがついているので、耳の淵に引っ掛けることで脱落を防ぐこともできます。

ノイズキャンセリングや外音取り込みは並

ノイズキャンセリングや外音取り込み機能は搭載していますが、3〜4万クラスの機能性重視のワイヤレスイヤホンと比べると性能はイマイチ。

ノイズキャンセリングは音楽を聴いていれば電車の走行音などは気にならないレベルまで遮音してくれますが、外音取り込み機能はややこもり気味。

イヤホンをつけた状態で音楽を止めていても、相手の声が聞こえにくいことがあるので、ながら聴き用途で使いたいと考えている方にはおすすめできません。

価格が高い

一番ネックなのは価格でしょうか。定価だとPerL Proは51,480円、PerLは29,700円とかなり高め。

最近でこそ4万〜5万クラスのワイヤレスイヤホンが増えてきましたけど、発売当時は5万円クラスのワイヤレスイヤホンはPerL Proとあともう1メーカーくらいしかありませんでした。

それでも購入される方が続出するほど魅力的な音質ですし、ボクも5万という価格を払ってでもぜひ聴いてほしいと思えたイヤホンです。

こんな人におすすめ

PerL Proはこんな人におすすめ
  • 予算は問わず音質がとにかく良いワイヤレスイヤホンを探している
  • 音質にはめちゃくちゃこだわるけど、機能性も欲しい
  • 広大でダイナミックなサウンドが好み
  • 映画からゲーム、音楽までさまざまなジャンルを聴くことが多い
PerLはこんな人におすすめ
  • 2万円台で音質に特化したワイヤレスイヤホンが欲しい
  • 広大でダイナミックなサウンドが好み
  • 予算を抑えてPerL Proのエッセンスを体感してみたい方

技術の進歩によって市場の変化が早いワイヤレスイヤホンですが、そんな中でPerLシリーズは発売から1年経っても十分対抗できるほどの実力をもつイヤホンだと思います。

やはり、MASIMO AATによる自動パーソナライズ機能と超広大な音場によって、他社では真似できないような音を作り上げているからこそなんでしょうね。

後継モデルは予定があるのかは聞いていませんが、某イヤホンのようにケースにドングル内蔵でiPhoneでもハイレゾ相当で聴けたり、ノイズキャンセリングや外音取り込み性能が向上していたりしたらいいですね。

あとはMASIMO AATを採用したヘッドホンモデルの登場なんかも期待しています。

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