こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
完全ワイヤレスイヤホンってポケットサイズで持ち運びやすく便利ですよね。ただ、この小ささがゆえに家の中で紛失しがち…。
いざ、出勤しようと思ってイヤホンを探してもなかなか見つからず、遅刻しそうになるので諦めることはありませんか?
僕はあります。100回くらい…。
そんな方におすすめのイヤホン、Belkin『SOUNDFORM Freedom』が2020年6月に発売されました。
こちらのイヤホンはサードパーティ製で初めてiPhoneの『探す』アプリに対応した完全ワイヤレスイヤホンなのですよ。
SOUNDFORM FreedomはAirPodsと違い、”イヤホン本体”ではなく”充電ケース”を探すことができます。
イヤホンを丸ごと失くしがちな人にとっては大変便利な最新機能が備わった完全ワイヤレスイヤホンです。
そう、「本体」ではなく「ケースごと」失くすことが多いのですよ…。
ちなみにBelkin(ベルキン)はApple向けのアクセサリーを中心に販売するメーカーで、最近ではMagsafe対応の3in1ワイヤレス充電器で話題になりました。
Apple製品との親和性の高い製品を提供しつづけてきたBelkinだからこそできるAppleユーザーに寄り添った機能を備えていますね。
ということで今回はBelkinの『SOUNDFORM Freedom』をメーカー様より提供いただいたので、実機を使ってレビューをしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
総合評価
3.8/5
SOUNDFORM Freedom
- 充電ケースを『探す』ことができる
- ワイヤレス充電が便利
- 動画を見たときの遅延が少ない
- AACに対応していない
- 高域にすこしザラつきを感じる
- 本体は『探す』に対応していない
3.2
高音
3.6
中音
3,6
低音
3,5
コスパ
3.8
装着感
4.5
利便性
Bluetooth/ チップ | 5.2 | 最大再生時間 | 本体8時間/ ケース込み36時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 7mm 2層ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | – | 防水 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 〇g/〇g |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
1万円以下のおすすめ完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方は以下の記事をご覧ください。
SOUNDFORM Freedom 概要
- 世界初、サードパーティ製でiPhoneの「探す」に対応した完全ワイヤレスイヤホン
- PEEK+TPUの二層構造のドライバーを搭載
- 本体8時間/ケース込み36時間の再生時間
- ワイヤレス充電に対応
- IPX5相当の耐汗、耐水性
SOUNDFORM Freedomの大きな特徴はやはりiPhoneの『探す』アプリに対応しているという点。
Appleのイヤホン以外で『探す』に対応した世界初のイヤホンなので、家の中や外出先でものを無くしがちな方にはとても便利な機能となりうるでしょう。
それ以外の機能は標準的な完全ワイヤレスイヤホンと同程度といったところですね。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色です。
今回はレビュー用にホワイトをお送りいただきました。
SOUNDFORM Freedom 外観・付属品
それではSOUNDFORM Freedomを早速開封していきましょう。
パッケージ
SOUNDFORM™ Freedomの外箱は中身を見なくてもスマートデバイスだと分かるようなガジェット感溢れるデザイン。
開封してみると内側はライトグリーンで彩られ、そこに包装された充電ケースが入っています。
付属品一覧は以下をご覧ください。
- イヤーピース(シリコン製)3ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
イヤーピースはシリコン製のものが本体装着分を含め3ペア付属。開口部が平面になっており、傘が少し硬めのイヤーピース。
質としては特に悪くはない印象です。
充電用のケーブルは短めのType Cケーブルが付属します。
ロゴなどは入っておらず汎用品になりますね。
充電ケース・本体
SOUNDFORM™ Freedomの充電ケースは角が取れた正方形型のデザイン。
底面にかけてスリムになっていく台形型の充電ケースになります。
手のひらサイズかつ奥行きも薄めのデザインで、バッグやズボンのポケットに入れてもかさばりにくい印象です。
AirPods Proと比べると横幅、厚みも含めサイズ感は若干大きめ。
まあAirPods Proがコンパクトすぎるだけなので、これくらいの大きさでも特に不便なく持ち運びができますね。
充電端子はUSB Type Cに対応。その隣にはリセット用のボタンが備わっています。
さらにワイヤレス充電にも対応しています。
ワイヤレス充電の便利さを一度覚えると有線での充電がめんどくさく感じるのでご注意ください。マジで便利です。
再生時間は本体のみで8時間、ケース込みで36時間と他の完全ワイヤレスイヤホンと比べたら長めのバッテリー性能。
業務中に一日中着けて音楽を聴いていたとしてもバッテリーが切れる心配がありませんね!
イヤホン本体をチェックしてみると、本当にAirPods Proに似ていますね。黒いマイク部とかそっくり。
耳の挿入部はカナル型を採用しており、耳栓のように周りの音を遮音するような仕様になっています。
AirPods Proと実際に比較してみるとこんな感じ。ややポッチャリ系のAirPods Proって感じですね。
ドライバーはPEEK+TPUを使った二層構造のダイナミックドライバーを採用しています。
重厚な低域とクリアな中高域を生み出すとのことなので音質は期待してみましょう。
SOUNDFORM Freedomのノズル径は5.1mm、くびれ部は4.4mm、ノズル長は3.5mmと平均的なノズル径。
他社のイヤーピースを使う場合、イヤホン本体側には問題なく装着できますが、完全ワイヤレス向けの軸が短いイヤーピースを使わないと充電ケースに干渉する可能性がありますのでご注意ください。
SOUNDFORM™ Freedomの総重量は59.3g、本体片耳で5.3g、ケースのみは48.7gです
重さも他社の完全ワイヤレスイヤホンと比べても標準的な数値ですね。重たすぎず軽すぎずといったところ。
また、SOUNDFORM FreedomはIPX5相当の防水に対応しています。汗や雨に強く、大雨の中で使ったとしても壊れる心配が少ないので安心ですね。
SOUNDFORM Freedom ペアリング方法
SOUNDFORM Freedomの外観や付属品の紹介が終わったところで、実際にiPhoneに接続してみましょうか。
ペアリング方法
スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら
SOUNDFORM Freedomのペアリングはこちらで完了です。
また、SOUNDFORM™ Freedomはイヤホン本体どちらかを充電ケースに入れた状態にして、片耳のみ使うこともできます。
どちらかを充電ケースに収めれば、その瞬間にモノラルモードに移行し、片耳ながらも自然な音域で聴くことができます。
片耳で使えれば通話用のヘッドセットとして使ったり、YouTubeをラジオ感覚で聴くときなんかに便利ですよ。
SOUNDFORM™ Freedom レビュー
装着感|浅めで軽快な装着感
SOUNDFORM™ Freedomは耳の手前側でフィットするような若干浅めの装着感です。耳からの飛び出しも少なく、装着してみてもスマートな外観ですね。
ホワイトを選べば、パッと見だとAirPods Proと言われても分からないかも。ちなみに、イヤホン本体を装着すると音楽が自動で再生、耳から外すと音楽が停止する自動装着検出機能も備わっています。
個人的には右耳があまりフィットしていない印象でしたが、他社製のイヤーピースを使えば解消されました。
ちなみに使用したイヤーピースはSpinFitのCP360というイヤーピース。
高品質のシリコンを採用しており、長時間装着していても耳が痒くなりにくく、耳の奥までグッと挿入できるようになるので装着感も安定しますよ。
装着感 | (3.5) |
音質|気になる点がチラホラ
SOUNDFORM™ Freedomの音質はメリハリ感のあるサウンドで、迫力と締まり感のある低音と、艶やかで余韻感のあるボーカルラインが特徴です。
AirPodsのようにBGM感覚でさらっと聴かせるタイプではなく、ポップスやロックをノリよく聴かせるようなイヤホンですね、
ただ、個人的に気になったのですが、中高域のピークラインが楽曲によってザラつくような音になってしまいます。
高音質コーデック『AAC』に対応しておらず、SBCでの伝送時の情報量が足りないのかと考えられましたが、他のスマートフォンで『aptX』で接続しても同様の音のザラつきが見られました。
以上よりハイトーン系のボーカルやキラキラとした電子音系のサウンドはあまり得意ではないように感じました。
高音 | (3.2) |
中音 | (3.6) |
低音 | (3.6) |
こちらも参考にしてね!
操作について
SOUNDFORM™ Freedomの操作はタッチパネルで行います。
操作方法一覧は以下をご覧ください。
▽音楽再生
- 再生/停止 → L or R側を2回タップ
- 曲送り → R側を3回タップ
- 曲戻し → L側を3回タップ
- 音量を上げる → R側を1回タップ
- 音量を下げる → L側を1回タップ
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を2回タップ
- 着信拒否 → L or R側を2秒間長押し
- 通話終了 → L or R側を2回タップ
▽その他
- 手動でペアリングモード → L側とR側を同時に3秒間長押し
- 音声アシスタント → L側 or R側を2秒間タップ
- リセット → 充電ケース裏のボタンを10秒間長押し
基本的に本体のみで再生/停止・音量操作・選曲まであらゆる操作が行えます。
タッチセンサーの感度もほどよく、操作性は良好ですね。
『探す』アプリで『充電ケース』を探せる
SOUNDFORM Freedomの1番の特徴がk、やはりAppleの『探す』アプリに対応しているという点。
AirPodsシリーズ以外で『探す』アプリに対応しているイヤホンは他社製だとSOUNDFORM Freedomが世界初なんですよ。
SOUNDFORM Freedomを『探す』アプリに反映する方法は以下をご覧ください。スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら!
3回押すと「ピー」というビープ音が鳴ります。
好みのアイコンや名前を選択することができます。
こちらで『探す』アプリの設定が完了し、iPhoneやMacbookからSOUNDFORM Freedomの位置を確認したり、充電ケースから音を鳴らして場所を知らせることもできます。
こちらの探す機能はAirPodsとは違い『イヤホン本体』ではなく『充電ケース』を探せるのですが、「本体は探されへんのかーい!」とレビュワーの間でも賛否両論のようですね。
ただ、個人的には充電ケースを探せる方がめちゃめちゃありがたいのですよ。
僕は家の中でAirPods Proをよく紛失するのですが、本体が充電ケースの中に入っていると『探す』機能を使って音を鳴らすことができないんですよ。
で、結局出勤時間に間に合わず、AirPods Proなしで出社してしまうことが何度かありました。
本体のみを失くすことはあまりなく、『充電ケースごと』失くしてしまうんですよね。
SOUNDFORM Freedomは『探す』アプリを使えば、充電ケースから音を鳴らすことができるので、いざ家の中で紛失したとしても見つけやすくなります。
実際に音を鳴らすとこんな感じです。
割と大きめのビープ音が鳴ってくれるので、すぐに見つけることができます。
できれば本体も探せる方が良いですが、AirPodsにはない『充電ケースごと』探せるという機能は本当に便利ですね。
AirPodsもいつか充電ケースを探せるようになることを祈ります。
通話品質|少し感度は弱いけど雑音は拾いにくい
SOUNDFORM Freedomの通話品質は少し感度が低く音量が小さめですが、ノイズは拾いにくくクリアな音声を伝えくれます。
マイク音声も録音してみましたので、以下の音声もチェックしてみてください。
マイクの音量さえ配慮すればテレワークや友達との通話用とでも不自由なく使えるかと思います。
通話品質 | (4.5) |
こちらも参考にしてね!
関連記事:【テレワークにおすすめ!】通話品質の高い完全ワイヤレスイヤホン|マイク性能で選ぶならこれ!
音の遅延|非常に少ない
SOUNDFORM™ Freedomで動画を見てみると、遅延が驚くほど少ないですね。
映画やアニメを見ても映像と音声のズレがほとんどなく、普通に楽しむことができます。
Bluetooth5.2を採用したモデルはゲームモードなしでも遅延が少ないのでありがたいですね。
遅延の少なさ | (4.8) |
SOUNDFORM™ Freedom まとめ
SOUNDFORM™ Freedomをまとめると以下のとおりです。
総合評価
3.8/5
SOUNDFORM Freedom
- 充電ケースを『探す』ことができる
- ワイヤレス充電が便利
- 動画を見たときの遅延が少ない
- AACに対応していない
- 中高域のピークラインにザラつきを感じる
- 本体は『探す』に対応していない
3.2
高音
3.6
中音
3,6
低音
3,5
コスパ
3.8
装着感
4.5
利便性
Bluetooth/ チップ | 5.2 | 最大再生時間 | 本体8時間/ ケース込み36時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 7mm 2層ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | – | 防水 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 〇g/〇g |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
家の中でイヤホンをなくしがちな方におすすめ
- iPhoneユーザー
- 家の中でイヤホンをなくすことが多い
- 音楽や動画鑑賞・通話などマルチで使うことが多い
※タブで切り替えができます
やはり『探す』アプリを使えるというのは便利ですね。
家の中でイヤホンがどこにいったかわからなくなったらアプリやSiriを呼び出してアラーム音を鳴らしてもらえば見つけることができるので、イヤホンを失くしがちな人にとっては大きな時短になります。
個人的にはイヤホン本体を失くすことはほとんど無いので、充電ケースからアラームを鳴らしたり、紛失場所を追跡できたりするのは非常に使いやすいと感じました。
AirPodsも充電ケースの『探す』アプリに対応してほしい!Belkinさん見習って!
以上!SOUNDFORM Freedomのレビューをお送りしました。
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