こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
今回はCreativeより、2万円台で買えるバイアンプ アクティブ2ウェイ設計の本格PCスピーカー「XF1」を紹介します。

この子、「オシャレ」で「ほどよい価格」で「なかなか良い音を鳴らす」系のスマートなスピーカー……だと思ってたんですけど違いました。
価格の割にはめちゃめちゃ本格的な音を鳴らすガチの音質特化型のスピーカーですわ。ボクの中で2〜3万円のPCスピーカーではおすすめNo.1になりました。
ざっくり特徴をまとめるとこちらの通り。
- 左右それぞれにアンプを積んだバイアンプのアクティブ2ウェイ
- 合計72W RMS、再生周波数帯域は55Hz〜40kHz
- USB DACとして24bit/96kHzまで対応、有線・無線どちらもハイレゾ認証
- Bluetooth 6.0+LDAC対応
- アプリで10バンドのパラメトリックEQとプリセット120種類以上が使える
- サブウーファー出力を備えて2.1chに拡張できる
- 価格は26,800円(税込)
バイアンプ2ウェイを採用しているのもすごいですけど、出力も高く、USB-C接続もできて、無線でもLDACが使えて、アプリでEQ設定もできて、見た目もオシャレで、音も良くてと、まさに隙なしの仕様になっています。
Creative相変わらずPCスピーカーめちゃめちゃ強いね。
今回はCreativeさんより紹介用に提供いただいたので、実際にどれくらいの実力があるのか検証していきましょう。ぜひ、最後までご覧ください。
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Creative XF1 外観・付属品
まずは外観をチェックしていきましょう。
付属品

- 着脱式コルクスタンド
- USB A to Cケーブル(約1.5m)
- 専用4ピン スピーカー間接続ケーブル(約2m)
- 電源アダプター
- クイックスタートガイド
目を引くのがコルク製のスタンド。左右それぞれに付属していて、本体の下に噛ませると少し斜め上を向く角度になります。

この価格帯のスピーカーだとインシュレーターすら別売りということも多いので、最初から角度まで込みで用意されているのはありがたい。
ただ、3.5mmのオーディオケーブルは付属していないので、AUXで繋ぎたい方は別途用意する必要があります。
本体
XF1の本体はこちら。

マットな配色で無駄な装飾は一切省いたミニマルなデザイン。最近この手のミニマルデザインのPCスピーカー人気だよね。

ユニットは3インチのウーファーと0.75インチのツイーターの2ウェイ構成。これを左右それぞれ独立したアンプで駆動するバイアンプになっています。

横幅が10cmを切っているので、モニターの左右に置いてもデスクの上を圧迫せず、省スペースで設置できます。

右側の前面にはボリュームノブ兼マルチファンクションボタンを搭載。

ミニマル系のスピーカーは見た目をゴテゴテとさせないために、背面側に電源やボリュームスイッチを設置することが多いのですが、XF1はミニマルなデザインに溶け込むようなオシャレなボリュームノブを設置してくれています。
見た目も利便性も両立できている点が超好印象でした。
PC側で音量調整ができるとは言え、やはりアナログで操作できるノブがあった方が便利よ。
背面にはUSB Type-C、AUX入力(3.5mm)、サブウーファー出力(3.5mm)、スピーカー間の接続端子、電源入力が並んでいます。

USB Type-CはUSB DACとして機能するので、パソコンとはケーブル1本で繋がります。DACを別で用意しなくていいのはラクですね。

逆にRCA入力やXLRバランス入力などはないので、オーディオインターフェイスやUSB-DACを経由して使うよりも、USB-C直結での使用がメインになるかとは思います。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開です。どちらの色味もおしゃれ!


Creative XF1 スペック
Creative XF1のスペックはこちら!
| 項目 | Creative XF1 |
|---|---|
| 形式 | アクティブ2ウェイ バイアンプ構成 |
| ドライバー | 3インチ ウーファー×2 0.75インチ ツイーター×2 |
| 出力(RMS) | 合計72W ウーファー:26W×2 ツイーター:10W×2 |
| 周波数特性 | 55Hz〜40kHz |
| S/N比 | 85dB以上 |
| Bluetooth | 6.0(A2DP/AVRCP) |
| 対応コーデック | LDAC、AAC、SBC |
| USB DAC | 最大24bit/96kHz |
| 入力端子 | USB Type-C AUX(3.5mm) |
| 出力端子 | サブウーファー出力 (3.5mm モノラル) |
| ハイレゾ認証 | 有線・無線ともに取得 |
| アプリ | Creative Nexus ※10バンドパラメトリックEQ/プリセット120種類以上 |
| 外形寸法(1台) | 99.7 × 155 × 191 mm |
| 重量 | 約1.29kg(左) 約1.36kg(右) |
| カラー | ブラック/ホワイト |
| 価格(税込) | 26,800円 |
Creative XF1 レビュー
音質について
それでは本題の音質についてですが、デザイン性の高さに関係なく2万円台のPCスピーカーとしてはかなり良い方だと思います。
感覚的な話ですが、この前レビューしたこの手のスピーカーの1.5倍くらいの音質の良さがあります。
見た目と音質を両立したい方にはかなりおすすめですよ。

今回はUSB DAC接続で検証しました。イコライザーは触らずデフォルトのまま、コルクスタンドを装着した状態が基準です。
音の傾向
音の傾向はメリハリ感を効かせたW字型っぽいバランス。低域・中域・高域の要所を持ち上げてパワフルに聴かせるタイプのように感じました。
音のボヤけ感が少なく、全ての音がタイトに鳴るため、一音一音の分離感がとても高く、イヤホンやヘッドホンで聴くよりも音が団子になりがちなPCスピーカーでも、まるでモニタースピーカーのように各パートの聴き分けができます。
かといってモニタースピーカーのような硬さもなくて、ほどよく迫力や余韻が加えられたリスニングサウンドになっています。
しかも各帯域のレスポンスもめちゃめちゃ速いので、音数が多くてガチャっとしたPOPSでもモタつき感が全然なく、スパッとスナップ感良く鳴らせてます。
それだけでなくこのサイズからは想像できないくらいレンジが広く、高域側から低域側までしっかり音を広く伸ばせています。
音場・定位
音場はこのサイズ感からは考えられないような広がりがあります。同じサイズのスピーカーと比較してみて、XF1の音場の広さに驚きました。
低域に立体感があるおかげで、奥行きまでしっかり感じられる躍動感のある音になっています。ちゃんと迫力ありますよ。
それ以上に定位がモニタースピーカーかのように非常に定まっておりまして、ボーカルは「ディスプレイから鳴ってんじゃね?」って感じるくらいちゃんと真ん中で定位していますし、それ以外の音も左右に広がりつつ距離感や方向性もとても把握しやすいです。
この定位の良さが分離感の高さにも繋がっているのかと思います。
高域
高域は解像度がとても高く、粒立ち良く一音一音も把握しやすいです。
レスポンス良くスパッと鳴らすようなタイプですけど、クリアだけど尖っていないという表現がしっくりきます。
電子音系が得意かな?と思ってましたけど、意外とアコギやストリングスなどの繊細な音も自然にすぅーっと伸ばせています。サイズと価格にしてはかなり健闘している方だと思いますよ。
作業中に何時間も流しっぱなしにしていても耳が疲れにくいですし、かといって刺激の少ないゆるい音というわけでもないので、バランス良く高解像度サウンドを楽しめます。
中域
個人的に一番よかったのがここ。ボーカルが低域に埋もれず、ちゃんと分離したままハリのある歌声を聴かせてくれます。ボーカルの刺さり感も控えめ。
声の距離感も自然で、近すぎず遠すぎず。この価格のスピーカーでボーカルがここまでちゃんと分離してくれるとは思っていませんでした。
ボーカルをただ出すだけではなく、吐息から艶感まで再現できていて、楽曲に合わせてしっとりと実像感高く聴かせてくれます。
また、映画やドラマを観るときもセリフが聴き取りやすいので、映像コンテンツを観る用途でもおすすめです。
低域
サイズだけで判断すると心配にはなりますが、実際に鳴らすとこのサイズにしては十分出ます。
ベースラインの動きがちゃんと追えますし、バスドラムも輪郭を持って鳴ってくれます。量で押すのではなく、必要なぶんを締まった状態で出してくるタイトな低音ですね。
ただ、ヒップホップやEDMのサブベースのような一番下の帯域はさすがに厳しいです。ここは筐体のサイズ的にどうしようもないところ。
そこはサブウーファー出力が用意されているので、もし低音が足りないと感じた場合は追加できます。
まずは本体だけで使ってみて、物足りなくなったら足す。この順番で問題ないかと。
おすすめジャンル
おすすめジャンルですが、基本オールジャンルOKです。
バランスが良いのでどんなジャンルも卒なくこなすタイプですが、レスポンスがよくパワフルな音が特徴なので、ロックやポップスが特におすすめかな?とは感じました。
定位が良く解像度も高いのでモニタリングやゲーミング用途でも使えると思いますし、声も聞き取りやすいので動画鑑賞やポッドキャストの視聴にもおすすめです。
LDACで聴くと
Bluetooth 6.0でLDACに対応しているので、LDACに対応したスマホであれば圧縮率を抑えて、ワイヤレスでありつつも高音質で聴けます。
USB接続と聴き比べると、音場の広がりや細かい余韻の部分で差は出てきますね。音質にこだわるならUSB-C接続が良いかと思います。
パソコンを立ち上げずにスマホからサッと音楽を流したいときに便利です。BGM用途ならこれで何の不満もありません。
iPhoneの場合はAACでの接続になりますが、こちらも普通に良い音で鳴ってくれます。無理にLDACで使わなくてもいいくらい。
アプリでできること
XF1は「Creative Nexus」アプリに対応しています。ここがXF1のもう一つの強みだと思っています。

- 10バンドのパラメトリックEQ
→周波数・ゲイン・Q値・フィルタータイプまで調整可能 - EQプリセット120種類以上
→音楽・映画・ゲーム・ナイトモードなど用途別 - プリアンプ機能
→入力ゲインを0.1dB単位で微調整 - デスクトップモード
- 音量の微調整
- ファームウェア更新など
パラメトリックEQ
注目は10バンドのパラメトリックEQ。よくあるスライダーを上下させるだけのイコライザーではなく、周波数もQ値もフィルタータイプも自分でいじれます。

ここまで細かく触れるアプリが2万円台のスピーカーに付いてくるのはなかなかないですよ。
ポイントを選ぶと周波数・ゲイン・Q値・フィルタータイプの4つを個別に設定できます。ピーキングやシェルビングといったフィルターの種類まで選べるので、やろうと思えばかなり細かく詰められますね。

EQプリセット
プリセットも豊富に揃っています。120種類以上あるので、聴くジャンルに合わせて切り替えるだけでも十分楽しめます。

プリセットは音楽ジャンル別のものだけでなく、映画・ゲームといった用途別のものも用意されています。
試しに「映画」を選ぶと、セリフまわりの細かい音が少し前に出て、爆発音や地響きのような低い音も持ち上がります。動画を観るときはこれに切り替えるだけで印象がだいぶ変わりますね。
ボクはデフォルトの状態が一番好みでしたが、低域が欲しいときだけプリセットを切り替える使い方に落ち着きました。
プリアンプ機能
プリアンプの調整も可能です。

ボリュームノブって、1目盛り上げると大きすぎるけど下げると物足りない、という絶妙にハマらない場面があるんですよ。そこをこのプリアンプで詰められます。
EQで特定の帯域を持ち上げたときに全体の音量が上がりすぎてしまう、みたいなときの調整にも使えますね。
デスクトップモード
デスクトップでの再生に合わせて音を最適化してくれるモードも用意されています。

机の上という近い距離で聴く前提の補正なので、ニアフィールドで使うならオンにしておいて損はないかと。
逆に、テレビやリビングで少し離れて聴く場合は、オフにして比べてみると良いと思います。
気になった点
最後に気になった点をいくつか。
まずリモコンが付属していません。ボリュームノブが前面にあるので手が届く距離なら問題ないのですが、テレビに繋いで少し離れた場所から使いたい場合は不便に感じると思います。
次に光デジタル入力やHDMIがないこと。あくまでデスクトップ向けに絞った端子構成なので、テレビ周りで使いたい方は他を当たったほうがいいですね。
あとは3.5mmのオーディオケーブルが付属していない点。USBで繋ぐなら問題ないですが、AUXで使う予定の方は別途用意が必要です。
とはいえ、どれもデスクで使う前提なら困らないものばかり。用途をデスクトップに絞り込んだからこの価格でこの音が出せている、とも言えます。
まとめ
Creative XF1はこんな人におすすめ
- PCスピーカーを一段上の音のものに買い替えたい
- DACを別で買わずに配線をスッキリさせたい
- デスクが狭いけど音は妥協したくない
- イコライザーを自分で細かく調整したい
Creative XF1は、個人的には2万円台のデスクトップスピーカーだとイチオシできるモデルだと感じました。
デザイン良し、音良し、サイズもコンパクト、操作も良好、アプリでのカスタマイズ性も高い。2万円台としては完璧な性能を持っているかと思います。
正直オシャレ系の二番煎じ的なスピーカーだと思いましたが、箱を開けてみれば素晴らしいスピーカーだと感じました。
予算が2万円台までOKな方は、ぜひXF1を選んでみてほしいです。
以上! Creative XF1のレビューをお送りしました。
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