こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
新製品が出るたびに初回は売り切れになる凛として時雨のドラマー「ピエール中野氏」監修のワイヤレスイヤホン「ピヤホン」ですが、ついに1万円以下で買えるコスパモデルが登場しました。
それが今回紹介する「ピヤホン9」です。

主な特徴はこちら
- ピエール中野氏がゼロから再構築したサウンドチューニング
- 指先一つで切り替えられる3つのサウンドモード
- LDAC / ハイレゾワイヤレスに対応
- ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング搭載
- 本体最大約9.5時間、ケース込みで最大約41.5時間の再生が可能
- 10分の充電で最大90分の急速充電にも対応
- ワイヤレス充電対応
- マルチポイント対応
- 価格は9,980円
1万円以下でピヤホンシリーズを購入できることだけでもすごいのに、そこからLDAC、ノイズキャンセリング、マルチポイント、ワイヤレス充電と全部入りという充実っぷり。
ベースとなったモデルに「TE-U1」というイヤホンがあるのですが、そちらと比べてピエール中野氏のオリジナルチューニングやデザイン、オリジナル付属品が加わっただけでなく、LDAC / ハイレゾに対応したという明確違いがあります。3つのサウンドモードについてもピエール中野氏オリジナルのチューニングになっていますね。
今回は販売元のプレシードジャパン様より紹介用に提供いただいたので、ピヤホン8と比べながらどれほどの実力か検証していきましょう。
YouTube版はこちら
ピヤホン9(TE-U1-PNK) 外観・付属品
それではピヤホン9(TE-U1-PNK)の外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
ピヤホン9のパッケージはこちら。シボ加工のシックなデザインで、1万円以下という価格でありつつもめちゃめちゃ高級感のあるパッケージになっています。

開封するとこんな感じ。

「毎日に、良い音というご褒美を!」

このパッケージ裏のキャッチコピー、毎回変わるから、見るのが楽しくなる。
付属品

- イヤーピース:S/M/L 3サイズ各1ペア
- USB Type-Cケーブル1本
- ユーザーマニュアル QRカード
- 製品保証登録カード
- PNKオリジナルカラビナ付き
- セミハードケース
イヤーピースは軸が短めでありつつも、傘部はしっかり厚みがありますね。

今回もカラビナ付きハードケースが付属していますが、黒ロゴのバイブスくんになっていますね。毎回微妙にデザインが違う。

充電ケースに傷をつける心配がなく、安心して持ち運びができます、これ地味に便利なんですよ。意外とケースも付属してくれる完全ワイヤレスイヤホンって少ないですよね。
充電ケース・本体
充電ケースはこちら。エントリーモデルらしいシンプルなデザインに、ゴールドの「PNK」をワンポイントで印字することで、ほど良い高級感を演出できています。

上位モデルのピヤホン8と比較するとこんな感じ。サイズはとてもコンパクトになりましたね。

本体幅も薄く、ズボンポケットに入れても嵩張りません。

充電端子はUSB Type Cに対応。

そして、1万円以下という価格でありつつ、ワイヤレス充電にも対応しています。これは嬉しい。

ワイヤレス充電は充電したつもりがなくても、いつでも満充電になっているような感覚で使えるので本当に便利なんですよね。
充電ケースは前面からパカっと大きく開くタイプになっていますね。

今回は充電ケース開口部の中央にバイブス君がいます。

本体の持ち手部分を広く確保されているので、ピヤホン8と比べるとかなり取り出しやすくなりました。

本体がこちら。ピヤホンシリーズ初のショートスティック型を採用ですよ。

ゴールドで縁取られているおかげで、価格にしては高級感のあるデザインになっています。c
側面から見るとこんな感じ。

内側はこんな感じ。このアングルから見ると価格なりのイヤホンって感じがする。

ノズルは短めで楕円形型。ケースの収納部も狭いので、他社のイヤーピースを使用する場合は、かなり軸が短めのタイプを選ぶを必要がありそうです。

最後に重さですが、総重量は37.9g、本体片耳の重量は4.4gです。


めちゃめちゃ軽め。
スペック比較
| 製品名 | ピヤホン9 | TE-U1 | ピヤホン8(TE-W1-PNK) |
| ドライバー | 10mmダイナミックドライバー | 10mmダイナミックドライバー | 2ドライバー コアキシャル3Dシステム (10mmDD+6mmDD) |
| Bluetooth | 5.3 | 5.3 | 5.3 |
| コーデック | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC | SBC,AAC,LDAC |
| 再生時間 | 本体:約9.5時間 ケース込 約41.5時間 | 本体:約9.5時間 ケース込 約41.5時間 | 本体:16時間 ケース込:50時間 |
| 充電端子 | Type C ワイヤレス充電 | Type C ワイヤレス充電 | Type C ワイヤレス充電 |
| 防水 | IPX4相当 ※イヤホン本体のみ | IPX4相当 ※イヤホン本体のみ | IPX4相当 ※イヤホン本体のみ |
| 自動装着検出 | – | – | ◯ |
| 低遅延モード | – | – | ◯ |
| ノイズキャンセリング | ハイブリッドアクティブ ノイズキャンセリング | ハイブリッドアクティブ ノイズキャンセリング | アダプティブハイブリッド ノイズキャンセリング |
| サウンドモード | 3つのサウンドモード Music / Vocal / Groove | 3つのサウンドモード Music / Movie / Live | 3Dスペーシアルモード |
| 外音取り込み | ◯ | ◯ | ◯ |
| マルチポイント | ◯ | ◯ | ◯ |
| 価格 | 9,980円 | 6,980円 | 19,800円 |
ピヤホン9(TE-U1-PNK) レビュー
装着感|圧迫感が少ない軽快な装着感
まず装着感についてですが、ピヤホン8とは異なり圧迫感の少ない軽快な装着感のように感じました。
実際に装着してみるとこんな感じ。ぱっと見は普通に1万円以上してそうなデザイン。

前から見ても飛び出し感は少なめ。

ピヤホン8のようなガッシリ感は無くなりましたが、長時間装着していても耳が痛くなりにくいのが良いですね。
| 装着感 | (4.8) |
音質|エントリーでもちゃんとピヤホンサウンド
ピヤホン9の音質ですが、さすがにピヤホン8と同等レベルとまではいかないですが、1万円以下でもちゃんとピヤホンシリーズのエッセンスを感じられるロックなサウンドのように感じましたね。
音の特徴は次のとおりです。
4.0
高音
4.0
中音
4.0
低音
音の傾向
音の傾向は従来のピヤホンシリーズらしくメリハリ感の効いたサウンドですが、ピヤホン8と比べるとメリハリ感は控えめな弱ドンシャリ型のサウンドという印象でしょうか。
今までのピヤホンシリーズの中でもクセの少ないバランス型のサウンドのように感じましたね。
音場
音場の広さはおおよそ普通程度。ピヤホン8で感じられた奥行感や立体感は控えめで、音が全体的に迫ってくるかのように鳴らします。
定位感は価格にしては良好で、ドラムまわりの音の距離感や立体感は特に分かりやすいです。
高域
高域は今までのピヤホンシリーズと比較するとややまろやか。同価格帯のワイヤレスイヤホンと比べるとやや煌びやかといったバランスでしょうか。
キツさや不快な刺さり感はなく、ほどよく強調されたレスポンスの良い高域を楽しめます。
シンバルやハイハットはさすがのチューニングの巧さ。ベースモデルのまろやかな音の中でもハイハットは独立して粒立ちよく聴こえ、シンバルはキレのある炸裂音で気持ちよく鳴らしますね。
低域
低域は今までのピヤホンシリーズと比べると迫力や躍動感はやや控えめではありますが、タムやバスドラムは同価格帯のTWSの中でも特に表現力が高め。
言語化が難しいのですが、単純に迫力がある!とかそういう感じではなく、バスドラムやタム、スネアの音を担う周波数帯を巻き込むのがめちゃめちゃ巧いんですよね。
それぞれの楽器の音の芯の部分から、空気の震えまで余すことなく拾い上げる絶妙なチューニングになっているのですよ。ドラマー兼イヤホンマニアのチューニングはパネェです。とにかくドラムの音全域が心地良いです。
中域
弱ドンシャリ型ではありますが、中音域は引っ込むこともなく、ほどよくハリとキレのある音。
ボーカルラインも中低域側に埋もれないバランスになっており、聴き取りやすいバランスになっています。
エレキギターの音にも厚みがあって、ロックでも重厚な音を再現できます。
おすすめジャンル
おすすめのジャンルはロックですね。ただピヤホン7や8ほどロックには偏っておらず、バランスの良い音ではあるので、繊細なクラシックや弾き語りでもない限りはどんなジャンルでも卒なくこなせますね。
3つのサウンドモードを搭載
ピヤホン9は楽曲やその日の気分によって切り替え可能な、ピエール中野氏チューニングによる3つのサウンドモードを搭載しています。
それぞれの音の特徴は次のとおり。
- 【Music Mode】
→バスドラの迫力、うねるようなベース、ギターのエッジ感、シンバルの広がりなど、楽器の持つ魅力を引き出すチューニング - 【Vocal Mode】
→ボーカルにスポットを当て、アーティストの歌声や息遣いをより近くで感じられるようなチューニング - 【Groove Mode】
→Music Modeの楽器の表現力はそのままに、低音域の迫力を増し、ライブのような臨場感と躍動感を楽しめるチューニング
公式の説明としてはこんな感じ。
やはりMusic Modeが一番好みではありましたが、ボーカルを中心に聴きたい時や音声コンテンツをメインで聴くときはVocal Mode、とにかくゴリッゴリにロックやエレクトロを聴きたい時はGroove Modeに変えても良いと思います。
ノイズキャンセリング|やや弱め
ノイズキャンセリング性能については、わりとマイルド傾向ですかねー。
電車の走行音のような低域側から響くようなロードノイズはある程度カットできていますが、中〜高域側はわりと残っているように感じますかね。
カフェで使ってみましたが、音楽を聴いていても人の声や食器が当たる音がわりと耳入ってきますね。
ピヤホン8と比べてみましたが、明らかにピヤホン8の方が遮音性が高く感じました。ピヤホン7よりも下くらい。
ただ、ノーマルモードと比較すると確実に効いているのはわかります。
期待しすぎは良くないですが、ある程度は実用的には使えるノイズキャンセリングって感じでした。
ノイズキャンセリングONによる音質の変化も少なめで、常時ONでも音質を気にすることなく使えますね。
| ノイズキャンセリング | (3.5) |
外音取り込み|ピヤホン8より自然
反面、外音取り込み機能は、上位モデルのピヤホン8よりも自然に集音できているように感じました。
イヤホンをつけた状態でも音楽さえ止めていれば会話ができるレベルで、なかなか実用的。
ただ、マイク感は少しあったり自分の声は若干モゴモゴとした感覚はあるので、ながら聴き用途で使うには難しいかな?という印象です。
会社の人や家族とちょっとだけ会話をしたり、コンビニでお会計をしたりと、ワンポイントで実用的に使えそうな外音取り込みという印象でした。
| 外音取り込み | (4.0) |
操作性について
ピヤホン8の操作性についてですが、ピヤホン8と比べるとタッチポイントが分かりやすく、直感的に操作もしやすいように感じました。
操作方法一覧は次のとおりです。
| 項目 | 操作方法(デフォルト) |
|---|---|
| 再生/停止 | L or R側を1回タップ |
| 曲送り | R側を2回タップ |
| 曲戻し | R側を3回タップ |
| 音量を上げる | L側を3回タップ |
| 音量を下げる | L側を2回タップ |
| ノイズキャンセリング・外音取り込みの切り替え | L側を長押し |
| サウンドモードの変更 | R側を長押し |
| ペアリングモードへの移行 | R側を4.5秒長押し |
操作方法自体には不満なく使えましたが、問題はアプリ非対応という点……。
アプリ|非対応……
続いてアプリについてですが、残念ながら非対応となります……。なんでや。
1万円以下に収めるためのコストカット対策ではあると思うのですが、同価格帯のイヤホンでもほとんどがアプリに対応しているので、この点はマイナスポイント。
イコライザーはピエール中野さんのチューニングと3つのサウンドモードのおかげで、そこまで必要性は感じませんが、操作面ではANC↔︎外音取込切り替え時に「OFF」を挟むかどうかの設定もできなかったり、操作のカスタマイズができなかったりするので、やっぱり不便に感じました。
マルチポイントについて
ピヤホン9(TE-U1-PNK)には2台同時接続できるマルチポイントにも対応しています。
前作のピヤホン6だとLDACでの接続とマルチポイントを併用すると、かなり音が途切れやすかったのですが、ピヤホン9はマルチポイント時の接続安定性も向上していますね。
ただ、LDACとマルチポイントの併用は音途切れが激しくなることに変わりはないので注意。特に2台目のデバイスに切り替えた直後はかなりブチブチと途切れます。
外出先でも接続を安定させたい場合は2台目の接続をOFFにした方が良いでしょう。
通話品質|ふつう
マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!
ピヤホン8
ピヤホン9
ピヤホン8と比べるとちょっと音声がこもり気味ですかね。ピヤホン8の方が突き抜けるクリアさがあります。
シャカシャカとしたノイズは入りにくいですが、逆に音声も埋もれてしまってる感じがありますね。
マイク性能はそこまで高くないかなって感じで、普通に静かな環境であれば通話で使えるかなってぐらい。
| 通話品質 | (3.5) |
音の遅延|動画では気にならない
映像と音声のズレですが、動画サービスではほぼ遅延は気になりません。
YouTubeやプライムビデオで動画を見る分には全然問題なしですね。音質の良さも相まって、ライブ映像との相性は最高ですよ!
ただ、今回はゲームモードは搭載されていないので、ゲーム目的には不向きなように感じました。
ピヤホン9(TE-U1-PNK) まとめ
ピヤホン9(TE-U1-PNK)をまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.5/5
ピヤホン9(TE-U1-PNK)

- 1万円以下でもピヤホンシリーズの
エッセンスを感じられるサウンド - ドラムサウンドの再現力が
1万円以下としてはとても高い - 3つのサウンドモード搭載
- LDAC+ハイブリッドANC+マルチポイント
+ワイヤレス充電など全部入り - 圧迫感が少ない軽快な装着感
- 1万円以下でも所有欲を満たす
パッケージやデザイン - 付属のハードケースが便利
- アプリ非対応
- ゲームモード非搭載
- 外音モード切り替え時にノーマルモードを挟む
4.0
高音
4.0
中音
4.0
低音
4.8
装着感
3.5
ノイズキャンセリング
4.0
外音取り込み
3.5
マイク性能
4.0
利便性
| Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 | 本体約9.5時間/ ケース込み約41.5時間 |
| コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | – |
| ドライバー | 10mmダイナミックドライバー | 充電端子 | Type C ワイヤレス充電 |
| 専用アプリ | – | 防水 | IPX4相当 |
| ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/総重量 | 6.7g/68.6g |
| 外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
| 自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
| マルチポイント | ◯ | 公式サイト | – |
ピヤホン9(TE-U1-PNK)はこんな人におすすめ
- 予算が1万円以下でワイヤレスイヤホンを探している
- ロックやポップスを好んで聴く
- 機能性も大事だが、どちらかといえば音質を重視したい
- 凛として時雨・ピエール中野氏ファン
アプリが使えないという欠点はありますが、1万円以下でピヤホンシリーズの音を体感できる製品となっていますので、ロックサウンドが好きな方、ドラムの聴こえ方こだわりたい方、凛として時雨やピエール中野氏のファンの方は、ぜひハイコスパなピヤホン9を検討してみてください。
もう少し価格を出せる方は、ピヤホン8まで行ってしまってもいいと思います。
ピヤホン9に関しては、Amazonで使える10%OFFのクーポンもいただいていますので、こちらの使用とあわせて検討してみてください。
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