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ついに来た!プラナードライバーも搭載したAFULの最新有線イヤホン「Performer 8S」を試す

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

5万円台のミドルクラス有線イヤホンとして、イヤホン界隈でも非常に話題にった大定番 AFUL「PERFORMER 8」に、ついに後継機が登場しました。

それが今回紹介する「PERFORMER 8S」です。

ドライバー構成は、前作のPerformer 8が「1DD + 7BAの8ドライバー構成」でしたが、Performer 8Sは「1DD + 6BA + 1マイクロ・プラナー」の8ドライバー構成に、さらに1つのパッシブラジエーターが加わった構成になります。

Performer5+2と同様にマイクロプラナーが追加されたことで、さらに高域が伸びやかになったことが予想されます。

また、ベントの開閉によってチューニングを変更できるユニークな機能も備わっています。

定価62,980円のようですが、新製品割引で初回は59,980円で買えるようです。

今回はHiFIGOさんより紹介用に提供いただいたので、実機を使ってどれほどの実力か検証していきましょう。

ぜひ、最後までご覧ください。

▼動画版はこちら▼

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

Performer 8S 外観・付属品

それではPerformer 8Sの外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

Performer 8Sのパッケージはこちら。デカデカと掲載された本体画像に、後ろは木星さん。どうやらNASAの木星探査機「ジュノー」が捉えた惑星の壮大なイメージに由来しているとのこと。

開封するとこんな感じ。価格だけはあって、ややラグジュアリー感のある内箱。

付属品

付属品一覧
  1. イヤーチップ3種
  2. 交換用ステッカー20枚
  3. イヤホンケース
  4. クリーニングブラシ
  5. ケーブル
  6. マニュアル

本体・ケーブル

Performer 8Sのイヤホン本体はこちら。従来のPerformerシリーズ同様に派手目なデザインです。

デザインは、NASAの木星探査機「ジュノー」が捉えた惑星の壮大なイメージに由来しているとのこと。つまり木星デザイン。

透明樹脂に天然のアワビ貝殻の破片を散りばめ、手描きの真珠パウダーで木星の雲帯を再現したとのことです。

内側は多数の耳型データに基づく人間工学設計で、耳の形に沿った形状になっています。

上部にはベント孔を塞ぐためのちっちゃいテープが貼り付けられているのですが、これでベント孔を開閉して低音側のチューニングを変えるみたいですが……もっと良い方法なかったんですか? 気づいたらテープ取れてそうじゃね?

ちなみに閉じた状態がPerformer 8のアップグレード基準のチューニングとのこと。

ケーブルは着脱可能で、0.78mm2pinに対応。本体側はフラット仕様になっています。

ノズルは従来のPerformerシリーズ同様にくびれのないツルッとした設計。大体のイヤーピースは問題なく挿入できるかと思います。

ケーブルは4N単結晶銅銀メッキと単結晶銅を組み合わせた高純度6芯ケーブルを採用。

本体デザインに合わせた配色でなかなか渋い感じ。取り回しも悪くありません。

コネクタ部はほぼフラットなタイプの2pinを採用。

耳掛け部は形状固定型。

分岐部はこんな感じで金属パーツがついているだけ。ロゴの印字などはありません。スライダーはついています。

プラグは3.5mm、または4.4mm固定となっておりまして、マルチプラグには対応していません。

本体とケーブルを装着するとこんな感じ。

Performer 8Sの概要・スペック

項目AFUL Performer 8SAFUL Performer 8
ドライバー構成1DD + 6BA + 1PR(パッシブラジエーター)+ 1MP(マイクロ・プラナー)1DD + 7BA
インピーダンス26Ω ± 20%25Ω
感度108 dB @ 1 kHz115 dB @ 1 kHz
周波数特性10 Hz – 35 kHz5 Hz – 35 kHz
チューニング調整ベント切替(Open / Closed)固定(調整なし)
ケーブル芯数(Strand)64
ケーブル端子2Pin(0.78mm)2Pin(0.78mm)
ケーブル長1.2m1.2m
プラグ3.5mm / 4.4mm3.5mm / 4.4mm

Performer 8S レビュー

装着感|オーダーメイドかのようにピッタリ

AFUL Performer 8Sの装着感ですが、8や7と同様にボクの耳には超ピッタリで、まるでオーダーメイドで制作するカスタムIEMかのように耳にフィットします。

実際に装着してみるとこんな感じ。耳がジュピター。

前から見るとこんな感じ。

装着感については個人差があると思いますが、かなり良いと思いますよ。

遮音性も高く、屋外でもストレスなく使えるかと思います。

装着感(4.7)

音質|8とは異なるアプローチ

Performer 8Sの音質についてですが、マイクロプラナーのおかげでPerformer 8と比べて高域の伸び余裕が生まれましたね。

Performer 8の音の濃さのまま、Performer 7のような高域の繊細さが加わったかのような感覚です。

相変わらず完成度はめちゃめちゃ高いですが、Performer 8と比べると上位互換というわけでもなく、音の好みによってどちらが良いと感じるか変わるかも? という印象を受けました。

試聴環境
  • DAP:SONY NW-WM1AM2
  • アプリ:Apple Music
  • 接続方式:4.4mmバランス接続
  • イヤーピース:付属シリコンイヤーピース
  • エージング:100時間ほど

Performer 8Sの音の特長は次のとおりです。

音の特長

4.9

高音

4.9

中音

4.9

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
フラット
高域寄り

音の傾向

音の傾向は基本的にPerformer 8系列の、基本的にはバランスの良い情報量たっぷりの濃密なサウンド。

Performer 5+2のような低域・中域・高域をそれぞれメリハリ感を効かせた音ではなく、もう少し各帯域のつながりが滑らかに感じますね。

そこにマイクロプラナーが加わることで高域側の伸びに余裕が生まれ、またパッシブラジエーターの影響か、低域にも立体的な迫力が加わるようになりました。

8の濃密なサウンドにスケール感が加わったような感覚ですかね。

あと、音色もPerformer 8と比べると少しウォームになったように感じますね。

どちらかといえばフラッグシップモデルのDawn-Xの方が傾向的には近いかな?

音場

音場はPerfomer 8と比べて、高域側が伸びるようになったおかげで少し横に広がったように感じるのと、あとはパッシブラジエーターの影響で低域に奥行きへの広がりがましたようにも感じますね。

ただ、めちゃめちゃ広くなったというよりは、少し広がったって感じ。

高音

マイクロプラナーを採用したことで、高域〜超高域側は自然に伸びるようになっていますね。

Performer 8で感じていたちょっとした詰まり感が緩和され、弦楽器を自然に伸ばすようになりました。

対して、中高域あたりの解像度は、Performer 8と比べて少し落ちているようにも感じました。

音色がウォームになった影響なのか、それともBAを一基減らした影響なのかわかりませんが、完全に上位互換という感じでもなく、意外と好み次第なような気がしてきますね。

エネルギッシュなキレを持つPerformer 8か、自然な伸びやかさを持つPerformer 8Sかって感じ。

中音

中音域については、Performer 8の輪郭のあるハキハキとしたボーカルがより肉厚になり、より実像感のあるボーカルになりましたね。

こちらもマイクロプラナーの影響か、Performer 7と同じくハイトーン系の女性ボーカルの声の輪郭がとてもクッキリしています。ハイトーン系ボイスはその恩恵を特に感じやすいと思います。

Performer 7で感じていた低めのボーカルの薄さも解消されており、深く沈み込む色っぽい声色で聴かせてくれます。

低音

低域は立体的な迫力が加わったことで、Performer 8よりもスケール感のある音で鳴らすようになりましたね。

ただ、Performer 8と比べると、スナップ感の効いたタイトな迫力は薄くなったように感じますね。どちらかといえば深みを重視した上品な低音って感じがします。

同じ楽曲で聴いても、Performer 8は低音を輪郭でベースラインを把握しやすく、Performer 8Sは深みのある低音でベースラインを把握しやすい感覚です。

サブベースをブイブイとした迫力で聴きたい方はPerformer 8のままでもいいかもですが、ジャズやクラシックなどアコースティック編成の楽曲を生感のある深い低音で聴きたい方はPerformer 8Sの方が合うかも。

ベントを開けると

ベントを開けた状態で聴くと、広がりと深みのある低音が、さらに柔らかく自然寄りになります。

低音のスナップ感がさらに薄くなりますが、その代わり壮大に広がるような低音をさらに強化してくれます。

そこまで大きな変化はないけど、確実には変わってるって感じですね。

ただ、ベントの開閉をこのちっちゃい粘着テープで行うのだけは残念……。もっと良い方法なかったんすか?

おすすめのジャンル

おすすめジャンルですが、Performer 8と比べてオールジャンルOKになったように感じますね。

ロックやポップスはもちろん、EDMやヒップホップもOK。

弦楽器がより伸びるようになり、低域にもさらに立体的な躍動感が生まれたため、壮大なサウンドトラック系やオーケストラも合うようになりました。

AFUL Performer 8S まとめ

総合評価

4.7/5

Performer 8S

  • 伸びやかかつ刺さり感の少ない自然な高音
  • 立体的で深みのあるスケール感のある低音
  • 肉厚で実像感のあるボーカル
  • さまざまなジャンルに合わせられる
  • 装着感がCIEMのように良好
  • 充実した付属品
  • プラグの交換ができない
  • ベント孔の塞ぎ方が貧弱

4.9

高音

4.9

中音

4.9

低音

4.9

解像度

4.8

迫力

4.7

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

AFUL Performer 8の完全上位互換かと思っていましたが、意外と好み次第かも?というのが個人的な印象でした。

ロックやポップスに合わせたキレを重視した濃密なサウンドを好む方はPerformer 8がおすすめかなと感じましたし、オーケストラやジャズなども含めてオールジャンルに対応できる万能性が欲しい方にはPerformer 8Sがおすすめだと感じましたね。

Performer 7と同系列のメリハリ感を聴かせた音かと予想していましたが、どちらかといえばDawn-X寄りのチューニングでしたね。

これからPerformer 8Sを買おうとしている方は今回の記事を参考に、Performer 8とPerformer 8S、どちらが自分に合うか考えて検討してみてください。

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