ソニーからついに初のイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンがついに登場しました!
それが今回紹介するのが「LinkBuds Clip」です。市場推定価格は税込29,700円で発売日は2026年2月6日になります。

特徴をまとめるとこんな感じです。
- ソニー初のイヤーカフ型を採用したワイヤレスイヤホン
- さまざまな耳形状の3Dデータを用いた設計+装着試験で快適な装着感を実現
- スタンダード / ボイスブースト / 音漏れ低減の「リスニングモード」を搭載
- 本体約9時間+ケース込み約37時間のロングバッテリー
- 3分のケース充電で約60分再生できる急速充電
- DSEE+10バンドEQに対応
- 2マイク+骨伝導センサー+AIによる高い通話品質も実現
- マルチポイント、クイックアクセス、BGMエフェクトなど基本機能も豊富
ついに来ましたね、ソニーのイヤーカフ型。
今回はソニーさんより先行でLinkBuds Clipを貸出いただいたので、実機を使ってどれほどの実力か検証していきます。
LinkBuds Clip 外観
それでは外観・付属品をチェックしていきましょう。
まずはパッケージと付属品から見ていきます。
パッケージ・付属品
パッケージは最近のソニーらしくシンプルかつコンパクト。

開封するとこんな感じ。


- LinkBuds Clip 本体(左右)
- 充電ケース
- フィッティングクッション
- 説明書類(クイックスタート等)
充電ケース
充電ケースは四角いマカロンのような可愛らしいカジュアルなデザイン。

側面から見ると少し厚みはありますが、ポケットに入れて運用する分には問題なし。

カラーはブラック/グレージュ/グリーン/ラベンダーの4色展開となっています。

また可愛らしいカラーの専用のケースも販売予定で、本体を保護するだけでなく、ケースカバー色に合わせたフィッティングクッションも付属するため、オシャレに着飾ることもできます。
背面には充電用のUSB-C端子と、リセット兼ペアリングボタン。

充電ケースを開けるとこんな感じ。

クリップ部が飛び出しているので、取り出しやすさは問題なし。

ただ、左右自動識別機能は搭載していないなめ、イヤホンを収納する際の向きは合わせる必要があります。

この際に、どの向きに収納すればいいかわからずに迷うことが多く、直感的にケースに収めにくいのが欠点なように感じました。
本体については一般的なイヤーカフ型のワイヤレスイヤホンと同様の形状。

カラーバリエーションが豊富なので、ファッションや好みに合わせてカラーリングを選べるのも強みかと。

クリップ部はほど良い締め付け具合。耐久性も問題なさそうです。

また、クリップ部に装着する専用のフィッティングクッションが付属。うまくフィットしない場合は、このクッションを装着してフィット感を調整することができます。

本体カラーに合わせたクッションが付属するので、デザイン性も損なわせず、フィット感を調整できます。
もちろんフィッティングクッションを装着したままでも、充電ケースに干渉することなく収納できます。
重さは総重量は54.8g、本体片耳の重量は6.3.gです。


LinkBuds Clip スペック
| 市場推定価格(税込) | 29,700円 |
|---|---|
| 発売予定日 | 2026年2月6日(金) |
| 形状 | オープンイヤー型(イヤーカフ型) |
| ドライバー | 10.0mm |
| 重量(片耳) | 約6.4g(※フィッティングクッション含まず) |
| 連続再生時間 | 本体 最大約9時間/ケース込み 約37時間 |
| 急速充電 | ケース3分充電で 約60分再生 |
| リスニングモード | スタンダード/ボイスブースト/音漏れ低減 |
| 音質機能 | DSEE/10バンドイコライザー(Sony Sound Connect App) |
| 通話 | 2マイク+骨伝導センサー+AI技術 |
| 防滴 | IPX4 |
| コーデック | SBC,AAC |
| 操作 | タップコントロール(本体またはバンド)※ハウジング部分除く |
LinkBuds Clip レビュー
装着感|痛みが発生しにくく、安定感も抜群
装着感についてですが、一般的なイヤーカフ型と同様の形状に見えますが、長時間装着していても、耳がとても痛くなりにくいように感じましたね。
実際に装着してみるとこんな感じ。派手すぎず、かときってガジェット感も強く出すぎす、ちょうど良い感じ。

前から見るとこんな感じです。

LinkBuds Clipが届いてからメインのイヤーカフイヤホンとして、ほぼ毎日使ってましたけど、普通に4〜5時間付けっぱなしでも耳が痛くなることはほとんどありませんでした。
ジョギング時にはフィッティングクッションを装着すれば耳から落ちにくくなるので、スポーツメインで運用される方は常時装着でもいいかもですね。耳への圧迫感は増しますが、安定感はかなり向上します。
フィッティングクッションの着脱によって、日常・スポーツなど、さまざまな場面で使えるのが強み。
音質|LinkBudsシリーズらしいやわらか〜い音
音質についてですが、最近のソニーらしい音というかLinkBudsシリーズらしい音ですね。
クセが少なくて長時間聴いていても疲れにくい、そして万人受けしやすい音という印象でした。
4.2
高音
4.2
中音
4.3
低音
音の傾向は従来のLinkBudsシリーズ同様に、少し柔らかく優しい耳あたりの音のように感じます。
安いイヤーカフ型イヤホン特有の音のスカスカ感もなく、カナル型タイプのLinkBudsと遜色のない厚みのある音が出ています。
初代のリング型のLinkBudsと比べると、中低域の厚みはかなり出るようになったと思いますよ。
音場はおおよそ普通程度、定位感はやや甘めですが、かといってぼやぼやとしている感じでもないですね。
高域は角が取れた柔らかめの音ではありますが、輪郭がボヤける感じは少ない印象。聴きやす〜い音ですね。
中域については、ボーカルや声の輪郭はクッキリとしていて、騒がしい環境でも音声を聞き取りやすいです。
同音域の音はやや団子になりやすい感覚はありますね。
低域は迫力や沈み込みは少し甘めではありますが、中低域は豊かに鳴っているので、スカスカ感・シャカシャカ感は感じられません。
総評して、柔らかく耳馴染みの良い音でありつつ、ソニーならではのバランス感の良さが強みのように感じました。
また、独自の音質補完機能「DSEE」に対応しているため、Bluetooth接続によって圧縮された音源を保管し、より緻密な音も出せるようになります。
ただ、DSEEがあるとはいえ、LDACには対応しておいてほしかったなー………というのが正直な意見です。
あとぶっちゃけると、Shokz OpenDots ONEの方が音いい。
リスニングモード|3つの“聴き方”をワンタップで切替
LinkBuds Clipの強みは3つの「リスニングモード」。
デフォルトだと、左側の2回タップ操作で、次の3つを切り替えられます。
- スタンダード:音楽も動画もバランスよく楽しむ基本
- ボイスブースト:中音域を持ち上げて人の声を聞き取りやすく
- 音漏れ低減:音漏れの主な周波数域(高音域の一部)を抑えて、漏れを気にしやすい場所向け
基本的にはスタンダードでの運用で問題はないかと思います。
動画サービスやポッドキャストなど音声メインのコンテンツを聴く際に、
またボイスブーストは、声だけを極端に主張するわけではなく、中高域を自然な持ち上げるだけなので、意外とバランスも良いんですよね。
ボーカルや音声コンテンツをメインに聴かれる方は常時「ボーカルブースト」をONでもいいと思います。
「音漏れ低減」はボイスブーストとは逆で、中高域を抑えて、シャカシャカと漏れる音を抑制してくれます。
こちらは、中高域側がかなり抑えられるので、けっこうモコっとした音になります。
ボーカルや声は聞き取りにくくなるので、音をできる限り漏らしたくない状況で、BGM的に音楽を聴くのに向いているかなーという感じですね。
このようにアプリを立ち上げず、本体操作のみで状況に合わせてサウンドモードを変更できる点が強みなように感じましたね。
イコライザーで好みのサウンドに調整できる
イコライザーも用意されていて、自由に自分好みの音質に変更することも可能です。今回は10バンドイコライザーになっていますね。

元の音がウォームかつフラット寄りなので、メリハリ感のある音にしたい場合は調整してあげてもいいと思います。
また、ソニーにはクリアベースというものがあって、これをスライドさせれば他の帯域に影響させることなく重低音だけを増やすこともできます。
K-POPとかヒップホップを低音ゴリゴリにして聴きたい人も、この設定をしておけばノリ良く楽しく聴けます。
また「ファインド・ユア・イコライザー」を使えば、自動で半自動で自分好みのイコライザー設定にしてくれる機能もあります。

大味の設定ではありますけど、好みの音がわからない場合はファインド・ユア・イコライザーを試してみてもいいと思います。
音漏れについて
音漏れについてですが、iPhone 17 Proで接続して音量50%くらいで聴いてみましたが、一般的なイヤーカフ型イヤホンと同様にシャカシャカと漏れますね。
次に「音漏れ低減」で試してみましたが、同じ音量でもかなり音漏れが軽減されていました。かなり静かな環境じゃないと音漏れをしていることがわからないくらい。かなり効果があって驚きましたね。
ややこもり気味の音にはなりますが、どうしても音漏れさせたくない場面だと「音漏れ低減」して使うのも全然ありだと思います。
操作性|タッチポイントが広い
操作性についてですが、ブリッジ部や背面もタッチポイントとなっており、感度もちょうどいい感じで直感的に操作画しやすいように感じました。

| 項目 | 操作方法(デフォルト) |
|---|---|
| 再生/停止 | R側を2回タップ |
| 曲送り | R側を3回タップ |
| 曲戻し | アプリで割り当て可能 |
| 音量を上げる | R側を5回タップ(タップし続けることで継続的に音量が上がっていく) |
| 音量を下げる | L側を5回タップ(タップし続けることで継続的に音量が上がっていく) |
| リスニングモードの切り替え | L側を2回タップ |
| クイックアクセス | アプリで設定可能 |
| 音声アシスタント | アプリで設定可能 |
| ペアリングモードへの移行 | 充電ケースを長押し |
今回も四回以上のタップを続けることで音量調整も継続的に行えます。ソニーはこの操作方法になってからかなり使いやすくなりましたね。
操作のカスタマイズは左右で一括で変更されるため細かくカスタマイズはできませんが、デフォルトでも各操作は網羅されているため不満はなしですね。
クイックアクセスが便利
L側を2回タップ(デフォルト設定の場合)することで、あらかじめ設定されたアプリを呼び出すことができます。
本体をダブルタップすると、Spotifyを呼び出してプレイリストを再生してくれるんですよ。

そこにSpotify Tapという項目があるのですが、これがめちゃくちゃ良い!
「なんでもいいからBGM感覚でなんか音楽を聴きたいなー」って時に役に立つんですよね。選曲するのがめんどくさいけど音楽を聴きたい時ってあるじゃないですか。
そして、今まではSpotifyユーザーくらいしか恩恵がなかったこの機能ですが、Amazon Musicにも対応してくれたのはありがたい。
音の遅延について
映像と音声のズレですが、これは動画では問題なしですね。
ただしゲームで使う場合は低遅延モードが搭載されていないため、そのままではFPSや音ゲーには不向き。
LE Audioにも対応していないため、タイミングがシビアなゲーム用途には不向きなように感じましたね。
通話品質|骨伝導センサー+AIでノイズレス
通話は2つのマイク+骨伝導センサー+AI技術を組み合わせて、騒音環境でもノイズを抑えて自然な音声を届けられるとのこと。
実際にマイク音声も録音してみましたので、聴いてみてください。
ノイズはある程度取れていますし、話者の音声のみ浮き彫りにできているように感じますね。
マイク品質はなかなか高いと思います。通話用にも全然おすすめ。
LinkBuds Clip まとめ
LinkBuds Clipをまとめるとこんな感じです。
総合評価
4.0/5
LinkBuds Clip

- 長時間つけても痛くなりにくい軽快な装着感
- フィッティングクッションで装着感がさらに安定
- ソニーらしい聴きなじみがよくバランスの良い音
- 3つのリスニングモード
(標準/ボイス/音漏れ抑制)が便利 - 本体9時間+ケース込み37時間のロングバッテリー
- マルチポイントにも対応
- ファッションに合わせやすいデザインとカラー
- LDACなどの高音質コーデックには非対応
- 低遅延モード(ゲームモード)がない
- ケース収納時の向きが少し分かりにくい
- ワイヤレス充電には非対応
4.3
高音
4.3
中音
4.3
低音
4.8
装着感
4.5
音漏れ
–
外音取り込み
4.5
マイク性能
4.6
利便性
| Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体9時間/ ケース込37時間 |
| コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | 急速充電対応 3分で60分再生 |
| ドライバー | 10mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
| 専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
| ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 4.5g |
| 外音取り込み | – | ゲームモード | – |
| 自動装着検出 | ◯ | 空間オーディオ | – |
| マルチポイント | ◯ | 保証 | 1年 |
LinkBuds Clipはこんな人におすすめ
- カナル型イヤホンの圧迫感が苦手
- 家事や育児、仕事中に周囲の音や家族の声をしっかり聞きたい人
- イヤホンをファッションアイテムとしておしゃれに身につけたい
- 安心できるメーカーのイヤーカフ型イヤホンがほしい
ソニーの音、ソニーの操作感で使えるイヤーカフ型イヤホンが欲しかった!と感じていた方にはアリだとは思います。
個人的には装着感の良さとリスニングモードの切り替え、この2点が大きな強みなように感じましたね。
音質に関しても、リング型のLinkBudsよりもしっかりと低音が出るようになりましたし、機能面でもマルチポイントやアプリの使い勝手が良く、不満が出にくいソニーらしい作りになっていると思います。
ただ、価格にしてはワイヤレス充電非対応、高音質コーデック非対応、左右自動識別機能などが備わっていない点は残念に感じましたね……。
同じ価格を払うならShokzやHUAWEIがおすすめかなぁー。

































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