こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
『えっちなイヤホン』として話題になったASMR専用イヤホン final『E500』が完全ワイヤレスになって帰ってきました!
それが今回紹介する世界初のASMR専用完全ワイヤレスイヤホン、『COTSUBU for ASMR』。
finalの姉妹ブランド『ag(エージー)』より、2021年11月に発売され、販売開始後すぐに完売。
現在は3次入荷受付中と発売当初からとんでもない人気を誇るイヤホンです。
ベースモデルである『COTSUBU』の音もかなり好きだったんで、ASMR特化になって音がどのように変化したのか?
『COTSUBU for ASMR』のレビューと、有線モデルの『E500』、ノーマルの『COTSUBU』との比較も行っていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
動画でも紹介しています!
総合評価
5/5
COTSUBU for ASMR
- どんなASMR音源とも相性ぴったり
- タッチノイズがなくASMRを楽しめる
- デザインがオシャレ
- 胸ポケットサイズの充電ケース
- 粉雪塗装で皮脂や汚れがつきにくい
- 耳が小さい人でもフィットしやすい
- タッチセンサーの感度が良すぎる
3.7
高音
3.9
中音
3.9
低音
5,0
ASMR
4.8
装着感
4.5
利便性
Bluetooth /チップ | 5.2/ QCC3040 | 最大再生時間 | 本体5時間/ ケース込み20時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | 本体1.5時間/ ケース込み2時間 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | – | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 3.5g/39.4g |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
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ag COTSUBU for ASMR 概要
- 世界初のASMR専用完全ワイヤレスイヤホン
- 有線モデル『E500』より音質がさらに進化
- 片側約3.5gのシリーズ最小最軽量設計
COTSUBU fot ASMRは、今年発売された『COTSUBU』をベースに、ASMR音源に音質を特化させた世界初のASMR専用完全ワイヤレスイヤホンです。
前モデルの『E500』よりも空間表現が広くなっており、声や微細な距離感までも感じ取れることができるとのこと。
本体は3.5gとイヤホンとしては非常に軽量で、本体も小さく、耳の小さな方や女性の方でも耳にフィットしやすい設計になっています。
ag COTSUBU for ASMR 外観・付属品
パッケージ
COTSUBU for ASMRのパッケージはこちら。
右上に「E500が完全ワイヤレスに!」と記載があります。「COTSUBUがASMR専用に!」ではないんですね。
開封してみると、マニュアルの下に本体が入っていました。、
付属品|イヤーピース、USB-Cケーブル、マニュアル
- イヤーピース(TYPE E 完全ワイヤレス仕様)3ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
イヤーピースはTYPE E 完全ワイヤレス仕様というめちゃめちゃ質の良いイヤーピースが付属しています。
単体でレビューをしたことがあるくらい好きなイヤーピースで、ホールド力の高いフィット感と迫力のある低域が特徴のイヤーピースです。
USBケーブルは短めのType Cケーブルが付属します。
あとは最後にマニュアルという感じですね
充電ケース・本体|皮脂や汚れがつきにくい!
COTSUBU for ASMRの充電ケースはこんな感じのデザインです
表面が「粉雪塗装」と言われる、ちょっとザラっとした感じのデザインで指紋や汚れが全然目立たない仕様になっています。
質感はかなり良いですね。
天面には「ag」のロゴがおしゃれな感じに印字されていますね。
横幅の厚みもなく、胸ポケットにもすっぽりと収まってしまいそうなほどのサイズ感。
手のひらに乗せてみるとこんな感じ。わりと一般的な手のサイズではあるのですが、手の中に隠れるほどの小ささです。
大きさ的にはUSBメモリー2個分くらいの大きさですね。完全ワイヤレスイヤホンの中でも最小クラスのコンパクトさです。
充電端子はUSB Type Cに対応。ワイヤレス充電には対応していません。
充電ケースを開けるとこんな感じ。マグネットの吸着性も高く、それでいてケースからも取り出しやすい印象です。
再生時間は本体のみで5時間、ケース込みで20時間と最近のワイヤレスイヤホンとしては少し短めですが、ASMR用に使うならこれくらいで十分ですね。
イヤホン本体はラベンダーっぽい色になっています。こちらも「ag」のロゴが際立って美しいデザインになっていますね。
本体にも「粉雪塗装」が施されており、指紋や皮脂が目立たない仕様になっています。
内側には充電端子と接触しないように、初めの状態ではカバーがついているので必ず外しておくようにお願いします。
このカバーが外されておらず、充電がされずに不良として問い合わせる方が多いみたいなので、この点だけ特にご注意ください。
サイズも非常に小ぶりで、どんな耳でもすっぽりと収まってくれそうなサイズ感。
内側にはちょっと見えにくいですが「ASMR」と印字されている専用仕様になっています。
ノーマルの小粒と比べると、違いはカラーと内側の「ASMR」の印字くらいで、それ以外の変更点はありません。
また、COTSUBU for ASMRはIPX4相当の防水に対応しているので、雨天時やスポーツ時の汗にも強く、外出先でも「ASMR」を安心して楽しむことができます。
果たしてスポーツをしながらASMRを聴く強者はいるのかどうか……。
ノズルはやや短くくびれが細めのデザイン。充電ケースの収納部も浅めなので、他社のイヤーピースを使う際はかなり軸が短めのタイプが必要そうです。
ただ、付属のイヤーピースの質がかなり良いので、イヤーピースを変える必要性はそこまでないと言えばないですね。
最後に重さですが、総重量は40.5g、本体片耳で3.9gと非常に軽量。
総重量の平均は50g、本体は5gほどなので、平均よりもかなり軽い設計になっていますね。
外観や付属品のチェックはこのあたりにしておいて、実際にCOTSUBU for ASMRを使っていきましょう。
ag COTSUBU for ASMR レビュー
装着感|耳が小さくてもピッタリフィット
COTSUBU for ASMRは本体が非常に小ぶりで、耳の小さな方でもピッタリとフィットしてくれます。
形状も耳の形に沿ったデザインのため、耳の中にスッポリと収まり、寝転んで使っても耳が痛くなりにくいです。
イヤホンをつけたまま耳を下向きにして寝ても痛くなりにくく、寝ホンとしても使えそうです。
ASMR×寝ホン is 至福です。
ASMR音源で「シャンプーの音」とか「耳かきの音」とかを聴きながら寝落ちする時にマジで最高ですよ。
タッチノイズがないからASMRに集中できる
前作のE500で気になっていたのは、ケーブルを触れた際に発生するタッチノイズ。
ASMRの繊細な音を聴いているのに、ケーブルを触れた時に「ガサガサっ!」と振動音が伝わってしまうのは結構ストレスだったんですよね。
今回は完全ワイヤレスになったので、そのタッチノイズが一切なくなったんですよ。聴こえるのはASMR音源の音だけ!
余計な音が入って来なくなったので、ASMRを聴く上でとくに快適になりましたね!
装着感 | (4.8) |
音質|ASMRホンの最高峰
COTSUBU for ASMRの音質は、ASMR専用に制作されたということもあり、その音源であれば最高のパフォーマンスを発揮してくれますね。
表現をするのが難しいのですが、一言で表すなら「ゾクゾクする音」といったところです。
3000円〜1万円台の普通のイヤホンで聴くと、どうしても”ステレオ音源に特化”しているので、音を正確になぞるように鳴らします。
対してCOTSUBU for ASMRの音は、深く没入しているような低域の沈み込みと、音楽ではなく音にフォーカスを合わせた独特のチューニングで作られているように感じました。
また、同時に音が広く、どの方向からどの音が鳴っているか(定位)がしっかりと定まっているようにも感じましたね。
ASMRのジャンルはなんでもOK
今回検証で、ASMR YouTuberの『はとむぎさん』の音源をいろいろ聴きましたが、全音源との相性がよかったように感じました。
ASMR向けのイヤホンは『空間表現が得意』とか、『ささやき声が得意』とか、同じASMRでも得意・不得意があったりするのですが、COTSUBU for ASMRはなんでもいけますね!
『没入感』と『音の広がり』を両立した音なので、『耳かき』『ささやき声』『シャンプーの音』『水滴が落ちる音』、ASMRのどんなジャンルでもゾクゾク感や心地よさを味合わせてくれます。
なにを聴くかはおまかせします! なにを聴くかはおまかせします!
高音 | (3.7) |
中音 | (3.9) |
低音 | (3.9) |
『COTSUBU for ASMR』『E500』『COTSUBU』の3機種で比較すると?
製品名 | COTSUBU for ASMR | E500 | COTSUBU |
没入感 (耳かき・ささやき声など) | |||
空間表現 (3Dサウンド、VRサウンドなど) | |||
音楽鑑賞 |
COTSUBU for ASMRはE500と比べると、公式で謳っているとおり空間の広がりと音の細やかさが加わり、耳の中だけでなく耳の外側で鳴る音との相性も良くなったように感じましたね。
完全ワイヤレスになったことによりタッチノイズがなくなり、さらにどんなASMR音源とも相性が良くなって、音の細かさや解像度感も上がった最強のASMRイヤホンという感じですね!
ノーマルのCOTSUBUと比べると、ベースは同じなので音のグレードに違いは感じませんが、チューニングが大きく異なりますね。
ノーマルのCOTSUBUでASMRを聴き比べてみると、耳の深くまで沈み込むようなゾクゾクを感じる没入感が薄く、耳の表面で正確に音が鳴っているだけのように感じてしまいます。
対してCOTSUBU for ASMRは「ガサゴソッ!」という音が、ゾクゾクっと感じるところまで低域が深く沈みこんでくれます。
ただ、ふつうに音楽鑑賞をすると、『スネアドラム』や『ギターの爪弾く音だけ』など、音楽の一体感がなく『音だけ』にフォーカスを合わせたように鳴らしてしまいます。
あくまでノーマルのCOTSUBUと聴き比べた時に感じるのであって、聴き比べず、こだわりもそこまでなければ音楽鑑賞にも使えるとは思いますね。
操作|タッチパネルの感度が高すぎる
COTSUBU for ASMRの操作はタッチパネルで行います。
操作方法は以下のご覧ください。
ASMR音源を聴いていると、もっと低域を深く鳴らして欲しい時があるので、本体を耳の奥まで挿入しようするのですが、そのタイミングでタッチパネルを触ってしまうことが多々ありました。
個人的にはもう少し感度を抑えてほしいところではありましたね。
音の遅延|動画でもズレがほぼない
COTSUBU for ASMRの映像と音声のズレですが、ほぼ遅延がなく、YouTubeでアップされているASMR動画でも違和感なく見ることができますね。
FPSや音ゲーをプレイしてみましたが、さすがにズレが少し気になりましたね。
音の定位が良いので、遅延を少なくする『低遅延モード』も搭載していれば、ゲーム用としてもかなりおすすめできそうな気がしますね。
遅延の少なさ | (4.5) |
ag COTSUBU for ASMR まとめ
COTSUBU for ASMRをまとめると以下のとおりです。
総合評価
5/5
COTSUBU for ASMR
- どんなASMR音源とも相性ぴったり
- タッチノイズがなくASMRを楽しめる
- デザインがオシャレ
- 胸ポケットサイズの充電ケース
- 粉雪塗装で皮脂や汚れがつきにくい
- 耳が小さい人でもフィットしやすい
- タッチセンサーの感度が良すぎる
3.7
高音
3.9
中音
3.9
低音
5,0
ASMR
4.8
装着感
4.5
利便性
Bluetooth /チップ | 5.2/ QCC3040 | 最大再生時間 | 本体5時間/ ケース込み20時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | 本体1.5時間/ ケース込み2時間 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | – | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 3.5g/39.4g |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
こんな人におすすめ
- ASMR音源を好んで聴く
- ASMRを寝転びながら聴きたい
- ASMRを外出先でも聴きたい
※タブで切り替えができます
COTSUBU for ASMRはまさにASMR向けのイヤホンの最高峰といっても過言ではない製品のように感じました。
前作のE500も素晴らしい製品ですが、有線イヤホンがゆえにケーブルのタッチノイズが気になったり、寝転びながら使いにくかったりするんですよね。
ただ、E500は2000円台とお求めやすい価格で買えるので、E500の音が気に入ったらCOTSUBU for ASMRにステップアップするのもありかなとは思います。
もちろん、ASMR愛好家の方はCOTSUBU for ASMRに特攻しても問題ありません。
このゾクゾクを完全ワイヤレスで寝転びながら使ったりする方には超おすすめのイヤホンですよ!
以上!COTSUBU for ASMRのレビューをお送りしました。
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