最強の寝ホンです、これ。
こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
今回レビューするのは、2021年9月のマツコの知らない世界でも紹介された完全ワイヤレスタイプの”寝ホン”、『ComfoBuds Z』をご紹介します。
ケーブルタイプの寝ホンであれば今までいろんな製品が発売してきてたのですが、完全ワイヤレスタイプの寝ホンってかなり数が少ないんですよね。
有名な製品だとBoseの『SleepBuds』ですが、あちらはあらかじめ用意されたプリセットしか再生できず、好みの音源やYouTube音源を再生する機能は備わっていないのですよ。
かといって普通の完全ワイヤレスイヤホンを使うと、耳から結構飛び出しているので横向けに寝ると、耳が痛いんですよね。
ComfoBuds Zであれば、耳から飛び出さずにすっぽりと収まってしまうので、寝返りを打っても全然耳が痛くないのですよ。
ComfoBuds Zであればプリセット音源だけではなく、普通のワイヤレスイヤホンとしても使えるので、好きなYouTube音源やスマートフォンの音源でもなんでも流せるわけなのです。
つまり、ケーブルを気にせず横向けに寝転んでも耳が痛くならない状態でASMR音源もゴリゴリと楽しめるわけなのですよ!!
しかもSleepBudsの1/3の価格で、約1万円で買えます!既成製品と比べるとめちゃめちゃコスパ高いんですよね!
ということで今回は最強の寝ホン『ComfoBuds Z』の魅力を存分にレビューしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
総合評価
4.5/5
- 横向きに寝ても耳が痛くなりにくい
- 声やボーカル帯が生々しくてGood
- 今まで使った中で最強の寝ホン
- 再生時間がかなり短い
- マイクや操作ボタンがついていない
3.6
高音
3.9
中音
3.5
低音
4.5
コスパ
4.5
装着感
5.0
寝ホン度
Bluetooth | 5.0 | 最大再生時間 | 本体3.5時間/ ケース込み14時間 |
コーデック | SBC,AAC, | 充電時間 | イヤホン:85分 ケース:80分 |
ドライバー | BAドライバー | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ○ | 防水 | – |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 2.7g/34g |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
1more ComfoBuds Z 概要
- 寝ホンとして生まれた完全ワイヤレスイヤホン
- 片側わずか2.7gと超軽量設計
- アプリで自然音や環境音などプリセット音源を流せる
- ワイヤレスイヤホンとしても使えるので、ASMR音源やBGM用としても最適
- 最大-24dBの耳栓効果による物理的なノイズキャンセリング
ComfoBuds Zは寝つきが悪い夜に環境音を流して睡眠へと誘う『寝ホン』として発売された非常に珍しい完全ワイヤレスイヤホンです。
耳栓効果も高いので、音楽やヒーリングミュージックを流しながら、周りの音をシャットアウトできます。
カラーバリエーションは今のところホワイトのみとなっていそうですね。
ちなみに『1more』というメーカーは聞いたことがない…という方も多いと思いますが、中国のちゃんとしてるオーディオメーカーなのでご安心ください。
1more ComfoBuds Z 外観チェック
それではComfoBuds Zを開封していきましょう
外箱・付属品
ComfoBuds Zの外箱はこちら。
開封するとこんな感じで、いきなり本体がお目見え。
- イヤーピース(シリコン製)4ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
イヤーピースは本体装着分を含め、サイズ別に4ペア付属しています。
抗菌素材を採用しているようなので、寝落ちしても耳が痒くなる心配が少なそうな気がしますね。
充電ケーブルは、白のUSB Type Cケーブルが付属します。
ちなみに、キャリングポーチもついています。
ポーチに入れて持ち運べば、バッグに無造作に入れても傷や汚れがつきにくいですよ。
充電ケース・本体|超絶小ぶり
ComfoBuds Zの充電ケースは表面がサラサラとした手触りで、割れない硬い卵のような質感です。
石鹸みたいで可愛いですね。
横幅の厚みもそこまでなく、手のひらにもすっぽりと収まるほどのサイズ感。
本体サイズが最小クラスの『AirPods Pro』と比べても少し小さいかも。
表面も皮脂や汚れ、傷などもつきにくく、携帯性もかなり高いですね。
充電端子は最新規格であるUSB Type Cに対応。
イヤホン本体をチェックしてみたところ、今まで見てきた完全ワイヤレスイヤホンで一番小さいかもしれない。
確かにこの形状なら、耳内にイヤホンがすっぽりと収まりそうです。
ドライバーは小型のバランスド・アーマチュア(BA)型を採用していますが、これは補聴器などによく使われるドライバーですね。
めちゃくちゃ小っちゃいドライバーが搭載しているので、本体も超小型サイズにできるわけなのですよ。
ノズルは一般的なサイズで、他社製のイヤーピースを使っても問題なく装着できそうです。
しかし、充電ケースのイヤホン収納部が超ギリギリなので、他のイヤーピースを使う場合は、軸がかなり短めのイヤーピースを合わせる必要があります。
最後にComfoBuds Zの重さですが、総重量は39.8g、本体片耳で2.7g、ケースのみは34.3gです
イヤホン本体の重さが2.7gって今まで見たことがないくらい軽いですね…。他のイヤホンだと大体5gくらいなのに、約半分の軽さですよ。
いかに本体サイズが小さく軽量に作られているかが分かりますね。
1more ComfoBuds Z ペアリング
スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら
ComfoBuds Zのペアリングはこちらで完了です。
一度接続しておけば、次回以降は自動的にスマートフォンと接続されるので、わざわざペアリング設定する必要はありません。
1more ComfoBuds Z レビュー
スマートフォンとの接続が完了したところで、実際にComfoBuds Zを使っていきましょう。
装着感|横に寝ても耳が痛くない
ComfoBuds Zは本体が超小型ということもあり、女性の方でも耳にすっぽりと収まります。
前アングルから見てもこの通り、耳から全く飛び出してないんですよ。
なので、イヤホンを装着した状態で横向きに寝ても耳が圧迫されず、全然痛くないんですよね。
ただ、枕のクッション性によっては、イヤホンの装着位置がズレてしまうことは何度かありましたね。
ケーブルもないから絡まないし、耳も痛くないし、このイヤホン……一番最強の寝ホンかも。
ちなみに、休憩時間に座った状態で耳を横にして寝る時にもおすすめです。
装着感 | (4.8) |
休憩中に机で仮眠するときに最強説
音質|ふつうに良い
ComfoBuds Zは寝ホン向けに作られたこともあり、音質はそこまで期待していませんでしたが、これがまた意外と良いんですよね。
バランスドアーマチュアドライバー1期がゆえのレンジ(高域〜低域までの鳴らせる範囲)の狭さはありますが、その分ボーカルがかなり際立って良く聴こえますね。
音の特徴は以下をご覧ください。
- 高音:帯域は狭めですが、音はクリアかつ伸びやか。
- 中音:同価格帯でも特に良いと感じるレベル。ボーカルの表現力が素晴らしく、息遣いまで感じ取れる。音声ラジオや、ASMRの囁き声との相性が最高。
- 低音:沈み込みが浅めで重低音は鳴らせないですが、中低域はわりと豊かでスカスカな感じは一切ない。ロックやEDMは苦手。
- 音場:かなり狭めで、耳元にダイレクトに音が迫るような鳴り方。
- 傾向:かなりカマボコ型(声・ボーカル帯重視)
- 解像度:標準レベル。
得意なジャンル
- ポップス
- ヒーリングミュージック
- ラジオ
- ASMR音源
もちろん音質メインでイヤホンを選ぶとしたら他にも選択肢はありますが、音質に期待せずに寝ホン専用として買っている場合は、その音の良さにいい意味で期待を裏切られると思います。
ボーカルや声の帯域がとても生々しく聴こえるので、ポップスはもちろんのこと、音声ラジオ・瞑想音源のナレーション・ASMRの囁き声との相性が抜群に良いですよ。
高音 | (3.6) |
中音 | (3.9) |
低音 | (3.4) |
「声」を聴くならかなりの実力!
操作性|本体のみで操作できない
ComfoBuds Zは本体のみでの操作に対応してしません。
音楽を再生する以外の機能を全て省いたが故に、この超極小サイズを実現することができたので仕方がないですね。
あと、本体操作ができないということは、寝ながら使っていても誤動作が起きないということでもありますので、寝ホンとしては納得の仕様ですね。
急に音楽が止まったら、わずらわしいですもんね。
再生時間|かなり短い
再生時間は専用アプリで『環境音』を流した場合、本体のみで3.5時間、ケース込みで14時間。
Apple MusicやYouTubeなど他の音源を流した場合、本体のみで2.5時間、ケース込みで10時間まで再生時間が短くなります。
完全ワイヤレスイヤホンとしては非常に再生時間が短く、普段使いとしては実用的ではありません。
ただ、寝ホンとして使う場合は、大体30分〜1時間くらいで寝落ちしてしまうので十分すぎる再生時間なのですよ。
むしろ2時間半で自動的に止まってくれた方が、耳に余計な負荷を与える心配がないので安心です。
寝ホン用途であれば十分な再生時間
アプリ|環境音とモード切り替えができる
ComfoBuds Zは専用アプリに対応しており、アプリ内で『睡眠導入用の環境音を流す』と『音質モードを切り替える』の2つを行うことができます。
環境音に関しては、『雨』や『風』、『焚き火』などのプリセット音源が用意されていますが、解像度が甘くなんだかボヤボヤとした感じのサウンド。
個人的には自分で用意した音源や、YouTubeの睡眠導入音源の方が寝落ちしやすいのでそちらを使っています。
イコライザー設定は『Music』と『Sooting』の2種類。
それぞれの音の特徴は以下のように感じました。
- Music ➡︎ 声・ボーカル重視のサウンド
- Soothing ➡︎ 中低域が豊かなリラックスできるサウンド
ComfoBuds Zの音に対して、もう少し中低域を豊かにして欲しいと感じていたので、個人的には『Soothing』が好みの音でした。
『環境音』と『イコライザー』の2つしかカスタマイズできないアプリではありますが、イコライザー設定で好みのサウンドに変化してくれたので、個人的には満足しています。
アプリは以下よりダウンロードしてみてくださいね。
マイク|搭載していない
ComfoBuds Zは操作ボタンだけでなく、通話用のマイクまで搭載していません。
まあ、これも本体サイズを極小サイズにして寝ホンとして使うための(以下略)
テレワークや友達との通話用にワイヤレスイヤホンが欲しい方は、ご注意ください。
音の遅延|ほんの少しズレる
ComfoBuds Zの映像と音声のズレですが、iPhone XRで使ってみましたが若干ズレますね。
動画を見ていても違和感がないレベルではありますので、YouTubeのレビュー動画や、ASMR動画を見る限りでは問題なしです。
ただ、スマホゲームやライブ映像を見ると少し違和感を感じるかもしれません。
遅延の少なさ | (4.0) |
ComfoBuds Zにおすすめのイヤーピース
ComfoBuds Zを純正イヤーピースで寝ホンとして使っていると、横向きに寝た時に圧迫されることによって装着位置がずれるんですよね。
あと、抗菌イヤーピースが付属しているとはいえ、若干耳が痒くなってくることがありました。
なんとか解消したいと思い、手持ちのイヤーピース試してみましたが、『SednaEarfit Crystal for TWS』が最強でした。
1ペアだと2000円ほどする高価なイヤーピースですが、横向きに寝ても装着位置がズレにくく、耳に馴染む素材なので痒くもなりにくい最高のイヤーピースです。
さらに、密閉感も高まることによって耳栓としての遮音効果もアップし、少し物足りないと感じていた低域の量感も増えます。
ComfoBuds Zの気になる点を解消したい方、最強の寝ホンとしてカスタマイズしたい方におすすめのイヤーピースです。
1more ComfoBuds Z まとめ
ComfoBuds Zをまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.5/5
- 横向きに寝ても耳が痛くなりにくい
- 声やボーカル帯が生々しくてGood
- 今まで使った中で最強の寝ホン
- 再生時間がかなり短い
- マイクや操作ボタンがついていない
3.6
高音
3.9
中音
3.5
低音
4.5
コスパ
4.5
装着感
5.0
寝ホン度
Bluetooth | 5.0 | 最大再生時間 | 本体3.5時間/ ケース込み14時間 |
コーデック | SBC,AAC, | 充電時間 | イヤホン:85分 ケース:80分 |
ドライバー | BAドライバー | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ○ | 防水 | – |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 2.7g/34g |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
こんな人におすすめ
- 寝つきが悪い人
- ヒーリングミュージックを流しながら寝たい人
- ASMR音源を聴きながら寝落ちしたい人
- 休憩時間に15分くらい仮眠を取りたい人
※タブで切り替えができます
ComfoBuds Zは2021年9月現在で『最強の寝ホン』に相応しい実力を持ち合わせるイヤホンのように感じました。
普段使いとしては『再生時間短め』『マイクなし』『本体操作替えできない』とコスパは悪め。
しかし、寝ホンとして使うなら『横向きに寝ても痛くない』『ケーブルがないから絡まない』『音も良い』など、完璧な仕様です。
なかなか寝付けないという方や、睡眠導入用のイヤホンが欲しい方に一番おすすめしたいイヤホンでした。
4日ほど使いましたが、4日とも見事に寝落ちしています。
寝ホンとして使う場合、自分では小音量で音楽を流しても耳に負担をかける使用方法なので、ループ再生はさせず自動で音楽を止まるようにしておきましょう。
以上!ComfoBuds Zのレビューをお送りしました。
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