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圧倒的なボーカルの透明感!SIVGAの平面駆動型有線イヤホン「Nightingale PRO」を試す

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回はSIVGAのNEW平面駆動型有線イヤホン「SIVGA Nightingale PRO」を紹介します。

Nightingale PROは、SIVGA独自開発の14.5mm平面磁界駆動ドライバーを1基搭載したミドル帯の有線イヤホンで、価格は国内だと46,800円+ポイント10%。発売は2025年11月14日となります。

Sivgaといえば、以前紹介したQueやQue UTGなど1万円台の有線イヤホンで界隈でも話題になりましたね。最近勢いのある2016年創立の中国のオーディオメーカーです。

初代の「Nightingale」もマニアから高い評価を得ていましたが、今作はそのアップグレード版となります。

今回は紹介用に代理店の01Diverse株式会社さんより提供いただきました。すみません、無印「Nightingale」は所持していないので比較紹介はできないのですが、Nightingale PRO単体でどれほどの実力なのかご紹介していきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

PR:01Diverse株式会社

▼動画版はこちら▼

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

SIVGA Nightingale PRO 外観・付属品

それではSIVGA Nightingale PROの外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

SIVGA Nightingale PROのパッケージは、シンプルながら重厚感のあるブラック基調のボックス。

開封するとこんな感じ。

付属品|イヤーピース、4.4mmケーブル、ハードケースなど

付属品一覧
  1. イヤーピース(シリコン製)6ペア(2種類×S/M/L)
  2. 着脱式ケーブル(4.4mmバランス)
  3. ハードケース
  4. マニュアル

イヤーピースはシリコン製が2種類付属。黒い方はやや浅めで丸みのあるタイプ、白い方はさらに浅めで開口部が広い形状のタイプ。

後述しますが、もう少し軸が長めのイヤーピースが欲しかった……。

SIVGA印の堅牢なハードケースも付属。質感・耐久性ともに実用的ですん。

本体・ケーブル

イヤホン本体はタマゴ型っぽいデザインで、無印Nightingaleと同じ形状です。

ハウジングは航空機グレードのアルミマグネシウム合金を5軸CNCで加工し、表面はサンドブラスト加工のアースカラー仕上げ。

フェイスプレートは天然ゼブラウッドを採用。木目は派手すぎずシックな見た目。カラーリングはQue UTGによく似ていますね。

内側は耳のくぼみ(コンチャ)に当てがうように作られた形状になっています。

ケーブルは着脱可能で、端子は凸型の2pin系。他の2pinリケーブルも使えますが、ケーブル型・本体側どちらも凸型になっていると耐久性が心配。基本純正ケーブルを使った方がいいんじゃないかな……。

ノズル部はシェル同じ素材の金属製で、全長はやや短め。

付属ケーブルは、単結晶銅(OCC)と銀メッキ単結晶銅を組み合わせた8芯リッツ構造(26AWG)。無印Nightingaleは4芯銀メッキ線だったのでグレードは上がっていそうですね。

やや太めのケーブルですが取り回しは悪くなく、クセもつきにくい印象。タッチノイズもそこまで入りません。

コネクタ部は凹型の2pinを採用。Nightingale専用に作られた形状になっていますね。

耳掛け部は形状固定型。

分岐部はブラックカラーのアルミっぽい素材のもの。スライダー付きです。

プラグは4.4mmバランスのみとなります。マルチプラグではないため、3.5mmで使いたい方はこの点注意。

本体とケーブルを装着するとこんな感じ。

SIVGA Nightingale PROの概要・スペック

スペック一覧SIVGA Nightingale PRO
形式カナル型
ドライバー14.5mm 平面磁界駆動ドライバー
インピーダンス 16Ω ±15%
音圧感度107dB ±3dB
再生周波数帯域20 ~ 40kHz
プラグ形状4.4mmバランス
リケーブル対応2pin
リモコンマイク×
保証期間1年(販売店/代理店保証に準ずる)

Nightingale PROは、0.008mm複合振動膜0.006mm超薄アルミリボン導体を組み合わせた新構造の14.5mm平面磁界駆動ドライバーを搭載。

強力なネオジム磁石を精密に複数配置するマルチマグネティック構造で、高速レスポンスと豊かなディテール表現を狙った設計になっています。

SIVGA Nightingale PRO レビュー

装着感|付属イヤピだと浅めでフィットポイント探しが難しい

SIVGA Nightingale PROの装着感についてですが、ノズルとイヤピどちらも短い影響で、ベストフィットするポジションを探すのが難しいように感じました。

実際に装着してみるとこんな感じ。

シェルはやや大きめですが、本体形状のおかげでシェル自体はうまくフィットしてくれます。

アルミ筐体のおかげで軽量で、耳への負担は出にくい印象です。

前から見るとこんな感じ。

イヤピ側でうまく密閉できていないと、低域が控えめになり、高域がキツく感じやすくなります。

うまくフィットしない場合は、サードパーティ製の軸が長めのイヤーピースに替えるだけでフィット感は改善されるかも。

ただ、音質は純正イヤーピースで意外と最適化されていたりします。SpinFit W1を使ってみたら装着感は改善されたけど、音の透明感が無くなっちゃったんだよね……。

装着感(4.0)

音質|透明感のあるボーカルが強み

SIVGA Nightingale PROの音質についてですが、同価格帯で比べると、ボーカルの透明感がとくにすばらしいイヤホンのように感じましたね。

試聴環境
  • DAP:ソニー NW-WM1AM2
  • アプリ:Apple Music
  • 接続方式:4.4mmバランス接続
  • イヤーピース:付属シリコンイヤーピース
  • エージング:50時間ほど

SIVGA Nightingale PROの音の特長は次のとおりです。

音の特長

4.8

高音

4.9

中音

4.7

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
フラット
高域寄り

音の傾向

音の傾向は、中域〜中高域に寄ったボーカルを中心に聴かせるバランスで、低域は見た目のわりには主張は控えめ。といっても深みのある低域はしっかり鳴らせています。

ウッドハウジングのため、ナチュラルで落ち着いたトーンの音のように想像されるかもしれませんが、金属筐体と平面ドライバーの特性が強く、どちらかといえば煌びやかで硬質。

けど嫌なキツさは感じさせず、上品さと繊細さを兼ね備えたシルキーなサウンドです。

無印Nightingaleが「温かみのあるフラットなサウンド」だとしたら、PROは「ブライトで透明感のあるサウンド」になった印象です。Que→Que UTGの音の変化にそっくり。

音場

左右に広く、奥行きに広がっていく立体感のある音場感。余韻感もありますが、定位も分かりやすく、音を追いやすいタイプです。

高音

高域は少し硬質で煌びやか。明瞭で伸びが良く、かといってキツさはなく、「カリッと」と「キラッと」のちょうど間くらいのレスポンスの良い音で鳴らします。

アコースティックギターだと、箱の鳴りよりも、弦を爪弾いたときの金属が震える音の方が際立ちますね。

「透明感」という表現が一番適してそうなシルキーな高域で表現してくれます。ほどよくプラスされた余韻がなんとも美しいです。

中音

中域はしっかりと前に出てくるタイプで、ボーカルも上品に響かせます。無印の温かさ・滑らかさをベースにしつつ、PROはより明瞭なボーカルの表現になりました。

声の距離は近く感じるのですが、その背景の空間にも余裕があり、ただただ耳元で声を聴かせるだけでなく、「そこにいる」かのような実像感のあるボーカルで表現しますね。

高域がブライトだとボーカルも上擦ったりしがちなのですが、声の透明感は保ちつつも歯擦音は目立たせない見事なチューニングです。あっぱれ。

同価格帯でもボーカルの表現力の高さはかなりなものだと思いますよ。5万円前後のイヤホンだと、女性ボーカルの表現に限っては一番好き。

同帯域のピアノの旋律も美しく、部屋の中で凛と響かせる余韻感のあるクリスタルサウンドという感じです。

低音

低域は迫力は控えめでありつつも、立体感があり、弦の震えなどを丁寧に描き出す上質な低音という印象ですね。

打ち込み系よりもバスドラムやウッドベースなどアコースティックな表現の方が得意。

装着感のパートでも伝えた通り、密閉感が甘いと低域は軽くなりがちなので、イヤーピース選びや装着位置の調整は大事。

かといって密閉しすぎると強みである「透明感」が損なわれてしまうので、ちょうど良い密閉感のイヤーピースが必要という感じ。

おすすめのジャンル

J-POP(特に女性ボーカル)、アコースティック、ジャズ、クラシック、あたりがハマります。

高域の抜け感がよく、アコースティックと女性ボーカルの表現に秀でているため、ボクが聴くアーティストだとヨルシカの後期あたりの多彩な楽器を使った曲がとくに相性が良く感じましたね。『アポリア』『修羅』 がめっちゃいい感じ。

スピード感もあるので、最新ポップスの打ち込み系やBPMが早い楽曲もモタつくことなく卒なくこなせますね。ただ、ロックだと中高域が際立ちすぎるので、もう少しドンシャリ感が欲しいな〜ってなります。

SIVGA Nightingale PRO まとめ

SIVGA Nightingale PROをまとめると以下のとおりです。

総合評価

5/5

SIVGA Nightingale PRO

  • 中域の明瞭度が高くボーカルの表現力が素晴らしい
  • 高域の抜けが良く、透明感のあるサウンド
  • 平面駆動らしいスピード感のある音でモタつかない
  • 筐体・ケーブル含めて質感が高い
  • 4.4mmのみしか対応していない
  • ノズルとイヤピが短く、装着感が浅め

4.8

高音

4.9

中音

4.7

低音

4.8

解像度

4.5

迫力

4.0

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

SIVGA Nightingale PROはこんな人におすすめ

同価格帯で多い高解像度かつメリハリ感のあるサウンドとは方向性が異なり、Nightingale PROは平面駆動のキレと透明感のあるサウンドブライトに聴かせる上品なボーカル重視イヤホンという印象でした。

ロックやEDMをノリ良く鳴らすタイプではなく、どちらかといえばキレイめなので、激しさを求める方には物足りなさを感じるかも。

あと平面駆動らしく、しっかり鳴らすにはある程度の駆動力がある方が本来の実力を引き出しやすいかと思います。4.4mm接続が必須になるので、どちらにしてもDACかDAPは必要かと。

派手な低音より、ボーカルと空気感を大事にしたい人におすすめしたいイヤホンです。個人的にもかなりおすすめできそうです。

以上! SIVGA Nightingale PROのレビューをお送りしました。

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