こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。
最近は完全ワイヤレスイヤホンがトレンドになり、イヤホンのケーブル関連での困りごとが少なくなってきたと思います。しかし、線付きのイヤホンもまだまだ現役です!安いというのも一つの理由ですが、やはりワイヤレスイヤホンと比べると音が良いんですよ!
ただ、ケーブルがついているが故にさまざまな弊害があります。
デメリット・断線して音がならなくなる
・そもそもスマホにイヤホンジャックがない
・ケーブルに触れたときに、ガサゴソと音が鳴ってうっとおしい
etc…
シュア掛け とは
プロ向けオーディオメーカー「Shure(シュア)」が提唱するイヤホンの装着方法。といってもShure製のイヤホンは、この装着法でないと耳につけることができないんですけどね。
本来なら、イヤホン本体を耳に入れた後、そのままケーブルを下に垂らして使うところを、ケーブルを耳に一度ループさせてから下に垂らして、プレイヤー及びスマホに接続する方法です。
イヤホンの装着方法はこの「シュア掛け」が正しいという訳ではなく、「シュア掛け」をしたほうがメリットがあることが多いため、こちらの装着方法を推奨しています。イヤホンマニアとして有名なフィギュアスケートの「羽生結弦選手」もこちらのシュア掛けを多用していますね。
シュア掛け のメリット
メリット・タッチノイズ(ガサゴソ音)が大幅に軽減される
・イヤホンが耳から落ちにくくなる
タッチノイズが軽減される理由は、ケーブルからイヤホン本体に伝わる振動が、一度耳の付け根をループすることによって抑えられるからなのです。
シンバルを鳴らすと「シャーーーーン」とずっと響き続けますが、手を添えるとピタっと止まりますよね?あの現象がケーブルでも起きていると考えるとわかりやすいと思います。
通常通りケーブルを下に垂らしてイヤホンを装着すると、プレイヤーから耳まで制振するものが何も添えられておらず、直接振動が耳に伝わってしまいます。ケーブルを一度耳にループさせることで、耳自体が振動を止める役割を果たしている訳です。
シュア掛け の方法
先に耳にケーブルを引っ掛けます。
イヤホンを耳に挿入します。
イヤホンを耳の奥まで押し込みます
完成
Shure製のイヤホンや、一部高級イヤホンだとシュア掛けをしないと、形状的に耳に装着できません。
その分、ハウジングが全て耳に収まるようになり、遮音性と装着感が桁違いに良くなります。
シュア掛け をオススメしないイヤホン
オススメしないイヤホン・Apple EarPods(iPhone純正イヤホン)
・根元が加工されているイヤホン
Apple EarPods(iPhone純正イヤホン)
EarPodsはたまにネットで、シュア掛けを推奨していることがありますが、個人的にはおすすめしません。
▼・Apple EarPods(iPhone純正イヤホン)
シュア掛けするとLとRをそれぞれ逆の耳に装着しないといけなくなるため、左から聴こえてくる音が右から聴こえてきてしまいます。
EarPodsのようなオープンエアー型のイヤホンは、タッチノイズは感じにくいため、そもそもシュア掛けをする必要があまりありません。通常通りケーブルを下に垂らして使用することをおすすめします。
ケーブルの根元が加工されているイヤホン
ケーブルの根元が加工されているイヤホンは、耳にループさせても、うまく固定させずケーブルが耳から取れてしまったりしてわずらわしく感じると思います。また無理やりループさせると、根元部分に負荷がかかってしまい、断線の原因となる可能性もあります。このような形状のイヤホンの場合も、無理はせず通常通り下にケーブルを垂らして使用していくことをおすすめします。
シュア掛け をしやすくなるアクセサリー
Shure製のイヤホンは、ケーブル根元部分に針金が入っているため、耳の形に合わせて形状を変えることができます。しかし、通常のイヤホンは特に形状記憶機能はないため、耳にループさせても装着感が安定しないことがあります。
その際は「イヤーフック」を使用すると安定しやすくなります。
▼イヤーフック
▼イヤホンにつけるとこんな感じ
▼シュア掛けが安定します。
信頼できるメーカーのものであればこちらがおすすめです。
まとめ
[safe title=”シュア掛けまとめ”]
・有線イヤホンの装置はシュア掛けがオススメ
・シュア掛けすると、タッチノイズを抑えられ、装置感が安定する
・シュア掛けに適さないイヤホンもある
[/safe]
以上です!ちょっとだけ装着を工夫して、快適に音楽を楽しんでいきましょう!
最後までこちらの記事をご覧いただきありがとうございます!少しでもこのブログがお役にたてれば嬉しい限りです。
良い記事と思ったらSNSなどで拡散頂けると嬉しいです!
コメント