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完全に据え置きクラス!超弩級ポータブルDAC「Questyle / SIGMA Pro」を試す

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回は完全に据え置きじゃねえかってレベルのポータブルDAC「Questyle / SIGMA Pro」を紹介します。

価格は143,000円です!  ポータブルDACとしては超ハイエンドでーす。

以前レビューした手のひらサイズの「SIGMA」が“ポータブルで据え置き級”なら、SIGMA Proはそこからさらに「ポータブルできる完全な据え置きDAC」って感じです。

Questyle SIGMA Proの特徴
  • ESS社DACチップ「ES9069」をデュアルで搭載
  • デュアルモノ構成+TTA(Three-Tier Architecture)3段処理
  • フルディスクリート/フルバランスのカレントモードアンプを4基搭載
  • 最大1200mW @32Ω(4.4mm)
  • 3.5mm / 4.4mm / 6.35mm出力に対応
  • USB/光/同軸入力、アナログ入出力まで網羅
  • Bluetooth 5.4、SBC/LE Audio/aptX/aptX HD/LDAC(Snapdragon Sound/LDAC認証)
  • USB-Cデュアルポート(データと給電を分離)+12時間駆動

要するにSIGMA Proは、SIGMAの“便利さ”を残しつつ、入出力・運用・ヘッドホン駆動をガチにした完全上位版ってことですね。

PR:Questyle

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

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Questyle SIGMA Pro 外観・付属品

Questyle SIGMA Proのパッケージはこちら。

開封するとこんな感じ。

付属品一覧
  1. Type-C to Cケーブル(120cm)
  2. USB C to Type-A変換アダプタ
  3. 保証書
  4. 取扱説明書

据え置き用途を意識してなのか、今回は120cmと長めのUSB-Cケーブルしか付属していません。

本体はこちらですが、うん、クソデケェ!

デザインはSIGMAに引き続き、いわゆる“バウハウスデザイン”の理念に基づいたシンプルな設計とのこと。

素材は高耐久ガラスと、航空機グレードのアルミで構成。アルミを使っている影響か、持ってみると見た目ほどズシっとくる感じはないですね。

今回紹介しているのはシルバーモデルですが、カラーはブラックも用意されています。この価格でカラーバリエーション用意してんのやばくない?

SIGMAと並べてみるとこんな感じ。SIGMAも大きく感じてましたけど、さらに大型サイズになっていますね。これはポータブルサイズじゃない。

一応iPhone 16 Pro Maxと同じ大きさらしいけど、厚みがあるからゴツく感じる……。

さすがに「ポケットにスッ」みたいな運用は厳しめで、ポータブルの際はバッグ運用が必要になるかと思います。

天板下部にはディスプレイと、4つの操作ボタンが並びます。

ボタンは左から以下のとおり。

  • OUTPUT:1回押すとラインアウト/ヘッドホンアウト切替、長押しでIEMモードのオン/オフ
  • GAIN:High/Low、Studioの各モード切替
  • SOURCE:一度押すとで入力切替、長押しでBluetoothのペアリングモード
  • POWER(電源):長押しで電源オン/オフ

SIGMAからの進化ポイントとしては、ディスプレイが搭載した点。

SIGMAは音量やゲイン設定などがインジケーターランプ表示のみで、屋外だと今どの状態なのかが分かりにくい場面がありました。SIGMA Proは各種情報がディスプレイに出るので、使い勝手は改善しています。

フロントパネルには、6.3mm / 4.4mm / 3.5mmジャックと、ボリュームノブが備わっています。6.3mmが備わっている時点で据え置きだよね。

ボリュームノブはボタンにもなっていて、長押しでミュートの切替も可能。

出力設定は、SIGMAにはなかった高感度イヤホン向けの「IEMモード」と、出力が1番高いStudioモードが用意されています。

また、ボリュームノブを保護するためボリュームガードが設けられています。このクワガタっぽいデザインが懐かしいですね。

入力端子も非常に多く、リアパネルには充電専用USB-C、デジタル入出力用USB-C、同軸デジタル入力、光(角形)入力、4.4mmアナログ入力、3.5mmアナログ入力の各端子が揃っています。

ほぼ据え置きアンプかのような入力端子の多さです。充電用端子が独立しているので、デスクトップでSIGMA Proを給電しながらの使用もできます

地味に嬉しいポイントですが、SIGMAと違ってUSB-C端子がヘッドホンジャックと逆側に配置されているのがいいですね。

据え置き前提だとこの配置の方が使いやすいのですよ。ポータブル用途だとUSB-Cとジャックが同じ方向にあった方がポケットに入れてもケーブルが干渉しにくくて使いやすいですけどね。

両サイドはなにもなし。

背面は真っ黒!

最後に重さですが、約336gですね。SIGMAが約164gなので200g近く重たくなってます。

Questyle SIGMA Pro / SIGMA スペック比較

項目SIGMA PROSIGMA
デジタル入力USB(PCM 44.1kHz-768kHz/32bit、DSD最大512、DoP最大256、MQAフルデコーダー、UAC2.0)
光デジタル:PCM 44.1-192kHz/24bit
同軸デジタル:PCM 44.1-192kHz/24bit
USB(PCM最大768kHz/32bit、DSD最大512、DoP最大256、UAC2.0)
Bluetooth5.4
SBC / LE Audio / aptX / aptX HD / LDAC
5.4
SBC / LE Audio / LDAC / aptX / aptX HD
aptX Adaptive
アナログ入力3.5mm SE IN:1Vrms
4.4mm BAL IN:2Vrms
出力端子6.35mm / 3.5mm アンバランス
4.4mm バランス
3.5mm アンバランス
4.4mm バランス
録音機能ANALOG INPUT録音&モニター(48kHz/24bit固定)記載なし
出力(数値)40mW @300Ω(SE)
160mW @300Ω(BAL)
1200mW @32Ω(BAL)
1200mW @32Ω(Balanced)
THD+N0.0002% @48kHz/24bit 1kHz sine0.0002% @300Ω
SNR120dB120dB
連続再生時間12時間最大12時間
充電約3時間(5V/2A充電)約3.5時間
最大電流:2A
DACESS9069Q ×2AK4493
アンプ構成4基カレントモードアンプ4基カレントモードアンプ
付属品USB C→Type-A変換アダプタ
Type-Cケーブル(120cm)
保証書 / 取扱説明書
USB C→Type-A変換アダプタ
Type-Cケーブル(12cm)
Type-Cケーブル(120cm)
保証書

Questyle SIGMA Pro レビュー

音質|密度のあるアナログライクなサウンド

SIGMA Proの音質についてですが、以前紹介したSIGMAと傾向が結構違います!

僕はSIGMA Proの方が断然好みです。

めちゃめちゃ音質は良いですけど、価格相応かどうかは比較できる機種を持っていないのでなんともですが、少なくとも今所持しているポータブルDACの中では一番良いとは感じましたね。

検証環境
  • 接続デバイス:iPhone 17 Pro
  • 接続方式:USB-C接続
  • ゲイン:ヘッドホンモード、Studioモード
  • ヘッドホン:final D8000 Pro Edition、ゼンハイザー HD 800 S
  • イヤホン:ゼンハイザー IE 900
音の特長

5.0

音質

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

基本のSIGMAのニュートラルな傾向はそのままに、SIGMA Proの方がほんのりと暖色系でアナログライクなサウンドになっています。

派手にドンシャリにしたり、艶っぽく色付けしたりするタイプではなく、フラットだけど聴感上は少しウォームさのある濃密な音に感じますね。

かといって柔らかすぎてボヤッとした感じではなく、一音一音の音もしっかり立っているんですよね。

なんというか、楽曲の空気までも感じられるモニターサウンドって感じですかね。

SIGMAは解像度重視の寒色系キッチリカッチリサウンドだったので、同じメーカーとはいえ傾向の違いは感じられます。

解像度についてもSIGMA同様に非常に高く、各音の粒立ちが良くて、それでいて各帯域のつながりがよく滑らか。

高域は繊細な伸びの良さをもちつつSIGMAと比べると少しウェットな印象。スネアやシンバルにはキレの良さを感じられますが、SIGMAのように硬質にはなりすぎずに刺さり感も抑えられた絶妙なバランスに仕上がっていますね。

低域にはSIGMA以上にドッシリとした土台が加わり、とても安定感と深みのある低音で鳴らしてくれます。とくに立体感が素晴らしく、奥行き側にも低音の振動が広がっていくような音を感じられます。

中域は比較的ニュートラルな印象で、ボーカルを脚色しずぎずにありのまま出すような印象。艶っぽさやハデさのようなものはないですが、声の輪郭を感じさせつつ自然に広がっていき、かといって浮き彫りにさせすぎないバランスで、とても品質の高いモニターサウンドを聴いているような感覚になります。

音場もSIGMA以上に自然な横の広がりと奥行きを感じられる音で、SIGMAの横方向に広がる二次元的なサウンドが、奥行きも加わった三次元サウンドに広がったような感覚です。

出力が高いおかげで、駆動力が必要なハイエンドヘッドホンで聴いてもスカスカ感をまったく感じられず「あれ、いま据え置きのアンプで聴いてたんやったけ?」と錯覚を起こすほど

寒色系で味気が少ないゼンハイザー HD 800 Sで聴いても、瑞々しさのあるウォームなサウンドに感じられますね。

10万円以上のポータブルDACはいくつか聴いてきましたが、その中でもSIGMA Proはかなり好印象でしたね。

このニュートラルかつほどよくアナログライクなサウンドが個人的にも好みでした。音の好みだけで評価するならSIGMAよりも断然SIGMA Pro派です。

出力について

出力についてですが、SIGMAと同様にマジで据え置き級の出力の高さがあります。

スペック値でも4.4mm接続時で1200mW @32Ω ですもんね……。ドングルDACだと出力が高いモデルでも600mWほどだよ……?

スペック値以上に鳴らしにくい有線ヘッドホン代表HD 800 S(音圧感度102dB、インピーダンス300Ω)で試してみましたが、これもふつうにいけますね。

鳴らし切るために”頑張ってる”感じがないですもんね。少し余裕があるくらいのドライブ力ですよ。さすが1200mW。

単純に出力が高いだけでなく、高感度のイヤホンと低能率のヘッドホン、どちらにもちょうど良い出力にできる点も凄いと思いました。

ボリュームも有線接続時はスマホ側で操作できなくなりますが、本体側では細かく調整できます。IEMモードでローゲインにしたらIE 900でもちょうど良い出力にもできますしね。

データ転送用とは別で充電用のUSB-C端子も備わっていますし、「据え置き」と「ポータブル」、「イヤホン」と「ヘッドホン」どちらの環境でも高音質で楽しみたい方にはピッタリのDACだと思います。

でも、SIGMAもあのサイズで1200mW @32Ω(バランス接続時)なので、実は同じ出力なんですよね。アレも大概バケモン。

音の傾向の違いによるものかもしれませんが、SIGMA Proの方がドシっとした土台のある音のように感じますね。

Bluetooth接続で聴くと

Bluetooth 5.4に対応し、SBC/LE Audio/aptX/aptX HD/LDACをサポートしています。

スマホとUSB-Cで挿して運用するのは難しいですが、Bluetoothであれば独立してポケットに入れて運用することもギリギリできます。

ワイヤレスとしてはめちゃめちゃ良いですが、Bluetooth特有の音の粗も発生するため、やはりできれば有線で聴きたいですねぇー。

拡張性たけぇ

SIGMAはUSB入力+Bluetoothで完結する強いポータブルDACでしたが、SIGMA Proはさらに光/同軸入力、アナログ入出力、LINE OUT、録音&モニターまで用意されています。

最近はUSB-Cで接続することが多いですが、光や同軸端子も合わせるDAPによってはありがたいこともありますね。

そかもそれだけでなく、3.5mm / 4.4mm のアナログINを使って、アナログ信号の入力と、その音源のモニタリングまでできます。

またHPモード時にOUTPUTボタンを1回押すことで、LINE OUTモードにも切り替えられます。ヘッドホンアウトから他の聴きに接続してプリアンプ代わりに使うことができます。

据え置きDACどころか、ほぼオーディオインターフェイスやないか。

気になるところ

ここまでポータブルアンプというか据え置きアンプとしても完璧とも言えるような性能を持っているSIGMA Proですが、気になるところが一つあります。

まあ、見てわかる通りなのですが、とにかくデケェのですよ。

ポケットに入れて運用は間違いなくできないですし、外出や通勤用のDACとしては敷居が高いのですよ。

でも持ち運びさえできればポータブルオーディオだと思うんですよ。据え置きアンプを持ち運ぶような猛者もいるくらいですし、それに比べればSIGMA Proなんて小さい方ですよ。

そう思いませんか? 思いませんよね。

ちなみにSIGMAは熱くなりやすいというデメリットがありましたが、SIGMA Proは充電しながらHP Mode、Studio Modeでもほんのり熱くなる程度でした。

Questyle SIGMA Pro まとめ

総合評価

4.8/5

Questyle SIGMA Pro

  • ポータブルDACとしては最高峰の音質の良さ
  • 最大1200mWと据え置きクラスの出力の高さ
  • 3.5mm / 6.3 mm / 4.4mm 全てのジャックに対応
  • 入力端子が超豊富
  • USBデータと給電を分離できる
  • LDAC / aptx対応でワイヤレスでも運用できる
  • クソでかい

5.0

音質

2.5

携帯性

5.0

拡張性

4.6

利便性

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り
こんな人におすすめ
  • ニュートラルだが少しアナログ差も感じられる立体的なサウンドが好み
  • イヤホンもヘッドホンも1台で運用したい
  • 有線とBluetoothどちらでも使いたい
  • 据え置き級の音をポータブルで楽しみたい人

SIGMA PROの強みは”10万クラスの据え置きDAC”を気軽じゃないけど場所を選ばずに聴けるようになるという点ですかね。

音の傾向もSIGMAより濃密でアナログライクな音で、ボク的には断然SIGMA PROの方が好みでしたね。

ただ屋外でお手軽に使いたい方や、カチッとした音が好みならSIGMAでもいいかとは思いますね。

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