こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
異常なまでのコスパの高さで定評のあるイヤホンメーカー「QCY」から、セール価格で5000円台でありつつ、6mmチタン振動板と11mm複合振動板を同軸で配置したデュアルドライバーのワイヤレスイヤホン「MeloBuds N60」を紹介します。

- デュアルドライバー搭載
- 最大-56dBノイズキャンセリングに対応
- 最大再生時間は本体9時間/ケース込450時間
- LDAC対応&ハイレゾ認定
- マルチポイント&低遅延モード対応
- 自動装着検出搭載
- 価格は7,480円→セールで5610円 クーポンでさらに安く購入可能
前回紹介したMeloBuds N70がMEMSドライバーを採用したモデルでしたが、今回はデュアルダイナミックドライバー。
価格もさらに安くなっており、その上でノイキャン・マルチポイント・低遅延モードなど全部入り。音質次第ではかなりのコスパの高さとなりそう。
今回はQCYさんから紹介用に提供いただいたので、実機を使ってどれほどの実力か検証していきましょう。
YouTube版はこちら
MeloBuds N60 外観・付属品
それではMeloBuds N60の外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
MeloBuds N60のパッケージは白地のシンプルなデザイン。ちゃんとハイレゾロゴとLDACロゴ入りです。

開封するとこんな感じ。

付属品
- USB Type Cケーブル
- イヤーピース5ペア
- マニュアル
充電ケース・本体
今回ホワイトとブラックを提供いただきました。ブラックの方がかっこいいけど指紋が目立つ。

筐体サイズもかなりコンパクトで胸ポケットにすっぽり収まるほどの小ささ。

同社のMeloBuds N70と比べるとこんな感じ。

充電端子はUSB-Cに対応

ワイヤレス充電は対応していませんでした。

充電ケースを開いたらこんな感じ。

取り出し面積がとても広くなってくれたおかげで、だいぶとりだしやすくなりました。

イヤホン本体はテッカテカハウジングが目立つデザイン。個人的にはもっとマットな質感の方が好み。

内側はどシンプル。

MeloBuds N70と比べるとこんな感じ。

最後に重さですが、総重量は約47.9g、本体片耳の重量は約5.2gと、ワイヤレスイヤホンとしてはかなり軽めです。


スペック比較
| 製品名 | MeloBuds N60![]() | MeloBuds N70![]() | MeloBuds Pro![]() |
| ドライバー | 11mm+6mm デュアルダイナミック | MEMS+10mmダイナミックドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
| Bluetooth | 6.0 | 6.0 | 5.3 |
| コーデック | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC,LDAC |
| 再生時間 ※ANC ON時 | 本体:6時間 ケース込:30時間 | 本体:7時間 ケース込:35時間 | 本体:7.5時間 ケース込:30時間 |
| 充電端子 | Type C | Type-C/ワイヤレス充電 | Type C |
| 防水 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
| 自動装着検出 | ◯ | ◯ | ◯ |
| 低遅延モード | ◯ | ◯ | ◯ |
| マルチポイント | ◯ | ◯ | ◯ |
| ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング -56dB | アクティブノイズキャンセリング -56dB | アクティブノイズキャンセリング -46dB |
| 外音取り込み | ◯ | ◯ | ◯ |
| 空間オーディオ | ◯ | ◯ | ◯ |
| Amazon参考価格 ※セール時の価格 | 5,610円 | 7,584円 | 5,584円 |
MeloBuds N60 レビュー
装着感|とても軽やか
MeloBuds Nr0の装着感についてですが、今までのQCYのイヤホン同様に良好ですね。
装着してみるとこんな感じ。わりとスタイリッシュ。

前から見ても耳からの飛び出しが少なめ。

スティック型を採用しているおかげで圧迫感が少なくて、長時間装着していても耳が痛くなりにくい印象でした。
あとこの価格で自動装着検出まで対応しているのはスゴイ!ただ、たまに誤検知して勝手に通知音が鳴ったりします。
装着感には全然不満がないですね。
| 装着感 | (4.8) |
音質|価格に対してクオリティが高いドンシャリサウンド
MeloBuds N60の音ですが、5000円台と考えればなかぬのクオリティの高さだと思います。
MEMSドライバーを搭載したN70よりもこっちの方が全然好き……。
今回の検証ではXperia 1Ⅵを使ってLDACで検証しています。
音の特長は次のとおりです。
3.9
高音
3.8
中音
3.8
低音
音の傾向
音の傾向はわかりやすくドンシャリ型。といってもボーカルは引っ込みすぎない程度のバランスになっています。
高域はカリッとした寒色系、低域はドッシリと広がる迫力重視のサウンド。
繊細さよりも迫力やノリを重視した傾向になっています。
音場
音場は意外と広めで、横方向に自然に広がっていくような感覚があります。
低域にも奥行き側に広がるような立体感があって、全体的に音場は広めに感じますね。
高域の定位は定まっている感じはありますが、それ以外の帯域は、ややフワッとした定位感
高音
高域はカリッとした硬質さはありますが、価格にしては粒立ちがなかなか良く、それでいて不快な刺さり感は抑えられたバランスになっていますね。
高域も埋もれたり団子になったりしにくく、中音域と分離できている粒立ちの良い音になっていますね。
MEMSドライバー搭載のN70は、高域がシャリっシャリしていてかなり暴れ気味でしたが、今回はダイナミックドライバーなのでちょうど良い塩梅になっています。
MEMSドライバーはチューニングが難しいのかな……。
また、LDACの恩恵が顕著に現れる音になっていますね。iPhoneのAAC接続だともう少しボヤけ他感じになります。
中音
ボーカルは他の帯域と比べると半歩〜一歩ほど遠目に感じますが、デュアルドライバーのおかげか埋もれている感覚はなく、遠目でありつつもクリアな歌声を聴かせてくれます。
ただ、低めの男性ボーカルだと埋もれやすくなりますね。女性ボーカルの方がクリアで輪郭もわかりやすいです。
エレキギターやシンセサイザーなど主旋律は少し音が潰れがちになりますが、価格を考えれば十分平均レベル。
低音
低域は解像度が甘めに輪郭が掴みにくい印象ですが、その代わり広がるような低域で楽曲を下支えするような感覚ですね。
音の輪郭を追うんじゃない、迫力だけを感じろ、って感じの低音です。
ノリと迫力重視の方であれば満足できるかと。
おすすめのジャンル
おすすめのジャンルはロックやポップス、エレクトロなどノリの良いジャンル全般といったところ。
空間オーディオにも対応
そしてこの価格では非常に珍しい空間オーディオにも対応。
こちらをアプリでONにすると、素の音のバランスはそのままに音像が左右に広がってサラウンドのように立体的な音になります。
1万円以下のイヤホンの空間オーディオは不自然になるものが多いのですが、
ライブ音源を聴いたら、リアルなホール感が出て楽しいですよ。
またLDACと空間オーディオを両立できるのもポイントが高いです。YouTubeなどでライブ音源を聴く時にワンポイントで使う感じになるかと思います。
ノイズキャンセリング|けっこう強め
ノイズキャンセリング性能は価格に対してけっこう強めで、低域側はしっかり目にカットします。
5000円台であれば一番強いんじゃないかな?ってレベル。以前紹介したN70と同等クラスで強いですね。
アプリでは「アダプティブ」「室内」「通勤」「騒がしい」「風切音カット」の5つから選択可能です。

アダプティブにすると、周りの環境に応じて自動でノイズキャンセリング性能を最適化してくれます。この状態で電車に乗ってみると、低域側の走行音がかなりカットできていることがわかりますね。
ただし、「アダプティブ」だと、状況によっては超高域側が弱くなり、音楽を聴いている状態でもキーボードのタイピング音は耳に入ってきやすいように感じました。
「室内」だとタイピング音の高域側が目立つ感じもなかったので、屋内メインで使う場合は設定を変えてあげると良いと思います。
| ノイズキャンセリング | (4.3) |
外音取り込み|なかなか優秀
外音取り込み性能もなかなか優秀です。
少しモゴモゴとした感じになりますが、着けたままでも普通に会話できます。
また、MeloBuds N70ほど高域側が刺さらず聴きやすい感じになっています
アプリで「1~6」の間でレベル調整が可能で、6にするとかなり聞こえやすくなります。

| 外音取り込み | (4.0) |
操作性|カスタマイズ性が高い
MeloBuds N70の操作性は、複数タップの感度がやや悪め。
操作方法一覧は次のとおりです。
| 項目 | 操作方法(デフォルト) |
|---|---|
| 再生/停止 | L or R側を2回タップ |
| 曲送り | R側を3回タップ |
| 曲戻し | アプリで設定可能 |
| 音量を上げる | アプリで設定可能 |
| 音量を下げる | アプリで設定可能 |
| 外音モードの切り替え | R側を長押し |
| 音声アシスタント | L側を長押し |
| ペアリングモードへの移行 | 充電ケースのボタンを長押し |
アプリでL/Rの1〜3回タップに対して操作の割り振りが可能です。

はじめは1回タップは誤動作防止のために「無効」になっているので、操作項目を増やしたい場合は1タップにも割りっても良いかと。
誤動作は発生しやすくなりますが、1タップだけで再生・停止ができるようになるので、操作に対するストレスは減ります。
LDACとマルチポイントの併用が可能
MeloBuds N60は、2台のデバイスに同時接続ができるマルチポイントに対応しています。
この機能によって、片側はiPhoneに繋げて音楽鑑賞をしたり、もう片側にはパソコンやタブレットに繋げてYouTubeを鑑賞したりオンライン会議でヘッドセットとして使ったりすることができます。
めっちゃ便利なんで、僕は基本マルチポイントをついている機種じゃないと愛機として使いません。
MeloBuds N60でその挙動を確かめてみましたけど、問題なく動作しますね。電源OFF後も自動で2台のデバイスに同時接続されます。
ちなみに後から再生されたほうが優先される「後勝ち」設定になっていました。
さらにすごいのがLDACとマルチポイントの併用ができる点。1万円以下で併用できるモデルはなかなかありません。
ただ、併用した場合は接続対応性が悪くなるので、LDACの再生品質を落とさないと音が途切れすぎて聴けたもんじゃないです。
通話品質について
マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!
背景ノイズは抑えられてますけど、声の雑味が強かったり、ノイズで消しきれてない反響音が入ってたりしますね。
マイク性能としては普通くらい。
| 通話品質 | (3.5) |
音の遅延|気軽にゲームができるほど
音の遅延については、YouTubeで動画鑑賞をするくらいであれば問題なし。LDAC接続時も音ズレはほとんどありませんでした。
次にゲームモードをONにして音ゲーをしてみましたが、遅延はかなり少ない方ですが音ゲーは厳しい印象。
FPSや他のゲームをカジュアルにプレイするくらいなら使いやすいと思います。
本体操作のみでゲームモードをONにできる点もポイントが高いです。
そのほか気になったところ
ノイズキャンセリングと外音取り込みモードの切り替え時に、必ずノーマルモードを挟んでしまうこと。ここが個人的に気になる部分なんですよね。
ノイズキャンセリングイヤホンは、基本「ノイズキャンセリング」か「外音取り込み」しか使わないのに、ノーマルモードを挟むことによって「外音取り込み」から「ノイズキャンセリング」に移行するために2回の操作が必要になってしまうんですよ。これがわずらわしい。
メーカーによっては「ノーマルモード」をオフにすることもできますが、QCYはまだ対応できていないようです。
あとアダプティブのイズキャンセリングが不安定で、高域が妙に際立って耳が痛くなってしまうことが多いです。
MeloBuds N60 まとめ
MeloBuds N60をまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.8/5
MeloBuds N60

- セールで約5000円台と考えれば音質面は優秀
- 価格に対してノイズキャンセリング性能が高い
- アプリのカスタマイズ性が高い
- マルチポイント / LDAC / 空間オーディオの
併用ができる - 自動装着検出対応
- ゲームモード搭載で低遅延でゲームもできる
- 外音モード切り替え時にノーマルモードを挟む
- ノイズキャンセリング、自動装着検出
アプリがたまに不安定になる
3.9
高音
3.8
中音
3.8
低音
4.7
装着感
4.3
ノイズキャンセリング
4.0
外音取り込み
4.3
マイク性能
4.3
利便性
| Bluetooth | 6.0 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体6時間/ ケース込み30時間 |
| コーデック | SBC, AAC, LDAC | 充電時間 | 不明 |
| ドライバー | デュアルドライバー | 充電端子 | Type C |
| 専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX5 |
| ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング(-56dB) | 質量 ※片耳/ケース込 | 不明 |
| 外音取り込み | ◯ | ゲームモード | ◯(低遅延モード) |
| 自動装着検出 | ◯ | 空間オーディオ | ◯ |
| マルチポイント | ◯ | 保証 | 1年 |
MeloBuds N70と比べると価格もお求めやすく、その上で高域も抑えられて聴きやすいバランスになり、万人にお勧めしやすいハイコスパワイヤレスイヤホンになりましたね。
実質MeloBuds Proの後継機的なポジションのように感じました。
セールで5000円台でLDACもマルチポイントも使えて、その上で音質もノイキャンも外音取り込みもなかなか優秀なので、安くて良いワイヤレスイヤホンを探している方にはとてもおすすめできる製品だと思います。











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