【わずか7g】超軽量でも臨場感のあるサウンドのオープン型ワイヤレスイヤホンOpenRock S2 を試す

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回はオープン型でも本格的なサウンドを提供するOpenRockの最新モデル「OpenRock S2」を紹介します。

OpenRock S2の特徴
  • Bluetooth 6.0 & マルチポイント接続
  • 本体8時間、ケース込み32時間駆動可能なバッテリー性能
  • 4マイクAIノイズキャンセリングでクリアな通話が可能
  • BassDirect™技術で歪みの少ない深みのある低音再生
  • LDACコーデック + ハイレゾ認証対応
  • LISO 2.0 アルゴリズムで低域/高域を動的に調整し最適な周波数バランスを維持
  • IPX5相当の防水認証で汗や雨にも強い
  • 価格は9,980円→クーポンでさらに安く

以前紹介した「OpenRock X」と比べて、見た目が今風にスマートになりましたね。本体もコンパクトになりました。

OpenRock Xも当時はなかなか音質が良かったので、今回も音質面に期待したいところ。

今回はOneOdioさんから紹介用に提供いただいたので、実機を使ってどれほどの実力か検証していきましょう。

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

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OpenRock S2 外観・付属品

それではOpenRock S2の外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

OpenRock S2のパッケージはオレンジの枠とハイレゾワイヤレスのロゴが際立つシンプルなデザイン。

開封するとこんな感じ。

付属品

付属品一覧
  1. マニュアル

充電用のケーブルさえ付属していないシンプル構成。

充電ケース・本体

OpenRock S2の充電ケースは薄型で平べったいデザイン。

OpenRock Xがカラビナ付きのゴッツイデザインだったので、とてもスマートになりましたね。

OpenRock Xと比べるとこんな感じです。

充電端子はUSB Type Cに対応。

充電ケースを開けるとこんな感じ。

フック部分が少し浮いた状態で収納されているので、取り出しやすさは問題なし。

本体は最近のイヤーフック型らしくスマートな見た目になりましたね。

フック部には0.6mmのチタンワイヤーを採用、耳に触れる部分にはリキッドシリコンを採用し、あらゆる耳にフィットさせつつ不快感なく長時間装着できるような仕様になっています。

前後の重さも50:50のバランスで保たれるように調整されており、快適かつ安定した装着感を実現したとのこと。

また汗の浸透や腐食を防ぐ「防水ナノコーティング」、汗が自然に外側に流れる設計の「20〜30°傾斜角」、汗の侵入を防ぐ「独立チャンバー構造」、この3つで本体を守る「トリプル耐汗システム」という設計で作られています。

とりあえず汗による故障の心配は少なそう。

最後に重さですが、総重量は56.1g、本体片耳の重量は7gです。

OpenRock S2 スペック

製品名OpenRock S2

OpenRcok X
OpenRock Pro
Bluetooth6.05.35.2
ドライバー12mm
ダイナミック
14.2mm
ダイナミック
16.2mm
ダイナミック
コーデックSBC,AAC,LDACSBC,AACSBC,AAC,aptX
再生時間
※ANC ON時
本体:8時間
ケース込:32時間
本体:12時間
ケース込:48時間
本体:19時間
ケース込:46時間
充電端子Type CType CType C
防水IPX5IPX5IPX5
マルチポイント
アプリ
自動装着検出
低遅延モード

OpenRock S2 レビュー

装着感|めちゃめちゃ快適!

OpenRock S2の装着感についてですが、これめちゃめちゃ良いですね!

実際に装着してみるとこんな感じ

前から見るとこんな感じ。

本体は軽いし、重さも前後で分散されているおかげで耳への負担も少ないし、フック部分もちゃんと耳の形に沿っているから落ちる気もしないですし、めっちゃ快適!

実際にメガネをつけた状態でジョギングもしてみましたが、耳から落ちそうな気配もなく、とても安定していました。

装着感(5.0)

音質|

音質についてですが、中低域にフォーカスした豊かな音という印象ですかね。

OpenRock Xほどの実力ははないですが、1万円以下で買えるオープン型として十分な厚みのある低音で楽しめるイヤホンとなっています。

OpenRock S2の音の特長は次のとおりです。

音の特長

3.7

高音

3.8

中音

3.9

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り

音の傾向

音の傾向は中低域寄りで、全体的にウォームな印象。

高音

高域はあまり伸びない印象ですかね。キレや鋭さのようなものはなく、音量を上げると中高域はややピーキーに聴こえる感覚。

エレクトロなど電子音系のジャンルは問題ありませんが、ピアノやストリングスなどアコースティック編成の楽曲は自然な伸びは感じにくいかと。

中音

中域は少し凹んだ感覚はありますが、中低域にかけての厚みのあるサウンドになっています。

女性ボーカルのノビはイマイチですが、低めの男性ボーカルは深みのある歌声で聴かせてくれます。

低音

低音は厚みと迫力を併せ持つウォームなサウンド。

騒がしい環境でも低音が埋もれることなく、豊かな音で楽曲を下支えするような感覚です。

おすすめジャンル

おすすめジャンルはヒップホップやシティポップ、チル系全般、

低音の広がり方が心地よいので、チルテイストのヒップホップやブラックミュージックテイストのものがあっているように感じましたね。

ポップスだと星野源の「喜劇」が良い感じ。

イコライザー&空間オーディオも

アプリを使ってイコライザーで好みの音に変更できます。

イコライザーはロックモード、リラックスモード、ブームモード、設定の4つから選択可能で、デフォルトではロックモードになっています。音質評価もロックモードで行っています。

カスタムイコライザーでは60Hz~15KHzの6バンドから±6dBで調整が可能です。

ちなみに空間オーディオ機能も使えますが、こちらは音を無理やり広げただけのような感覚でデフォルトの方が断然好みでした。

操作性|物理ボタンで思い通りに操作できる

OpenRock S2の操作は本体下部の物理ボタンで行います。

操作方法一覧は次のとおりです。

項目操作方法(デフォルト)
再生/停止L or R側を1回押す
曲送りR側を2回押す
曲戻しL側を2回押す
音量を上げるR側を長押し
音量を下げるL側を長押し
音声アシスタントアプリで設定可能

物理ボタンだから誤操作もすることもないですし、長押しし続けている間は一気に音量アップ〜ダウンもできますし、操作に関しては不満なしですね!

ボタンの静音性も高く、クリック音が耳内に全然響きません。

さらにアプリで長押しのみ操作変更が可能です。

こちらで音声アシスタントの割り振りができるようになりますが、音量調整の方が大事なので、こちらはデフォルトのままでOKかな〜。

操作のカスタマイズ性は高くないですが、デフォルトで完成されている操作性のように感じましたね。

アプリについて

OpenRcok S2はアプリ「OpenRock APP」に対応しています。

アプリでできることは次のとおりです。

アプリでできること
  • バッテリー残量の確認
  • イコライザーの変更
    →ロックモード、リラックスモード、ブームモード、設定の4つから選択可能
  • 最高音量の制限
    →最大音量を80〜92デシベルで調整可能
  • 使用時間超過のご案内
  • ジェスチャー(操作方法の変更)
  • 空間音響
  • 音量バランス
  • 自動電源オフ
  • 音声プロンプト音量
  • イヤホンの検索
  • ファームウェアの確認

マルチポイントの挙動について

2台のスマホやパソコンなどに同時接続のできるマルチポイントも今作は対応しています!

挙動も確認してみましたが、一度電源OFFにしてから電源ONにしても、ちゃんとあらかじめ接続しておいたデバイスとも自動で接続されますね。

マルチポイント機能があれば、スマホと会社のパソコン、スマホとタブレット、このように2台のデバイスを毎回ペアリングすることなく使えるので超便利なんですよ。

オンライン会議用PCや動画鑑賞用タブレットなど複数のデバイスを使っている方には必須の機能かと。

ただし、LDACとマルチポイントの併用ができないので注意が必要です。

通話品質|

マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!

音の遅延|動画を見る分には問題なし

OpenRock S2の映像と音声のズレですが、LDACで見てもYouTubeとかアニメを見る分には全然問題なしです。

ゲームモードがついていないのは残念ですかねー。なのでゲーム用途にはおすすめしません。

迫力もなかなかにあるので、ふつうにタブレットで映画を見たりするのにもおすすめですよ。

OpenRock S2 まとめ

OpenRock S2をまとめると以下のとおりです。

総合評価

4/5

OpenRock S2

  • イヤーフックタイプとしては非常に軽い装着感
  • LDAC対応
  • マルチポイント対応
  • 物理ボタンで誤操作の心配なし
  • 長押しで継続的な音量調整ができる
  • LDAC / マルチポイントの併用ができない
  • 低遅延モードに対応していない

3.7

高音

3.8

中音

3,9

低音

5.0

装着感

2.5

音漏れ

外音取り込み

4.3

マイク性能

4.5

利便性

Bluetooth6.0最大再生時間
※ANC ON時
本体8時間/
ケース込み32時間
コーデックSBC / AAC / LDAC充電時間約1.5時間
ドライバー12mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX5
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
7g / 55g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出空間オーディオ
マルチポイント保証1年

OpenRock S2はこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • 予算1万円以内でオープン型のワイヤレスイヤホンを探している
  • とにかく軽くてずっと着けていられるイヤーフック型がほしい
  • 低音の広がりや豊かさを重視したい
  • 操作は物理ボタン派の方

OpenRock S2の強みは装着感の軽さと安定感、物理ボタンによる操作のしやすさ、この2点でしょうか。

ジョギングなどのスポーツ用途や、仕事や家事中のながら聴き用イヤホンとして探している方におすすめです。

クーポンもいただいていましてお安く購入できますので、ぜひ検討してみてください。

以上! OpenRock S2のレビューをお送りしました。

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