以前紹介した世界的に人気のあるベルギー発の耳栓ブランド「Loop」より、睡眠に特化した最新イヤープラグ「Loop Dream」が登場しまし
- ノイズ低減レベルが27dB(SNR)とLoop Quiet 2と比べて3dBアップ
- 睡眠に特化したイヤーチップの形状でQuiet 2よりも1.5mm小さくなった
- 更なる快適さのために二つの種類のシリコンを採用
- 最大限の騒音低減を可能にする素材とサイズ感
- コンパクトで滑り止め付きのケース付き
以前紹介したQuiet 2とは異なり、Dreamは遮音性と装着感を重視した睡眠超特化型耳栓となります。
「こんな製品を待っていた!」という方も多いのではないでしょうか。
実際に使ってみたけど、これは超良いですよ!Quietに変わってボクの睡眠用のメイン耳栓となりました。
今回はこちらのLoop Dreamの概要と使用感について、実機を使って詳細にお伝えしていきます。
Loop Dream 概要・外観・付属品
それではLoop Dreamの外観・付属品をチェックしていきましょう。
パッケージはいつものLoopらしい小型でおしゃんなデザイン。
- イヤーチップ4ペア XS / S / M / L
- 収納ケース
- マニュアル
イヤーチップは従来品のようなシリコン素材ではなく、高密度メモリーフォームとシリコンの二重構造で作られためちゃめちゃ柔らかい素材を採用。
ちなみに、XS / S / M / Lの4サイズ入りですね。
軸の部分にも穴が空いていない珍しいタイプで、新たに採用したイヤーチップのおかげで、Quietよりも3dB高い 最大27dB (SNR)のノイズ低減を実現するようです。
さらにイヤーチップのシリコン部分は2種類のシリコンを使用しており、芯は耳への挿入を簡単にするために硬めのシリコン(90Aショアシリコン)を採用。
肌にあたる部分は最も肌触りがよく柔らかいシリコン(20Aショアシリコン)を採用。
この二つの素材で快適で柔軟なフィット感を実現しているようです。
またイヤーチップの直径は、Quiet2と比べて1.5mm小さくし、耳の出っ張りや敏感な部分への接触を最小限に抑え、圧力を最適に分散させることで、負担なく長時間の着用を可能にしています。
このように、従来のLoop製品よりもイヤーチップ部に大幅な改良が加えられていることがわかります。
収納ケースも従来よりも収納部が広く作られていて、暗いベッドルームでも気軽に収納しやすい仕様になっています。
底面に滑り止めが付き、ベッドサイドテーブルの上でも滑りにくくなっています。
本体がこちら。
Loopの特徴であるリング部分が今回は塞がれていていますね。
リング部分の素材もQuietと比べてかなり柔らかい素材に変更されていて、耳を下にして寝ても圧迫感がよりかかりにくいようになっています。
リング部分からも耳を塞いで遮音性を高めつつ、持ち手として耳から取り出しやすい仕様になっていそうですね。
Loop Dream レビュー
装着感|耳がかなり痛くなりにくい
まず装着感についてですが、これはスゴイですね。
就寝時に使ってみたんですけど、なにこれ、マジで耳の中が痛くりにくいんですけど。
遮音モデルのQuietを睡眠用耳栓として使っているときは、横向きに寝ても他の耳栓と比べると耳への負担は少ない方でしたが、朝起きるとやや鈍痛みたいなものはありました。
これは耳栓をしている限りは仕方ないのかな?とは思っていました。
ただ、Dreamに関してはボクの耳の場合ではありますけど、マジで鈍痛がQuietと比べてかなり軽減されているんですよ。
ゼロではないけどかなりマシ! ただただ遮音されてそのまま自然に朝を迎えるような感じ。
おそらく外側リング部分の素材を柔らかくしたことと、イヤーチップの形状を耳の形に合わせて楕円形にした影響だと思います。
あと、表面がシリコン素材になっているおかげか、ウレタンフォームタイプの耳栓と比べても痒みが発生しにくいんですよね。
ここまで耳への負担が少ない耳栓は初めてですね。装着感は素晴らしいの一言です。ただ、それぞれの耳の形によって差があるとは思います。
遮音性もふつうに高い
装着感が良いだけではなく遮音性もふつうに高いです。
公式の数値だとQuietより3dBほど遮音性が高いですが、実際に使ってみてもそれくらいの感覚。Quietより少し聞こえにくくなったかな?という感じですね。
最近0歳のうちの子どもが、夜にお腹空いていないのに「ふぇえふぇえ」と小さくフェイント泣きを入れてきて、その影響でなかなか寝付けないことがあったんですよ。
そこでDreamをつけて寝てみたんですけど、見事に「ふぇえふぇえ」が聞こえてこなくて、めちゃめちゃぐっすり寝れたんですよね。
逆にグッスリ寝すぎて、本泣きにもしばらく気づかなかったくらいなんですよ。逆に危ない。
窓を開けて寝ても、夜中に突如響きわたるバイクや車の音もほとんど気にならずに見事に眠れました。
睡眠時に気になるちょっとした物音への遮音効果はかなり高いと思います。
出張や旅行で、壁の薄いビジネスホテルやカプセルホテル、あとはインターネットカフェで寝るときなんかに最適な耳栓だと思いますよ。ライブ遠征組の方にもおすすめ。
ただ、ノイズキャンセリング機能が付いているわけではないので、飛行機や電車内などで単純に遮音性だけを求めるなら3万クラスの大手メーカーのノイズキャンセリングイヤホンの方が良かったりします。
あくまで耳栓としては遮音性が高めという感覚です。あとはノイズキャンセリングイヤホンと違って充電の必要がない点もメリットですね。
気になる点
気になる点ですが、価格が耳栓としては高めという点でしょうか。
こだわりが強い製品なだけはあり、価格は6800円もします。耳栓としては高め。
ただ、コスパが悪いとは感じたことはなく、むしろこれだけ快適に睡眠ができるなら喜んで払うわってレベルです。
もう少し予算を抑えたい方はQuiet 2であれば半額ほどの価格で買えるので、遮音目的だけで使うならそちらの方がコスパ的にもおすすめです。
Loop Dream まとめ
これは愛機入り確定です。素晴らしい耳栓でした。
Quietでも概ね満足していましたが、睡眠に特化するならDreamはさらに耳の痛みが少なく遮音性が高い神耳栓でしたよ。ただ、遮音だけを目的にするならQuiet 2でもいいかな〜とは思います。
睡眠用に耳栓を考えていた人は、ぜひこのLoop Dreamを買ってみてください。
コメント