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イヤーカフ型なのにノイズキャンセリングに対応!?EDIFIERのオープン型TWS「LolliClip」を試す

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回はなんと耳を塞がないイヤーカフ型でありつつアクティブノイズキャンセリングに対応したワイヤレスイヤホンが登場しました!

それが今回紹介するEDIFIER「LolliClip」です。

通話用ノイズキャンセリングとか、音漏れを防ぐノイズキャンセリングじゃね?と疑われそうですけど、ちゃんと周りの音を遮音する用のノイズキャンセリングです。

イヤーカフ型なのに意味わからんでしょ。

EDIFIER LolliClipの特徴
  • オープン型なのに適応型ANCに対応
  • LDACや空間オーディオにも対応
  • 左右入れ替え可能で、どちらの耳にも使用可能
  • 指向性技術で音漏れを最小限に抑える
  • IP56相当の防塵・防水性能
  • 本体9時間、ケース込みで39時間対応の超ロングバッテリー
  • マルチポイントや自動装着検出にも対応
  • 価格は16980円

ノイズキャンセリング以外の機能も豊富で、LDACや空間オーディオ、マルチポイント、音漏れ防止など、オープン型としての必要な機能も全て備えた全部入りのイヤホンとなります。

果たしてイヤーカフ型でノイズキャンセリングはどれほど実用的なのか? そもそもイヤーカフ型イヤホンとしての実力はどうなのか? など詳細に検証していきましょう。

PR:EDIFIER

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

YouTube版はこちら

EDIFIER LolliClip 外観・付属品

それではEDIFIER LolliClipの外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

EDIFIER LolliClipのパッケージはこちら。

開封するとこんな感じ。

付属品

付属品一覧
  1. USB Type Cケーブル
  2. マニュアル

充電ケース・本体

EDIFIER LolliClipの充電ケースは球面状で光沢感のあるツルッとしたデザイン。安っぽさのようなものは感じないですね。

厚みもそこまでないので、胸ポケットにもすっぽりと収まるほどのサイズ感です。

充電端子はUSB Type Cに対応。

ワイヤレス充電には残念ながら対応していませんでした。全部入りにするならワイヤレス充電も対応してほしかった。

充電ケースを開けるとこんな感じ。

ブリッジ部が飛び出しているので、取り出しやすさは全然問題なしですね。

イヤホン本体はイヤーカフ型ではあるのですが、先端がEarPodsのようなインナーイヤー型(イントラコンカ型)になっているんですよね。

イヤーカフ型なのか、インナーイヤー型なのか、判断が迷うところ……。

イヤーカフ型のように装着できるインナーイヤー型みたいな感じかしら?

ブリッジ部は柔軟性が高く、締め付けもそこまで強くない印象ですね。

最後に重さですが、総重量は58.5g、本体片耳の重量は6.9gです。

イヤーカフ型としてはやや重ためですね。だいたい5g前後のことが多いので。

EDIFIER LolliClip スペック

製品名LolliPop
ドライバー13mmダイナミック型
Bluetooth5.4
コーデックSBC,AAC,LDAC
再生時間
※ANC OFF時
本体:9時間
ケース込:39時間
充電端子Type C
急速充電15分で3時間の再生が可能
防水IP56
自動装着検出対応
低遅延モード対応
空間オーディオ対応
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み非対応
マルチポイント対応
マイク片側3基 AIアルゴリズム
価格
※Amazon参考価格
16,980円

EDIFIER LolliClip レビュー

装着感|ほぼインナーイヤー型

EDIFIER LolliClipの装着感についてですが、イイ、イイんですけど、これはほぼインナーイヤー型のような装着感ですね。

実際に装着してみるとこんな感じ。

前から見るとこんな感じ。

耳内にスッポリと収まるような装着感になるため、他のイヤーカフ型イヤホンと比べると圧迫感が強め。

軽いイヤーカフ型だと5〜6時間くらい装着しっぱなしでも痛くなりにくいですが、LolliClipは2時間ほど装着していると耳が痛くなる感覚がありましたね。

どれほどの速さで痛くなってくるかは個人差はあると思います。

ただ、インナーイヤー型と考えると耳を挟んでしっかりと固定しているため、装着感も安定しやすいし快適なんですよね。

ジョギング時でも一般的なインナーイヤー型イヤホンよりもめちゃめちゃ安定しますし、スポーツ用でも使いやすいです。

結論、イヤーカフ型の開放感を求める方は注意。安定するインナーイヤー型イヤホンを探している方はアリです。

装着感(4.5)

左右を自動で識別してくれる

この子すごいのが、左右のイヤホンを自動で識別してくれるのですよ。

他の安いイヤーカフ型イヤホンでもこの機能はありますが、そちらはケースに入れて再度出した時点で左右が識別されるタイプでした。

LolliClipは耳に装着した時点で左右を判別するタイプなので、L/Rを絶対に間違えることがないんですよ。

2万クラスのイヤーカフ型ならこの機能はありましたが、EDIFIERは1万円台でこの機能を備えてきました。

音質|LDACだとなかなか良い! iPhoneだと微妙?

EDIFIER LolliClipの音質はLDACで接続するとなかなか良いですね!

ちょっとセコイかもしれないですけど、イヤーカフ型として括るのであれば同価格帯だと最強クラス。

ただ、インナーイヤー型として括るのであればおおよそ価格相応くらいって感じでしょうかね?

結構前に紹介したインナーイヤー型のW320BTよりも音が明瞭に聴こえたので、価格相応の実力はあると思います。

ただ、iPhoneのAAC接続だとけっこうモッサリしますね。コーデックによる音質差をけっこう感じられますね。

今回の評価はLDACで聴いた際の評価となります。

EDIFIER LolliClipの音の特長は次のとおりです。

音の特長

4.1

高音

4.1

中音

4.0

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り

音の傾向

他のインナーイヤー型同様に、耳のポジションによって音の傾向がガラッと変わりやすいように感じますね。

音の傾向は耳の奥までしっかりと挿入すると中低域寄りの厚みのあるサウンドになり、浅めに装着するとフラットでスッキリとした音になります。

どちらにしても柔らかめで聴き心地の良いチューニングになっています。

高音

高域は他のイヤーカフ型と比べると音がボヤけずに、ほどよくウォームな音で輪郭良く鳴らすような感覚。

ただ、iPhone接続時だと高域がそこまで伸びずに輪郭がボヤけたもっさりとした音になりますね。

LDACの方が高域がパキッとしていて、音もボヤけずクッキリとしています。

中音

音の厚みがなかなかに豊かで、ボーカルもモッサリとしすぎず聴きやすい音作り。

インナーイヤー型だとギターとかピアノとか同じ帯域の音が団子になりがちだけど、それなりに分離してほどよく高解像度で聴かせてくれます。

ただ、iPhoneで聴くとけっこう団子状な音に感じます。

低音

低音はLDAC / AAC接続ともに締まりは甘めで中低域が広がる優しめの音。

iPhoneだと広がりすぎてボーカルラインまで被っている感覚はありますが、LDACだともう少し締まりが良い音になっていて、ボーカルも聴きやすくなっていますね。

耳の奥まで挿入すればしっかりめの低音で鳴らしてくれるので、ジョギング中に使っても車の走行音や環境音にも埋もれることなく音楽を楽しめます。

まとめ

それにしてもコーデックでここまで音質差が出るイヤホンも珍しい……。

iPhoneだとモッサリとしてしまいがちですが、イコライザーで「高域ブースト」にするだけでボーカルが埋もれたりモッサリしてしまう感覚が解消されますよ。

解像度は落ちますけど、音のバランス的にはLDACで聴いた時と近い感覚になります。

空間オーディオにも対応

イヤーカフ型としてはめずらしく空間オーディオにも対応しています。

こちらの空間オーディオは不自然さが少なく、極力リアルに近いホールの残響感を演出するような感覚でなかなか好印象でした。

ライブ音源を聴く場合は、ノーマルよりも空間オーディオで聴いた方がリアルな感じがありましたね。

ノイズキャンセリング|ガヤガヤをちょっと抑える程度

ノイズキャンセリングについてですが、少しだけ遮音してくれるような感じですかね。期待しすぎは注意。

W320TNの方がけっこうしっかり目にカットしてくれます。

カフェやオフィスで使うと、ガヤガヤとした音を全体的に抑えて、少しだけ遮音するような感じ。

会話に特化したそこまで遮音しないタイプの耳栓をしているかのような感覚です。

電車の中で使う場合は遮音性が足りず、音楽を聴いていても走行音がけっこう耳に入ってきますが、何もしないよりはマシではありますね。

低域側より中高域側の遮音性の方が強い感じ。

周りの音が騒がしくて気になるけど、かといって遮音しすぎると声かけや電話、チャイムの音に気づけるようにはしておきたい時には便利です

ノイズキャンセリング(2.0)

音漏れについて

音漏れについてはかなり少なめ。

というのもイヤホンと耳穴の距離が近いおかげで、他のイヤーカフ型と比べても、そこまで音量を上げずとも厚みのある音を鳴らせるんですよ。

さらに音漏れ抑制機能もついているので、耳にダメージを負わない程度の音量であれば、ほとんど音漏れはきにしなくてOKなレベルです。

操作性|直感的に操作がしやすい!

操作性はめちゃめちゃいいですね!

ボクがいつも使っている2万クラスのイヤーカフ型イヤホンと同様に、ブリッジ部分をダブルタップするだけで操作ができるの0で、直感的に操作がしやすいし誤操作も少ないんですよ。

操作方法一覧は次のとおりです。

項目操作方法(デフォルト)
再生/停止R側を2回タップ
曲送りR側を3回タップ
曲戻し非対応
音量を上げる非対応
音量を下げる非対応
電話を受ける着信中にL or R側を2回タップ
着信拒否非対応
通話終了通話中に着信中にL or R側を2回タップ
ゲームモードの変更L側を3回タップ
ペアリングモードへの移行ケースのボタンを3秒間長押し

サウンドモードもL側三回タップで切り替えられるので、聴くコンテンツに合わせてミュージックモード / ゲームモード と本体のみで切り替えられるのもいいですね。

アプリで操作の割り振りもできるのですが、項目がL/Rの2回〜3回タップの計4項目しか割り振れません。

この操作方法だと仕方がないところではありますが、本体のみで音量調整を割り振りにくいのは残念ですかね。

アプリについて

EDIFIER LolliClipはアプリに対応しています。

アプリでできることは次のとおりです。

アプリでできること
  • ノイズキャンセリングコントロール
    →適応型ノイズキャンセリング、ノイズキャンセリングOFFから選択可能
  • イコライザー
    →標準、低音ブースト、ボーカル、高域ブーストから選択可能
  • サウンドモード
    →音楽、ゲーム、空間オーディオから選択可能
  • 健康
  • 取扱説明書
  • 装着方法の説明
  • 水滴除去機能
  • タッチコントールの設定
  • タップ感度
    →0〜15の間で設定が可能
    →運動時の感度設定※タップの感度を少し低くするモード
  • 装着検出 オン / オフ
  • マルチポイントのオン / オフ
  • 製品を探す
    →イヤホンから大きな音を出す機能
  • アナウンス音
    →0〜15の間で設定が可能
  • 電源オフ
    →自動で電源オフにする時間を選べる
  • Bluetooth設定
    →切断、再ペアリング
  • 初期化

設定できる項目はかなり多く、タップの感度から電源OFFまでの時間、アナウンス音の音量など細かな設定まで調整できますね。

イコライザー設定について

イコライザーは標準、低音ブースト、ボーカル、高域ブーストの4つから選択可能です。

ただ、自由にイコライザーを作るカスタムイコライザーの設定がないのは残念……。

アプリは以下のリンクからダウンロードできます。

Edifier ConneX

Edifier ConneX

posted withアプリーチ

マルチポイントについて

2台のデバイスに接続するマルチポイントにも対応。

挙動もチェックしましたが、電源OFF→電源ON後もあらかじめ接続した2台のデバイスに自動で接続されます。

ちなみに1台めのデバイスを再生中に2台めを再生しても割り込まれない「先勝ち」設定になっているようです。

LDACとマルチポイントが併用できる!

そして珍しいのが、この価格帯のイヤホンでLDACとマルチポイントの併用ができます!これはうれしい。

LDAC990kbps+マルチポイントを併用すると接続は安定しなくなりますが、330kbpsであれば音途切れはあまりありませんでした。

音の遅延について

EDIFIER LolliClipの映像と音声のズレですが、ゲームモードをONにしなくてもYouTubeで動画を見るくらいであれば違和感なし。

次にゲームモードをONにしてゲームをしてみましたが、ほんの少しタイミングが遅れる感覚がありますね。

音ゲーだと数テンポ遅れてしまってタイミングが合わないことが多かったです。タイミングがシビアなゲームでなければある程度快適にはプレイできるとは思います。

左側をトリプルタップだけでゲームモードに移行できるのもイイですね。

トリプルタップ時の反応もよく、スムーズに移行できます。

通話品質|あまり良くない

マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!

LolliClip

マイク性能はあまり良くないように感じましたね。

背景ノイズを流した状態で検証しましたが、ノイズをマイクに結構取り入れてしまいますね。

また音声もガサガサとした印象を受けます。

無音状態だとそこまで質は悪くないですが、少し物音が多い環境だとマイク性能の悪さが目立ちます。

EDIFIER LolliClip まとめ

EDIFIER LolliClipをまとめると以下のとおりです。

総合評価

4/5

LolliClip

  • 再生時間がかなりが長い
  • 自動装着検出に対応
  • 左右を自動で判別してくれる
  • 浅めに装着しても耳から落ちにくい
  • 操作性がとても良い
  • LDACに対応
  • LDACとマルチポイントの併用ができる
  • イヤーカフ型でありつつANCに対応
  • ゲームモードや空間オーディオにも対応
    手動操作で切り替えられるのもGood
  • イヤーカフ型としては圧迫感がある
  • ワイヤレス充電非対応
  • ANC性能は期待しすぎない方がいい
  • 自由にイコライザー調整はできない
  • マイク性能は良くない

4.1

高音

4.1

中音

4.0

低音

4.5

装着感

2.0

ノイズキャンセリング

外音取り込み

3.0

マイク性能

4.7

利便性

Bluetooth5.4最大再生時間
※ANC ON時
本体9時間/
ケース込み39時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間15分で3時間駆動
ドライバー13mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IP54
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
外音取り込みゲームモード
自動装着検出空間オーディオ
マルチポイント保証1年

EDIFIER LolliClipはこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • イヤーカフ型のイヤホンを探している
  • 予算は1万円ほどまで出せる
  • 装着感が安定してスポーツでも使えるインナーイヤー型イヤホンがほしい
  • LDACが使えるAndroidユーザー

この子、とても評価が難しくて……。イヤーカフ型としては確かに音質も良いですし、装着感も安定するんですけど、君はそもそもイヤーカフ型なのか?

まあでも、装着感がめちゃめちゃ安定するインナーイヤー型と考えれば、新たな需要はありそうな気もしますね。

浅めに装着してあげればイヤーカフ型のような開放感もありますし、深めに装着すればノイズキャンセリングでちょっとだけ遮音して作業に集中できますし、二通りの使い方ができるのがLolliClipの魅力だとは思います。

イヤーカフ型のイヤホンをサブ機としてではなくメイン機として使いたい方は、ぜひ検討してみてください。

以上! EDIFIER LolliClipのレビューをお送りしました。

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