【徹底比較】JBL 最新ワイヤレスヘッドホンはどれがおすすめ?LIVE770NC、TOUR ONE M2、TUNE770NCの違いは?

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

2023年7月に末っ子のTUNE770NC、9月にTOUR ONE M2、そして10月にLIVE770NCが爆誕しました

いきなりですが、スペックを比較してみましょう。

スクロールできます
製品名TUNE770NC
LIVE770NC
TOUR ONE M2
発売日2023年7月2023年10月2023年9月
Bluetooth5.35.35.3
ドライバー40mm40mm40mm
コーデックSBC,AAC
LC3※予定
SBC,AAC
LC3※予定
SBC,AAC
LC3,LC3+ ※予定
再生時間最大70時間
ANC ON:44時間
最大65時間
ANC ON:50時間
最大50時間
ANC ON:30時間
充電端子Type CType CType C
急速充電5分で3時間再生5分で4時間再生10分で5時間再生
自動装着検出
低遅延モードビデオモードビデオモードビデオモード
ノイズキャンセリングハイブリッドノイズキャンセリングハイブリッドノイズキャンセリング
リアルタイム補正機能
ハイブリッドノイズキャンセリング
リアルタイム補正機能
外音取り込み
マルチポイント
アプリ
Personi-Fi 2.0
パーソナルアンプリフィケーション
サイレントナウ
空間サウンド
低音量ダイナミックEQ
スマートトーク
価格
※公式通販価格
15,840円22,000円39,600円

あれ? LIVE770NCとフラッグシップモデルのTOUR ONE M2とほぼ変わらんくない?違いはスマートトークとサイレントトークがついていないくらいじゃね?

それで22,000円ってめちゃくちゃコスパ高そうに見えない? しかも販売店によっては2万円切っているところもあるし。

今回はこちらのLIVE770NCをレビュー用に提供いただいたので、LIVE770NCのレビューを中心に「TOUR ONE M2」「TUNE770NC」の徹底比較を行っていきます。

ぜひ最後までご覧くださいませ。

▼動画版はこちら▼

商品提供:ハーマンインターナショナル

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

JBLのワイヤレスヘッドホン徹底比較

外観・付属品比較

JBL3製品で比べるとこんな感じ。デザインだけで言えばTUNE770NCが一番好きかも。

左からTUNE770NC、LIVE770NC、TOUR ONE M2

付属品の違いとして、TUNE770NCはポーチなどの付属はなし、LIVE770NCはポーチが付属、TOUR ONE M2はハードケースが付属しているので一番安心して持ち運びができます。

左がLIVE770NCの付属ポーチ、右がTOUR ONE M2の付属ハードケース、TUNE770NCは付属なし

ドライバー部はそれぞれスイーベル仕様で90くるっと回るようになっています。

左からTUNE770NC、LIVE770NC、TOUR ONE M2

折りたたむこともできるので、コンパクトに持ち運ぶこともできます。

すべてコンパクトに折りたたみ可能

ヘッドバンド部分は12段階で調整可能。

すべてアーム部で長さの調整が可能

イヤーパッドはTUNE770NCがモチモチ、LIVE770NCがフワフワ、TOUR OME M2が超モチモチフワフワって感じですね。

パッド比較|左からTUNE770NC、LIVE770NC、TOUR ONE M2

ヘッドバンドはLIVE770NCは全体がファブリック素材になっているような感じで、TUNE770NCは頭頂部のみにパッドがついています。TOUR ONE M2はこちらもモチモチフワフワ。

ボタン部比較|左からTUNE770NC、LIVE770NC、TOUR ONE M2

TUNE770NCは頭頂部だけにパッドがついているような感じでしたが、LIVE770NCはヘッドバンド全体がパッドにななっているような感じですね。

下部にはボタン類や充電端子が備わっています。

ボタン部比較|左からTUNE770NC、LIVE770NC、TOUR ONE M2

最後に重さですが、TUNE770NCは229g。

LIVE770NCは254g。

TOUR ONE M2は278g。

どれも軽量ではありますが、やはりエントリーモデルのTUNE770NCが一番軽い

装着感比較

まず装着感ですが、LIVE770NCはガッツリと密閉するような感じの装着感ですね。冬暖かそー。

実際に装着してみるとこんな感じ。

LIVE770NC
LIVE770NC

頭頂部はTOUR ONE M2と比べると硬めですけど、イヤーパッドはなかなかやわらかい感じですね。TUNE770NCよりも耳全体を覆われている感が強いです。

ただ厚みがある分側圧がけっこう強めですね。

不快感は特にないですが、1〜2時間くらい装着しっぱなしだと耳が痛くなってきますね。

ただ、LIVE770NCにはTUNE770NCにはない「自動装着検出」が搭載しています。

ヘッドホンを外すと音楽が止まって、装着すると自動で再生が始まる機能ですが、これはヘッドホンだと特に欲しい機能なのでありがたいです。

TUNE770NCも側圧が強めな感じですね。密閉感はLIVE770NCの方が上かなって感じですね。

TUNE770NC
TUNE770NC

TOUR ONE M2を装着するとこんな感じ。

TOUR ONE M2
TOUR ONE M2

TOUR ONE M2はやはりフラッグシップモデルということもあって、イヤーパッドもヘッドパッドもモチモチふわふわで一番装着感が良いですね。

次点としてLIVE770NC、最後にTUNE770NCって感じですかね。価格順です。

製品名TUNE770NC

LIVE 770NC
TOUR ONE M2
装着感
(4.0)

(4.2)

(4.5)

音質比較

次に音質比較。

まず、JBL LIVE770NCの音質ですが、このJBLの3兄弟のなかでLIVE770NCが一番暴れん坊ですね。

検証環境
  • 再生デバイス:iPhone 15 Pro
  • エージング:50時間
  • アプリ:Apple Music
  • イコライザー:OFF
  • Personi-Fi 2.0:ON

JBL LIVE770NCの音の特長はこちら

LIVE770NCの音の特長

4.4

高音

4.3

中音

4.4

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
高音寄り

低音が大迫力でゴリゴリとくるような感覚です。最近のバランスの良いJBLではなくて、昔のブイブイいわしていたころのJBLって感じです。

音の傾向的には低域と高域が強調されたドンシャリ型。

EDMやヒップホップを聴くと、それはもう大迫力で楽しませてくれますが、ロックやポップスだと低音が多すぎて中音ラインが少し埋もれてしまう感覚がありますね。

TUNE770NCの音質はこちら

TUNE770NCの音の特長

4.3

高音

4.3

中音

4.3

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り

TUNE770NCはバランス型で万人受けしやすい感じですね。LIVE770NCは低音がだいぶズンドコきます。

音質レベルだけでいえば、TUNE770NCもLIVE770NCもそこまで大きく変わらないですね。

TOUR ONE M2の音質はこちら

TOUR ONE M2の音の特長

4.7

高音

4.7

中音

4.7

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
高音寄り

TOUR ONE M2はこの2つと比べると別格の実力で、高解像度で硬質なモニター的なアプローチで鳴らしてきます。ある意味JBLらしくはないですね。

LIVE770NCはとにかく低音の量感がすごいので、EDM・ヒップホップ、テクノなどクラブミュージック系メインで聴く人や、ラウドロック系を中心に聴く方にはよいかもしれません。

音質的にはTOUR ONE M2 > LIVE770NC > TUNE770NCですが

ボクの音の好みだと、TOUR ONE M2 > TUNE770NC > LIVE770NC ですかね。

LIVE770NCは低音が少し多すぎた。TUNE770NCのバランスの良い音の方が好みでしたね。

空間オーディオについて

JBL独自の空間オーディオである「Spatial Sound」はLIVE770NCとTOUR ONE M2のみ搭載

TUNE770NCは対応していません。

TUNE770NCとLIVE770NCの1番の差別ポイントはこのSpatial Soundの有無かなと思いますね。

こちらは「ムービー」「ミュージック」「ゲーミング」の3つから選べます。

「ムービー」は、低音の迫力や臨場感を加えて、映画館で観ているかのような3D感のあるサラウンド音声を、擬似的に再現してくれます。

実際にこれでアニメを見ていましたが、戦闘機のエンジン音とか銃撃シーンも映画館っぽく鳴らしてくれていい感じでしたね!

「ミュージック」にして、Apple Musicとかステレオ音源で聴いてみると、無理やり音場を広げて高音がデジタル感たっぷりのシャリついた感じになってイマイチですが、YouTubeでライブ音源を聴くとホールで聴いているようなリアルな残響感になります。

最近ようやく空間オーディオの使い方がわかってきました。

「ゲーム」は低域の臨場感と、高域の明瞭度を上げて、FPSでも迫力のある音で楽しみつつ、銃声や足音などの音を強調させるような音作りですね。

LIVE770NCは低音の臨場感がスゴいので、Spatial Soundとの相性がとくに良いですね。

ノイズキャンセリング比較

ノイズキャンセリング性能は、ちゃんと価格順に強くなっていくような感覚です。

製品名TUNE770NC

LIVE770NC
TOUR ONE M2
ノイズキャンセリング
(4.3)

(4.4)

(4.5)

LIVE770NCとTOUR ONE M2については、アプリでノイズキャンセリングの最適化を行う機能があるのですが、そちらを適用してから検証しました。

  • アダプティブノイズキャンセリング
    →周囲のノイズレベルに合わせて、自動的にノイズキャンセリングレベルを調整する機能
  • 音漏れの補正
    音漏れの状態をチェックしてリアルタイムでノイズキャンセリングレベルを調整する機能

TUNE770NCは価格を考えればノイズキャンセリングは実用的なレベルですが、少し中低域に対する遮音性は弱め。

電車の「ゴオオオ」と鳴る振動音が少し残るような感じがありました。

対して LIVE770NCは中高域ラインの遮音性は同レベルでありつつも、低音ラインに対する遮音性が高まっているような感覚です。

一番遮音性が高いのは、やはりTOUE ONE M2ですね。

他の2機種と比べても、装着した瞬間の遮音レベルがワンランク上です。

ただ、他社のノイズキャンセリング最強系のフラグシップモデルと比べてみましたけど、さすがにそのレベルまでは達していないですね。

外音取り込み比較

製品名TUNE770NC

LIVE770NC
TOUR ONE M2
外音取り込み
(4.3)

(4.1)

(4.4)

TUNE770NCは装着してもベールを感じさせないような自然な外音取り込み性能なんですけど、LIVE770NCにするとベールを感じるんですよね。

LIVE770NCもまあ不満のないレベルなんですけど、TUNE770NCの方が閉塞感がないですし、不快感も少なくて聞こえやすいです。

というかフラッグシップモデルのTOUR ONE M2と比べても、TUNE770NCの方が同等クラスか、もしかしたらそれ以上かもってレベルの聞こえやすさなんですよね。

TUNE770NC優秀すぎひん?

ちなみにTOUR ONE M2にのみ「スマートトーク」という自分で声を発したら自動で外音取り込みになる機能があります。

そこまで便利だと感じなかったので、ボクはOFFにしています。

2種類の外音取り込みが便利

JBLは3製品とも、「アンビエントアウェア」と「トークスルー」の2種類の外音取り込み機能が使えます。

これが便利なんですよね。

  • アンビエントアウェアモード(アクションボタンを1回押す)
    →音楽の音量を下げずに、そのまま外音取り込みに移行するモード
  • トークスルーモード(アクションボタンを2回押す)
    →音楽の音量をグッと引き下げて、外音取り込みに移行するモード
     アンビエントアウェアとは異なり、声にフォーカスを当てた集音方法になる

音楽を聴きながらBGM感覚で聴きたいときはアンビエントアウェアモードを使って、コンビニやスーパーのレジとかでワンポイントで使う場合はトークスルーモードといった二通りの使い方ができます。

JBLのこの仕様はけっこう便利で好きです。

操作性比較

操作性についてですが、操作方法自体はどれも変わらないです。

三製品とも再生・停止、音量調整、曲送り・戻し、外音取り込みモードの切り替えまで網羅的に操作を行えます。

TOUR ONE M2とLIVE770NCがタッチセンサーと物理ボタンのハイブリッドTUNE770NCは物理ボタンのみです。

ここは価格差を感じるような仕様になっていますね。

ただ、TOUR ONE M2に対して、LIVE770NCのタッチポイントが妙にシビアな気がする…..。

音量操作をボタンでするとボタンの場所がわかりにくくて、音量を下げたいのに上げてしまったりすることとか多いんですよね。

TUNE770NCは価格的に仕方がないですけど、LIVE770NCとTOUR ONE M2はスライド操作による音量コントロールができてほしかったです。

アプリ比較

そのままアプリでできることについて解説します。

JBLのヘッドホンでカスタマイズできる項目は次のとおりです。

アプリでできること
  • ノイズキャンセリングや外音取り込み機能の各設定(全モデル対応)
  • Personi-Fi(TOUR ONE M2、LIVE770NC対応)
  • イコライザー設定(全モデル対応)
  • 低音量ダイナミックEQ(TOUR ONE M2、LIVE770NC対応)
    →小音量時も音痩せしないように低域と高域を少し強調してくれる
  • Spatial Sound(TOUR ONE M2、LIVE770NC対応)
    →空間サウンド
  • タッチ操作の変更(全モデル対応)
  • スマートトーク(TOUR ONE M2対応)
  • ボイスアウェア(全モデル対応)
    →通話時の自分の声の音量調整
  • SilentNow(TOUR ONE M2のみ対応)
    →接続オフでノイズキャンセリングのみ使用
  • 装着時の自動再生&一時停止(TOUR ONE M2、LIVE770NC対応)
  • パーソナルサウンドアンプリフィケーション(TOUR ONE M2、LIVE770NC対応)
    →音声の集音量を大きくして、補聴器的に使う機能
  • ボイスアシスタント設定(全モデル対応)
    →スマホデフォルトのものか、Alexaの設定に変更可能
  • スマートオーディオモード(全モデル対応)
    →オーディオモードか、ビデオモードの2つから選択可能。ビデオモードだと遅延が少なくなる。
  • 音声プロンプト(全モデル対応)
    →音声通知の言語設定が可能
  • フィット感のチェック
  • 最大音量のリミッター(全モデル対応)
    →85dB以上の音量を出ないようにして耳を保護する機能
  • イヤホン本体を見つける
  • バッテリーの節約(全モデル対応)
  • ファームウェアアップデート(全モデル対応)

と、まあこんな感じで、できることがめちゃくちゃ多いです。

ノイズキャンセリングとか操作方法のカスタマイズは、先ほどお伝えしたので、それ以外のユニークな機能をお伝えしていきます。

Personi-Fi(LIVE770NC、TOUR ONE M2対応)

Personi-FiはJBL TOUR PRO 2から追加されたサウンド最適化機能ですね。

ヘッドホンではTOUR ONE M2、LIVE770NCが対応しています。

年齢や聴力情報を送り、その後に聴力テストを行うことで、個人の耳に対して最適な音響設定を自動で作ってくれる機能です。

設定項目としては、まず「性別」「生まれた年」そして「リスニング経験」を入力します。

リスニング経験では「ビギナー」「アベレージ」「アドバンスド」「プロフェッショナル」の4つから選べるのですが、プロフェッショナルは「ハーマン公式のリスニングトレーニングを受けた」とか、マジのプロレベルなんで、僕は「アドバンスド」でテストしました。

テスト中は左右の耳ごとに、周波数ごとに聴力検査のようなものを行います。音が鳴っている間は長押しし続けるようなテスト方法ですね。

実際に製作した波形がこちら。

音質が大きく変わる感じではなかったですが、ほんの少し好きな傾向に補正してくれたような感じですね。

こちらはとりあえずやっておいても良いかと思います。

イコライザー設定(全モデル対応)

イコライザー設定では、プリセットイコライザーと、マイEQというカスタムイコライザーの設定ができます。

JBLのイコライザーって、とても優秀で、どの設定にしてもいい感じに音を補正してくれるんですよ。

マイEQでは、10バンドに対して±7dBのイコライザー設定を細かく設定できるので、自分好みの音に仕上げやすいです。

SilentNow(TOUR ONE M2のみ対応)

SilentNowは、音楽をOFFのままノイズキャンセリング機能だけを使う機能ですね。

こちらはフラッグシップモデルのTOUR ONE M2のみ対応しています。

TOUR PRO 2の場合は睡眠用とかにも使えそうでしたが、LIVE770NCは仕事集中用って感じですね。

設定は「スタートイン」「デュレーション」「アラーム音」の3つから選べるのですが

まずスタートインは、SilentNowが始まるまでのタイマー設定のようなものです。このタイマーが終わると、Bluetooth接続が解除されて、ノイズキャンセリングモードになって、ボタン操作が効かなくなります。

「デュレーション」は就寝時間のことを指します。設定されたタイマーが終了すると、SilentNowが解除されて、任意でアラーム音が鳴るようになっています。

このサイレントナウは、実はアプリからじゃなくても本体のみで操作ができまして、電源OFFの状態からアクションボタンを長押しするだけでサイレントナウをONにできます。

本体のみで使えるのは地味に便利です。

ただ、本体のみでサイレントナウをONにすると、Bluetoothのペアリングが解除されてしまって、もう一度接続し直さないといけないんですよね。

マルチポイントの挙動について

マルチポイントの挙動もチェックしてみましたが、各製品問題なさそうです。

iPhoneとiPadに2台同時接続して検証しましたが、電源OFF後も2台のデバイスに自動で接続されたので問題なし。

ただ、接続完了まで5秒ほどラグがあるので注意。

通話品質比較

製品名TUNE770NC

LIVE770NC
TOUR ONE M2
ノイズキャンセリング
(4.5)

(4.5)

(4.8)

マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!

LIVE770NC

TUNE 770 NC

TOUR ONE M2

どの製品もヘッドホンということもあって、かなり優秀。

マイクから口元への距離が近いことも理由の一つでしょうね。

ノイズを流しながら検証しましたが、そのノイズも入りにくいです。

どの製品もマルチポイントもついていますし、会社のパソコンにつなげてWeb会議用の通話用ヘッドセットとして利用するのもめちゃくちゃおすすめです。

音質とノイズの少なさは、やはりフラッグシップモデルのTOUR ONE M2が一番よかったですね。

音の遅延比較

映像と音声のズレですが、三製品ともビデオモードをOFFの状態だと、ほんの少しずれを感じる程度ですかね?

ビデオモードをONにすると、アニメやライブ映像とか映画を見る分には違和感が完全になくなって、リズムに合わせて映像作品を見れるようになりました。

ただ、ゲームに対する遅延は対応できていないようで、音ゲーをすると全然タイミングが合いませんでしたね。

ゲーム用途にはまだまだ使えなさそうです。

JBLのワイヤレスヘッドホン比較まとめ

今回の評価をまとめるとこちらの通りです。

製品名TUNE770NC
LIVE770NC
TOUR ONE M2
音質
(4.3)

(4.4)

(4.7)
装着感
(4.0)

(4.2)

(4.5)
ノイズキャンセリング
(4.3)

(4.4)

(4.5)
外音取り込み
(4.3)

(4.1)

(4.4)
マイク性能
(4.5)

(4.5)

(4.8)
利便性
(4.5)

(4.7)

(4.7)
価格
※公式通販価格
15,840円22,000円39,600円
こんな人におすすめ・予算1万円台でコスパがとにかく高い
ヘッドホンが欲しい
・低音ゴリゴリのサウンドが好き
・映画やライブ映像をみることが多い
・幅広いジャンルを聴く
・予算は問わず音も性能も妥協したくない

予算を許す限りはTOUR ONE M2がおすすめですし、コスパ重視で選ぶならTUNE770NCがおすすめです。

LIVE770NCはTUNE770NCの音質や性能に、TOUR ONE M2の機能が追加されたモデルって感じですね。音の傾向が低音ゴリゴリ系なので、EDMやラウドロック、ヒップホップを中心に聴く方におすすめです。

2023年に発売されたJBLのワイヤレスヘッドホンは、ホントどれも完成度の高いものばかりですね。

現状の弱点としてはLDACやaptX Adaptiveなど高音質コーデックが使えいない点ですがiPhoneユーザーでどちらのコーデックも使えないので関係なしです。

AACコーデックでもふつうに音質は良いですし、万能型のワイヤレスヘッドホンが欲しい方は、JBLをぜひ。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • いつもお世話になっております。
    かなり参考にさせていただきております。
    通話品質比較で、LIVE770NCの音声がTOUR ONE M2になってます!

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