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オンイヤー型でもノイキャンや空間サウンドなど全部入り!? JBLの最新ワイヤレスヘッドホン「Tune 680NC」を試す

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回はJBLより、オンイヤー型でありつつノイズキャンセリングにも対応したワイヤレスヘッドホン「Tune 680NC」をレビューします。

JBL Tune 680NCの特徴
  • 32mmダイナミックドライバー&有線ハイレゾにも対応
  • LEオーディオ(LC3)・Auracast対応
  • ハイブリッド式ノイズキャンセリングに対応
  • Personi-Fi3.0 & 空間サウンドに対応
  • 「アンビエントアウェア」や「トークスルー」機能を搭載
  • 「JBL Headphones」アプリ対応で自分好みにカスタマイズ
  • 2台同時接続対応の「マルチポイント」に対応
  • 最大約 76 時間の長時間再生
  • 価格は税込16,500円

オンイヤー型ということもあり、非常に小ぶりで軽量、そしてカジュアルな見た目ではありますが、中身はなかなかの本格指向。

この価格帯でオンイヤー型でノイズキャンセリングに対応したヘッドホンもかなり珍しいですね。

今回はハーマンインターナショナルさんより紹介用に提供いただいたので、実機を使ってどれほどの実力か検証していきましょう。

製品提供:ハーマンインターナショナル

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

JBL Tune 680NC 外観・付属品

それではJBL Tune 680NCの外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

パッケージはいつものJBLらしい、オレンジ基調のアメリカンなデザイン。

開封するとこんな感じ。

付属品

付属品一覧
  1. USB Type-C〜3.5mmケーブル(有線接続用)
  2. マニュアル類(クイックスタートガイド等)

付属品はかなりミニマム構成。

ポーチあたりは欲しかったかな〜。

本体

本体デザインはとてもシンプル!

オンイヤー型なので、ハウジングが小さめで可愛らしい感じ。

JBLのロゴが大きすぎず、小さすぎずほどよい大きさ。

カラバリはブラック/ベージュ/ホワイトの3色展開。全色お送りいただいたのですが、今回はベージュを使ってレビューしていきます。というかこのベージュカラーが絶妙におしゃれ。

商品画像だけを見るとパッと見はプラ感が強めで安っぽく見えるかもしれませんが、実際に手に取ってみると価格なりの上質さはあるように感じました。

イヤーパッドはソフトPUを採用したクシュっとした素材感。このクシュっとした素材のせいで安っぽく見えてしまう……。

ただ、実際にパッドを触ってみると、ほどよい低反発感があって見た目以上に上質でした。このパッドは交換もできるようです。

アーム部は段階式に調整が可能。

ヘッドバンドはマットな質感でテカリ感や軋みも少なく、ミニマルな印象。

ヘッドパッドはイヤーパッドと同じ素材ですかね。パッドの面積をもう少し広くしてくれる方が嬉しかったかな。

折りたたみも可能で、本体が小ぶりなおかげで小型のバッグに入れても携帯できそうなほどの大きさ。やっぱりポーチが欲しかった。

操作ボタンや端子類は右ハウジング下部に全て集約されていますね。


最後に重さですが、本体重量は約164gですね。

Tune 680NCとTUNE 770NCスペック比較

製品名TUNE 680NCTUNE 770NC
タイプオンイヤーアラウンドイヤー
Bluetooth6.0(LE Audio / Auracast)5.3
ドライバー32mm40mm
コーデックSBC / AAC / LC3SBC / AAC / LC3(対応予定)
再生時間最大76時間(ANC OFF)
ANC ON:最大50時間
最大70時間(ANC OFF)
ANC ON:最大44時間
ノイズキャンセリングハイブリッドノイズキャンセリングハイブリッドノイズキャンセリング
マルチポイント
アプリ
空間サウンド
Auracast
Personi-Fi
ハイレゾ対応有線時:対応非対応
価格16,50012,980

JBL Tune 680NC レビュー

装着感|軽いけど、耳は選ぶ

まず装着感についてですが、オンイヤー型ということもありメガネユーザーは耳が痛みやすいかも。

実際に装着してみるとこんな感じ。デザインはとてもおしゃれ。

前から見るとこんな感じ。

オンイヤー型の宿命なので仕方ないですが、2〜3時間ほどつけていると耳が痛くなってきますね。

逆にこの側圧の強さのおかげで、屋外でもノイキャンは最大限に発揮させつつ、低音も逃さないので、通勤通学程度であればちょうど良いかと思います。

装着感(4.0)

ノイズキャンセリング|オンイヤーとしては健闘はしているが

ノイズキャンセリング性能についてですが、オンイヤー型としては健闘している方だと思いますが、耳を覆うアラウンドイヤータイプと比べるとやはり効き目は弱め。

TUNE 770NCの方が遮音性は高く感じますね。

体感としては、空調音やキーボードのタイピング音、街中のガヤガヤとした音のような「中〜高域のノイズ」はそれなりに抑えてくれてる印象です。

一方で、電車のゴーッという振動音みたいな低域は残りやすい印象を受けました。ここはオンイヤーの宿命もあります。

その代わりノイズキャンセリングヘッドホン特有の「耳の圧迫感」や「ホワイトノイズ」は少なく、耳への不快感は控えめのように感じました。

ノイズキャンセリングを重視するなら他にも選択肢はありますが、オンイヤー型でノイズキャンセリング機能も欲しいという方はTune 680NCでもまあアリかな〜って感じですかね。

ノイズキャンセリング(3.8)

外音取り込み|なかなか自然に取り込める

外音取り込み機能は、同価格帯で比較してもなかなか自然に集音できるように感じましたね。

こちらはTUNE 770NCとおおよそ同程度の集音性能のように感じました。

BGM感覚でカフェミュージック的なものを流して仕事してましたけど、ふつうに家族とも会話ができましたからね。

ホワイトノイズや一部帯域の刺さりもなく、不快感の少ない外音取り込み機能のように感じました。

また、BGM感覚だけではなく音楽をミュートにして、ガッツリ会話をしたい時は、ノイズキャンセリングボタンを2回連続で押すと「トークスルーモード」に切り替わります。

こちらは、音楽の音量をグッと下げて外音取り込みモードにしてくれる機能。コンビニとかで店員さんの声を聞きたい時などワンポイントで使えますね。

外音取り込み(4.4)

音質|オンイヤー型とは思えないスケール感

JBL Tune 680NCの音質についてですが、オンイヤー型にしては音の広がりや低音の臨場感、そして奥行きまでしっかり感じられるスケール感のある音のように感じました。

この小ぶりな本体からは想像できないような立体的な音を出せますよ。

音の特長

4.3

高音

4.3

中音

4.4

低音

音場
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り

音の傾向

音の傾向はJBLらしいパワフル寄りの弱ドンシャリ。わかりやすくJBLサウンドって感じ。

ただ極端なドンシャリタイプではなく、ボーカルもメインに際立たせる聴きやすいバランスのドンシャリという感じですね。

繊細さよりもノリや勢いを重視したサウンドです。

音場

音場はオンイヤー型としてはとても広めで、耳の上にポンっと乗せているだけなのに、まるでアラウンドイヤー型のように音が立体的に広がっていきます。

見た目に対してなかなかギャップを感じられる音場で、Tune 680NCで一番驚いたポイントでした。

高音

高域はキラッとした煌びやかさやキレがありつつも、刺さりは抑えられたパワフルな高音。

シンバルやハイハット、シンセサイザーなどの輪郭がわかりやすく、意外と粒立ち良く鳴らすようなタイプです。

ストリングスなどのアコースティック系の楽器を自然な音で伸ばすのはちょっと苦手かもって感じですけど電子音系は得意。

低域

低域は量感たっぷりで奥行き側に広がっていく立体的な低音。

バスドラムやキックの「ドンっ」とした音が空気まで揺れるような躍動感を感じられます。

かといって中低域側には広がりすぎずボーカルを阻害しないようにタイトに引き締められた音のように感じますね。

中音

厚みたっぷりで全部の音が出ている感じなのにボーカルは埋もれないんですよね。JBLのチューニングはそこがすばらしい。

こちらもバラードのような繊細な表現よりは、元気なポップスの方が相性が良いですね。

おすすめのジャンル

おすすめジャンルはロックやポップス、ヒップホップ、EDMなどノリの良い電子音系のジャンル全般。

基本ノリの良い楽曲はみんな友達。それこそ米津玄師の「IRIS OUT」とかピッタリです。

有線接続時はハイレゾ再生も可能

付属のUSB-C to 3.5mmケーブルを使えば、有線でロスレスでの再生も可能になります。

iPhoneのAAC接続時と比べると、音の粗が少なくなり、より破綻が少ない緻密な音で鳴らせるようになります。

お手軽さはなくなりますが、音質重視で使うなら有線接続がおすすめです。

有線接続時もノイズキャンセリングを使えるので、外出先で編集作業や、あとは遅延もなくなるのでゲームをしたいときなんかにも使えますね。

ただしUSB-C to Cケーブルで接続して使う「USBオーディオ」には対応していないので注意。あとは電源ONは必須で、OFF時は音が鳴りません。

空間サウンドも超優秀

エントリークラスのワイヤレスヘッドホンですが、空間サウンドにも対応しています。

空間サウンドは「ムービー」「ミュージック」「ゲーミング」の3つから選択可能。コンテンツに合わせて最適な空間サウンドを選べます。

ライブ音源で試しましたけど、むしろ空間サウンドのほうがホールで鳴らすリアルな表現をしてくれます。空間サウンドONじゃないと物足りなく感じるほどでした。

「ムービー」は、低音の迫力や臨場感を加えて、映画館で観ているかのような3D感のあるサラウンド音声を、擬似的に再現してくれます。

「ゲーム」は低域の臨場感と、高域の明瞭度を上げて、FPSでも迫力のある音で楽しみつつ、銃声や足音などの音を強調させるような音作りですね。

JBLの空間サウンドは優秀なので、コンテンツに合わせて使い分けてみてください。ちなみに本体操作のみで空間サウンドをON・OFFにもできます。

操作性|EQや空間サウンドのON/OFFもできる

本体操作は全部物理ボタンで操作します。

操作方法一覧は次のとおりです。

項目操作方法(デフォルト)
再生/停止再生/停止ボタンを1回押す
曲送り-ボタンを長押し
曲戻し+ボタンを長押し
音量を上げる+ボタンを1回押す
音量を下げる-ボタンを1回押す
EQオン / オフ再生/停止ボタンを2回押す
空間サウンド オン / オフ再生/停止ボタンを3回押す
外音モードの切り替えノイズキャンセリングボタン長押し
音声アシスタント再生/停止ボタンを長押し
ペアリングモードへの移行電源ボタンを長押し

基本操作は網羅的にできるような感じですね。

ノイキャンボタンを押しても、ノーマルモードを挟まずに、外音取り込み→ノイズキャンセリングと切り替えができるので、ストレスもなしです。

さらに「EQオン /オフ」「空間サウンド オン / オフ」を本体操作でできるようになりました。今までのJBLのワイヤレスヘッドホンではできなかった操作項目ですね。これはありがたい。

また、アプリでマルチファンクションボタンの「2回押す / 3回押す / 長押し」は「EQ / 空間サウンド ボイスシスタント」の3つから操作を自由に割り振りこともできます。

JBLとしては珍しく操作のカスタマイズ性が少し高くなりましたね。

ただ、右側にボタンが集約されすぎて、どれがどのボタンか直感的に分かりにくいことが何度かありましたね。

ノイキャンボタンだけでも左側に配置してくれたらありがたかったかな。

アプリについて

JBL Tune 680NCは「JBL Headphones」アプリに対応しています。

アプリでできることは次のとおりです。

アプリでできること
  • アンビエントサウンドの設定
    ノイズキャンセリング、アンビエントアウェア、トークスルーの3つから選べる
    それぞれの集音量の調整などはできない
  • Auracast、LE AUDIOのON.OFF
  • イコライザーの設定
    プリセットとマイEQで好みのサウンドに設定できる
  • Spatial Sound
    →空間サウンド
  • ボイスアウェアの設定
    →通話時に自分の声をヘッドホン側に返す音量を設定できる
  • スマートオーディオモードのON・OFF
    →音質優先のオーディオモードか、動画視聴時に遅延レベルを少なくするビデオモードかの設定ができる
  • ボイスアシスタント
    →Siri(またはGoogle)か、Alexaの2種類から選べる。Alexaの操作ができるのは強い。
  • 音声アナウンスの言語設定
    →日本語も選べます。
  • オートパワーオフまでの時間
    →30分、1時間、2時間から選べる
  • ファームウェアアップデートなど

できることとしてはこんな感じです。

Personi-Fi 3.0

年齢や聴力情報を送り、その後に聴力テストを行うことで、個人の耳に対して最適な音響設定を自動で作ってくれる機能です。

テスト中は左右の耳ごとに、周波数ごとに聴力検査のようなものを行います。音が鳴っている間は長押しし続けるようなテスト方法ですね。

実際に製作した波形がこちら。

音質が大きく変わる感じではなかったですが、ほんの少し好きな傾向に補正してくれたような感じですね。

マルチポイントも対応

マルチポイントについてですが、電源を切った後もちゃんと自動的にあらかじめ接続していたデバイスに2台とも接続されますね。

たまに電源を切った後に2台目には繋がらないマルチポイントもどきのような製品もありますけど、こちらはその心配はなさそうです。

このマルチポイントも超便利なんですよね。

iPhoneとiPadの2台同時接続もできるから、iPhoneで音楽を聴いて、動画を見るときはiPadで音声を聴いてといったことを、わざわざペアリングをしなくても切り替えられるのがめちゃくちゃ便利です。

ちなみにLE AUDIOとマルチポイントの併用もできました。強い。

音の遅延|LE AUDIO対応でゲームも超低遅延

映像と音声のズレですが、ビデオモードOFFでも動画を見る分に関しては、ほとんど遅延を感じないですね。

YouTubeとかプライムビデオを見るくらいであれば、違和感なく見れますね。ビデオモードONにすれば、動画ではほぼ遅延がなくなります。

ただ音ゲーとかFPSとかすると、わりと音がずれますね。ゲーム用にはおすすめしません。

アプリでLE AUDIOをONにして、LC3コーデックに対応したスマホに接続すると、ビデオモード以上に遅延が少なくなりました。

他のワイヤレスヘッドホンのゲームモード以上の遅延の少なさですが、完全に有線レベルまではいかないですね。

デバイス側がLE AUDIOにも対応していればゲーム用途にもおすすめです。

通話品質|超実用的

マイク音声も実際に録ってみましたので聞いてみてください。

さすがJBL。ノイズも入りにくく、それでいて音声も肉厚でクリア。

マルチポイントも搭載していますし、通話目的のヘッドホンとしてもかなり使えると思います。

通話品質(4.7)

JBL Tune 680NC まとめ

総合評価

4.5/5

Tune 680NC

  • オンイヤー型としてはスケール感のあるサウンド
  • オンイヤー型としては珍しく
    ノイキャンや外音取り込み機能も搭載
  • 空間サウンドに対応
  • マルチポイントに対応
  • LE AUDIO対応で超低遅延で使える
  • マイク性能がとても高い
  • コンパクトに折りたためる
  • シンプルかつおしゃれなデザイン
  • 自動装着センサーがついていない
  • ポーチやケースが付属していない
  • オンイヤー型のためメガネと併用だと
    耳が痛みやすい
  • LDACなど高音質コーデックには対応していない

4.3

高音

4.3

中音

4.3

低音

4.0

装着感

3.8

ノイズキャンセリング

4.4

外音取り込み

4.7

マイク性能

4.4

利便性

Bluetooth6.0最大再生時間
※ANC ON時
50時間
コーデックSBC,AAC,LC3充電時間5分で約5時間再生
ドライバー32mm ダイナミック型充電端子Type C
専用アプリ防水
ノイズキャンセリング質量161g
外音取り込みゲームモードビデオモード搭載
LE AUDIO対応
自動装着検出空間サウンド
マルチポイント保証1年

JBL Tune 680NCはこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • 予算1万5000円前後でワイヤレスヘッドホンを検討している
  • 通勤・通学で軽くてコンパクトなノイキャンヘッドホンが欲しい
  • ロック/ポップス/EDMなどノリ良いジャンルを好んで聴く
  • ゲームや映画、通話などマルチな用途で使いたい

1万円台のオンイヤー型のワイヤレスヘッドホンで、ここまで本格的な機能性を備えた製品は珍しいですね。

1万円台定番の「TUNE 770NC」と比較しても、LE AUDIO正式対応、Auracast対応、空間サウンド対応、Personi-Fi対応など、随所でスペックアップを感じられます。

ファッション性と機能性と音質、全てをバランスよく手に入れられるワイヤレスヘッドホンを探している方におすすめの製品だと思います。

2026年は他にもワイヤレスヘッドホンを色々出す予定みたいなので楽しみにしております。個人的にはこの仕様でアラウンドイヤータイプが欲しい。

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