FREEDOTS C1 レビュー|耳をふさがないイヤホンの新たな選択肢!もはや耳につけるスピーカー

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

SONYのLinkBudsや骨伝導イヤホンをはじめ、耳をふさがないイヤホンが最近注目されていますね。

今回は耳を塞がないイヤホンの新たな完全ワイヤレスイヤホン「FREEDOTS C1」を紹介します。

C1の特徴はこちら
  • 耳を塞がない空気伝道完全ワイヤレスイヤホン
  • 耳掛け式でスピーカーで聴いているような体感ができる
  • 14.2mmドライバーを搭載し、臨場感のあるサウンドを提供

レビュー用にメーカーから提供いただいたのですが、本音を言うとよくあるクラファン系の中国製イヤホンだと思って期待はしていませんでした。

ただ、実際に試してみると耳をふさがないタイプとしてはなかなかに良かったです。

気になる点もちらほらとありますが、音質のグレードがけっこう高いのですよ。

ということで、FREEDOTS C1をレビューします。ぜひ最後までご覧ください。

総合評価

4/5

FREEDOTS C1

  • 耳をふさがないタイプにしては音質が良い
  • 自分だけに聴こえるスピーカーのような感覚で使える
  • 充電ケースが大きい
  • 操作がしにくい
  • 長時間装着していると耳の付け根が痛くなる
  • マスクとメガネをしていると落ちそうになる

3.9

高音

3.8

中音

3.5

低音

3.8

装着感

ノイズキャンセリング

外音取り込み

4.5

マイク性能

4.0

利便性

Bluetooth5.1最大再生時間
※ANC ON時
本体5時間/
ケース込み27時間
コーデックSBC,AAC充電時間本体:50分
ケース:1.5時間
ドライバー14.2mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
11g/70.6g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイト
目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

FREEDOTS C1 外観・付属品

パッケージ

FREEDOTS C1のパッケージは黒字に型番と筐体画像のみが掲載されたシンプルなデザイン。

開封してみるとこんな感じ。マニュアルと日本語で書かれた操作方法一覧が出てきました。

付属品|USB-Cケーブル、マニュアル

付属品一覧
  1. USB Type Cケーブル
  2. マニュアル

付属内容はシンプルでマニュアルを除けばUSB-Cケーブルのみとなります。

充電ケース・本体|かなり大きめ

FREEDOTS C1の充電ケースはかなり大型で、ズボンのポケットには収納しにくいサイズ感。

携帯性は最近の完全ワイヤレスの中でも特に悪いと言えるでしょう。

アウターのポケットやバッグの中に入れてしまえば気にはならないですけどね。

と比べると

充電端子はUSB Type Cに対応。

充電ケースを開けると、本体がフック部分に沿った形で収まっています。

充電ケースに入れるときは可動式のフック部分を元の形状に戻す必要があるので、充電ケースに入れるのがめんどくさそうに感じます。

しかし、普段使いしていると、個人的にはそこまで気にならなくなってきますね。

イヤホン本体は耳掛け式のデザインになっており、かなり大型の筐体になっています。

耳につけるスピーカーのような感じですね。

また、IPX5相当の防水に対応しています。

最後に重さですが、総重量は93.1g、本体片耳で9.5gです。

他の完全ワイヤレスイヤホンと比べても2倍近くの重さがありますね。ズシっとした重みがあります。

FREEDOTS C1 レビュー

装着感|見た目以上に安定はする

FREEDOTS C1の装着感は見た目の大きさに対して、意外と安定した装着感を得られます。

装着イメージはこんな感じで、筐体の大きさに対して目立ちにくい印象です。

前から見ても飛び出しは少なく、野暮ったさを感じさせません。

自宅や散歩、オフィスで使うくらいであれば落ちる気配もなく快適に使えますね。

また、骨伝導と違って本体が繋がっていないので、フード付きの服やオフィスチェアの首掛けにも干渉しません。

しかし、本体が重たいこともあり、骨伝導イヤホンと比べると耳の付け根が2時間ほど装着していると痛くなってくる感覚がありました。

また、メガネ+マスク、そしてC1の3つを装着した状態だと、装着位置が安定せず外れそうな感覚もありましたね。

耳の形状にもよると思いますが、この情勢のなかでメガネユーザーの方が屋外で使うのには向いていないかもしれません。

装着感(4.0)

音質|耳をふさがないタイプの中ではハイレベル

FREEDOTS C1の音質は耳をふさがないイヤホンの中ではハイレベルの実力を持っているように感じました。

14.2mm大型ドライバーの恩恵か、骨伝導イヤホンの最高峰「OpenRun Pro」と比べても見劣りはしません。

低音の臨場感や音の広がりはOpenRun Proの実力が上に感じましたが、中音の豊かさや解像度はC1の方が上に感じるほど。

さすがにSONY LinkBudsほどの抜けの良さや解像度の高さは持ち合わせてはいませんが、音質だけにフォーカスを当てれば実力はかなりのものだと感じましたね。

自宅やオフィスで「自分だけに聴こえるスピーカー」のような感覚で使えますよ!

あくまで「耳をふさがないイヤホン」としての実力の高さのため、カナル型の音質特化型イヤホンと比べれば実力は劣ります。その点はご注意ください。

操作性|思いどおりの操作がしにくい

FREEDOTS C1の操作性は正直イマイチに感じました。

操作方法一覧は以下をご覧ください。

できることは「再生・停止」と「曲送り・曲戻し」くらいですね。

タッチパネルが誤タッチしやすい場所に備わっているので、意図せず触れてしまい音楽が止まってしまうのですよ。

パネルの押した時の効果音も「…シュポン」みたいな感じでテンポが悪め。

全体を通して操作性はイマイチなように感じましたね。

音漏れについて

FREEDOTS C1の音漏れについては、耳をふさがないオープン型という特性上どうしても発生してしまいますね。

ただ、高域が抜けるような「シャカシャカ」という音漏れではなく、スピーカーを小さな音量で流した時のような音漏れのため耳ざわりには感じません

OpenRun Proと音漏れ具合も比べてみましたが、C1の方が同じ音量でも音漏れは少ないように聞こえましたね。

静かすぎないオフィスやカフェであれば、大音量にしない限りは音漏れをそこまで気にせず使えそうです。

通話品質|思った以上に良い

FREEDOTS C1の通話品質をチェックしてみましたが、思った以上の実力で驚きました。

録音もしてみましたので、以下の音声をチェックしてみてください。

自分の声をなかなかクリアに届けられ、雑音を流しても背景のノイズをかなり抑えられていました

マイク性能はそこまでこだわっていないと思っていましたが、テレワーク用途でも十分に使えそうです。

会社のパソコンに接続しておいて音楽を聴きつつ、WEB会議が始まったらそのまま通話用ヘッドセットとして使うような運用ができそうですね。

通話品質(4.5)

こちらも参考にしてくださいね

音の遅延|かなり少なめ

FREEDOTS C1の映像と音声のズレですが、最近の完全ワイヤレスイヤホン同様に遅延はかなり少なめです。

YouTubeやプライムビデオを見る分にはズレがほとんど気にならず、違和感なく視聴できます。

スマホゲームだと音ゲーは流石に厳しいですが、FPSだとわりと違和感なくプレイできます

ただ、音の定位感はわかりにくいので、FPSに向いているかと言われれば微妙なところ。カジュアルにゲームをするくらいであれば問題なさそうです。

遅延の少なさ(4.5)

FREEDOTS C1 まとめ

FREEDOTS C1をまとめると以下のとおりです。

総合評価

4/5

FREEDOTS C1

  • 耳をふさがないタイプにしては音質が良い
  • 自分だけに聴こえるスピーカーのような感覚で使える
  • 充電ケースが大きい
  • 操作がしにくい
  • 長時間装着していると耳の付け根が痛くなる
  • マスクとメガネをしていると落ちそうになる

3.9

高音

3.8

中音

3.5

低音

3.8

装着感

ノイズキャンセリング

外音取り込み

4.5

マイク性能

4.0

利便性

Bluetooth5.1最大再生時間
※ANC ON時
本体5時間/
ケース込み27時間
コーデックSBC,AAC充電時間本体:50分
ケース:1.5時間
ドライバー14.2mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
11g/70.6g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイト

ケースや本体の大きさ、操作性の悪さなど気になる点はいくつかありますが、音質はなかなかに良かったですよ。

骨伝導イヤホンの代名詞であるAeropex以上の実力はあると思いますし、最近発売されたOpenRun Proとも同等レベル。

さすがにSONYのLinkBudsほどの実力はありませんが、価格はその分抑え目なので耳を塞がないタイプのなかでは音質に対するコスパは優れていますね。

自宅やオフィス内で自分だけに聴こえるスピーカーのような感覚で使いたい方におすすめですよ!

以上!FREEDOTS C1のレビューをお送りしました。

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