【レビュー】final E500|ASMRを聴くならこのイヤホン一択!

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final E500 ことりイヤピ

こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。

いきなりですが「えっちなイヤホン」ってご存知ですか?別にアダルトグッズでもなんでもないですよ?「えっちなイヤホン」と呼ばれているイヤホンがあるのです。それがこちらの「final E500」

バイノーラル録音で、まるで直接耳元でささやかれているような感覚になる音源「ASMR音源」。E500はそのASMRに

なぜ「えっちなイヤホン」と呼ばれたか始めたかというと、声優の小岩井ことりさんのTwitterでE500のことを「えっちなイヤホン」と呟いたことがきっかけです。

こちらのE500をそこまでえっちじゃない、でも人並みにはえっちであるイヤホンマニアの筆者がレビューしていきます。

final E500の特徴を簡単に伝えるとこちら!

final E500の特徴
  • 音の方向性を確認するゲームやVRなどの音源の違いを研究するために生まれたイヤホン
  • ASMR動画など、バイノーラル制作された音源に向いている
  • 本体は別にえっちじゃない

とまあ、かなりちゃんとしてるイヤホンです。こんなにえっちになってしまったのは、だいたい小岩井ことりさんのせいだと思ってる(褒め言葉)

では、こちらのえっちなイヤホン final E500を深掘りレビューしていきます!

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

final E500  レビュー

総合評価

4.7/5

E500

final E500 本体側面
  • 唯一無二のASMR向けイヤホン
  • 音が横に広がり臨場感が出る
  • 普段聴いている音楽を聴き直すと面白い
  • タッチノイズがそれなりにする
  • 音楽を”正確”に聴くのにはあまりむいていない

3.2

高音

3.4

中音

3.3

低音

3.2

解像度

3.5

迫力

4.5

定位

音場
狭い
広い
音の傾向
クール
ウォーム

パッケージは簡素

E500パッケージ。今までのfinal製品と比べるとかなり簡素です。

E500 パッケージ

付属品一覧

final E500 付属品一覧
付属品一覧
  1. イヤーピース5ペア SS / S / M / L / L 
  2. マニュアル 保証書

イヤーピースはこの価格でなんと5ペア付属。「final Eタイプ」のイヤーピースがSS / S / M / L / LLの5サイズが付属しています。

final E500 イヤーピース

耳の小さな方で合うイヤホンがない型でも、SSサイズならうまく装着できるかもしれません。L/Rで色分けもされており、また1サイズごとに微妙に色も違うので、サイズもわかりやすいです。

本体は無骨なデザイン

final E500 本体

側面には「E500」の文字と、L/Rの表記があります。

final E500 本体側面

L/Rの表記は見づらいですが、イヤーピースの色で視覚的にどちらがRか分かりやすくなっています。

final E500 背面

本体背面はfinalのロゴマークが

final E500 ロゴ

イヤーピースを外すとこんな感じ。平均的なノズル径なので、シリコンイヤーピースであれば大体のものは使用できると思います。

final E500 イヤーピース 外す

プラグ部分はL字設計。根元に折れ防止のブーツ加工をされているので、断線リスクを軽減しています。

final E500 プラグ部

付属品やイヤホンの構造を見るだけでも、いかに「final」というメーカーがユーザーのことを考えてイヤホンを製作しているかが分かるかと思います。

スペック

スペックE500
ドライバー6.4mm ダイナミックドライバー
感度98 dB/mW
インピーダンス16Ω
コード1.2m
質量12g

感度がやや低めなので、音量を上げないと圧のある音を出しにくいです。できれば出力の高いスマホやプレイヤーを使ったほうが本来の音を楽しみやすいです。

装着感は普通

E500 装着画像

耳に対して直角に差し込む装着方法です。細身の筐体のため、女性でもイヤーピースのサイズを変更すれば、問題なく装着できます。特別装着感が良いというわけでもないですが、悪いわけでもなく普通といったところ。

ASMR動画で検証

ASMR動画で試聴してみました。お借りした音源はこちら

音源として選んだ理由としてはこちらです

選んだ理由
  • 声を軸としたASMR動画であったため
  • ホワイトノイズ(背景のサーっとした音)が一番少ない
  • 音源がとにかくキレイ

E500の実証前にいろいろなASMR動画を見てみましたが、こちらの「まこと。」さんの音源が圧倒的にキレイでした。なんでこんなにキレイなんだろうと使用機材を確認してみたら

  • NEUMANN KU100(ダミーヘッドマイク 100万円)
  • そのほかプリアンプ コンプリミッター イコライザー機材

総額300万円以上を機材で投資されている方でした。そら音キレイわ・・・音フェチとして、機材環境を見学しにいきたい・・・

まるで直接耳元でささやかれているような感覚で超ゾクゾクします。声の表現力も高いため、ドラマCDとの相性も良さそうですね。

同ブランドの「E1000」で同じ音源を聴いてみると、声の吐息がサァー…と中高域帯をかすめて消えていくような鳴り方ですが、E500だと本当に耳元で吐息をかけられたかのようであり、耳に風を当てられたときの低域のリアルな沈み込みと厚みを保ちながらサァー…と遠くに消えていくような鳴り方です。

うん、これはえっちだ。

普通に音楽を聴いてみた

E500をASMRではなく普通に音楽で聴いてみると、サラウンド感が増したような妙に立体的な音の鳴り方です。

final E500 E1000
(左)E500 (右)E1000

ASMR向けイヤホンということもあり、E1000と比べると定位の良さと立体感が段違いに良いです。

E500を聴いた後にE1000に戻すと、「あれ?イヤホンってこんな平面的な鳴り方だっけ?」と思ってしまうほどの立体感です。定位や立体感だけでなく、声の息遣いの表現も抜群に良いです。

定位とは?

どの方向からどれくらいの距離でどのように音が鳴っているか?を示します。

イヤホンをE500 1つしか持っていない方はおそらく気にはならないと思いますが、E1000や他のステレオイヤホンと比べると、音として強調される部分が”声”と”物音”になったように聴こえます。

どのイヤホンとも違う鳴り方をするので、E500で普段聴いている音楽を聴きなおしてみると、ちょっと面白いですよ。

さらにえっちにしてみた

えっちなイヤホンと命名した小岩井ことりさんに責任(?)をとってもらうべく、買ってきました。ことりイヤピこと「AZLA / SednaEarfit Light Short 小岩井ことり Edition」

ことりイヤピ

声優の小岩井ことりさんが監修した、話題の高品質医療用LSRシリコン採用イヤーピース。こちらのイヤーピースは完全ワイヤレスイヤホン用に設計されたモデルですが、通常の有線イヤホンでも問題なく使用できます。

ことりイヤピ 付属品一覧

音質の傾向としては、音に味付けをせず、イヤホンの本来の持ち味をありのままストレートに耳に伝えるタイプのイヤーピースで、より定位がビシっと定まるような印象です。装着感も安定するので、万人におすすめしやすいイヤーピースです。

final E500 ことりイヤピ

こちらの ことりイヤピ と E500 を合体!

E500 ことりイヤピ 装着

色合いがアダルティになりました。無理やりえっちな方面に持って行こうと思ったけど、見た目はやっぱりえっちにならない。ということで改めてこちらで聴いてみました。

E500 ことりイヤピ 試聴

E500付属のイヤーピース「final Eタイプ」と聴き比べてみました。

Eタイプだと低域がしっかり沈み込み、ガサゴソ音などの低域をリアルに表現してくれていましたが、ことりイヤピですと、低域はほんの少し薄くなったかな?といった印象を受けます。

しかし声の部分に関しては、中高域の張り出しが良くなり、さらに距離が近くなった印象。声の表現力に関しては、ことりイヤピのほうが上手です。良く聴き比べないとわからないくらいではありますが、確かに違いがあります。

final E500 まとめ

総合評価

4.7/5

E500

final E500 本体側面
  • 唯一無二のASMR向けイヤホン
  • 音が横に広がり臨場感が出る
  • 普段聴いている音楽を聴き直すと面白い
  • タッチノイズがそれなりにする
  • 音楽を”正確”に聴くのにはあまりむいていない

3.2

高音

3.4

中音

3.3

低音

3.2

解像度

3.5

迫力

4.5

定位

音場
狭い
広い
音の傾向
クール
ウォーム
こんな人におすすめ
  • 主にASMRコンテンツを聴かれる方
  • 映画やドラマCDをイヤホンで聴かれる方
  • えっちな人

かなりコンセプトを絞った、昔のfinalらしい”ど変態イヤホン”です。

最後に、このイヤホンが”えっち”か”えっちじゃない”かで答えると

どえっちでした。

以上レビューでした。

final E500 ことりイヤピ

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