こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
今回はドイツの御三家ヘッドホンブランド「beyerdynamic」より、同社としては2万円以下とお手頃価格の本格的なモニターヘッドホン「DT 270 PRO」を紹介します。

2万円以下のモニターヘッドホンはライバル機がとても多く、各社の定番モデルが鎬を削っておりますが、そんな中登場した「DT 270 PRO」は2025年11月に登場したばかりの最新モデル。
同社の人気の大人気モニターヘッドホン「PROシリーズ」共通の特長である 本格的なスタジオサウンドを2万円以下で実現したモデルです。
発売してからのユーザー評価が非常に高く、各ECサイトでも満点評価が多く見られるモデルです。
今回は代理店のメディア・インテグレーション様より紹介用に提供いただいたので、実機を使ってどれほどの実力が検証していきましょう。
ぜひ、最後までご覧ください。
▼動画版はこちら▼
beyerdynamic DT 270 PRO 外観・付属品
それではbeyerdynamic DT 270 PROの外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
beyerdynamic DT 270 PROのパッケージはこちら。いつものベイヤーらしいシックでオシャレなデザインです。

付属品

- ・1.3m コイルケーブル
・標準アダプタ
・USB-C to 3.5mm DACアダプタ
・キャリーバッグ
初めからUSB-C to 3.5mm DACアダプタが付属するので、イヤホンジャックのないスマホでも気軽に聴けるのがありがたいですね。

こんなかっこいいポーチまでついてきます。

本体・ケーブル
本体はこちら。

DT 270 PROとシンプルに印字されたインダストリアルなデザイン。これがまたカッコいいんですよね。
モニター系だとベイヤーのデザインが一番好きなんよ。
イヤーパッドはDT 770 PROなどと同じようにグレーのベロア素材を採用。

サイズが小ぶりで、写真だけだとオンイヤー型のように見えるかもしれませんが、ちゃんと耳を覆うオーバーイヤー型です。

見た目以上にしっかり耳を覆ってくれますし、密閉型もしてくれますよ。
アーム部は段階式で調整が可能。コリコリとした挙動で調整もスムーズです。

アーム部に印字されているbeyerdinamicのロゴがカッコいい。
ヘッドパッドは合皮素材でしょうか。ほどよく肉厚でクッション性も高い印象です。

ヘッドバンドにはbeyerdinamicのロゴが。

ケーブルは着脱対応で、L/Rどちらの3.5mm端子に接続しても音が鳴る仕様になっています。

ケーブルは1.3mのカールコードケーブルを採用。DJヘッドホンとしても使いやすそうね。
プラグは3.5mm端子で、デフォルトで6.3mmのネジ式プラグが装着されています。

最後に重さですが約195gですね。

ヘッドホンとしてはとても軽めです。
beyerdynamic DT 270 PROの概要・スペック
| ■ スペック | |
|---|---|
| ドライバー構成 | ダイナミックドライバー |
| インピーダンス | 45Ω |
| 音圧感度 | @ 1mW / 500 Hz:96 dB SPL @ 1 V / 500 Hz:109 dB SPL |
| 再生周波数帯域 | 5 ~ 24,000 Hz |
| ケーブル仕様 | 1.3 m / coiled cable, detachable, single-sided |
| 本体重量 | 約194g |
| 付属品 | ・1.3m コイルケーブル ・標準アダプタ ・USB-C to 3.5mm DACアダプタ ・キャリーバッグ |
beyerdynamic DT 270 PRO レビュー
装着感|軽量かつガッシリ系
beyerdynamic DT 270 PROの装着感についてですが、軽量かつガッシリ系という印象でしたね。
実際に装着してみるとこんな感じ。工業感がありつつも、その無骨なデザインがかっこいい。

前から見ても飛び出しは少なめ。

小ぶりなハウジングですが、ちゃんと耳をすっぽりと覆ってくれますね。ただ、イヤーパッドの内径は小さめなので、耳が大きめの方だと少し窮屈に感じるかも。
ベロアパッドのおかげで高い通気性でありつつ、遮音性もなかなかに確保できています。
側圧はちと強めで長時間着けていると耳は痛くなりますが、その分しっかり密閉できているため、ブレのない音での他締めます。
外出先でパッとMIXなどの編集作業をするときにも向いていそうです。
| 装着感 | (4.0 ) |
音質|エントリーでも本格ベイヤーモニターサウンドを実現
DT 270 PROの音質についてですが、2万円以下のモニターヘッドホンと考えれば素晴らしいかと思います。
新たな定番となり得るどころか、覇権を握りかねない実力があるように感じました。
- DAC:ZOOM UAC-232
- アプリ:Apple Music
- 接続方式:6.35mm接続
- エージング:50時間ほど
4.4
高音
4.4
中音
4.5
低音
音の傾向
全体的なバランスとしてはフラット〜やや低域寄りという印象。モニターでありつつ低音がドッシリとした重心で構えるようなバランスです。
基本的にはbeyerdynamicのモニターヘッドホンらしい原音重視な音で、2万円以下のエントリーモデルでありつつ同社特有のレスポンスの良さや解像度の高さをしっかり引き継げていますね。
同価格帯のモニターヘッドホンと比較しても、やや重心が低めなモニターサウンドという印象です。
音場
コンパクトな見た目にしては音場は広め。
広いだけではなく、定位も優れていて、パン振りの位置や音の奥行きといった位置関係もモニターヘッドホンらしく把握しやすいです。
高音
過去のbeyerdynamicのモニターヘッドホンのようなキツイ刺さり感は抑えられて、最近のbeyerdynamicらしいピークは抑えつつも輪郭を取られて鋭く伸ばす高音になっています。
エレキギターのジャキジャキとした音や、シンバルのキレのある炸裂音まで、とても刺激的に鳴らしつつも、不快な刺さりは感じられません。
ただ、開放型のヘッドホンのように外側に自然に伸ばすようなナチュラルな音ではないです。
アコースティック系の楽器も、目の前で弾かれているような感じではなく、マイク越しに収録された音を忠実に再現しているという印象ですね。
中音
中音域はモニターらしく分離感がとても高め。
音場も広く、定位も正確に振られているおかげで、団子になりがちな中音域も一つ一つの音がとても整理されていて、ボーカル・コーラス・主旋律をそれぞれ分離して聴き分けられます。
ボーカルはレコーディングされた環境に対して、艶感や余韻などを加えず、率直に引き出すような感覚です。
低音
DT 270 PROの一番の強みは低音。同価格帯のモニターヘッドホンと比べても、低域はとてもモニタリングしやすいです。
量感がたっぷりとありながらも、モニターらしくボワつきや膨らみを感じられず、タイトで深みのある低音になっています。
ワイヤレスヘッドホンのレビューをしている時も感じていたのですが、beyerdynamicは低域〜中低域の解像度がとても高く、音像がボヤけがちなミッドベースの音がとても把握しやすいんですよね。
バスドラムのキックのズンッとした生の重みも体で感じ取りやすく、低音の土台がガッシリとしているため、振動と輪郭でリズムをとても取りやすいんですよね。
低音側の音を正確にモニタリングしたい方には、beyerdynamicのモニターヘッドホンはかなりおすすめです。
おすすめのジャンル
おすすめジャンルですが、得意・不得意はなく、音源に対して忠実な音なので基本なんでもいけます。
どちらかといえばアコースティック系よりは、電子音系の方が向いているようには感じましたかね。
beyerdynamic DT 270 PRO まとめ
beyerdynamic DT 270 PROをまとめると以下のとおりです。
総合評価
5/5
DT 270 PRO

- 2万円以下において優れたコスパを感じさせる音質
- 低音の解像度が高く
ベースやキックの輪郭を追いやすい - 見た目に対して音場が広く定位も良好
- モニターヘッドホンとしては軽量で携帯性が高い
- 側圧はやや強め
4.4
高音
4.4
中音
4.5
低音
4.4
解像度
4.5
迫力
4.0
装着感
beyerdynamic DT 270 PROはこんな人におすすめ
2万円以下という価格を考慮すれば、素晴らしいヘッドホンだと思いました。ユーザーレビュー通りですね。
とくに低音域のモニタリングのしやすさは、同価格帯と比較してもかなりの実力。
1〜2万円ほどでモニターヘッドホンを検討している方は、ぜひDT 270 PROも候補に入れてみてほしいです。











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