こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
Ankerから耳を塞がないワイヤレスイヤホンが「AeroFit / AeroFit Pro」が少し前に発売しました。まあAnkerだもの、そりゃあトレンドを追うよね。
今回はAnkerさんからサイレントでレビュー用にお送りいただきました。
ありがとうAnkerさん!JBL SOUNDGEAR SENSEとかShokz OpenFitと比較しながら粗探しさせてもらいます!
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Anker AeroFit、AeroFit Proの概要
AeroFitシリーズは、Anker Soundcoreブランド初の耳を塞がないワイヤレスイヤホンです。
特徴は次のとおり
一番の特徴は他の耳を塞がないワイヤレスイヤホンと比べて3Dオーディオに対応している点と、再生時間が長いというところでしょうか。
AeroFitとAeroFit Proのざっくりと違いを伝えると、ドライバー口径やヘッドトラッキング機能、ネックバンドの有無、防水仕様、バッテリー持続時間って感じですね。
AeroFit、AeroFit Pro、Soundgear Sense、OpenFit 比較レビュー
スペックを比較
項目 | Anker AeroFit Pro | Anker AeroFit | JBL SOUNDGEAR SENSE | Shokz OpenFit |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.2 |
コーデック | SBC,AAC | SBC,AAC | SBC,AAC,LC3対応予定 | SBC,AAC |
ドライバー | 16.2mm ダイナミックドライバー | 14mm ダイナミックドライバー | 16.2mm ダイナミックドライバー | 18×11mm ダイナミックドライバー |
着脱式ネックバンド | ◯ | – | ◯ | – |
3Dオーディオ | ◯ | △ | – | – |
防水性能 | IPX5 | IPX7 | IP54 | IP54 |
最大再生可能時間 | イヤホン本体:14時間 ケース:46時間 | イヤホン本体:11時間 ケース:42時間 | イヤホン本体:6時間 ケース:24時間 | イヤホン本体:7時間 ケース:28時間 |
充電時間 | 約10分で最大5.5時間再生可能 | 約10分で最大4時間再生可能 | 約15分で4時間駆動 | 約5分で1時間駆動 |
充電端子 | Type C | Type C | Type C | Type C |
イヤホン本体のコントロール | ボタンコントロール | タッチコントロール | タッチコントロール | タッチコントロール |
音漏れ防止機能 | △ | △ | ◯ 逆位相で音漏れ防止 | ◯ 逆位相で音漏れ防止 |
マルチポイント接続 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ ファームウェアで対応 |
イヤホン重量 | 片耳約12.2g | 片耳約8.5g | 片耳約13.1g | 片耳約8.3g |
価格 | ¥22,990(税込) | ¥16,990(税込) | ¥22,000(税込) | ¥24,880(税込) |
おおよそのスペックは似たようなところですが、AeroFitがこの中でも安く、全体的にスペックが高いのが特徴ですね。
また、Ankerは再生時間が長いのもメリットといったところでしょうか。
外観比較
それでは外観を比較していきましょう。
まずは充電ケースの比較。
表面積が一番小さいのはOpenFit、次にAeroFit、AeroFit Pro、一番大きいのがSOUNDGEAR SENSE。JBLでけぇ。
薄さで比較すると、AeroFit > AeroFit Pro > OpenFit > SOUNDGEAR SENSEという感じ。
AeroFitのこの薄さはかなりのメリットになると思います。SOUNDGEAR SENSEはこのサイズ感が弱点。
USB-C端子はどの製品も側面(背面)についているので、充電がしにくいこともないですね。
ちなみにどのモデルもワイヤレス充電は対応していません。そろそろどのモデルかでも対応して欲しい……。
充電ケースの取り出しやすさと収納のしやすさについて。
まずAeroFitは取り出しやすく収納もしやすく、一番スタンダードな印象。
AeroFit ProはSoundcore Liberty 4 NCのようにボタン式でパカっと開くタイプ。
耳掛け部を持ち手にかなり取り出しやすい印象。ただ、収納時は耳掛け下部を充電ケースの底の溝に入れてから収納する必要があるので慣れが必要。
SOUNDGEAR SENSEは取り出しやすいですが、収納時はイヤーフックの可動部を毎回元に戻さないと収納できないのでここが残念。
OpenFitは持ち手が浅く、少し取り出しにくい印象。収納時も耳掛け部をクロスさせて入れるため、こちらもやや慣れが必要ですね。
一番難なく本体を出し入れしやすいのは、AeroFitのように感じましたね。
本体デザインを比較するとこんな感じ。
どれも無骨な感じだけど、AeroFitとOpenFitが結構スマートな感じ。JBLも悪くないです。
AeroFit Proはゴツゴツしすぎている感が……。
耳掛け部分はSOUNDGEAR SENSEが太め、Aero FitとAeroFit Proがやや細め、OpenFitは超細めって感じでしょうか。
コレだけみたらOpenFitが一番装着感が良さそうに見えます。
ただ、SOUNDGEAR SENSEはイヤーフックが可動式で、耳の形状にあわせて調整ができるので強い。
最後に重さの実測値ですが、AeroFitは64.5g、本体8.5g。
AeroFit Proは88.8g、本体のみで12.2g。
SOUNDGEAR SENSEは95.1g、本体のみで13.1g。
最後にOpenFitは74.8g、本体のみで8.2g。
やはりOpenFitが一番軽いですが、この軽さで再生時間が11時間もあるAeroFitもすごい。
装着感比較|OpenFitが圧倒的だが
それぞれの装着イメージはこんな感じ。
本体のみでの装着感の軽快さはOpenFitが一番良かったですね。一番何もつけていないかのような空気のような装着感のように感じられます。
次点としてはAeroFitでしょうか。こちらも本体が非常に軽く、5時間くらい装着していても耳が痛くなりませんでした。
ただ、ホールド力は低めでジョギングで使うと落ちてしまう心配がありますね。どちらかというとオフィスや屋内での利用がメインになるかなと思いました。
SOUNDGEAR SENSEはイヤーフックの調整ができるので、本体のみのホールド力は一番高いですね。
AeroFit Proはそのままだと耳にズシっとくる感覚がありますね。ただ、あくまでこの4製品内で比較した場合なので、他の耳を塞がないワイヤレスイヤホンと比べるとかなり優秀な方です。
マスクやメガネとの相性はある
単体の装着感ではOpenFit、次点としてAeroFitのように感じましたが、マスクやメガネとの相性はありますね。
マスクとメガネありきだと、SOUNDGEAR SENSE>OpenFit>AeroFit Pro>AeroFitという評価でしょうか。
AeroFitがマスク+メガネとの相性がめっちゃ悪かったですね。
もうなんか、ちょっとでも動けば耳から落ちるんじゃないかなと思うくらい安定していないです。
マスクとメガネとの相性は、使っているマスクやメガネ、あとは耳の形状によって個人差が激しいので、あくまでボクの耳で検証した結果として参考程度に見てもらえればと思います。
AeroFit Proのネックバンドが超優秀
ちょっとすごいと思ったのがAeroFit Proのネックバンド。
ネックバンド側に接続用の突起がついていて、本体の底面にガッチャンコするだけで簡単にネックバンド型に変形できるんですよ。
しかも、ネックバンド部は那賀を調整するためのアジャスタもあるので、頭のサイズに合わせて長くしたり短くしたり調整ができるのですよ。コレが強い。
また、AeroFit Proは本体のみの再生時間が最大14時間と長く、さらに本体のみでの電源ON・OFFもできるので、ネックバンド式として単体で運用することもできます。
ネックバンドで運用した時の安定感はOpenFitをも超える実力で、ジョギングでも落ちる心配もなく、耳にも負担がとてもかかりにくいです。
SOUNDGEAR SENSEもネックバンドに対応していますが、底面にはめ込むようなタイプで、取り外しに難があります。
また、本体のみで電源のON/OFFができないので、ネックバンド型として単体で運用することが難しいんですよね。
AeroFit ProのネックバンドはSOUNDGEAR SENSEの完全に上位互換でしたね。
装着感まとめ
装着感の評価をまとめるとこんな感じ。
装着感を比較
製品名 | Anker AeroFit Pro | AeroFit | JBL SOUNDGEAR SENSE | Shokz OpenFit |
装着感 | (4.8) | (4.7) | (4.8) | (5.0) |
ネックバンドの有無 | ◎ | – | ◯ | – |
オフィスワークとの相性 | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
マスクとの相性 | ◯ | △ | ◯ | ◯ |
ジョギングとの相性 | ◯ | △ | ◯ | ◯ |
総合的な装着感はOpenFitがやはり一番良く感じましたが、他の3製品は場面によりけりという感じはありますね。
AeroFit Proはネックバンドが強くて、これがあればオフィスワークからマスクでの使用、ジョギングでの使用でも安定した装着感を得られますね。ただ、単体で使用する場合は装着感は少し重めです。
AeroFitはOpenFit並みに軽快な装着感でしたが、メガネ+マスクとの相性は悪かったですね。ジョギングでも安定しない印象でしたのでオフィスワークや屋内での使用メインになると思います。
SOUNDGEAR SENSEは単体でもホールド力が高く、マスク+メガネでも運用できましたね。ジョギングでも単体利用でも安定した印象でした。
ただ、ネックバンドはAeroFit Proと比べてつけ外ししにくく、本体のみでの電源ON/OFFができないので、単体利用がメインになると思います。
音質比較|JBLの圧勝
AeroFitの音質
次に音質の比較ですが、まずAeroFitは同価格帯のながら聴きイヤホンとしては平均的なレベルを持っています。
低音はほどよく豊かで過不足なく、高域もなかなかクリアに出ています。ただ、ボーカルは少しこもり気味のような印象ですね。中域ラインの解像度は甘めです。
ただ、特に音質にこだわりがなければ「耳を塞がないタイプとしては十分な音質の良さやん!」って感じると思います。
ボクは低音が多すぎてボーカルラインが埋もれがちなのが気になるので、こんな感じのイコライザーに変更しています。
AeroFit Proの音質
次にAeroFit Proを聴いてみると、AeroFitと比べて低域の量感がかなり豊かになりますね。
といっても「低域だけモリモリにしておきました!」みたいな下品な低域ではなく、AeroFit同様に全体のバランスを保ちながら臨場感と迫力を増させるような鳴り方ですね。
ただ、22,990円と考えると特別音質が良いというわけでもなく、こちらも価格から考えれば平均レベルくらいの音質ですかね。
OpenFitの音質は?
OpenFitは、価格に対しての音質に対するコスパはこの中では一番悪め。
レベルで言えばAeroFitと同じレベルですね。って考えたらAeroFitの音質って実はコスパ高い?
OpenFitも決して悪いわけではなく、バランスが良くボーカルラインもクリアで聴き取りやすいですね。AeroFit Pro比べると低音がちょっと薄めかな。
ただ、一部の低域の周波数帯が筐体ごと振動するような「ポワン」とした感じの音になるのがスッゴイ気になります。
低域が沈みきっていないというか、浅い感じがなんだか苦手です。装着感は良いんですけど、このポワンとした低音が嫌ですねー。
SOUNDGEAR SENSEが圧勝
最後にSOUNDGEAR SENSEの音質ですが、この4製品の中では圧倒的すぎる実力ですね。明らかにレベルが一つ上で、ふつうのカナル型イヤホンと比べても遜色のないレベルですね。
ボーカルラインが非常に明瞭で聴きやすく、高域もSOUNDGEAR SENSEだけ突き抜けてクリアです。低域の臨場感も素晴らしく、耳を塞いでいないことが不思議に思うくらい豊かな音で鳴らしてくれます。
YouTubeを聞くとAnkerはモゴモゴ声
Ankerも音質は悪くはなかったのですが、少し気になったのは声の聞き取りにくさ。
ボクはよく夜に洗い物をしながら耳を塞がないイヤホンを着けてYouTubeでレビュー動画とかを見るのですが、Ankerは両製品とも声がモゴモゴして聞こえにくいんですよね。
なんでしょ、聞こえるけどなんて言ってるか分かりにくいというか……。多分、中域の解像度が低くて低域も多すぎるんでしょうね。
声が聞こえにくいから結局音量を上げてしまうんですけど、そうすると家族から声をかけられた時に気づきにくくなってしまうんですよ。
OpenFitやSOUNDGEAR SENSEは小音量時でもなにを言っているか把握しやすかったので、Ankerはポッドキャスト系には向いていないかもしれません。Web会議とか通話時にも影響出そうだなー。
音声メインで聴くことが多い方は、イコライザーで調整しておいた方が良いと思います。
映画やライブ映像はAeroFit Proがすごい
Ankerのユニークなポイントはやはり3Dオーディオ。
AeroFitは3Dオーディオの切り替えのみですが、AeroFit Proはそこから「固定」と「ヘッドトラッキング」の切り替え、音楽モードとムービーモードの切り替えができます。
AeroFitとAeroFit Proの3Dオーディオはかなり精度が異なる印象で、AeroFitはうす〜く音を広げただけのような感覚。
対してAeroFit Proの場合は音楽モードだとライブ会場で聴いているようなリアルな臨場感を、ムービーモードでは映画館で聴いているような迫力を耳を塞がないイヤホンでありつつも体感させてくれます。
ただ、ヘッドトラッキングの精度はイマイチで、ちょっと首を曲げたら急に45度くらいの角度から聴こえるようになる感覚で、定位の定め方が雑です。ヘッドトラッキングはボクは固定で良いかなと思いました。
音質まとめ
製品名 | Anker AeroFit Pro | Anker AeroFit | JBL SOUNDGEAR SENSE | Shokz OpenFit |
音質 | (4.0) | (3.9) | (4.2) | (4.0) |
音の傾向 | 低域寄りで臨場感のあるサウンド | ややドンシャリ傾向 | パワフルで解像度の高いクリアなサウンド | バランスの良い音 |
YouTube・ラジオの相性 | △ | △ | ◯ | ◯ |
映画やアニメとの相性 | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ |
音質は圧倒的にJBL SOUNDGEAR SENSEが良かったですね。次にOpenFitかAeroFit Proかといったところですが、この2つは傾向の違いくらいですね。
最後にAeroFitという順序ですが、AeroFitも全然悪くないです。
操作性比較|どれも一長一短
操作方法一覧はこちら
操作を比較
Anker AeroFit Pro | Anker AeroFit | JBL SOUNDGEAR SENSE | Shokz OpenFit | |
割り振りボタン数 | 4つ | 6つ | 6つ 一括で割り振り | 4つ 一括で割り振り |
再生/停止 | R側を2回押す | R側を2回タップ | R側を1回タップ | L or R側を2回タップ |
曲送り | アプリで設定可能 | L側を2回タップ | R側を2回タップ | L側を長押し |
曲戻し | アプリで設定可能 | アプリで設定可能 | R側を3回タップ | R側を長押し |
音量を上げる | R側を1回押す | アプリで設定可能 | L側を1回タップ | アプリで設定可能 |
音量を下げる | L側を1回押す | アプリで設定可能 | L側を2回タップ | アプリで設定可能 |
音声アシスタント | 電源ボタンを1回押す | アプリで設定可能 | L or R側を長押し | アプリで設定可能 |
電源OFF | 片側のボタンを長押し | 充電ケースに入れる | 充電ケースに入れる | 入れる |
ペアリングモードへの移行 | 充電ボタンを長押し | 充電ボタンを長押し | 1回タップした後に2回目のタップを長押し | 充電ケースに入れた状態で左右長押し |
操作性はAeroFit Proが物理ボタンを採用しているので、この中では誤動作が少なく快適に操作ができます。
ただ、4つのボタンしか割り振りができないので、全操作を網羅できません。
AeroFitは6つのボタンに割り振りができるのですが、ボタンをタップする際に本体がバウンドして操作しにくいんですよね。
OpenFitも4つしかボタンが割りふれず、操作方法も一括で割り振られてしまうため自由に設定ができません。
SOUNDGEAR SENSEはタッチパネルですが、全操作が網羅的に行えるので、一番不満がないですね。
音漏れ|JBLとShokzがめっちゃ少ない
製品名 | Anker AeroFit Pro | AeroFit | JBL SOUNDGEAR SENSE | Shokz OpenFit |
音漏れ | △ | △ | ◯ | ◎ |
音漏れの少なさは、やはり逆位相の音出して音漏れを防ぐSOUNDGEAR SENSEがとても優秀でした。ただ、OpenFitはそれ以上に音漏れが少なくて驚きましたね。
OpenFitもDirectPitchという逆位相の音を出して、音漏れを防ぐというJBLと同じ機構を備えているみたいです。
ちなみに、AeroFitとAeroFit Proに関しては音漏れをある程度防止するといいつつも、その漏れ方は一般的な耳を塞がないワイヤレスイヤホン程度。
BGM感覚で静かなオフィスで音楽を聴いていたいけど、シャカシャカという音はできるだけ漏らしたくないという方は、SOUNDGEAR SENSEかOpenFitがおすすめですね。
アプリでそれぞれできること
製品名 | Anker AeroFit Pro | Anker AeroFit | JBL SOUNDGEAR SENSE | Shokz OpenFit |
アプリでできること | イコライザー設定 (プリセット3つ+カスタマイズ) | イコライザー設定 (プリセット3つ+カスタマイズ) | イコライザー設定 (プリセット8つ+カスタマイズ) | イコライザー設定 (プリセット4つ+カスタマイズ) |
3Dオーディオ 固定 or ヘッドトラッキング 音楽モード or ムービーモード | 3Dオーディオ | スマートオーディオモード オーディオモード or ビデオモード | – | |
マルチポイントのON/OFF | マルチポイントのON/OFF | – | マルチポイントのON/OFF | |
ボタンのカスタマイズ | ボタンのカスタマイズ | ボタンのカスタマイズ | ボタンのカスタマイズ | |
自動電源オフ設定 | 自動電源オフ設定 | 自動電源オフ設定 | ||
左右の音量バランスの調整 | 左右の音量バランスの調整 | 左右の音量バランスの調整 | ||
イヤホンを探す | イヤホンを探す | イヤホンを探す | ||
最大音量のリミッター | ||||
ファームウェアアップデートなど | ファームウェアアップデートなど | ファームウェアアップデートなど | ファームウェアアップデートなど |
カスタマイズ項目はOpenFitは少なめ、AnkerとSOUNDGEAR SENSEはやや多めという感じでしょうかね。
Ankerに関してはイコライザー設定と3Dオーディオの切り替え、操作ボタンの変更とカスタマイズしたいことが多くあるので、使う機会は多そうです。
マイク性能比較|JBLの音声がクリア
製品名 | Anker AeroFit Pro | AeroFit | JBL SOUNDGEAR SENSE | Shokz OpenFit |
マイク性能 | (4.5) | (4.5) | (4.8) | (4.5) |
AeroFit Proの音声をチェック
AeroFitの音声をチェック
SOUNDGEAR SENSEの音声をチェック
SOUNDGEAR SENSEの音声をチェック
マイク音声はJBLが一番クリアでしたね。ただ風ノイズに対しては初めは弱く感じましたが、しばらく風に当てているとそのノイズも取り除いてくれます。
それ以外の3つノイズには強く、音声もなかなかクリアなので、基本どの製品を使ったとしてもWeb会議やビジネスシーンでも問題なく使えると思います。
Ankerは再生時間が長いので、長時間の通話でもバッテリー切れの心配が少ないのが安心できますね。どのモデルも耳を塞がないので、自分の声がモゴモゴしないのもいいですね。
音の遅延|どの機種も基本は少ない
音の遅延を比較
製品名 | Anker AeroFit Pro | AeroFit | JBL SOUNDGEAR SENSE | Shokz OpenFit |
音の遅延 | 少ない | 少ない | ビデオモードなら少ない | 少ない |
音の遅延もどの製品も少なめで、YouTubeやプライムビデオを見るくらいなら問題なしですね。ちょっと気になったのはSOUNDGEAR SENSEのオーディオモード時くらいでしょうか。
オーディオモードだと若干ズレるのですが、ビデオモードなら遅延がなくなります。ただ場所によっては音途切れが発生しやすくなります。
Ankerは欲を言えば低遅延モードもつけてゲームも快適にできるようにして欲しかった。
比較まとめ
製品名 | Anker AeroFit Pro | Anker AeroFit | JBL SOUNDGEAR SENSE | Shokz OpenFit |
総合評価 | (4.5) | (4.5) | (4.8) | (4.7) |
音質 | (4.0) | (3.9) | (4.2) | (4.0) |
装着感 | (4.8) | (4.8) | (4.8) | (5.0) |
マイク性能 | (4.5) | (4.5) | (4.8) | (4.6) |
利便性 | (4.8) | (4.8) | (4.8) | (4.8) |
良かった点 | ネックバンドの仕様が素晴らしい 再生時間が長い 充電ケースがコンパクト マルチポイント対応 3Dオーディオが優秀 | 装着感が軽い 再生時間が長い 充電ケースがコンパクト マルチポイント対応 音漏れが少ない 価格に対してスペックが高い | カナル型に匹敵する音質の良さ 調整できるイヤーフック 逆位相の音で音漏れが少ない マイク性能も高い マルチポイント対応 ネックバンドでも使える | 装着感はNO.1クラス 逆位相の音で音漏れを最小限に 充電ケースがコンパクト マルチポイント対応 |
イマイチな点 | 本体のみで使うとやや重い 音漏れの多さは平均レベル | イコライザーで調整しないと音声が聞き取りにくい メガネ+マスクだと装着が安定しない | 充電ケースが大きい 再生時間はこの中だと短め | 低域の深みがイマイチ 操作ボタンの割り振りが少なめ |
こんな人におすすめ | ネックバンド方式で使うことが多い 映画やライブ映像を好んで聴く | できるだけ安価で実用的な耳を塞がないイヤホンを探している | 一番に音質を重視したい 音漏れが少ないものが欲しい | ジョギングやスポーツ用途で使いたい 音漏れが少ないものが欲しい |
この中でボクが使うとすればJBL SOUNDGEAR SENSEですかねー。やはり決め手は音質の良さと音漏れの少なさ、そして本体のみでの耳へのホールド力の高さでしたね。
ただ、OpenFitの空気のような装着感も捨てがたいんですよね……。スポーツとかジョギングメインだったらOpenFitでいいと思います。
AeroFitはこの中では一番安いですが、OpenFitのような軽快さとある程度の音質を両立できていて、再生時間もとても長いのでコスパ面は高いと思います。セール価格になればアリかな。
ただ、メガネとマスクとの相性が悪かったのが気になりましたね。マスクをしない方であればこちらも良いと思います。
AeroFit Proも良いのですが、価格がJBLとShokzと並んでしまうので、それだったらどっちか選ぶかな〜って感じ。ネックバンドの仕様は素晴らしく、本体のみで電源ON・OFFもできるのでJBLよりも器用ではありますね。
今回の記事を参考に自分にぴったりだと思うイヤホンを選んでみてください!
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