こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
今回はSam&Johnnyより、1DD+1BA+セラミックパネルのトライブリッドドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「Dawn (HM12+)」を紹介します

- 1DD+1BA+セラミックパネルのトライブリッドドライバー搭載
- Qualcomm QCC3040チップ搭載、aptX Adaptive対応
- 職人手作業によるレジン筐体、片耳5.8gの軽量設計
- IPX6防水対応、メタル製充電ケース採用
- 最大31時間再生(イヤホン単体7時間+ケース24時間)
- 価格は36,980円
国内代理店の01Diverseさんより紹介用に提供いただいたのですが、価格にしてはノイキャンや外音取り込み機能などは非搭載とめちゃめちゃ割り切った製品で、チップもちょっと古いし大丈夫かなこの製品……とか思いながらとりあえず使ってみたんですけど、このイヤホンめっちゃ面白いですね。
バカみたいな音出ます。 聴いているだけでIQが下がるようなギルティな音しています。めっちゃ楽しい。
ということでどれほどの実力なのか検証してきましょう。
Sam&Johnny Dawn (HM12+) 外観・付属品
それではSam&Johnny Dawn (HM12+)の外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
Sam&Johnny Dawn (HM12+)のパッケージはこちら。

開封するとこんな感じ。

付属品|USB-Cケーブル、収納ポーチ、イヤーピースなど

- イヤーピース(S / M / L)×1
- USB Type Cケーブル
- 収納ポーチ
- マニュアル
イヤーピースはシリコン製のものが3ペア付属。

付属のイヤーピースは品質がそこまでよくないので、変えても良いと思います。
充電ケース・本体
Sam&Johnny Dawn (HM12+)の充電ケースはオールメタル製。プラスチック製が多い完全ワイヤレスイヤホンのケースの中ではかなり質感が高いデザイン。

厚みは少しありますが、ズボンのポケットに入れても問題はない程度。

手のひらに乗せるとこんなサイズ感です。

充電端子はUSB Type Cに対応。ワイヤレス充電には対応していません。

充電ケースを開けるとこんな感じ。

本体が奥まったところに収納されており、本体も滑りやすいので、なかなか取り出しにくい……。

イヤホン本体は職人が一つひとつ手作業で仕上げたレジン筐体。カスタムIEMのようなデザインで、そのまま有線でも使えそうな見た目をしていますね。有線接続でけへんけど。

ハンドメイドで筐体を仕上げているため、一つひとつ模様が異なるとのこと。

内側はこんな感じでイヤモニ系と同様に耳の形に沿った形状になっているので、装着感は良さそうです。

ノズルは金属筐体となっていて、口径はやや細めかな? 軸の口径が大きいイヤーピースだと合わない可能性あり。

最後に重さですが、総重量は70.5g、本体片耳の重量は5.8gです。


Sam&Johnny Dawn (HM12+) スペック
| ■ スペック | |
|---|---|
| 連続再生時間 | イヤホン単体:約7時間 充電ケース併用時:約31時間 |
| 本体充電時間 | 1時間 |
| ドライバー構成 | ・10mmダイナミックドライバー x1 ・カスタムBAドライバー x1 ・セラミックフラットパネルドライバー x1 |
| 対応コーデック | aptX / aptX Adaptive / AAC / SBC |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.2 |
| 防水 | IPX6 |
| 再生周波数帯域 | 20Hz -20kHz |
| 重量(本体) | 73g / 片耳5.8g |
| 付属品 | ・USBA-TypeC充電コード×1 ・ポーチ×1 ・イヤーピース(S / M / L)×1 ・掃除用綿棒×2 |
Sam&Johnny Dawn (HM12+) レビュー
装着感|イヤモニのようにピッタリフィット
Sam&Johnny Dawn (HM12+)の装着感についてですが、有線のイヤモニかのように耳の形に沿ってフィットしてくれますね。
実際に装着してみるとこんな感じ。見た目もケーブルがないだけのイヤモニみたい。

前から見た時の飛び出しもそこまで気にならないですね。

ノイキャン非搭載ではありますが、耳栓効果による遮音性はかなり高め。
| 装着感 | (4.7) |
音質|超ドンシャリ型骨太サウンド
Sam&Johnny Dawn (HM12+)の音質についてですが、笑いました。ゴリっゴリですわ。聴いていたら意識せずともヘドバンしてしまうくらいゴリゴリ骨太サウンドです。
音質特化でトライブリッドドライバーだから、もっと繊細で解像度の高い音が出ると思ったら大間違いですよ。超バカみたいな音出ますよこの子。
合う人は合うし、合わない人は合わない極端なチューニングです。ボクも最近ではあまり聴かないようなチューニングですが、ロックとかメタル、エレクトロはめっちゃ合いますねコレ。めっちゃ好き。

Sam&Johnny Dawn (HM12+)の音の特長は次のとおりです。
4.7
高音
4.5
中音
4.6
低音
音の傾向
音の傾向は最近では珍しい極端なV字サウンド。わかりやすくドンシャリ!低音と高音が持ち上がっていて、中音域が引っ込んだチューニングになっています。
レスポンス早く、それでいて音圧で攻めてくるようなエネルギッシュサウンド。細マッチョみたいな音です。
専用アプリが用意されていないためEQでの調整が一切できないため、このドンシャリサウンドがが合わないと感じても、自分好みにチューニングを変える手段がイヤーピースしかありません。
このドンシャリがハマる人にはハマりますが、フラット寄りが好みの方はまず選ばない方が良いかと。
音場
音場はなかなか広め。横方向よりも上下や奥行き側へ広がるような感覚があります。スケール感のある音で、ライブのような臨場感のあるサウンドって感じです。
ホールというよりはライブハウスって感じの広がりよりも音圧を感じる音です。
定位感はやや甘め、音の方向を感じようとするんじゃない、音を圧で感じるんだ。
高音
高域はセラミックパネルドライバーが担当しているのですが、かなりキラキラとした刺激的な音がしますね。
エレキギターのジャキっとした音や、シンセサイザーのキラキラ・ギャリギャリとした音、シンバルやハイハットがシャーンと刺激的に鳴る感覚が、ライブのような生の刺激感があってめちゃめちゃ気持ちいいです。
しかもレスポンスがとても良いおかげで、パワフルに鳴らしつつも高域の輪郭も把握しやすいんですよね。
ただ、人によっては間違いなくキツく感じるレベルだと思います。ボクも最近聴いている最新チャート曲だとキツく感じましたけど、少し前のロックシーンを聴くと最高に気持ちよくなりました。
あとはストリングスやアコギのなどの生楽器を自然に伸ばすのも苦手ですね。とにかく刺激的に鳴らすのが得意って感じ。
中音
中音域はV字型のチューニングの影響で、最近のTWSとしては珍しく。かなり引っ込んでいます。ボーカルが奥に下がって楽器隊をメインとして際立たせるチューニングになっています。
中音域で真芯で捉えるのではなく、中高域側にシフトして鳴らすため、ボーカルは上擦った感じはありますね。
ボーカルをメインで楽しみたいならこのイヤホンを買わなくてOKです。それくらい割り切っています。
ただ、解像度は意外と高く、勢いに任せずに落ち着いて聴くと粒立ちのよい音で描写できています。
なんというか中音域が高域と低域の引き立て役みたいになっていますね。普通逆なんだけどなー。
低音
低音はめちゃめちゃバカみたいに出ます。超パワフルです。
量感は確かにあるのですが、広がるような低音ではなく、「ドスンっ!」と重いパンチで殴るようなタイトで重い低音です。打ち込みのキック音がめちゃめちゃ重たくてバカみたいな低音が出ます。
バスドラムの振動も無駄に広がりすぎず、凝縮した圧を耳に届けるような感じ。ミッドベースも下弦側で輪郭を追うような感覚で、バスドラムとセットで音圧でリズムを刻んでいるような感じ。
ツーバス連打の曲とかエグいからね。「ドコドコドコドコドコ」で脳が揺れる揺れる。超楽しい、アカン、めちゃめちゃ音量上げてもうて耳に悪い。
サブベースもなんか輪郭どこいった?って思うくらいキックと同化して音圧の一部と化していますからね。
おすすめのジャンル
おすすめジャンルはロックやエレクトロなど、低域と高域のメリハリ感を活かしたジャンル全般。
最近はボーカルが前に出てくるTWSが多いですが、Dawnはあえて引っ込めてドンシャリにして低音の臨場感や高域のキレの良さを強調しているため、バンドサウンドが生ライブさながらの刺激感があります。
特にロックやメタルはめちゃめちゃ合いますね。00〜10年代の邦ロックシーンを聴くのめっちゃ楽しいですよ。「凛として時雨」のようなキレ重視の激しいロックサウンドを好んで聴かれる方にかなりおすすめ。
最近のアーティストだとだとYOASOBIの「UNDEAD」「セブンティーン」「祝福」、Adoの「踊」あたりをハードコアさながらに聴きたいにはおすすめできます。
洋楽が好きな方だと「The Prodigy」「Pendulum」「Skrillex」あたりが好きな方はめっちゃハマると思いますよ。
反面、クラシックやジャズ、アコースティック系は繊細さが足りず、J-POPやアニソンはボーカルの引っ込みが気になるので得意なジャンルは限定的です。そんなもん他のイヤホンにまかせときゃーいいんだよ。
総評
とにかくパワフルでゴリっゴリの音が好みの方はめっちゃハマると思います。いつもと比べて文章のIQが低くくなるくらいにはバカな音しています。
操作性|タッチセンサーで基本操作に対応
Sam&Johnny Dawn (HM12+)の操作性はタッチセンサーで基本操作は一通り可能です。

操作はタッチセンサーでおこないます。
ANCや外音取り込みのモード切替がないぶん、操作体系はシンプルですね。専用アプリもないので、操作のカスタマイズなどはできません。
音の遅延|動画視聴程度なら問題なし
Sam&Johnny Dawn (HM12+)の映像と音声のズレですが、ほとんど気にならないレベルですね。
YouTubeやNetflixなどの動画視聴は問題なし。FPSなどのシビアなゲームには厳しいですね。
通話品質|そこそこ使える
通話品質ですが、ふっつーです。
騒がしい場所でもある程度ノイズを抑えてくれますが、専用アプリでの通話品質調整などはできません。
通話メインで使いたい方には少し物足りないかもしれませんが、たまに通話する程度なら問題なしですね。
| 通話品質 | (3.5) |
気になる点
音質面で気になる点をまとめると、以下のとおりです。
- 専用アプリ非対応でEQ調整ができない
- ノイキャンや外音取り込みは非搭載
- LDAC非対応:aptX Adaptiveには対応しているものの、LDAC・LHDCといった高音質コーデックは使えない
ま〜最近のモデルとしてはめちゃめちゃ機能は割り切っていますね。
Sam&Johnny Dawn (HM12+) まとめ
Sam&Johnny Dawn (HM12+)をまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.5/5
Sam&Johnny Dawn (HM12+)

- バカになるほどのゴリゴリすぎる骨太サウンド
- ロックやエレクトロとの相性が抜群
- 筐体の質感がとても高い
- イヤモニのようにピッタリとハマる装着感
- 機能性が皆無
- ボーカルがけっこう引っ込む
- 付属イヤーピースの品質がやや控えめ
4.6
高音
4.5
中音
4.7
低音
4.8
装着感
–
ノイズキャンセリング
–
外音取り込み
3.5
マイク性能
3.0
利便性
| Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 | 本体7時間/ ケース込み31時間 |
| コーデック | SBC,AAC, aptX,aptX Adaptive | 充電時間 | 約1時間 |
| ドライバー | 10mm DD + BA + セラミックパネル | 充電端子 | Type C |
| 専用アプリ | × | 防水 | IPX6 |
| ノイズキャンセリング | × | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.8g/73g |
| 外音取り込み | × | ゲームモード | – |
| 自動装着検出 | – | 空間オーディオ | × |
| マルチポイント | ◯ | 保証 | 1年 |
Sam&Johnny Dawn (HM12+)はこんな人におすすめ
いや〜久々イイ意味でバカみたいなイヤホンを使ってテンション上がりましたね。なんだこの骨太ゴリゴリドンシャリサウンド。
その上で機能性ほぼ皆無ですからね。これ人に薦めてええのか困る……けど面白いイヤホンですよ。
めちゃめちゃ個性的ですけど、ロックやエレクトロなど激しい楽曲を好んで聴く人はめっちゃハマると思うので、ぜひ聴いてみてください。IQ下がりますよ。
おすすめ記事


コメント