こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
今回はBose監修のサウンドチューニングを搭載したジェネリックBoseイヤホン「Noise Master Buds 2」を紹介します。

- Bose監修「Sound by Bose」チューニングによる洗練されたサウンド
- 最大51dBのアダプティブANC搭載
- LHDC 5.0対応で24bit/96kHzのハイレゾ音質をワイヤレスで実現
- Bluetooth 6.1 + マルチポイント(2台同時接続)対応
- 360°空間オーディオとヘッドトラッキングで高い没入感を実現
- 最大30時間再生(ケース込み)&10分充電で約6時間再生の急速充電にも対応
Noise Master Buds 2はインド発のオーディオブランド「Noise」が手がける完全ワイヤレスイヤホンで、「Sound by Bose」テクノロジーを採用し、10mm PU+PEEKドライバーを搭載したモデル。
現在クラウドファンディングを実施中で、価格は23,900円(税込)〜で応援購入可能となっています。

今回は紹介用にメーカーさんより提供いただいたので、実機を使ってどれほどの実力か検証してきましょう。
YouTube版はこちら
Noise Master Buds 2 外観・付属品
それではNoise Master Buds 2の外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ|高級感のあるデザイン
Noise Master Buds 2のパッケージはブラックを基調とした高級感のあるデザイン。マットなブラックでなかなかかっこいい。

開封するとこんな感じ。

付属品|イヤーピース、スタビリティバンド、USB-Cケーブルなど

- イヤーピース(シリコン製)3ペア
- スタビリティバンド(安定バンド)
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
イヤーピースはBoseと同じく楕円形型で耳の手前でフィットさせるタイプのものが3ペア付属。

さらにスタビリティバンド(安定バンド)も付属しており、装着時のフィット感を高められます。
充電ケース・本体
Noise Master Buds 2の充電ケースはこちら。

レコードの溝のようなワンポイントの円形デザインがおしゃれ。

てのひらに乗せるとこんな感じ。

カラーバリエーションはAurum(ゴールド)、Mercury(シルバー)、Carbon(ブラック)の3色展開。どれも高級感がありますね。



今回はCarbonをお送りいただいています。
Bose QuietComfort Ultra EarBuds 2と比べるとこんな感じです。大きさ厚みともにほぼ同じですね。これサウンドどころか、筐体までBoseが設計してね?

底面には充電用のUSB Type 。

ワイヤレス充電には残念ながら対応していませんでした。
充電ケースを開けるとこんな感じ。

本体はケースの奥まったところに収納されているため、ケースからの出し入れにはやや慣れが必要です。バンド部分を持って引き出す形になるので、最初は少し戸惑うかも。

イヤホン本体はこちら。Boseとよく似たデザイン。やっぱりBoseが設計してね?

Boseと比べるとスティック部分は細めで、シュっとしたBoseって感じ。そこまで高級感はなし。

内側はこんな感じ。コンチャ(耳内のちょっと凹んだところ)部が少し出っ張ったデザインになっていますね。こちらもQC Ultra EarBudsと同じ設計ですね。

ノズルは超縦長の楕円形型。基本的には付属のイヤーピースしか使えないと考えた方が良いでしょう。

3.3最後に重さですが、総重量は6g、本体片耳の重量は5.2gです。


片耳5.2gは一般的なワイヤレスイヤホンと比べても軽量な部類。長時間着けていても耳が痛くなりにくいですね。
Noise Master Buds 2 スペック
| Bluetooth | 6.1 | 最大再生時間 | 本体6時間 ケース込み30時間 |
| コーデック | SBC / AAC / LHDC 5.0 | 充電時間 | 約90分 |
| ドライバー | 10mm PU+PEEKダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
| 専用アプリ | ○ | 防水 | IPX5 |
| ノイズキャンセリング | ○(最大51dB) | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.2g/62.4g |
| 外音取り込み | ○ | ゲームモード | – |
| 自動装着検出 | ○ | 空間オーディオ | ○(360°+ヘッドトラッキング) |
| マルチポイント | ○(2台同時) | 保証 | 1年 |
Noise Master Buds 2 レビュー
装着感|スタビリティバンドで安定感あり
Noise Master Buds 2の装着感はBoseのイヤホンと同様にめちゃめちゃいいです。
スタビリティバンドのおかげで安定感が高く、また独自のイヤーピースの形状のおかげで閉塞感も強すぎず、長時間でも快適に使えると感じました。
実際につけてみるとこんな感じ。

耳からの飛び出しも控えめで、見た目もスッキリしている印象。

スタビリティバンドのおかげで耳から落ちる心配も少なく、とても安定感もあるので、ジョギングやワークアウトでも使えそうです。
Bose QC Ultra EarBudsより軽い片耳5.2gという軽さも相まって、長時間着けていても疲れにくく軽快です。
装着感はなんの不満もないですね。このBoseのイヤホン形状の装着感めっちゃ好きなんですよね。
| 装着感 | (5.0) |
音質|ジェネリックBoseサウンド
Noise Master Buds 2の音質はBose監修チューニングらしい、豊かな低音を楽しむ臨場感重視のサウンドのように感じました。
まさにジェネリックBoseサウンドって感じですが、QC Ultra EarBds IIとはまた異なる音の傾向になっています。

Noise Master Buds 2の音の特長は次のとおりです。
4.2
高音
4.4
中音
4.3
低音
音の傾向
全体的にはBose監修らしいやや低音寄りのウォームでバランスの取れたサウンド。ただ、QC Ultra EarBuds IIほど低音に寄りすぎず、高域もキツすぎず、全帯域のバランスは整えられている印象を受けます。
低音はしっかり量感があり、膨らむけど中高域を阻害するまでは膨らみすぎない豊かな音という印象です。
全体的に柔らかめの音なので、解像度重視のシャキッとした音が好きな方は合わないと思いますが、Boseのような臨場感のあるネットリ低音サウンドが好みの方は合うと思います。
音場
音場は標準的な広さです。完全ワイヤレスイヤホンとしては平均的ですが、空間オーディオをONにすると一気に音が広がりますね。
高音
高域はマイルドに抑えられつつもモッサリとはせず、程よくキレの良さも担保できているバランス。QC Ultra EarBuds IIの方がもう少し高域はシャキッとしていて、Noise Master Buds 2の方がもう少しマイルドで聴き疲れしにくい感じですね。
ハイハットやスネアの音は少し団子になりがちな感覚はあります。
ストリングスやアコースティックギターの音を生音さながらに再現するのは苦手ですが、クラップ音やシンセサイザーなどの電子音全般をスパッとレスポンス良く鳴らすのは得意。
中音
中音域はボーカルが程よく前に出てくる印象で、QC Ultra EarBuds IIより声の上擦りが抑えられていてキツさを感じにくく、声を芯で捉えられているような感覚。
ボーカルの傾向はQC Ultra EarBuds IIより好みですよ。むしろ低音よりボーカルの方がこのイヤホンの強みじゃないかなと思う。
低音
低音はBose特有のネットリとした深みのある低音を出しつつ、Boseよりは広がりすぎずに少しタイトに抑えられた感覚ですね。
QC Ultra EarBuds IIの低音が「ズォォン」という立体的で映画やライブのような臨場感のある音だとすれば、Noise Master Buds 2が「ドォン」くらいのBoseと比べると少しステレオ感のある音楽的な鳴り方をしますね。
おすすめのジャンル
おすすめジャンルですが、低音の臨場感とボーカルの聴きやすさ、高域のキレの良さと刺激感の少なさを活かしたジャンルが良さそうです。
例えばヒップホップやチル系、ソウル、R&Bミドルテンポのポップスなどでしょうか。ロックや最新チャートの音数が多いポップスも相性は悪くはないですが、特別得意というわけでもないって感じ。
空間オーディオ|映画やライブ映像との相性が良い
Noise Master Buds 2は6軸IMUセンサーを搭載した360°空間オーディオとヘッドトラッキングに対応しています。
空間オーディオをONにすると、ステレオ音源でも音が頭の外に広がるような感覚が得られます。通常のステレオ再生だと頭内定位(音が頭の中で鳴っている感覚)になりがちですが、空間オーディオを有効にすると音がふわっと外に出て、スピーカーで聴いているような広がりが出ますね。
ヘッドトラッキングも搭載されていて、頭を動かすと音の定位がそれに追従します。
ただし、音楽を聴くときはヘッドトラッキングをOFFにした方が良いかなと思います。首を動かすたびに音像が動くのは、音楽鑑賞だとやや気になるので。
注意点としては、空間オーディオとノイズキャンセリングを同時に使えないこと。空間オーディオをONにすると自動的にANCがOFFになってしまいます。電車内で空間オーディオを使って映画を観たい、みたいなシーンだとちょっと不便ですね。ここはファームウェアアップデートでの改善に期待したいところです。
空間オーディオの切り替えは本体の長押し操作でもできるので、アプリを開かなくてもサッと切り替えられるのは良いポイントです。
ノイズキャンセリング|同価格帯の中では強力
Noise Master Buds 2のノイズキャンセリング性能はなかなか強力。Bose QC Ultra EarBudsほどとまではいかないですが、2万円台前後で考えればノイキャンは強い方だと思います。
電車内やカフェでの騒音をしっかり低減してくれます。通勤時に使ってみると、車内アナウンスはぼんやり聞こえる程度まで抑えられる印象ですね。
カフェでも使用しましたが、人の声や店内BGM、食器の当たる音などは音楽を聴いていればほとんど気にならないレベルまで遮音できています。
ノイズキャンセリングはアプリでモードの変更も可能。

アダプティブモードは周囲の環境に合わせてANCの強度を自動調整してくれますが、頻繁に強度が変わるとやや気になることも。個人的にはMax ANCモードに固定して使うのがおすすめです。
ホワイトノイズについてはほぼ感じられず、静かな環境でも違和感なく使えます。
3-4万クラスのノイズキャンセリング最強系のイヤホンと比べると少し差は感じますが、2万円台のイヤホンとしてはかなり優秀な遮音性です。
| ノイズキャンセリング | (4.6) |
外音取り込み|実用的
Noise Master Buds 2の外音取り込みについては、Boseと同様に普段耳で聞いている感覚に近いレベルで自然に収音してくれますね。
装着した状態でも普通に日常生活を送れますし、小さな音量で音楽を流しておけば、BGM感覚で音楽を聴きながら相手とも会話ができるレベルではあります。
ただ、周りの音は自然に聴こえますが、自分の声を発すると若干モゴモゴとした感覚になります。
同価格帯の他製品と比べてもやや優秀な部類には入るかと思います。
| 外音取り込み | (4.4) |
操作性|外音モードの切り替えに難あり
Noise Master Buds 2の操作性はタッチ操作に加えてモーションコントロールにも対応しており、多機能です。

操作はタッチパネルとモーションコントロール(6軸IMUセンサー)の両方でおこないます。
操作方法一覧は次のとおりです。
| 項目 | 操作方法(デフォルト) |
|---|---|
| 再生/停止 | L or R側を2回タップ |
| 曲送り | R側を3回タップ |
| 曲戻し | L側を3回タップ |
| 音量を上げる | R側を1回タップ |
| 音量を下げる | L側を1回タップ |
| 電話を受ける | 着信中にL or R側を1回タップ |
| 着信拒否 | 着信中にL or R側を長押し |
| 通話終了 | 通話中にL or R側を長押し |
| 外音モードの切り替え | R側を長押し |
| 音声アシスタント | L側を長押し |
| ペアリングモードへの移行 | ケースのボタンを長押し |
操作はアプリからカスタマイズ可能で、自分好みに割り当てを変更できるのが便利です。

タッチ操作の感度は良好で、誤操作も少ない印象。
また、空間オーディオのON/OFFも本体操作のみで切り替えられるのも評価が高いです。なぜかノイズキャンセリングとの併用はできないですけどね!
不満が残るのは外音モードの切り替え。
デフォルトだとR側を長押しでノイキャンや外音取り込みモードに切り替えができるのですが、切り替え順序が
ノイズキャンセリング→アダプティブノイズキャンセリング→OFF→外音取り込み→ノイズキャンセリング
と、OFFだけではなくアダプティブノイズキャンセリングまで挟みやがるのですよ。ここが一番の不満点。
OFFだけならギリギリ分からんでもないんですけど、ノイズキャンセリング項目は2つも入らんだろうに。余計なモードを二つも挟むんじゃないよ。
理想はこうです。
ノイズキャンセリング⇄外音取り込み
この外音モードの切り替え項目をユーザーで任意で選べるようにしてほしいです。
アプリについて
Noise Master Buds 2はアプリに対応しています。ANCモードの切り替えやイコライザー設定、タッチ操作のカスタマイズなど多彩な機能が使えます。

アプリでできることは次のとおりです。
- ANCモードの切り替え(Max ANC / アダプティブ / 外音取り込み / OFF)
- イコライザー設定(プリセット+カスタム)
- タッチ操作のカスタマイズ
- 360°空間オーディオ&ヘッドトラッキングのON/OFF
- Noise Chat AI(日本語対応の音声AIアシスタント)
- 「デバイスを探す」機能
- 自動装着検出のON/OFF
- モーションコントロールの設定
イコライザー
イコライザーはプリセットとカスタムの両方に対応しており、自分好みの音に調整できます。

デフォルトでは「SOUND BY BOSE」に合わせられています。
BOSEチューニングの波形もアプリ内で掲載されているので、こちらの波形をもとに調整することもできますが、調整できる帯域が3バンドしかないため、カスタムイコライザーで完全に再現するのは難しいです。

素直に「SOUND BY BOSE」を使っておいた方が良いかと思います。
マルチポイント|2台同時接続対応
Noise Master Buds 2にはマルチポイント機能も備わっています。
2台のデバイスに同時接続でき、スマホとPCを切り替えながら使えるので、スマホだけでなくタブレットやパソコンなど複数デバイスを使うことが多い方は重宝するかと思います。
また、Google Fast Pairにも対応しているので、Androidスマホとの初回ペアリングも素早く完了できます。
音の遅延|動画視聴は問題なし
Noise Master Buds 2の映像と音声のズレですが、YouTubeやNetflixなどの動画視聴では気にならないレベルですね。
ただし、音ゲーなどシビアなタイミングが求められるゲームには、低遅延モードが搭載されていないため不向きです。
動画視聴メインであれば、遅延はほぼ気にならないレベルでしたね。
通話品質|6マイク+DNN搭載で高品質
Noise Master Buds 2の通話品質は6マイクとDNN(ディープニューラルネットワーク)アルゴリズムの搭載により、クリアな通話が可能とのこと。
マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね。
| 通話品質 | (4.3) |
Noise Master Buds 2 まとめ
Noise Master Buds 2をまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.5/5
Noise Master Buds 2

- Bose譲りの最高クラスの装着感
- ジェネリックBoseの心地よいサウンド
- 2万円台としては強力なANC性能
- 実用的な外音取り込み
- マルチポイント・空間オーディオなど多機能
- ケースのデザインがかっこいい
- 外音モードの切り替え順序が不便
- 空間オーディオとノイキャンの併用不可
- 対応コーデックがLHDCとマニアック
- ワイヤレス充電やゲームモード非搭載
4.2
高音
4.5
中音
4.4
低音
5.0
装着感
4.6
ノイズキャンセリング
4.4
外音取り込み
4.3
マイク性能
4.3
利便性
| Bluetooth | 6.1 | 最大再生時間 | 本体6時間/ ケース込み30時間 |
| コーデック | SBC / AAC / LHDC 5.0 | 充電時間 | 約90分 |
| ドライバー | 10mm PU+PEEKダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
| 専用アプリ | ○ | 防水 | IPX5 |
| ノイズキャンセリング | ○(最大51dB) | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.2g/62.4g |
| 外音取り込み | ○ | ゲームモード | – |
| 自動装着検出 | ○ | 空間オーディオ | ○(360°+ヘッドトラッキング) |
| マルチポイント | ○(2台同時) | 保証 | 1年 |
Noise Master Buds 2はこんな人におすすめ
- Boseの装着感や音が好きだけど、もう少し安く手に入れたい方
- ノイキャンがしっかりと効くワイヤレスイヤホンが欲しい
- ヒップホップ・R&B・チル系の音楽をよく聴く方
- 音楽鑑賞だけでなく映画やアニメも良く見る
装着感はBose譲りの快適さで文句なし。音質もジェネリックBoseらしいウォームで聴き心地の良いサウンド。
ANCも2万円台としてはとても強力で、外音取り込みもなかんか自然。マルチポイントや空間オーディオなど機能面も充実しています。
一方で、外音モードの切り替え順序(ノイキャン→アダプティブ→OFF→外音取り込み)が不便だったり、空間オーディオとノイキャンの併用ができなかったりと、ソフトウェア面での改善点はあります。ファームウェアで改善したら嬉しいですね。
Boseの装着感や音が好きだけど3〜4万円は出せないという方にとっては魅力的な選択肢なので、クラウドファンディングで応援購入してみてください。
以上、Noise Master Buds 2のレビューをお送りしました。


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