こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
数々のコスパ最強系のワイヤレスイヤホンを世に送り出す大注目のメーカー「EarFun」から、イヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの第2世代モデル「EarFun Clip 2」が登場しました!

- チタン製12mmダイナミックドライバー搭載
- 新設計の楕円サウンドポートで自然で解像度の高い音場を実現
- 高音質コーデック LDAC / SBC / AAC 対応・ハイレゾワイヤレス認証取得
- ワイヤレス充電に対応(前作は非対応)
- 4マイクAI ENC搭載で通話品質が大幅向上(前作は2マイク)
- 本体11時間+ケース込み最大40時間再生
- Google Fast Pair・ゲームモード・マルチポイント対応
- IP55 防塵・防水
- 価格は9,990円
前作EarFun Clipのレビューで「ワイヤレス充電非対応」が唯一の不満点だったのですが、Clip 2でしっかり対応してきましたね。さらにドライバー大型化に4マイクENCまで搭載ときました。
相変わらず1万円以下のモデルとしてはバケモンみたいなスペックしています。
一見、ワイヤレス充電に対応しただけじゃね?って思うかもしれないですけど、ほかの面でも結構パワーアップしていますよ。主に音質!
ということで、EarFunさんより提供いただいたので前作との比較も交えつつレビューしていきます。
YouTube版はこちら
EarFun Clip 2 外観・付属品
それではEarFun Clip 2の外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
EarFun Clip 2のパッケージはこちら。

付属品

- USB Type Cケーブル
- マニュアル
付属品は前作と同じくUSB-Cケーブルのみとシンプル。
充電ケース・本体
充電ケースはこちら。

前作はメタリックな見た目でしたが、今回は汎用的なワイヤレスイヤホンと同様に黒一色のデザインになりました。

前作の方が傷とか皮脂が目立ちにくいから、前作のデザインの方が好みだったかな〜。
充電端子はUSB Type Cに対応。

そして、前作にはなかったワイヤレス充電にもしっかり対応!

前作のレビューで「ほとんどのイヤホンでワイヤレス充電に対応してきたEarFunなのに、なぜイヤーカフ型に限って省いたんや!!」と文句を言っていましたが、ちゃんと改善してくれました。ありがとうな、EarFun。
このワイヤレス充電対応が一番の進化ポイントかと。
充電ケースを開けるとこんな感じ。

ブリッジ部が上部に向いているため、とても取り出しやすいです。

本体はこちら。前作と同じくイヤーカフ型の形状ですが、デザインが少し異なります。

大きな変化として音の出口のサウンドポートが丸型から楕円型に変更されています。この新設計のサウンドポートにより、音の分散が改善されて自然な音場を実現しているとのこと。
ドライバーも前作の10.8mmカーボンファイバーから、チタン製12mm径ダイナミックドライバーにグレードアップ。サイズアップに加えて振動板の素材も変わっています。

ブリッジ部も形状が異なります。

背面部も丸型から少し四角寄りのデザインに変更されています。

ただ、前作の根本にあった左右を判別するための赤いパーツ、アレが無くなっているではないですか。

イヤーカフ型イヤホンって左右どちらかわかりにくくなることが多いから、あの仕様地味に大事だったんだけどな。
本体はIP55相当の防水性能を備えているので、雨や汗にも強く、スポーツでの使用でも壊れる心配が少なそうです。防水規格は前作と同じですね。
最後に重さですが、本体片耳の重量は5.7gで総重量は49.2gです。


EarFun Clip 2 スペック
前作EarFun Clipとのスペック比較はこちら。
| 項目 | EarFun Clip 2 | EarFun Clip |
|---|---|---|
| ドライバー | チタン製12mm径ダイナミックドライバー | 10.8mmカーボンファイバー振動板ダイナミックドライバー |
| Bluetooth | 6.0 | 6.0 |
| コーデック | SBC, AAC, LDAC | SBC, AAC, LDAC |
| 再生時間 | 本体:最大11時間 / ケース込:最大40時間 LDAC接続時 本体:最大6時間 / ケース込:最大22時間 | 本体:最大10時間 / ケース込:最大40時間 LDAC接続時 本体:最大5.5時間 / ケース込:最大22時間 |
| 充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
| ワイヤレス充電 | 対応(Qi規格) | – |
| 防水 | IP55 | IP55 |
| 通話マイク | 4マイク AI ENC | 2マイク ENC |
| サウンドポート | 楕円型(新設計) | 丸型 |
| 低遅延モード | 対応 | 対応 |
| 専用アプリ | 対応(EarFun Audio) | 対応(EarFun Audio) |
| マルチポイント接続 | 対応 | 対応 |
| Google Fast Pair対応 | 対応 | 対応 |
| 空間オーディオ | 対応(3Dサラウンド) | 対応(シアターモード) |
| 質量 | ケース:49.6g | 本体片耳:約5.7g / ケース:49.2g |
| 保証 | 18ヶ月 | 18ヶ月 |
前作からの主な進化ポイントは、ドライバーの大型化(10.8mm→12mm)、ワイヤレス充電対応、4マイクAI ENC、楕円型サウンドポートですね。
EarFun Clip 2 レビュー
装着感|安定感がアップした
EarFun Clip 2の装着感ですが、前作と同様にイヤーカフ型で耳たぶを挟み込むタイプなので、長時間つけていても痛くなりにくいです。
また、前作と比べると耳たぶへのホールド力が少しアップしているように感じましたね。
実際に装着してみるとこんな感じ。見た目はほぼ前作と同じ。

前から見るとこんな感じ。

通勤中など歩行中に使っても、ズルっと落ちてきそうな心配がより少なくなった印象。
オフィスでの仕事や読書・カフェ・散歩など、激しい動きを伴わない環境での使用についてはストレスなく使えます。
ただ、ジョギングやワークアウトなど振動を伴うスポーツを行った場合は、まだ少しズレてきそうな感覚はありますね。ボクの耳で使った感想としては、あくまで日常用という印象でした。
それでもこの記事を書くために一日中着けていましたけど、ほとんど痛くなるような感覚はなく快適な装着感でした。
| 装着感 | (4.9) |
音質|ドライバーの刷新で前作より明らかにクリアに
EarFun Clip 2の音質ですが、前作から明らかにグレードアップしているように感じました。ドライバーがチタン製12mm径ダイナミックドライバーに変更された効果がしっかり出ているかと。
今回の検証ではiPhone 17 Pro でAAC接続で検証しています。
EarFun Clip 2の音の特長は次のとおりです。
3.9
高音
3.9
中音
3.9
低音
音の傾向
音の傾向は前作EarFun Clipと同系統のウォームでやや中低域寄りの優しい音作りではありますが、全体的に音が引き締まり、解像感と情報量がワンランク上がった印象です。
相変わらずオープン型特有の音のスカスカ感やシャリ付き感がほとんどなく、まるでカナル型かのように緻密な音で鳴らします。この辺は前作から引き続き好印象ですね。
LDACで聴くと全体的に音が締まり、よりクッキリとした音になります。
音場
音場は前作よりも少しだけ音が広がるようになり、詰まり感がなくなって自然になっている印象。
前作はカナル型のように距離が近くて前に迫ってくる感覚がありましたが、Clip 2ではもう少し俯瞰的に音を整える余裕を持った鳴り方をしてくれます。
低音
低域は12mmドライバーの恩恵をしっかり受けていて、量感はそのままに、より引き締まったタイトでクリアな低音になりました。ダイエットして筋肉がついた感じです。
前作は少しボヤボヤとした広がりのある音で、ベースは「中低音の塊!」みたいな感じで鳴らしてきましたけど、EarFun Clip 2はちゃんとベースの輪郭をまだ追いやすくなりました。価格なりのボヤけ感はありますけどね。
駆動力にも余裕が生まれて、音量をあげたり、EQを調整したりすれば、道路際で使っても車の音に音楽が埋もれにくくなりましたね。
高音
高域は前作の刺さり感のないマイルドな音はそのままに、より伸びとキレの良さを加えた煌びやかな音に変化しましたね。一聴してわかるレベルでクリアになっていますよ。これもドライバーにチタンを採用した影響かしらね。
ややモッサリとした音の前作から、シャキッとしたクリアさが生まれて、高域の輪郭をより捉えやすくなりました。
ブラス楽器系やシンバルの音はとても瑞々しく伸びるようになりましたね。
中音
中音域については、低域の広がりが抑えられて、高域側もよく伸びるようになった分、ボーカルがよりクリアに聴こえやすくなった印象を受けました。
前作だと声が低域側に埋もれている感覚がありましたが、低域に負けないハリのある歌声を聴かせてくれるようになりました。
声の輪郭が聴き取りやすくなった分、YouTubeやPodcastなどの音声コンテンツを聴いていても、聞き逃しをしにくくなりましたね。
音楽観賞用だけでなく、動画や音声コンテンツ用向けにも進化しています。
総評
前作のEarFun Clipは発売当初こそ1万円以下のイヤーカフ型でも優秀でしたが、後発の製品に押されて価格相応くらいの実力になってしまっていました。
ただ、今回のEarFun Clip 2の登場により、1万円以下のイヤーカフ型で比較しても、音質面でも全然負けていない実力まで上がってきたように感じました。
ただ、低音の臨場感重視であれば、SOUNDPEATS UU2の方がいいですね。
音質面だけで選んでもEarFun Clip 2はふつうにおすすめです。かなり進化しています。
シアターモード(3Dサラウンド)が優秀
EarFun独自の空間オーディオ機能は、Clip 2ではアルゴリズムが改良された「3Dサラウンド」として搭載。

前作のシアターモードでも好印象でしたが、Clip 2ではさらに臨場感が増していて、映画やライブ映像との相性がさらに良くなっています。
どうせだったら、本体操作のみで切り替えられるようにしてほしい。
ゲームの効果音モードも追加
今作から新たに「ゲームの効果音」という項目も追加されています。

通常よりも足音や銃声、効果音を強調するようなチューニングに変更されます。イヤーカフ型イヤホンでカジュアルにゲームをしたいFPSユーザーにはいいかもだけど、本格的にプレイするならカナル型の有線を選びそうな気も……。
音漏れについて
音漏れについては、おおよそ室内やカフェでBGM感覚で聴くくらいの音量であれば問題なし。
電車の中で、走行音に負けないように音量をあげて聴いていると、さすがにシャカシャカと漏れてきそうな感じはありますね。
前作との漏れの違いはほとんどなさそうです。
操作性|前作と同様に操作性、カスタマイズともに素晴らしい
操作性は前作同様に物理ボタン式。誤操作の心配なく快適に操作ができます。

ボタンの静音性も高く、クリック音が耳に響かない点も評価が高いです。
操作のカスタマイズ性も前作と同じく非常に高く、左右それぞれの操作を自由にカスタマイズ可能。ゲームモードのON/OFFもボタン操作で切り替えできるのが便利ですね。

ちなみに最小音量もちゃんと細かく小さくなってくれるので、BGM感覚で聴きたい時にもちょうどいい音量にしやすいです。イヤーカフ型だとこれ大事。
AI翻訳機能は?
EarFun Clip 2から新たに搭載される予定のAI翻訳機能。EarFunアプリから設定できて、100言語以上に対応したリアルタイム翻訳が使えるようになるみたいですが、現時点では未対応なのかな?
アプリでもその項目が見られません。
まあ、なくても十分実用的ではあるんですけど、あったらもっと便利になるのかしらね?そもそも翻訳が必要な場面が個人的にない……。YouTubeのオーディオレビューを見るときくらい?
マルチポイントの挙動について
マルチポイントの挙動は問題はなく、自動的に2台目に接続もできますし、切り替えも早い方です。
ちなみに1台目が再生中の場合は、2台目は割り込んで再生ができないようになっています。この仕様の方が通知音で接続先が切り替わったりしないのでありがたいです。
ただ、LDACとの併用ができない点が残念です。
音の遅延|ゲームモードでさらに少ない
映像と音声のずれですが、ゲームモードOFFの状態でもYouTubeやプライムビデオでアニメを見る分には問題なし。
ゲームモードをONにすると、音ゲーはタイミングをピッタリ合わせるのは難しいですが、有線に近いレベルまで遅延は少なくなっています。前作と同等レベルですね。
FPSをカジュアルにプレイするくらいであれば問題なくできそうなレベルですね。
通話品質について
マイク性能もチェックして見ましょう。
EarFun Clip 2
EarFun Clip
前作よりもノイズが低減されていて、マイクゲインも高くなりすぎずに、聞きやすいマイク音声になっていますね。
通話目的で使うのにも全然ありかと。
気になる点
あえて挙げるなら、左右の自動認識機能がないことでしょうか。
イヤーカフ型イヤホンは左右ほぼ同じ形状でどちらの耳につけるべきか、どっち向きにケースに収納するべきかわからないことが多いんですよね。
EarFunはあとはこの機能さえ備わってくれれば、イヤーカフ型としてはほぼ完璧な性能になるかと思います。
EarFun Clip 2 まとめ
EarFun Clip 2をまとめると以下のとおりです。
総合評価
5/5
EarFun Clip2

- 1万以下のイヤーカフ型としては音質・スペックともに圧倒的コスパの高さ
- 音質が前作よりかなりパワーアップしている
- LDACに対応
- 本体が軽く長時間着けていても痛くなりにくい
- ゲームモード/マルチポイント対応
- アプリのカスタマイズ性が高い
- 物理ボタンで操作がしやすい
- 本体11時間 / ケース込み40時間と再生時間が長い
- ワイヤレス充電に対応
- LDACとマルチポイント接続が同時に使えない
- 欲を言えば左右の自動識別機能がほしい
3.9
高音
3.9
中音
3.9
低音
4.8
装着感
4.0
音漏れの少なさ
–
外音取り込み
4.3
マイク性能
4.8
利便性
| Bluetooth | 6.0 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体11時間/ ケース込み40時間 |
| コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | |
| ドライバー | 12mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
| 専用アプリ | ◯ | 防水 | IP55 |
| ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.7g |
| 外音取り込み | – | ゲームモード | ◯ |
| 自動装着検出 | – | 空間オーディオ | ◯ |
| マルチポイント | ◯ | 保証 | 18ヶ月 |
EarFun Clip 2はこんな人におすすめ
- 1万円以下でイヤーカフ型のワイヤレスイヤホンを探している方全員
前作の弱点をほぼすべて潰してきた正統進化モデルという印象でしたね。
ドライバーの大型化による音質向上、待望のワイヤレス充電対応、4マイクAI ENCによる通話品質の向上、この辺りが強かったです。
定価は9990円ですけど、EarFunのことだからセール価格やクーポン配布が前提ですし、さらに安く買えると考えればコスパは相当高いと思います。
これからイヤーカフ型イヤホンの購入を検討している方は、予算1万円以内であれば、カジェログとしてはEarFun Clip 2を一押しします(2026年4月時点ではですけど!!)
以上!EarFun Clip 2のレビューをお送りしました。










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