こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。
近頃のイヤホンの用途は音楽を聴くだけではなく、通話や動画視聴などマルチに使う場面が増えてきましたね。
耳を密閉しないインナーイヤー型(iPhoneの付属のイヤホンのような形状)で通話にも最適な完全ワイヤレスイヤホンを今回は紹介!それがこちらの「SoundLiberty 88」!
- 耳を密閉しないインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
- AIノイズキャンセリング(通話用)搭載、ノイズの少ない通話ができる
- 自動耳検出機能を搭載
今回はこちらの「SoundLiberty 88」をTaoTronicsから提供いただき実機レビューをしていきます!ぜひ最後までご覧ください!
TaoTronics SoundLiberty 88 レビュー
総合評価
3.5/5
- 耳が密閉されず開放的
- BGM感覚で音楽や動画を楽しめる
- 通話中にノイズが入りにくい
- 自動耳検出機能搭載
- 最大再生時間がやや短い
3.4
高音
3.4
中音
3.3
低音
3.5
コスパ
4.0
装着感
4.0
利便性
スペック一覧
スペック一覧 | SoundLiberty 88 |
---|---|
Bluetooth /チップ | 5.0 BES2300H |
コーデック | SBC,AAC |
防水規格 | IPX7 |
ドライバー | 10mm |
質量 | ケース込:51.8g 本体:4.6g |
再生時間 | 本体のみ:4時間 ケース込:25時間 |
充電時間 | 約1時間 |
充電端子 | USB Type C |
ノイズキャンセリング | ◯(通話用) |
外音取り込み | × |
付属品:充電ケーブルとマニュアルのみ
- USB Type-C to A充電ケーブル
- 取扱説明書
- マニュアル
- ユーザーガイド
充電ケーブルはType-Cが付属
きしめん状で短めのUSB Type-Cケーブルが付属しています。
充電ケース:薄くコンパクトでスマートなデザイン
SoundLiberty 88の充電ケースは薄く非常にコンパクト。
総重量も51.8gと軽く手のひらサイズ。ズボンのポケットに入れても全くかさばりません。
ケースの真ん中にTaoTronicsのロゴがあしらわれています。
姉妹機「SoundLiberty 92」と外観比較
姉妹機である「SoundLiberty 92」と比較すると、サイズ感は大体同じくらい。
しかしデザインやケースの開き方などが上記の画像のように異なります。
「SoundLiberty 88」は”スマートなマルチメディア向けイヤホン”、「SoundLiberty 92」は”デキる男の愛用のガジェット”のようなイメージです。
充電ケースは「SoundLiberty 92」のデザインが好み。
充電端子はUSB Type-Cを採用
SoundLiberty 88の充電端子はType-Cを採用。1時間の充電で満充電になります。
さすがにmicroUSBは採用してきませんでしたね。ありがたい。
最大再生時間:本体は4時間、ケース込みで25時間
SoundLiberty 88の再生時間は本体のみで4時間、ケース込みで25時間です。
最近の完全ワイヤレスイヤホンは本体のみで5時間以上再生できるものばかりですが、SoundLiberty 88の再生時間は4時間とやや短めです。
そこまで不便はないかとは思いますが、個人的にはあと1時間伸ばしてほしかったな~。
本体:インナーイヤー型を採用
SoundLiberty 88のイヤホン本体はiPhoneの付属イヤホンのような形状の「インナーイヤー型」を採用。
カナル型(耳栓型)とは違い耳内を密閉しないため、開放的な装着感を得られます。丸みを帯びたデザインでなかなかスマートな見た目ですね。
AirPodsだとカラーがホワイトしかないから購入しないという方もいらっしゃいますが、SoundLiberty 88であれば黒色で同じデザイン、スペックもAirPodsより高く、価格は1/2以下とコスパ最強ですよ。
操作方法の特徴
▽音楽再生
- 再生/停止 → L or R側を2回タップ
- 音量上げる → R側を3秒以上長押し
- 音量下げる → L側を3秒以上長押し
- 曲送り → R側を3回タップ
- 曲戻し → L側を3回タップ
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を1回タップ
着信拒否 → L or R側を2秒間長押し
通話終了 → 通話中にL or R側を2回タップ
▽その他
- 音声コントロールのON/OFF → L側 or R側を2秒間長押し
SoundLiberty 88は本体のみで曲送りから音量調整まであらゆる操作が可能です。
1回のみのタップで行える動作が「着信受話」くらいなので、誤動作が起こりません。
音量調整は長押しし続けると、そのまま音量が上がり(下がり)続けます。思い通りの音量にするには、少し慣れが必要です。
2−3回以上の連続タップに関しては、わりとゆっくりタップしても反応してくれるため、ストレスのない操作ができます。
片耳のみでも使える!
SoundLiberty 88は充電ケースから片側だけ取り出すと、片耳のみの使用もできます。
通話用のヘッドセットとして使ったり、動画や音声コンテンツをラジオ感覚で聴きながら、家事や仕事に打ち込むのにもおすすめです。
ペアリングは簡単!取り出したらすぐペアリングモード
ペアリングはこちらで完了です。「オートペアリング」に対応しているため、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に電源オン→スマホと接続されます。
装着感:密閉感がなく開放的!
装着感 |
SoundLiberty 88はインナーイヤー型を採用しているため、外の音が聞こえる開放的な装着感です。
耳の奥までイヤホンを挿入しないため異物感を感じにくく、長時間装着していても快適です。
装着する位置によって音質が若干異なり、奥まで挿入しすぎると中域だけうるさく感じたり、手前すぎるとイヤホンが落ちそうでハラハラしたり、適切な位置を見つけるのがやや難しいです。
また、インナーイヤー型の特性として耳内が密閉されず外の音がかなり入ってきます。通勤時に電車の中で使うと、音量を大きくしないと音楽が聴こえにくいですし音漏れも多めです。
家の中でBGM感覚で使ったり、テレワーク時の通話ヘッドセットとしてつかうことをおすすめします。
音質:フラットでクセのない音
高音 | |
中音 | |
低音 |
SoundLiberty 88の音質はクセがなく帯域に偏りのないフラットなサウンドです。
全体的に余韻感のある音なので、BGM感覚でボサノバや弾き語り、J-POPなどを聴くのに適しています。
しかし、ロックやEDMなど激しい楽曲を聴くと、低音の量感やアタック感が足りず物足りないと感じます。
声の帯域が聴き取りやすいため、YouTubeなど動画や音声コンテンツに向いているようにも感じました。
防水性:水に落としても壊れない「IPX7」対応
SoundLiberty 88は、一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない「IPX7相当」と防水性能が非常に高く、水に落としたとしても壊れる可能性が低いです。
インナーイヤー型としてはトップクラスの防水性能を誇ります。
通話品質:周りの雑音がほぼ入ってこない!
マイク性能 |
SoundLiberty 88はマイク音声については声が聴き取りやすいですが、いかにもマイクで拾ったようなデジタルっ気のある音です。
しかし、通話用の「AIノイズキャンセリング搭載」を搭載しており、通話時に周囲のノイズを大幅に軽減します。自宅で家族で通話実験をしてみたのですが、近くで子供が騒いだりテレビの音量を大きくしても相手にはその騒音が伝わりませんでした。
自宅でテレワークやWEB会議をして、子供が騒ぎ出して取引先や上司にその声が入ってしまいちょっと恥ずかしい思いをしたことありませんか?
僕もテレワークで取引先と連絡を取り合ったりするのですが、相手側からご家族の声が聞こえることがあります(笑)それを解消できるのは、普段テレワークをしている方からすればとてもありがたい機能ではないでしょうか?
音途切れは何度も使用して一度だけ
接続の安定性 |
SoundLiberty 88の音途切れは通勤中に3回ほど往復で使いましたが、一度だけ音途切れが発生しました。
左右同時伝送「MCSync」に対応していることもありますので、そこまで途切れることはなく安定した接続性です。
遅延は感じやすい
装着感 |
SoundLiberty 88で動画を見ると、やや口元と音声にズレを感じます。
YouTubeのレビュー動画くらいであれば気になりませんが、アクション映画やライブ映像だとかなり気になります。
TaoTronic SoundLiberty 88とSoundLiberty 92比較
比較 | SoundLiberty 88 | SoundLiberty 92 |
---|---|---|
音質 | ・ドライバー10mm SoundLiberty 92と比較するとドライバーは小さいが全体的にクリア、確実にこちらのほうが良い | ・ドライバー13mm SoundLiberty 88と比較するとややこもったように聴こえる |
再生時間 | 4時間(ケース込25時間) | 5時間(ケース込30時間) |
コーデック | SBC,AAC | SBC,AAC |
防水性能 | IPX7 | IPX7 |
通話性能 | AIノイズキャンセリング搭載 騒音が入りにくい | 騒音がやや入りやすい |
自動耳検出 | 〇 | × |
価格 | 約7,500円 | 約5,000円 |
SoundLiberty 88と92を比較すると、かなり似通ったスペックになってきます。
しかし、実際に使ってみると「SoundLiberty 88」が音質や通話の品質が上のように感じました。
価格が少し高くても通話や音質、利便性を重視するなら「SoundLiberty 88」、コストを抑えてインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンが欲しい方は「SoundLiberty 92」がおすすめです。
TaoTronics SoundLiberty 88まとめ
総合評価
3.5/5
- 耳が密閉されず開放的
- BGM感覚で音楽や動画を楽しめる
- 通話中にノイズが入りにくい
- 自動耳検出機能搭載
- 最大再生時間がやや短い
3.4
高音
3.4
中音
3.3
低音
3.5
コスパ
4.0
装着感
4.0
利便性
SoundLiberty 88は通話用ヘッドセットとしても使え、テレワークにも最適なイヤホンと感じました。
SoundLiberty 92と似通った性能ですが、音質と利便性は間違いなくSoundLiberty 88が良いです!インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方はぜひ。
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