こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
今回はコスパの高さで定評のあるイヤホンメーカー「SOUNDPEATS」から、xMEMSドライバーとアンプチップ、そして10mmダイナミックドライバーも搭載したハイブリッド構成の全部入りワイヤレスイヤホン「Air5 Pro+」を紹介します。
- xMEMSドライバー「Cowell」&専用Class-Hアンプ(XAA-2000)搭載
- 10mmダイナミックドライバーも搭載したハイブリッド型
- LDAC、aptX Lossless、LE Audio/LC3対応
- -55dB「AI適応型(アダプティブ)ノイズキャンセリング」搭載
- 2台同時接続を行うマルチポイント接続
- ゲームモードは60msと超低遅延仕様
- 最大再生時間は本体6時間 / ケース込み30時間(ノイキャンOFF)
- 価格は15,380円→クーポンでさらに安く
SOUNDPEATS 公式Xから画像を拝借してきましたが、Air5 Proのハイコスパなスペックはそのままに、MEMSドライバーとアンプチップを搭載して音質をさらに向上させたモデルのようですね。

「Air5 Pro」の機能性に、MEMSドライバー搭載機の「Capsule3 Pro+」をプラスしたかのようなワイヤレスイヤホンなのでしょうね。
今回はSOUNDPEATSさんより紹介用に提供いただいたので、Air5 Proと、以前紹介した音質特化型のH3、MEMSドライバー搭載のCapsule3 Pro+の4製品と比較しながらどれほどの実力なのかチェックしていきましょう。
動画版はこちら
Air5 Pro+ 外観・付属品
それではAir5 Pro+の外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
パッケージはいつもよりも大型の箱になっていますね。VGP2025SUMMER も金賞受賞。

開封するとこんな感じ。

付属品

- イヤーピース(シリコン製)3ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
充電ケース・本体
充電ケースはこちら。

ケースのデザインはAir5 Proとおおよそ同じですが、継ぎ目もブラックで彩られたオールブラック仕様になっています。かっこいい!
裏にはSOUNDPEATSのロゴが入っています。

筐体も薄いので胸ポケットにも収まるサイズ。

Air5 Pro+、Air5 Pro、Capsule 3 Pro+、H3と比較するとこんな感じ。

充電端子はUSB Type Cに対応。

ワイヤレス充電には……残念ながら対応していません……。

ライバル機は1万円以下でもワイヤレス充電に対応しているものもあったので、ここは欲しかったな……。
そして開口部は前面から大きくパカっと開くような仕様になりました。

この仕様のおかげで本体を取り出しやすいです。

本体はスティック型を採用。

本体設計はほぼAir5 Proと同じですね。細部まで見比べてみましたけど、ハウジングの色味がゴールド色に変更されたくらいですね。
Air5 Pro+、Air5 Pro、Capsule 3 Pro+、H3と比べるとこんな感じ。

ノズルはやや楕円形。フィルターも樹脂素材から金属素材に変更されてしますね。

最後に重さですが、総重量は約54.2g、本体片耳の重量は約5gです。


多機能なワイヤレスイヤホンとしてはまあまあ軽めです。
Air5 Pro+、AIr4、Air4 Liteと比較すると
| 項目 | Air5 Pro+ | Air5 Pro | Capsule3 Pro+ | H3 |
|---|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| ドライバー方式 | 10mmダイナミック(PU+PEEK) +MEMSドライバー | 10mm ダイナミックドライバー(PU+PEEK) | 12mmダイナミック+MEMSドライバー | 12mmダイナミックドライバー+2BA |
| パワーアンプチップ | XAA-2000 | × | XAA-2000 | × |
| Snapdragon Sound | 対応 | 対応 | × | 対応 |
| LE Audio | 対応 | 対応 | × | × |
| 対応コーデック | LC3 / LDAC / aptX Lossless / aptX adaptive / aptX / AAC / SBC | LC3 / LDAC / aptX Lossless / aptX adaptive / aptX / AAC / SBC | LDAC / AAC / SBC | LDAC / aptX Lossless / aptX adaptive / aptX / AAC / SBC |
| Bluetooth | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.4 |
| 最大持続時間(単体) ※AAC 40%音量 通常モード | 6時間 | 7.5時間 | 6.5時間 | 7時間 |
| 最大持続時間(本体込み) ※AAC40%音量 通常モード | 30時間 | 37時間 | 43時間 | 37時間 |
| 充電方式 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
| ノイズキャンセリング | 対応(最大-55dB) | 対応(最大-55dB) | 対応(最大-45dB) | 対応(最大-55dB) |
| 急速充電 | 対応 | 対応 | × | 対応 |
| マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| ゲームモード(低遅延) | 対応(60ms 低遅延) | 対応(60ms 低遅延) | 対応(70ms 低遅延) | 対応 |
| 定価 | 15,380円 | 9,980円 | 13,880円 | 15,880円 |
Air5 Pro+ レビュー
装着感|Air5 Proと変わらず良好
Air5 Pro+の装着感についてですが、Air5 Proと変わらず良好です。
実際に装着してみるとこんな感じ。ややおしゃれなデザイン。

前から見ても飛び出しが少なめ。

耳の形状は個人差があるので参考程度にはしていただきたいですけど、前作よりも耳から落ちてしまいそうな心配がかなり少なくなりました。
スポーツ用途にはさすがにおすすめしませんが、通勤通学中も安心して使えます。
| 装着感 | (4.5) |
音質|Capsule 3 Pro+やH3とも異なるサウンド
Air5 Pro+の音質ですが、MEMSドライバーを搭載したことだけはあり、Air5 Proよりもさらに高域が伸びやかになっていますね。
ただ、似た構成のCapsule 3 Pro+と比べると、意外と音の傾向が少し異なるように感じました。H3ともまた違ったサウンドです。

今回はXperia 1Ⅵを使ってLDACで検証しました。
Air5 Pro+の音の特長は次のとおりです。
4.4
高音
4.2
中音
4.2
低音
音の傾向
音の傾向は分かりやすくドンシャリサウンド。
高音はMEMSドライバーらしいシャキシャキとした歪みの少ないクリーンな音。
低域はほどよくズンズン、中域はやや凹んだ感覚です。
Air5 Proよりも音が硬質で、聴きごたえのあるチューニングになっています。
音場
音場はおおよそふつう程度。ただ、Air5 Proよりも高域は広く抜けるようになっていますね。
高域
高域はAir5 Proよりも大幅にクリアになっています。他社の1万円台前半のワイヤレスイヤホンと比較しても、とても自然に伸びていく方だと思います。
Capsule3 Pro+と比べると高域の線がやや細く、少し硬めな音のように感じましたね。
H3のモニターライクな音をMEMSドライバーで再現したかのような音です。
高域が鋭く伸びるため、ハイハットやシンバル、アコースティックギターの音は刺激的に感じますね。
低域
低域は従来のSOUNDPEATSらしくタイトな迫力でと鳴らす豊かなサウンド。解像度感は少し甘めですけど、迫力はしっかりと感じられるようなノリの良いサウンドです。
低域の解像度を重視するならH3の方がいいかな〜。
中音域
中域やボーカルにもMEMSドライバーの影響があり、Air5 Proよりも伸びやかに聴かせます。
声の肉厚さや艶感はあまりなく、線が細めで少し上擦るようなボーカルに聴こえますね。
Capsule 3 Pro+のボーカルの方が瑞々しく厚みのある声のように感じます。
ボーカルの性質はCapsule 3 Pro+よりもH3の方が似ているように感じました。
おすすめのジャンル
おすすめのジャンルは、いつものSOUNDPEATSらしくロックやポップスですが、高域側が繊細に伸びるようになったため、弾き語りやクラシックなどのアコースティック編成のジャンルやストリングスアレンジにも対応しやすくなりました。
イコライザーも豊富
イコライザーもプリセットが豊富に用意されています。

「SOUNDPEATSクラシック」「低音を強く」「高音域の強調」「エレクトロニック」「フォーク」などさまざまなイコライザーがあります。
カスタムEQでは10バンドに対して±6dBで調整可能と自分好みの音にもカスタマイズしやすくなっていますね。
アダプティブイコライザーで自分にピッタリの音にできる
アプリでアダプティブイコライザーという機能があります。
こちらでは各帯域に対して聴力検査を複数回行って、自分にぴったりのイコライザーを自動で決めてくれる機能です。

効果があるかどうかは人それぞれだと思いますので、とりあえず試してみることをおすすめします。
ノイズキャンセリング|Air5 Proと同様に良好
ノイズキャンセリング性能はAir5 Proと変わらず良好です。Capsule 3 Pro+よりも遮音性は少し強いですね。
低音〜中音側の遮音性が高く、電車や車の走行音はかなり強めにカットしてくれますね。高域はやや弱めで、パソコンのタイピング音はやや耳に残りやすい印象がありました。
ノイズキャンセリングもアプリで「適合型」「室内」「屋外」「屋外交通」の4つから選べます。

適合型にしておけば環境に応じて自動でノイズキャンセリングを最適化してくれるので、基本こちらでOKかと。
風切音も入りますが、Air4 Proほどは目立たなくなっていますね。激し目の音楽を流しておけば気にならない程度ではあります
| ノイズキャンセリング | (4.4) |
外音取り込み|Air5 Proより高域側がクリアに
Air5 Pro+の外音取り込み性能はイヤホンをつけた状態でも普通に会話ができるレベルですね。
MEMSドライバーの影響かもしれないですが、高域の集音量が増えています。ただ、少し耳が痛くなるような収音の仕方です。
アプリでは「人の声の強調」「標準的な外音取り込みモード」の2つから選べます。

デフォルトでは標準的な外音取り込みモードになっていますが、人の声の強調の方がより自然に相手の声を聞き取りやすく感じましたね。
1万円前半クラスであればおおよそ並程度の実力かと思います。
| 外音取り込み | (4.4) |
操作性について
SOUNDPEATS Air5の操作はなかなか良好です。
タッチセンサーで操作を行うのですが、Air5あたりからタッチの感度がちょうど良くなって使いやすくなりました。
操作方法一覧は次のとおり。
| 項目 | 操作方法(デフォルト) |
|---|---|
| 再生/停止 | L or R側を2回タップ |
| 曲送り | R側3回タップ |
| 曲戻し | |
| 音量を上げる | R側を1回タップ |
| 音量を下げる | L側を1回タップ |
| 外音モードの切り替え | L側を長押し |
| 音声アシスタント | L or R側を3回タップ |
| 低遅延モード | R側を長押し |
| ペアリングモードへの移行 | 充電ケース裏側のボタンを3秒間長押し |
音量操作や選曲、再生/停止など、あらゆる操作は行えます。
アプリのPeats Audioを使えば左右の操作を自由に割り振れます。

ゲームモードもアプリで割り振って本体操作のみで切り替えられる点も評価が高いですね。
ノーマルモードを挟んでしまう
操作性で一点気になる点が……。
毎度のことなんですけど、ノイズキャンセリングと外音取り込みモードの切り替え時に、必ずノーマルモードを挟んでしまうこと。ここが個人的に気になる部分なんですよね。
ノイズキャンセリングイヤホンは、基本「ノイズキャンセリング」か「外音取り込み」しか使わないのに、ノーマルモードを挟むことによって「外音取り込み」から「ノイズキャンセリング」に移行するために2回の操作が必要になってしまうんですよ。
これがわずらわしい。
メーカーによっては「ノーマルモード」をオフにすることもできますが、SOUNDPEATSは対応できていないようです。
アプリでできること
アプリでできることは次の通り。
- ノイズキャンセリングモードの変更
- 外音取り込みモードの切り替え
- マルチポイントのON/OFF
- ゲームモードのON・OFF
- タッチを無効にする
- 操作方法の変更
- ファームウェアアップグレード
- LE AUDIOのON・OFF
- LDACのON・OFF
- 装着テスト
- イヤホンを探す
マルチポイントの挙動について
マルチポイントの挙動はかなり良いですね!
電源をONにした瞬間にあらかじめ接続しておいたXperia 5ⅣとiPhone 15 Proに繋がりましたね。2台目への接続がめちゃめちゃ早いです。
挙動としては後から再生した方が優先されるようですね。
3台目のデバイスには繋がりませんが、あらかじめペアリングさえしておけば、Bluetoothリストからタップしただけで再接続されます。
Bluetoothの接続切り替え周りは、最近使ってきたどのイヤホンよりも優秀ですね!複数デバイスを使う人には良いと思います。
ただしLDACとマルチポイントの併用はできませんのでご注意ください(aptX Adaptive / Losslessとの併用はできる)
通話品質|ノイズに強い
マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてください。
音声は少しガサつきますが、バックのノイズはかなり消えています。
ある程度騒がしい環境でも、問題なく通話ができそうなレベルですね。
| 通話品質 | (4.0) |
ゲームも普通にプレイできる
Air5 Pro+は低遅延モード(L側を3回タップ)を搭載しており、スマホゲームをする時も遅延がほぼなくプレイできます。
音ゲーをしてみましたが意外とタップのタイミングが合う印象で、高スコアを狙わなければ十分なほど。FPSも問題なくプレイできますね。
また、低遅延モードにしなくても動画鑑賞であればほぼ遅延がないため、YouTubeやアニメを見ても違和感なく見ることができますね。
Air5 Pro+ まとめ
Air5 Pro+をまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.5/5
Air5 Pro+

- MEMSドライバーのおかげで高域がとてもクリア
- ノイズキャンセリング性能が高い
- 外音取り込み機能も優秀
- LDAC / aptX Losslessどちらも使える
- ゲームモード時の遅延が少ない
- ワイヤレス充電非対応
- 自動装着検出非搭載
- 外音モード切り替え時にノーマルモードを挟む
- LDACとマルチポイントの併用ができない
4.4
高音
4.2
中音
4.2
低音
4.5
装着感
4.4
ノイズキャンセリング
4.4
外音取り込み
4.0
マイク性能
4.5
利便性
| Bluetooth | 5.4 | 最大再生時間 ※ANC OFF時 | 本体6時間/ ケース込み30時間 |
| コーデック | SBC,AAC,aptX,LDAC aptX Adaptive aptX Lossless LC3 | 充電時間 | ケース:約1.5時間 本体:約2時間 |
| ドライバー | 10mmダイナミック +MEMSドライバー | 充電端子 | Type C |
| 専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
| ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 約5g/51g |
| 外音取り込み | ◯ | ゲームモード | ◯ |
| 自動装着検出 | – | 3Dオーディオ | – |
| マルチポイント | ◯ | 保証 | 1年 |
Air5 Pro+はこんな人におすすめ
- 高域がとても伸びやかなイヤホンが欲しい
- 音質だけでなくノイズキャンセリングなどの機能性にもこだわりたい
- ワイヤレスイヤホンゲームをすることが多い
Air5 Proの機能性の高さはそのままに、MEMSドライバーによって高域がさらにクリアになりましたね。
モニターライクな音で音質に特化するならH3、MEMSドライバーならではの伸びやかさで音質のコスパを求めるならCapsule 3 Pro+、MEMSドライバーの音質と機能性どちらも両立したい方はAir5 Pro+を選べばいいかな〜と思います。
























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