ノイズキャンセリング付きの”有線”イヤホンが3000円台で買える!? Hi-Unit / HSE-A2000NC レビュー

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回は「Hi-Unit(ハイユニット)」より、3850円でノイズキャンセリングを搭載したUSB-C直結型の有線イヤホン「HSE-A2000NC」を紹介します。

“有線”の”ノイズキャンセリングイヤホン”ってかなり珍しい気がしますね。しかも3000円台だから気軽に買えますね

昔はノイキャン搭載の有線イヤホンもちょいちょいあったんだけど、最近は滅多に見なくなりましたね〜。なかなか需要がありそうな気はするんですけどね〜。

ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますけど、Hi-Unitといえばアレです、元職場のe☆イヤホンの子会社です。

ということで今回は紹介用に製品を提供いただきましたので、どれほどの実力なのかチェックしていきましょう。

製品提供:タイムマシン

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


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Hi-Unit / HSE-A2000NC 外観・付属品

それではHi-Unit / HSE-A2000NCの外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

Hi-Unit / HSE-A2000NCのパッケージはこちら。量販店で吊られてそうなシンプルなデザイン。

開封するとこんな感じ。

付属品

付属品一覧
  1. イヤーピースS/M/Lサイズ付属(Mは本体に装着)
  2. マニュアル

付属のイヤーピースはほどよく肉厚で、軸もガッシリとした仕様。それなりには品質は高そうです。

欲を言えば携帯用のポーチが欲しかったですね。

本体・ケーブル

HSE-A2000NCのイヤホン本体はHi-Unitらしい無骨なデザイン。

ドライバーにはφ8mmグラフェンコート振動板を採用。

ボディはアルミ削り出しのガンメタリックカラーとなっています。

内側はこんな感じでどシンプル。

ケーブルは着脱不可となっています。

ノズルはおおよそ一般的な口径。

ケーブルは布巻き仕様になっていて、絡みにくく、それでいて上質な仕上がりになっています。

分岐部にはリモコンマイクが搭載。

他のイヤホンの場合だと右耳側の中央あたりにリモコンマイクが搭載することが多いのに、分岐部に搭載しているタイプは珍しいですね。

ただ、ケーブルスライダーが搭載していないのは残念。アレでケーブルを暴れないように調整することが多いのに。

プラグ部はUSB-C直結型になっていて、そのままスマホやタブレット、パソコンのUSB-C端子に差して聴くことができます。

最近のデバイスはイヤホンジャック非搭載が当たり前になってきたので、USB-C直結型の方がむしろ気軽に聴けることが多いですね。

DACも搭載で、元モデルのHSE-A2000よりもより高音質・高出力になっていそうですね。

Hi-Unit / HSE-A2000NCの概要・スペック

 スペック
ドライバー構成φ8mm 高磁力マグネット※グラフェンコート振動板採用
インピーダンス16Ω
音圧感度92dB
再生周波数帯域5~40,000Hz(ハイレゾ対応)
ケーブル仕様メーカー情報なし
本体重量メーカー情報なし
付属品イヤーピースS/M/Lサイズ付属(Mは本体に装着)

Hi-Unit / HSE-A2000NC レビュー

装着感|一般的なイヤホンと同様

Hi-Unit / HSE-A2000NCの装着感についてですが、おおよそ一般的なカナル型イヤホンと同程度といったところ。

実際に装着してみるとこんな感じ。

前から見るとこんな感じ。

装着感は可もなく不可もなくといったところでしょうか。

ケーブルのタッチノイズは入りやすいので、気になる場合は耳に一度ループしてから装着する「シュアがけ」をするだけでも大幅に改善されます。

リモコンマイクが分岐部あるおかげで、シュアがけしてもリモコン部が邪魔にならないのがいいですね。

装着感(3.5)

音質|ボーカルを中心に聴きやすいバランス型

HSE-A2000NCの音質についてですが、ボーカルを中心に聴きやすいバランスに整った万人受けしやすい音のように感じましたね。

Hi-Unit / HSE-A2000NCの音の特長は次のとおりです。

音の特長

3.7

高音

3.7

中音

3.6

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
フラット
高域寄り

音の傾向はマイルド系で、ボーカルが少し強調されたバランスになっています。

Hi-Unitといえばドンシャリ傾向で、高域はわりとキツめのイメージがありましたが、HSE-A2000NCはシャリつきを抑えられて聴きやすい印象でした。

高域はアルミ筐体ならではの軽快な響きを加えられた音で、鋭く伸びすぎずも煌びやかさは伴う音色。弦楽器を抜け感の良い音で伸ばすのは苦手ですが、金管楽器、シンセサイザーの音を煌びやかに鳴らすのは得意。

マイルドな傾向とはお伝えしましたが、音量をある程度まで上げるとHi-Unitらしい”キンッ”とくるような鋭い音にもなりますね。

中音域については、他の帯域と比較してボーカルが特に際立つようなバランスのようにも感じましたね。歯擦音を抑えつつもハリの良い歌声を聴かせます。

低域は膨らみすぎず、かといってタイトにもなりすぎず、スカスカにもならない、ほどよく豊かで誇張しすぎない自然な低音という印象。

ズンズンと響くような迫力はないため聴き疲れはしにくいですが、サブベースあたりの周波数帯までは沈みきらない印象を受けます。ミッドベースあたりまでがピークという印象でしたね。

おすすめジャンルは、ボーカルもの全般、またふわっとしたマイルドでありつつ高域には煌びやかさも残っているので、アンビエント寄りのエレクトロサウンドも合うように感じましたね。

低音の量感はそこまで多くはないので、EDMやヒップホップなど低音を主体とした楽曲は苦手なように感じました。

音声も聞き取りやすいので、YouTubeなどの音声コンテンツや、あとは有線なので遅延もないのでゲーム目的に使うのにもおすすめかと思います。

ノイズキャンセリングについて

ノイズキャンセリングの性能については、まあ〜マイルドな感じですね。

人の声や食器の当たる音など中高域の聞こえやすさはON・OFF時で違いをあまり感じられませんが、低域側は効いている感覚はあります。

空調の「サーーー」と響く音や、電車や車の「ゴォォォ」と響く音はほどよくカットできていますね。

強烈なノイズキャンセリングではないですが、音楽を聴いていれば中高域側はその音源である程度相殺してくれますね。

新幹線などの長時間移動で有線イヤホンでゲームしたい時なんかにも使えそうですね。

ノイズキャンセリング(3.0)

通話性能について

特に雑音に対してノイズキャンセリングが効いている訳ではないので、普通に雑音は入ってきますね。

分岐部にマイクがある仕様なので、そのまま喋ると音声が小さいです。

なので通話の際は、マイクを近づけて喋った方が良いと思いました。

Hi-Unit / HSE-A2000NC まとめ

Hi-Unit / HSE-A2000NCをまとめると以下のとおりです。

総合評価

4.0/5

HSE-A2000NC

  • 誇張の少ない聴きやすいサウンド
  • USB-C直結でスマホなど他のデバイスと接続しやすい
  • 有線でありつつノイズキャンセリング機能付き
  • リモコンマイク付きでハンズフリー通話もできる
  • タッチノイズが入りやすい
  • 中高域側のノイズキャンセリング性能は弱め
  • 分岐部にマイクが搭載しているため声が遠い

3.6

高音

3.7

中音

3.6

低音

3.8

装着感

3.0

ノイズキャンセリング

3.5

マイク性能

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

HSE-A2000NCの強みは、USB-C直結で気軽に使えること、そしてノイズキャンセリングを搭載していること、そして3000円台と気軽な価格で買えることだと感じました。

この低価格でノイズキャンセリングを搭載している”有線”イヤホンはなかなかないので「ワイヤレスイヤホンだと失くしそうで怖い!」「ゲームでも使いたい!」と考えている方には選択肢の一つになるかと思います。

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