【1万円台前半】SOUNDPEATS最高傑作!? 音質・ノイキャン特化のワイヤレスイヤホン「H3」を試す

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回は約15000円で買える1DD(ダイナミックドライバー)+2BA(バランスドアーマチュア)を搭載した3ドライバ〜搭載のノイズキャンセリングイヤホン「H3」を紹介します。

この子ね、価格に対してかなり音良いです。

SOUNDPEATS H3の特徴
  • BA ✕ 2 + φ12mm DD ✕ 1のハイブリッドドライバーを搭載
  • 高性能Bluetooth SoC「QCC3091」を搭載
  • ブランド史上最大55dBハイブリッドAIノイズキャンセリングに対応
  • 高音質コーデック「LDAC」「aptX Lossless」をサポート
  • 価格は15,880円→クーポンやセールでさらに安く

特徴をみた感じだと「音質」と「ノイズキャンセリング」特化って感じのイヤホンでしょうか。3ドライバー+LDAC / aptX Lossless両対応で15,000円以下で買えるのは強い。

このタイプのSOUNDPEATSのイヤホンを紹介するのは久々ですね。Opera03 / 05以来かしら。SOUNDPEATSのこのタイプ、価格に対してふつうに音が良いから好きなんですよね。

今回は紹介用にSOUNDPEATSさんから提供いただいたので、実機を使ってどれほどの実力か検証していきましょう。

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対象商品: SOUNDPEATS H3 利用期間: 2025/09/30 23:59まで

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

動画版はこちら

https://youtu.be/BLnHbJyuL3U

SOUNDPEATS H3 外観・付属品

それではSOUNDPEATS H3の外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

パッケージはいつもより高級感がある真っ白なデザインに「ハイレゾワイヤレス」「Snapdragon Sound」「LDAC」のロゴがズラリと。

開封するとこんな感じ。

付属品

付属品一覧
  1. イヤーピース:5ペア(XS/S/M/L/XL)
  2. Type-C充電ケーブル
  3. 取扱説明書
  4. アプリガイド
  5. PEATS君のステッカー

イヤーピースは傘の素材が厚めで軸もガッシリとした良質なものが付属しています。

充電ケース・本体

充電ケースはこちら。いつものSOUNDPEATS製品と比べると少し大型。

半透明の素材で、本体が少し透けて見えるようになっています。

厚みも少しありますが、ポケットには収まる程度の大きさ。

Opera05やAir5 Proと比べるとこんな感じ。

寸法はOpera05とほぼ同じですね。

充電端子はUSB Type Cに対応。

ワイヤレス充電には……残念ながら対応していません……。

ライバル機は1万円以下でもワイヤレス充電に対応しているものもあったので、ここは欲しかったな……。

開口部はAir5やイヤーカフ型のUUのように全面から大きくパカっと開くような仕様になりました。

ケースを開けた時のロゴやシボ加工が高級感があってかっこいい!

本体も大きく飛び出しているので、取り出しやすいですね。Opera05めっちゃ取り出しにくかったからな〜……。

本体はまるでイヤモニのような形状になっていますね。フェイスプレートもSOUNDPEATSの「S」はみ出しロゴが掲載されています。

内側の形状もかなりこだわってそうで、完全に耳の形になっていますね。

シェルは透明で中のドライバーが見えるようになっていますが、透明度はそこまで高くありません。

Opera05やAir5 Proと比べるとこんな感じ。

Opera05の本体はかなり大型で、人によっては装着感が合わないという方もいましたが、H3は改善されてそう!

最後に重さですが、総重量は53.7g、本体片耳の重量は6.3gです。

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スペック比較

項目H3Air5 ProOpera05
画像
ドライバー方式12mmダイナミックドライバー+2BA10mm ダイナミックドライバー12mmダイナミックドライバー+2BA
Snapdragon Sound対応対応対応
対応コーデックLDAC / aptX Lossless / aptX adaptive / aptX / AAC / SBCLC3 / LDAC / aptX Lossless / aptX adaptive / aptX / AAC / SBCLDAC/ AAC / SBC
BluetoothBluetooth 5.4Bluetooth 5.4Bluetooth 5.3
最大持続時間(単体)7時間7.5時間9時間
最大持続時間(本体込み)37時間37時間33時間
充電方式USB Type-CUSB Type-CUSB Type-C
ノイズキャンセリング対応(最大-55dB)対応(最大-55dB)対応(最大-30dB)
急速充電10分間の充電で約2時間の再生可能対応×
マルチポイント対応対応対応
ゲームモード(低遅延)対応対応(60ms 低遅延)対応
定価15,880円9,980円13,999円

SOUNDPEATS H3 レビュー

装着感|イヤモニのような装着感

装着感はまさにイヤモニのような装着感になっていますね。Opera05よりも装着感はかなり改善されています。

実際に装着してみるとこんな感じ。

前から見ても飛び出しが少なめ。

Air5 Proのように軽快ではありませんが、その代わりガッシリとしたホールド力のある装着感となっています。

密閉感も高いため、ノイズキャンセリングも最大限に発揮できそうですね。

ただ、筐体が大きいことには違いないので、耳が小さい方は注意が必要ですね。あと自動装着検出はつけて欲しかった。音楽が自動でONにならないし、外したら自動でOFFにならないです。

装着感(4.7)

音質|価格を考えればかなりの実力

H3の音質についてですが、さすがSOUNDPEATS。

定価でもふつうに音質は良いと思いますが、SOUNDPEATSの場合はセールやクーポンがデフォなので、12000円台と考えたら音質に対してもコスパはかなり高いと思いますよ。

同価格帯だと某社の機能性特化の定番ワイヤレスイヤホンがありますが、音質はH3の方が確実に上ですね。

初期情報だと低音が強すぎてバランスが悪いというレビューがありましたが、おそらくファームウェアで改善されたのでしょうか、いつものSOUNDPEATSのハイブリッド機らしいバランスになっていました。

今回の検証では、Xperia 1ⅥでLDAC接続で検証しましたが、iPhoneのAAC接続でも検証しています。

音の特長

4.5

高音

4.4

中音

4.4

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
高音寄り

音の傾向

音の傾向は分かり易くいハイブリッドドライバー構造という印象で、低域はズンズン、高域はシャキシャキ系ドンシャリサウンドという印象。

全体的に硬質で、Opera05と比べると余韻は削ぎ落としたシャキッと系サウンドになっていますね。音質的にはH3より解像度や分離感がやや向上しているように感じますね。

ただ、中域が前に出るようになった分、Opera05ほどドンシャリ傾向には感じないとは思います。

ちなみにノイズキャンセリングをONにすると高域の角が少し取れて低域の量感も少し減ります。僕はiPhoneのAAC接続でノイズキャンセリングON時のバランスが一番好きかも。

音場

音場はけっこう広めで、低域は奥行き広がりがあり、高域はやや耳の外側から降ってくるような感覚があります。

また、Opera05よりも定位がより定まっているように感じますね。

高域

キラキラとした鋭めの音で、楽曲によっては刺さりを感じるほどシャープな高音です。人によってはキツく感じるかと。

Opera05と比べると、艶感は少なくより分析的に鳴らすカチッと系の高域に感じますね。解像度はH3の方が高いように感じます。

2BAの恩恵が強く、同価格帯のワイヤレスイヤホンと比べてもH3の方が明らかに高域がクリアに感じますね。

ただ、高域は容赦のない描写力の高さがゆえに、逆に音源の録音環境やコーデックのよる音質の粗が目立つように感じますね。

LDACだとキラっとしすぎている印象がありましたが、iPhoneのAAC接続だとマイルドな高域になってくれるのでボク的にはちょうど良くなります。

中域

高音と低音がけっこう主張が激しいのですが、中高域の押し出し感は強いので女性ボーカルを中心にクリアに聴けますね。

ずっと真夜中で良いのに。やYOASOBIのようなハイトーン系ボイスはとても近めでハリの良い歌声を聴かせてくれますよ。

Opera05と比べると艶感は薄くなりましたが、厚みは増していて、うっすい感じのボーカルではなくなりました。

低域

低域にはズンッとした迫力と躍動感があります。

Opera05は深みもある上品な低音という印象でしたが、H3はロックやポップスに向けた迫力とタイトさを重視した音という印象ですね。

サブベースを軸にしているのか、ミッドベースは下限だけを追うような迫力重視のチューニングになっていますね。

タイトな低音でありつつ迫力はたっぷりなので、人によっては聴き疲れがしたり、ノリが良すぎると感じたりすることもあるかと思います。

おすすめのジャンル

電子音を多用したポップス、ロック、EDMあたりでしょうか。

電子音のキラキラとした音を再現するのが得意ですね! 低音の迫力もかなりのものなので、YOASOBIを中心としたハイテンポなエレクトロ系ポップスはおすすめですよ。

逆に”剥き出しの輪郭”のような音なので、しっとりと余韻たっぷりに聴きたい人には不向きですね。音が派手すぎるし簡素すぎる気がします。

しっとりとした表現はOpera05の方が良かった。

総評

1万円台前半と考えれば音質はふつうに良いと思います。

もう少し余韻感が欲しい場合は、イヤーピースを「Pentaconn COREIR mini STAINLESS STEEL」に変えてあげれば、ほどよく艶感のある音になりますよ。

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イコライザーも豊富

イコライザーもプリセットが豊富に用意されています。

「SOUNDPEATSクラシック」「低音を強く」「高音域の強調」「エレクトロニック」「フォーク」などさまざまなイコライザーがあります。

カスタムEQでは10バンドに対して±6dBで調整可能と自分好みの音にもカスタマイズしやすくなっていますね。

アダプティブイコライザーで自分にピッタリの音にできる

アプリでアダプティブイコライザーという機能があります。

こちらでは各帯域に対して聴力検査を複数回行って、自分にぴったりのイコライザーを自動で決めてくれる機能です。

実際に完成したイコライザーがこんな感じ。あんまかわらん……。

効果があるかどうかは人それぞれだと思いますので、とりあえず試してみることをおすすめします。

ノイズキャンセリング|Opera05よりも確実に強い

ノイズキャンセリング性能はOpera05よりも確実に強くなっていますね。音質特化型にしてはなかなかの遮音性の高さだと思います。

低音〜中音側だけでなく、高域側に対する遮音性も強めで、タイピング音や空調音などもしっかり目にカットしてくれます。

スペック上は同じ-55dBカットできるAIr 5 Proと比べると、中低域の遮音性はおおよそ同じくらい、高域側の遮音性は上という印象でした。

ノイズキャンセリングもアプリで「適合型」「室内」「屋外」「屋外交通」の4つから選べます。

適合型にしておけば環境に応じて自動でノイズキャンセリングを最適化してくれるので、基本こちらでOKかと。

ただ、風切音が大きめなのが気になりますね。適応型でうまく対応して欲しいところですが……できないみたい。

ノイズキャンセリング(4.4)

外音取り込み|結構自然

SOUNDPEATS H3の外音取り込み性能は、Opera05よりは聞こえやすく、Air5 Proよりは聞こえにくいかな〜という印象でした。

価格に対しての性能を考えると中の下といったところでしょうか。

音楽を止めていれば相手の声はふつうに聞き取れますが、閉塞感が少し強く、自分の声もややモゴモゴとした印象を受けました。

アプリでは「人の声の強調」「標準的な外音取り込みモード」の2つから選べます。

デフォルトでは標準的な外音取り込みモードになっていますが、人の声の強調の方がより自然に相手の声を聞き取りやすく感じましたね。

外音取り込み(4.0)

操作性について

操作方法一覧は次のとおり。

項目操作方法(デフォルト)
再生/停止L or R側を2回タップ
曲送りR側を長押し
曲戻しアプリで設定可能
音量を上げるR側を1回タップ
音量を下げるL側を1回タップ
外音モードの切り替えL側を長押し
音声アシスタントL or R側を3回タップ
低遅延モードアプリで設定可能
ペアリングモードへの移行充電ケース裏側のボタンを3秒間長押し

音量操作や選曲、再生/停止など、あらゆる操作は行えます。

アプリのPeats Audioを使えば左右の操作を自由に割り振れます。

ゲームモードもアプリで割り振って本体操作のみで切り替えられる点も評価が高いですね。

ノーマルモードを挟んでしまう

操作性で一点気になる点が……。

毎度のことなんですけど、ノイズキャンセリングと外音取り込みモードの切り替え時に、必ずノーマルモードを挟んでしまうこと。ここが個人的に気になる部分なんですよね。

ノイズキャンセリングイヤホンは、基本「ノイズキャンセリング」か「外音取り込み」しか使わないのに、ノーマルモードを挟むことによって「外音取り込み」から「ノイズキャンセリング」に移行するために2回の操作が必要になってしまうんですよ。

これがわずらわしい。

メーカーによっては「ノーマルモード」をオフにすることもできますが、SOUNDPEATSは対応できていないようです。

ただ、H3は風切音も大きめのため、割とノーマルモードを使う場面もあります。

アプリでできること

アプリでできることは次の通り。

特徴
  • ノイズキャンセリングモードの変更
  • 外音取り込みモードの切り替え
  • マルチポイントのON/OFF
  • ゲームモードのON・OFF
  • タッチを無効にする
  • 操作方法の変更
  • ファームウェアアップグレード
  • LE AUDIOのON・OFF
  • LDACのON・OFF
  • 装着テスト
  • イヤホンを探す

マルチポイントの挙動について

マルチポイントの挙動はかなり良いですね!

電源をONにした瞬間にあらかじめ接続しておいたXperia 5ⅣとiPhone 15 Proに繋がりましたね。2台目への接続がめちゃめちゃ早いです。

挙動としては後から再生した方が優先されるようですね。

3台目のデバイスには繋がりませんが、あらかじめペアリングさえしておけば、Bluetoothリストからタップしただけで再接続されます。

Bluetoothの接続切り替え周りは、最近使ってきたどのイヤホンよりも優秀ですね!複数デバイスを使う人には良いと思います。

ただしLDACとマルチポイントの併用はできませんのでご注意ください(aptX Adaptive / Losslessとの併用はできる)

通話品質|ノイズに強い

マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてください。

マイク品質は思ったよりいいですね。

声は少しガサついた感覚はありますが、バックのノイズはしっかり目に抑えてくれていますね。

騒がしい環境でも通話はしやすいかと思います。

通話品質(4.4)

ゲームも普通にプレイできる

SOUNDPEATS H3は低遅延モード(L側を3回タップ)を搭載しており、スマホゲームをする時も遅延がほぼなくプレイできます。

音ゲーをしてみましたが意外とタップのタイミングが合う印象で、高スコアを狙わなければ十分なほど。FPSも問題なくプレイできますね。

また、低遅延モードにしなくても動画鑑賞であればほぼ遅延がないため、YouTubeやアニメを見ても違和感なく見ることができますね。

ただし、LDACとゲームモードの併用はできないのでご注意ください。LDAC使わない方が便利じゃね?

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SOUNDPEATS H3 まとめ

SOUNDPEATS H3をまとめると以下のとおりです。

総合評価

4.8/5

SOUNDPEATS H3

  • 価格を考えれば音質はとても良い
  • LDAC / aptX Losslessどちらも使える
  • ノイズキャンセリング性能が高い
  • ゲームモード時の遅延が少ない
  • 装着感もとても良い
  • ワイヤレス充電非対応
  • LDACとマルチポイント/ ゲームモードの併用はできない
  • 自動装着検出非搭載
  • 外音モード切り替え時にノーマルモードを挟む
  • 風切音が強め

4.5

高音

4.4

中音

4.4

低音

4.5

装着感

4.3

ノイズキャンセリング

4.0

外音取り込み

4.4

マイク性能

4.4

利便性

Bluetooth5.4最大再生時間本体7時間/
ケース込み37時間
コーデックSBC / AAC
aptX / aptX Adaptive
aptX Lossless / LDAC / LC3
充電時間約1時間
ドライバー12mmダイナミック
+2BA
充電端子USB Type-C
専用アプリ防水IPX5
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
約6g / 約53g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出空間オーディオ
マルチポイント保証1年

SOUNDPEATS H3はこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • 予算1万円前後でワイヤレスイヤホンを探している
  • 機能性よりも音質を重視したい
  • ロックやEDMなどを好んで聴く
  • 硬めでメリハリの効いたドンシャリサウンドが好み

Opera05と比べると音の傾向は異なりますが、カチッとしつつも中域の厚みをもたせたチューニングに変更して分離感も向上し、さらにノイズキャンセリングや機能性、スペック面も向上させたモデルという印象ですね。

伝えていませんでしたが、Opera05よりもLDAC時の接続安定度もアップしていますし、全体的にとても使いやすくなっていますよ。

1万円台前半で音質重視でワイヤレスイヤホンを探しているなら、かなりおすすめできるモデルだと思います。

ぶっちゃけワイヤレス充電対応、装着センサー搭載、ノーマルモードのカットができれば15,000円前後でイチオシしてた。

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