こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
海外でも高いシェア率を誇るオーディオメーカー「Skullcandy」より、ほぼBoseなノイズキャンセリング対応ワイヤレスイヤホン「Method 360 ANC」が登場しました。

このイヤホン、BoseとSkullcandyとのパートナーシップを結んだモデルとなっていまして、Boseのサウンド技術を搭載したモデルとなっています。
価格は19,990円+1,999ポイントなので、実質約18,000円といったところかしら。
なぜこのコラボが実現したのかというと、単純に創業者同士が仲良いんだって〜。Skullcandyの営業さんが言ってた。
言っていいのかわからないですけど、Skullcandyのパーツを使ってBoseが作ったようなものらしくて、ほぼBoseなんですよ。
見てくださいこのイヤホン本体の形状。まんまQuietcomfort Ultra EarBudsやないか。

あの装着感とBoseの音は好きだからボク的にはありがたいコラボです。
つまり、2万円以下という価格でBoseの音質や装着感を体感できるイヤホンというわけですよ。そう考えたらコスパ良さそうじゃないですかね?
ということで今回はSkullCandyの代理店のSkullcandy Japanさんより紹介用に提供いただいたので、実機を使ってどれおほどの実力か検証していきましょう。
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Skullcandy Method 360 ANC 外観・付属品
それではSkullcandy Method 360 ANCの外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
Skullcandy Method 360 ANCのパッケージはこちら。Skullcandyらしい派手目のデザイン。

カラーバリエーションは「TRUE BLACK」「BONE WHITE」「PLASMA RED」「PRIMER BROWN」「LEOPARD」の5色となっています。
カラーバリエーションが豊富なところもSkullcandyの強み。
開封するとこんな感じ。

付属品

- イヤーピース(S/M/L)
- FitFins(S/M/L)
- 充電ケーブル(AtoCケーブル)
- マニュアル
イヤーピースはBoseでよく見る楕円形で開口部は広めのタイプ。

さらに、いつもBoseのイヤホンに付属してくるイヤーフィンまでついてきます。

USB-A to Cケーブルも表裏がないタイプ特殊な形状。普通に使えます。

充電ケース・本体
Skullcandy Method 360 ANCの充電ケースはこちらですがデケェ!!

そしてクソ分厚い!

本来このような形状だと酷評するところなのですが、こちらのイヤホンはカラビナがついておりまして、こちらをズボンやバッグに引っ掛けて使う前提の仕様とのこと。

確かにこの使い方だとイヤホンへのアクセスが良くて、必要なときにサッと取り出して、サッと収納できるので、取り回しがめちゃめちゃ良いです。

本体も傷や汚れが目立ちにくいタフネス設計なので、わりと荒っぽく使っても壊れる心配が少なそうです。
ボクもバッグに着けた状態で使ってましたが、サイゼ◯ヤの椅子にバッグを引っ掛けていたら椅子がひっくり返って誤って地面に強打させてしまいました……。
が、表面には傷ひとつ目立たない状態でした。防御力ツヨツヨ。

充電端子はUSB Type Cに対応。

ワイヤレス充電には対応していませんでした。
充電ケースはカラビナを引っ張って横にシュッとスライドするような開け方。

取り出しやすさは問題ないのですが、収納する際にどっちをどの方向で入れたら良いのかわからなくなることが多いですね……。

イヤホン本体はほぼBoseのQuietComfort Ultra EarBudsのような見た目。そこにSkullcandyのロゴが入っているだけのようなもの。

少し大きめではあるものの、耳全体で支えるような形状でフィット感は良好です。

上部もイヤーフィンがズレないようにチョボっとした突起部もついています。こちらもQuietcomfort Ultra EarBudsと同じ仕様。
内側はこんな感じ。

ノズルもBoseと同じ超楕円形型ですね。ノズルの仕様がそのまんまだわ。他社のイヤーピースはほぼ使えないと思ってください。

5色のカラーバリエーションを並べるとこんな感じ。大阪のおばちゃんカラーもあります。

最後に重さですが、総重量は約89.1g、本体片耳の重量は約5.6gです。


Skullcandy Method 360 ANC スペック
製品名 | Method 360 ANC |
---|---|
ドライバー | 12mmドライバー |
Bluetooth | Ver.5.3+LE-Audio |
コーデック | SBC, AAC |
再生時間 | 本体:最大11時間(ANCオフ時) / ケース込:最大40時間 本体:最大9時間(ANCオン時) / ケース込:最大32時間 |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | - |
防水 | IPX4 |
自動装着検出 | ◯ |
低遅延モード | ◯ |
ノイズキャンセリング | ◯ |
外音取り込み | ◯ |
マルチポイント | ◯ |
アプリ | ◯ Skull-iQ |
カラー | True Black / Leopard / Bone White / Primer Brown / Plasma Red |
参考価格 | 19,990円+1,999ポイント。 |
再生時間はノイズキャンセリングONで本体:最大9時間(ANCオン時) / ケース込:最大32時間と長く、ノイズキャンセリングや外音取り込みだけでなく自動装着検出やマルチポイントにも対応。
スペック面でも価格に対して十分な機能を備えています。
Skullcandy Method 360 ANC レビュー
装着感|Boseと同様に最高
装着感についてですが、Boseのイヤホンと同様に最高です!
イヤーピース部が楕円形で面積が大きく、耳を完全に塞がないインナーイヤー型のように耳の外側だけが密閉されているような感覚で、とてもラクなのですよ。
ちなみに装着イメージはこんな感じ。Skullcandyロゴのおかげでイケイケ。

前から見るとこんな感じ。

さらにイヤーフィンのおかげで耳からも落ちないですし、激しく運動しても耳から落ちる気がしないですし、めちゃめちゃ安定します。
軽やかな装着感とホールド力、イヤホンとしてはまさに理想の装着感です。
この形状ホントに好みなんですよねー。ただ装着感は個人差があるので参考程度にご覧ください。
装着感 | (5.0) |
音質|Boseの粘り気とSkullcandyのノリの共創
Skullcandy Method 360 ANCの音質についてですが、これは確かにBoseみを感じます。
Boseの粘り気とSkullcandyのノリの良さを組み合わせたかのような濃厚なサウンドになっていますね。けっこう好き。

Skullcandy Method 360 ANCの音の特長は次のとおりです。
3.9
高音
4.2
中音
4.4
低音
音の傾向と低域
音のバランスは低音重視ではありつつも支配的な低音がモッサリと響くような感じではなく、高域もある程度シャキッと出るバランスになっています。
ドゥォオンシャリッって感じのバランス。
音場
音場はけっこう広めで、ライブ感のある広がりと臨場感のあるサウンドになっています。
その代わり定位は甘め。
低域
低域はBoseらしい下から響くようなネットリとした濃厚な低音に、そこにSkullcandyのズンッと響く迫力がプラスされた感覚。
低域の解像度は高いわけではないですが、深みと迫力をどちらも感じられる濃密な低音です。
高音
高域は煌びやかかつレスポンス良くスパッと鳴らす瞬発性の高い音。
ストリングスなどアコースティック系の表現は苦手ですが、シンセサイザーなどの電子系は勢いよくブイブイ鳴らせてきます。
ただ、音量を上げると音がやや歪んでしまうのが気になりますかねー……。音量上げすぎなければ気にならないんですが。
高域の表現はBoseのニュアンスを少し含めつつ、ベースはSkullcandyって感じですね。Boseよりもハキハキと出ます。
中音
中域は解像度は甘めでありつつも、ボーカルは強めの低域に埋もれることなく、ほどよくハリがあります。
しっとりではなくパワフルに聴かせる元気系フレッシュボーカル。
こちらもSkullcandyらしさを感じます。
おすすめのジャンル
低音重視のジャンルであれば基本なんでもOKですね!
Skullcandyが得意とする迫力と臨場感の良さで、EDMやヒップホップなど低音のノリを重視する楽曲は基本得意ですね。
またBoseらしい広がりと粘り気があるので、シティポップやチル系のヒップホップ、アンビエント系などもおすすめです。
この深くて迫力のある低音に包まれてください。
低音ブーストがいい感じ
イコライザーは音楽、低音ブースト、ポッドキャスト、カスタムの4つから選択可能です。

低音ブーストがとても良い感じで、中高域のバランスや聴こえ方を変えずに、そのまま低音の迫力だけをプラスするようなバランスなのですよ。低音好きであれば常時ONでもいいくらいです。
カスタムイコライザーは5バンドに対して±5段階で調整が可能となっています。

低音ブーストも優秀ですし、ボタン設定も自由ですし、低遅延モードのON/OFFの切り替えなどもできるので、アプリはとりあえず導入しておくことをおすすめします。
ノイズキャンセリング|2万円台で比較すれば強め
ノイズキャンセリング性能については、Boseと同等クラスとまではいきませんけど、2万円台のモデルで比較すればなかなか強め。
Boseと同様に、耳内を密閉しすぎず閉塞感の少ない装着感でありつつも、高い遮音性を誇ります。
食器がぶつかり合う音など超高域側に対する遮音性は少し甘めに感じますが、人の声や電車や車の走行音など低域〜中域側の音はしっかり目にカットできています。
超高域は苦手と言いつつも、意外とキーボードのタイピング音も目立たないように抑えてくれていますね。
廉価版Bose的な遮音性の強さで周りの音をシャットアウトしてストレスなく作業に集中できます。
ノイズキャンセリング | (4.4) |
外音取り込み|周りの音はかなり自然
外音取り込み機能もBoseと同等というわけではないですけど、2万円台で比較すればなかなか優秀。
周りの音や人の声は自然に聞こえてくる印象で、イヤホンをつけた状態でも相手が何を言っているか
外音取り込みモードを常時ONの状態でもストレスなく過ごせる程度には自然です。
対して自分が発する声は少しモゴモゴとする感覚があるので、やや喋りにくいように感じました。
外音取り込み | (4.5) |
操作性|カスタマイズの自由度の高さが素晴らしい!
次に操作性について。
こちらは操作もしやすいし、カスタマイズの自由度も高くて素晴らしいですね!

操作方法一覧は次のとおりです。
項目 | 操作方法(デフォルト) |
---|---|
再生/停止 | L or R側を1回タップ |
曲送り | L or R側を2回タップ |
曲戻し | L or R側を3回タップ |
音量を上げる | アプリで割り振り可能 |
音量を下げる | アプリで割り振り可能 |
電話を受ける | 着信中にL or R側を1回タップ |
着信拒否 | 着信中にL or R側を長押し |
通話終了 | 通話中にL or R側を長押し |
外音モードの切り替え | L or R側を3回タップ |
Spotify Tap | L or R側を長押し |
音声アシスタント | アプリで割り振り可能 |
ペアリングモードへの移行 | L or R側をしばらく長押し |
デフォルトだと3回タップで外音モードの切り替えという珍しい設定になっていますが、アプリで設定が可能です。
複数タップ時も「ピッ」「ポッ」「パッ」とタップ数に応じビープ音も変わるので、自分が何回タップしているかもわかりやすいです。
また、アプリでL/Rの1〜3回タップ、長押しに対して完全自由に割り振りができるのでカスタマイズ性がとても高いのですよ。ここが素晴らしい。

ボクは外音モードの切り替えは長押し派なので、ここは設定を変えておこうと思います。
ただ、外音モードの切り替え時に「オフ」を挟んでしまうのが気になりましたかね。アプリでもこの設定は変えられないんですよ。
一度「オフ」を挟むと、ノイズキャンセリング↔︎外音取り込みの切り替えがスムーズにできなくなるので嫌いなんですよね。ここはユーザーに選ばせてほしいと思いました。
アプリについて
Skullcandy Method 360 ANCはアプリに対応しています。

アプリでできることは次のとおりです。
- ヒアリングモード
→ノイズキャンセリング、外音取り込みの切り替え、強度の変更、ボタンを割り振りなど - イコライザー
→音楽、低音ブースト、ポッドキャスト、カスタムの4つから選択可能 - ボタン設定
→1〜3回タップ、長押しに対しての操作の割り振り - 写真を撮る
→操作に割り振って、リモートでスマホカメラシャッターを押せるようになる - マルチポイントペアリングのON/OFF
- 低レイテンシーオーディオのON/OFF
- Spotify Tap
→操作の割り振りのみ
Spotify Tapが神
そしてデフォルトで長押しに割り振られている「Spotify Tap」これがまた素晴らしい機能なのですよ。
「なんか音楽を聴きたいな〜」「けど選曲するのはめんどくさいんだよな〜」と思った時に長押しすればSpotifyがユーザーに最適化されたプレイリストをランダムで再生してくれるのですよ。
ラジオ感覚でなんでもいいから音楽を聴きたいって時に超絶便利なんですよこれ。他社でもこの機能を搭載しているヘッドホンはありましたが、ボクもしょっちゅう使ってました。
あらかじめSpotifyをダウンロードしている必要がありますが、ランダムで再生するだけなら無料会員でも十分使えます。
プレイリストをランダムで再生しているだけなのでスキップ制限もかからない点も良いんですよね。まあ、無料会員だとCMがちょいちょい入りますけどね。
マルチポイントにも対応
2台の同時接続を行うマルチポイント機能も備わっています。
この機能があれば、iPhoneでは音楽を聴きつつ、iPadやMacで映画やアニメを見たくなったら、わざわざペアリングをし直さなくてもすぐに接続先を切り替えられるようになります。
切り替え時は割り込みでの再生などはできず、はじめに再生しているデバイスが優先されるようです。
再度ペアリングもボタンを長押しするだけなので、マルチポイントの設定もしやすくてありがたいです。
音の遅延|低遅延モードでさらに少ない
低遅延モードOFFの状態でもYouTubeやプライムビデオでアニメを見る分には問題なしです。
低遅延モードをONにすると、音ゲーはタイミングをピッタリ合わせるのは難しいですが、有線に近いレベルまで遅延は少なくなっています。
FPSをカジュアルにプレイするくらいであれば問題なくできそうなレベルですね。
通話品質|Boseよりええやん
Skullcandy Method 360 ANCはノイズがかなり少ないです。
マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!
音声は若干埋もれてますが、ゲインは高めなので声の輪郭は聞き取りやすいです。
Boseよりマイク音声はいいですね。
Skullcandy Method 360 ANC まとめ
Skullcandy Method 360 ANCをまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.5/5
Skullcandy Method 360 ANC

- 深みと迫力を両立した重厚な低音
- Boseのような開放的かつ安定感の高い装着感
- 再生時間が長い
- ラフに使える強固な充電ケース
- カラビナが便利
- 操作のカスタマイズ性が高い
- Spotify Tapが神!
- 低遅延モード時の遅延が少ない
- 通話時にマイクにノイズが入りにくい
- 音量が大きい時に高域がやや歪む
- 外音モード切り替え時にOFFを挟む
- LDACなどの高音質コーデックに対応していない
3.9
高音
4.2
中音
4.4
低音
5.0
装着感
4.4
ノイズキャンセリング
4.5
外音取り込み
4.5
マイク性能
4.5
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体9時間/ ケース込み32時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | - |
ドライバー | 12mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | -/- |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | ◯(低遅延モード) |
自動装着検出 | ◯ | 空間オーディオ | - |
マルチポイント | ◯ | 保証 | 1年 |
Skullcandy Method 360 ANCはこんな人におすすめ
- 予算2万円以下でワイヤレスイヤホンを探している
- 音質は低音の臨場感や迫力を重視したい
- 通勤・通学だけでなくジョギングやワークアウトでも使う
- Boseのイヤホンが欲しいけど予算オーバー!
Method 360 ANCはBoseのような装着感の良さと低音の濃厚さ、カラビナと堅牢なケースによるイヤホンへのアクセスのしやすさ、操作のカスタマイズ性の高さやSpotify Tapの使いやすさなどを含め、使用体験がとても良いワイヤレスイヤホンのように感じましたね。
ノイズキャンセリングや外音取り込み機能も優秀ですし、機能性も普通に高いです。
アプリや接続性も安定していて、それでいて安価でノリ良く聴ける”器用なBose”と考えたらなかなか良さげじゃないですかね?
ふつうに良くできたワイヤレスイヤホンだと思います。低音厨の方にはとくにおすすめ!
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