これぞ神耳栓! Loop Quiet 2/ Engage 2 / Experience 2 / Switch まとめてレビュー!

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今回は、いまや耳栓のド定番ブランドとなった「Loop」のほぼ全製品まとめて紹介をします!

Loopは音楽フェス、ライブでcx耳(聴覚)の健康を害することなく楽しみたいと思った二人の友人同士が創立したベルギー発のブランド。

スタイリッシュでつけ心地が良く、耳を保護しつつも、つけていて外部から完璧に隔離されることのないイヤープラグ(耳栓)として「Loop / ループ」が作られたのが始まりで、以来様々なモデルが出てXでも話題になっています。

実際にXで「LOOP 耳栓」で検索してみると使っている方もけっこう多く、ネガティブな意見もほとんど見られません。

また電子機器ではないのため、充電の必要な外典も特徴です。

ボクも以前「Quiet」っていう遮音のみを目的としたモデルをYouTubeで紹介させてもらったのですが、今でも睡眠時や出張時によく使わせてもらってます。

今回は紹介用に「Quiet 2」「Engage 2 / Engage 2 Plus」「Experience 2 / Experience 2 Plus」「Switch」と、ほぼ全モデル送ってもらったんですけど、送ってもらったどのモデルも良いんですよ。

ボクの今の環境で特に良かったのは、「Engage 2」と「Switch」の2つ。特にSwitchはヤバいですね!神耳栓(かみみせん)ですよ!

それぞれの耳栓の違いや、どんなシーンにおすすめなのか、徹底解説していきます。

製品提供:Loop

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

LOOP 全製品一挙レビュー

Quiet 2

まず紹介するのはQuiet 2。こちらは完全に遮音のみを目的にしたモデルです。

Quietは以前も紹介したことがありますが、今回は「2」です。

前作のQuietと比較して、快適さに重点を置いて再設計され、よりスマートな形状、アップグレードされたイヤーチップ、より効率的なサイジングを備え、小さな耳でもしっかりとフィットしやすくなりました。

相変わらず所有欲を満たしてくれるオシャレ可愛いデザイン。

カラーはブラック・ホワイト・ヴァイオレット・ミントに加え、季節限定カラーなども用意されています。

遮音効果は-24dB。普通の会話が60dBほどなのですが、Loop Quietを使うことで図書館や囁き声レベルまで低減できます。

実際に使ってみたというか、ふだんからLoop Quietを使っているのですが、なかなか良いですよ。

夜寝る前にスマホを見過ぎで、たまに頭が落ち着かないというかソワソワすることがあると思うんですけど、その状態だとちょっとした物音や外の車の音もめっちゃ気になるんですよね。

あとは、出張で壁が0.02mmくらいの薄っいビジネスホテルに泊まったり、安く済ませるためにカプセルホテルに泊まったりすることもありますが、いつもと環境が違うから超ソワソワするのに、周りの物音もけっこううるさくて寝れないんですよね。

そんなシーンでLoop Quietを使えば、周りの雑音がゼロにはならないですけどかなり低減してくれるようになります

グッスリとまではいかないですけど、耳栓がない時よりも寝れる確率がアップします。

本体が小さめのループデザインのおかげで横向きに寝ても耳が痛くなりにくく、それでいて耳から外れにくいので、極力耳にストレスを掛けずに寝られますね。

デザインも可愛いこともあってか途中から妻に強奪されましたが、無事妻も愛用してくれてます。

またLoop Quietのみ丸ごと水洗いが可能なので、いつでも清潔な状態を保てます。

もちろん就寝用だけではなく、作業に超集中したいときとか、飛行機やバスなどの移動中に静かに過ごした時なんかにおすすめです。

価格は3,050円と耳栓としては少し高めではありますが、シリコン素材でいつでも清潔に保ちつつ、耳から外れにくい設計、ケース付きで管理もしやすい。そして、おしゃれで所有欲を満たしてくる点が一般的な耳栓との差別化ポイントだと思います。

Engage 2 + Engage 2 Plus

次に紹介するのはEngage 2。こちらはQuiet 2とは異なり、周りの雑音を減らしつつ、人の声だけはクリアに聴こえる耳栓となっています。

こちらは単色のQuietとは異なり、スケルトン調のデザインになっていますね。

カラーはQuietとは異なる「Dusk」「Clear」「Green」「Rose」の4色展開と、こちらも季節限定カラーを取り揃えています。

遮音効果は-16dBと、Quietと比べて8dBほど聞こえやすくなっています。単純に遮音性を低くしただけでなく、自然な声の響きを実現したフィルターチューニングが行われています。

ちなみにEngage 2 Plusは基本性能はEngage 2と同じで、さらに9dB低減する「Loop Mute」が付属。また+フォーム製のイヤーピースが加えて3サイズ(S,M,L)ついてきます。

もっと遮音したいシーンがあるという方はPlusでも良いと思いますが、基本はノーマルのEngage 2で問題ないかと。

また、子供用に開発された「Engage Kids」というモデルも販売しています。

実際に使ってみてまず感じたことが、Quietに比べて明らかに“耳が詰まった感覚”が抑えられているように感じました。

Quietを使っている時はあきらかに”耳栓!”って感じの耳が詰まった感覚で、喋りかけられてもモゴモゴとしか聞き取れずに何を言っているかわかりませんでした。

対して、Engage 2は周りの音をうるさくないレベルまで低減しつつも、声だけはいつも聞いている感覚より少し小さいくらいの声量でクリアに聞こえてきます

聴覚過敏気味の方はとくにおすすめで、周囲の大きな音に反応しにくくなり、声だけに集中できるようになりますよ。

ただ、声が完全にクリアに聴こえるわけではなく、少し低めで普段からモゴモゴとした感じの声だと若干聞こえづらかったりします。

うちの家だと妻がやや低めの声なので、ボソッと喋った時は聴き取れないことがちょいちょいありました。

声の高い上の子の声は超クリアに聞こえてくるので、問題なくコミュニケーションを取れましたね。

ちょうど1ヶ月前くらいに2人目の子どもが産まれたのですが、まあ〜泣き声がパワフルで、なかなかに耳にツンとくるわけですよ。子どもの泣き声ってなんか気持ちを不安にさせますよね。

そんな時にEngage 2をつけておけば、子供の泣き声には気づきつつ、耳をツンざくような泣き声によるストレスもある程度軽減しつつ、妻ともコミュニケーションも取りながら育児ができるわけですよ。

ボクの今の環境だと、Engage 2がとくに役に立ってくれてました。イヤホンよりも愛用していると思います。

価格は4,500円とQuiet 2より1500円ほど高いですが、この手の会話に特化した耳栓ってあまりないので、育児中の方や聴覚過敏の方にはとくにおすすめしたいモデルです。

Experience 2 + Experience 2 Plus

次に紹介するのはExperience 2。こちらはライブで爆音で流れる音に対して、耳を保護しつつも音楽もクリアな音で楽しめるライブ用耳栓となっています。

こちらは光沢感のあるデザインが特徴。

カラーは「Black」「Silver」「Gold」「Rose Gold」の4色展開と、こちらも季節限定カラーを取り揃えています。

Rose Goldとか女性で好まれる方が多そうですね。

遮音効果は-17dBとなっており、Quiet 2と比べると7dB聞こえやすく、Engage 2と比べると1dB聞こえにくい仕様になっています。

そもそもフィルターの仕方が異なるので、Engage 2と聴こえ方は大きく異なります。

Experience 2 Plusは、基本性能はEngage 2と同じで、さらに9dB低減する「Loop Mute」が付属。また+フォーム製のイヤーピースが加えて3サイズ(S,M,L)ついてきます。

実際に使ってみてまず感じたことですが、ライブで使った時の耳への負担がかなり少なくなります

ボクもよくライブに行くんですよ。今は子どもが2人産まれたので行ける時間も少なくなってきましたが、以前までは月一くらいのペースで行ってましたね。

野外フェスでは音が抜けていくのでライブ耳栓はあまり必要ないんですけど、ライブハウスやホールだと音響がなかなか爆音なんですよね。

とくに200〜400人キャパくらいのライブハウス。関西でいえば「梅田Shangri-La」「京都MOJO」「神戸 太陽と虎」あたりの小箱。

あれくらいのキャパのライブは爆音でエグいですよ。耳栓なしだと、ライブ終わった後はほぼ100%で耳がキーーーーンってなりますもん。

この前行ったBUMP OF CHICKENの大阪城ホールのライブでさえも、耳キンはなかったですけどなかなか爆音でした。

耳キンの原因は、大きな音を浴びることで中耳にある有毛細胞に障害が起きる難聴症状で、軽度の症状であればしばらくしたら治まりますが、重症の場合はそのまま難聴になってしまうこともあります。

そういった症状を防ぐためにも、ライブハウスではできるだけライブ用耳栓をつけて参戦することをおすすめします。

Experience 2は着けない時と比べると、ライブ本来の迫力がやや薄くなったり、ボーカルやギター、シンバルなどの刺激音が物足りなくなる感覚はありますが、聴き疲れのようなものは解消されますね。

ボクの場合はずっと着けっぱなしだとライブとしては物足りなく感じてしまうので、眩しい時にだけ装着するサングラスのような感覚で使っていますね。

Engage 2とも比べてみましたが、Experience 2は全体的に音量を下げつつも楽器隊にもフォーカスした聞こえ方。

Engage 2はもっと声だけにフォーカスした聞こえ方という感じでした。

価格は4500円とEngage 2と同じ価格。こちらもLoop Mute付きのPlusは6200円にて販売されています。

主な用途がライブ用という方はExperience 2をお買い求めください。

Switch

最後に紹介するのがSwitchですが、この子はスゴイですよ。

ここまで紹介してきた睡眠用など遮音に特化した「Quiet」、ライブ用の耳栓に特化した「Experience」、そして適度に雑音を抑えつつ会話をしやすくする「Engage」。

これら3つの耳栓を一つにまとめ、スイッチで切り替えられるようになった最強のオールインワン耳栓です。

ライブ用と遮音用で切り替えられる耳栓は今までもありましたが、会話用も含めた3段階で調整ができるのはLoop Switchが初めてじゃないですかね。

他社の耳栓だと装着した状態では切り替えらないものがありましたが、Switchは装着した状態でも指で簡単に切り替えることが可能

瞬時に会話用から遮音用、ライブ用へと切り替えることができます。

カラーは「Black」「White」「Pink」「Blue」の4色展開で、Quietと同じマットな質感になっています。

実際に使ってみましたが、やはり一つの耳栓でさまざまなシチュエーションで使い分けができるのは最高ですね。

Experience 2と比べると-21dBと遮音性能が強くなっているため同じ聞こえ方ではなくなりますが、ライブ用耳栓としては十分に使える遮音性と聞こえ方のクリアさ。

かといって睡眠用とライブ用の耳栓を使い分けると、ものが増えて失くしたり、そもそも持ってくるのを忘れてしまったりすることもあるので、一つの耳栓ですべてのシーンに対応できるのは強いです。

一番役に立ったのは育児。普段は「Engageモード」で使っているのですが、赤ちゃんが大泣きすると声の周波数が高すぎて、Engageでも音が通り抜けてきてうるさく感じることがあるのですよ。

そこで、大泣きしだしたら「Quietモード」に切り替えることで、泣き声もしっかりカットしつつ、耳から伝わるストレスを大幅に軽減させられますよ!

気になる点としては、その価格。耳栓なのに8,100円もしやがります。

耳栓ごときでたっけぇ〜よって思うかもしれませんし、実際にボクも思ってます。ただ、実際に使ってみるとすごい便利だったんですよね〜……。

ボクもライブは好きですし、夜は騒音が気になって寝れないこともたまにありますし、子どもも生まれたから泣き声で悩まされるけど家族とは会話できるようにはしておかないといけません。

その全てのシーンに対応できるSwitchはあまりに最高すぎました。

まとめ

今回紹介したLoop製品の比較表を作ってみました。

製品名 Loop Quiet 2
Loop Engage 2
Loop Experience 2
Loop Switch
価格税込 3,050円税込 4,500円
Plus 税込 6,200円
税込 4,500円
Plus 税込 6,200円
税込 8,100円
付属品本体, 収納ケース,
イヤーピース (XS/S/M/L)
本体, 収納ケース,
イヤーピース (XS/S/M/L)
本体, 収納ケース,
イヤーピース (XS/S/M/L)
本体, 収納ケース,
イヤーピース (XS/S/M/L)
ノイズ軽減-24dB-16dB
Plus muteでさらに-9dB
-17dB
Plus muteでさらに-3dB
Engageモード(-17dB)
Experienceモード(-21dB)
Quietモード(-25dB)
カラーホワイト, ブラック,
バイオレット, ミント
ダスク, グリーン,
ローズ, クリア
ブラック, ゴールド,
ローズゴールド, シルバー
ブラック , ホワイト
ピンク , ブルー
用途睡眠, 集中, 聴覚過敏, 乗り物会議・集会, 育児, 会話,
聴覚過敏
ライブ&イベント, 聴覚過敏,
バイク, 集中
左記の全シーン

遮音目的ならQuiet 2、ライブ用ならExperience 2、会話・育児・聴覚過敏の方向けにはEngage 2、すべての用途で使いたいなら高いけどSwitchという感じですね。

生後1ヶ月の赤ちゃんを育児中のなか、Loop Engage 2はめちゃめちゃ役に立ってくれましたし、ライブではExperience 2で耳を保護できますし、出張ではQuiet 2のおかげで寝れますし、どの製品もボクの実生活でとても役に立ってくれました。

そしてそのすべての用途で使えるSwitchがやはり最高でしたね。

価格は耳栓としては決して安いものではないですけど、実生活の耳から入るストレスをけっこう軽減してくれるので、騒音に関する悩みをお持ちの方はぜひ検討してみてください。

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