Amazon Music Unlimitedとは?料金プランやメリット・デメリット、Primeとの違いなど解説

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今回はAmazon Musicを普段から使っているイヤホン・オーディオマニアのワタクシが、Amazon Music Unlimited良かった点やイマイチな点を含めて、その魅力を解説していきます。

結論、プライム会員やハイレゾ/ロスレスで聴きたいユーザー、そしてイヤホン・オーディオマニアには特におすすめのサービスという感じですかね。

良いところとダメなところがハッキリとしているサービスだと思っています。

スポンサー:アマゾンミュージック

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

Amazon Music Unlimitedってどんなサービス?

Amazon Music Unlimitedは月額1080円(プライム会員は980円)で約1億曲の楽曲を聴き放題できるストリーミングサービスです。

人気アーティストだけでなく、洋楽やマイナーなインディーズの楽曲までジャンレスに幅広い楽曲を聴くことができます。

ストリーミングサービスによっては一部配信されていないアーティストもあったりますが、どのサービスも配信内容はだいたい同じですね。

Amazon Music FreePrimeUnlimitedの違いは?

Amazon Musicには「Free」「Prime」「Unlimited」の3つのプランがあります

 機能/サービス名FreePrimeUnlimited
料金無料プライム会員なら追加料金なし個人:月額1080円
(プライム会員は980円)
ファミリー:月額1680円
学生:月額580円
ワンデバイス(Echoデバイスのみ):月額580円
ポッドキャスト
再生可能曲数数百のステーション再生約1億曲約1億曲
広告ありなしなし
選曲××
ライブラリの作成×
楽曲スキップ1時間に6回まで1時間に6回まで無制限
オフライン再生×
MVの視聴××
ハイレゾ/ロスレス音源の再生××

プライム会員であればAmazon Music Primeを実質無料で使える感じになりますが、選曲ができずにランダムで再生されてしまうので自由度は少なめ。

ラジオ感覚でランダムで音楽を聴きたい人にはいいかもしれないですけど、それなら他のサービスでもいいんですよね。

なんでプライム会員になったらとりあえず使ってみて不便に感じたり、もっと高音質で聴いたりしたいってなったらAmazon Music UnlimitedにアップグレードすればOKです。

ただ、Amazon Music Unlimited無料キャンペーン中はそのまま上位プランにGOしても良いかと思います。

ちなみに、学生さんは580円で上位プランと全く同じ条件で使えます。羨ましい。

Amazon Music Unlimitedの良いところ

ハイレゾ/ロスレスが聴き放題

Amazon Music Unlimitedであれば、さまざまなアーティストのハイレゾ/ロスレス音源を聴き放題ができる点が一番の強み。

日本で使える主要ストリーミングで、ハイレゾ/ロスレスを聴けるサービスは、Amazon Music Unlimitedともう一社のみです。

個人的には圧縮音源とロスレス音源は聴感上でも違いがわかりやすく、ロスレスになっていないと解像度感の粗が気になってしまいます。

ただ、正直ハイレゾとロスレスの違いはボクもよ〜〜〜く聴かないとわからないレベルです。

またAmazon Musicの場合は、スマホ→DAC→イヤホンまでビットレートが可変することなく伝送できているかのチェックもできます。

Xperia 5Ⅳでそのまま流すと、スピーカー部までに24bit / 48KHzにダウンコンバートされている
SONY ウォークマン「NW-WM1AM2」は24bit / 96kHzで伝送できている

この機能が便利で、ボクもDAPやDACの検証でビットパーフェクトで伝送できているかのチェックする際によく使います。

ちなみにハイレゾ音源を聴くためには、ハイレゾに対応したDACかDAP(スマホ)が必要です。

気軽にハイレゾ音源を楽しむなら、JBL TUNE310CのようなUSB-C直結で使える96kHz / 24bitに対応したイヤホンを使うのがおすすめです。

その他にもおすすめのDACをいろいろ紹介していますので、当メディアのDACカテゴリーをご覧ください。Lightningで使えるものも紹介しています。

ハイレゾ/ロスレス音源をダウンロードしてオフラインで聴ける

ハイレゾ/ロスレス音源をストリーミングで聴けるだけでなく、スマホやDAPにダウンロードしてオフラインで聴くこともできます。

通信速度が遅くて安定しない場合や、外ではWiFiが使えないDAPを使って音楽を聴く時にとても便利なんですよ。

ハイレゾ・ロスレス音源は特にデータ容量が大きいので、通信量も多くなってしまいますし、プランによっては高額請求になることもありますからね〜。

ダウンロードした楽曲はAmazon Music内でしか聴けないですけど、よく聴く楽曲はとりあえず家で全部ダウンロードしておいても良いと思いますよ。

排他モードが使える

マニアックではありますが、排他モードを使えるという点もAmazon Music Unlimitedの強みだと感じています。オーディオマニア以外でこの機能を知っている方は少ないかも。

排他モードをあまり聞き馴染みのない方がいらっしゃるかと思いますので、ざっくり説明します。

パソコンで音楽を聴くと通知音やクリック音などを『カーネルミキサー』と呼ばれるところを通してあらゆるサウンドをミックスして鳴らしています。

排他モードについて
引用:AV Watch

このカーネルミキサーを通過すると余計な回路を通ることによって音質が劣化してしまいます。

排他モードはカーネルミキサーなど余計な回路を通さずに、クリーンな音源のみを出力することができるモードです。

排他モードの設定はパソコン版 Amazon Music HDの右上の人型のマークから『設定』へ

パソコン版のアプリから「アカウントマーク」→「設定」

そこから『排他モードを有効にする』をONにすると排他モードになります。

「排他モードを有効にする」をONにすると完了

初回起動時から排他モードは有効になっていますが、ON・OFFの切り替えはこちらから設定可能です。

パソコンで音楽を聴く際は、排他モードを使うことによって最大限に音の劣化がなく音楽を楽しむことができます。

ただし、排他モードをONにしている間は、他のアプリから音声が全く出なくなってしまうのでご注意ください。たとえばYouTubeで音を聴きたい場合は、排他モードを毎回OFFにする必要があります。

詳しくはAV Watchさんの記事が参考になります。

空間オーディオ(Spatial Audio)が聴ける

Amazon Musicは「Dolby Atmos」と、SONYの「360 Reality Audio」の2種類の空間オーディオに対応しており、対応している音源ではこちらで再生されます。

対応音源は「アトモス」か「360 Reality Audio」の表記あり

音が立体的でライブ感が出る一方、音像がボヤけてステレオ音源としては不自然に聴こえてしまいます。ライブ音源にはピッタリですね!

一応設定で空間オーディオをOFFにできます。

ボクは普通のステレオ音源を聴くことが多いので基本OFFにしています。

外部機器との連携に対応しているものが多い

最後に、一部ネットワークプレーヤー外部機器との連携に対応しているものが多いという点でしょうか。

例えばコスパ最強として界隈でも話題になったWiiM ProもAlexaとAmazon Musicに対応しているので、「アレクサー音楽をかけて〜」と伝えれば、WiiM Pro→DACアンプ→スピーカーと経由して、Amazon Music Unlimitedを超高音質で聴けたりします。

WiiM Pro

某ハイレゾ対応のストリーミングサービスは、外部機器との連携ができないものばかりなので、同じようなことができないんですよ。

ちなみに「Amazon Echoシリーズとの連携も便利!」という意見もありますけど、単純にEcho Showなどで聴く場合は他のストリーミングサービスでもOKなんですよね。この点は気にしなくてOKです。

Amazon Music Unlimitedのイマイチなところ

直感的に使いにくい

 Amazon Music HDのインターフェイスは他のサービスに比べて、直感的に使いにくい印象を受けます。

アーティスト名を押してもアーティストのTOPページには遷移するけど、収録されている元アルバムには飛べなかったり、

「そこにALEXAのボタンいらねえよ」って感じるボタン配置になっていたり、

他のストリーミングサービスと比べると、直感的に使いにくいように感じる点がいくつかあります。ただ最近になって改善されたのか、細かな点でストレスが溜まりにくくなった気がしますね。

レコメンドが弱く、開拓がしにくい

他のストリーミングサービスに比べてレコメンド機能が弱く、楽曲の開拓がしにくいようにも感じます。

たとえば、世界的にも人気になった某女性ボーカルのエレクトロユニットを例にあげます。

レコメンド機能が優秀な他のストリーミングサービスの場合、「同世代、女性ボーカル、基本的にエレクトロを多用したPOPS」と見事にグルーピングができています。

対して、Amazon Musicの関連アーティストを見てみると、すべて男性アーティストだし、とりあえずJ-POPのトレンドを集めました!って感じのチョイスで関連性が一番低いように感じました。

関連アーティストの関連性が低い……

プレイリストもイマイチなチョイスが多いので、好みの楽曲を見つけにくいですしね……。

以上の特徴から「特定の楽曲を高音質で聴くためのサービス」とボクは考えています。

Amazon Music Unlimited まとめ

良かった点
イマイチな点
  • ハイレゾ/ロスレスが聴き放題
  • ハイレゾ音源をダウンロードしてオフラインでも聴ける
  • 排他モードが使える
  • 空間オーディオ(Spatial Audio)が聴ける
  • 外部機器との連携に対応しているものが多い
  • プライム会員ならお得に使える
  • 直感的に使いにくい
  • レコメンドが弱く、開拓がしにくい
こんな人におすすめ
  • 使いやすさより音質にこだわりたい
  • 特定の音源のみを聴くことが多い
  • ネットワークオーディオとの連携を行いたい
  • オーディオマニア
  • プライム会員

Amazon Music Unlimitedは他のストリーミングサービスと比べて若干の使いにくさはあるものの、昔よりはだいぶ使いやすくなりました。

“良い音で聴く”という環境を作る上で、国内では一番おすすめのストリーミングサービスだと思いますので、音質にこだわる方はぜひ一度使ってみてください。

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