Beatsの大人気Soloシリーズから5年振りの新作「Beats Solo 4」が登場しました。
Soloシリーズが最後に登場したのは2019年にリリースされた「Beats Solo Pro」なので、約5年振りの新作!
ただ、Solo Proはノイズキャンセリング搭載の派生モデルなので、ノイズキャンセリング非搭載の2016年にリリースされた「Beats Solo3 Wireless」が正当後継機にあたるのではないでしょうか。
主な特徴は次のとおり
Beats Solo 4
- 40mmトランスデューサーを搭載し、音質を再設計
- 空間オーディオとヘッドトラッキングを採用
- USB-Cを採用し、有線接続でロスレスオーディオ再生対応。
- 質量217gと軽量設計
- 最大50時間の連続再生 Fast Fuel機能で10分充電で最大5時間再生
- 通話や音声アシスタントの利用品質が向上。
- iOSとAndroidどちらでも簡単にペアリングと探す機能が使える
簡単に伝えると、空間オーディオやヘッドトラッキングなどの最新機能を備えつつ、USB-C端子も搭載し、音質もさらに向上させた最新のSoloシリーズという感じでしょうかね。
今回は先行でプロモーション用に実機を提供いただいたので、サクッとどれほどの実力なのか紹介していきます。
デザインは相変わらずおしゃれ
パッケージはサステナブルな素材になっており、環境に配慮しつつもおしゃれなデザインに仕上がっています。
デザインは今までのSoloシリーズ同様に小ぶりでミニマルなデザインですが、個人的には接合部のシルバーの部分もブラックにしてほしかった。
キャリングケースもチャックの縫い目を隠すような仕様で、非常にミニマル。なんだったらヘッドホン本体よりおしゃれ。
装着感について
本体が軽量設計であることと、人間工学に基づいたイヤカップの角度になっているおかげで、なかなか快適な装着感です。
実際に装着してみるとこんな感じ
ただ、オンイヤー型ということもあり側圧はややキツめ。おかげで装着感は安定しますが、メガネユーザーの方は耳が痛くなりやすいかもしれません。
ボクは1時間ほど使っていると耳が痛くなりました。ヘッドホンをワークアウト用途で使っている方には逆にちょうど良い側圧かもはしれないですね。
最近のBeatsらしいバランスの取れたサウンド
その音質はバランス型のサウンドで、むしろ低音がスッキリしていると感じるくらい。低音の締まり感はあるので、ノリ良く音楽は楽しめます。むしろもうちょっと低音が欲しいくらい。
昔のBeatsは低音ゴリゴリなイメージがありましたが、最近のBeatsはクセのないバランス重視のサウンドのものが多くなっていますね。
洋楽・邦楽問わずにロック・ポップスを楽しく聴けるって感じのチューニングです。どちらかといえば洋楽の方が合っているかも。
空間オーディオはなかなか自然
空間オーディオにも対応しているため、臨場感のある3Dサウンドを体験できます。
対応している音源で空間オーディオを聴けば、わりと自然に臨場感をプラスしつつ音を広げてくれます。映画やライブ映像の鑑賞にぴったりです。
また、空間オーディオには対応していない一般的なコンテンツに関しても空間化が可能です。空間オーディオの質はなかなかに高いかと。
USB-C接続でロスレスで聴ける
USB-C接続をすると、Bluetoothとは違い音質の劣化なくロスレスで聴くことができます。Bluetooth接続時と比べると、一聴して音質が向上したと感じるほど音のディテールが細かくなりますね。
ちなみにiPhone 15〜であれば付属のUSB-Cケーブルだけ接続できます。iPhone 14以前のモデルの場合は、別途Lightning to USB-Cケーブルを繋ぐことで有線接続で聴くことができますね。
その他気になるところ
気になるところは以下の3点です。
- マルチポイント非対応
- ノイズキャンセリング非対応
- 外音取り込み非対応
約30,000円という価格に対して機能性は乏しいため、これらの機能が必要な方にはおすすめできません。
まとめ
価格に対して、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能など機能性が低いところはデメリットであう。音質は、クセがなくバランスの整ったサウンドにはなっているかと。
Beatsブランドが好きな方、デザインに惹かれた方、コンパクトなヘッドホンを探している方は選択肢に入れてもいいのではって感じですね。
以上。
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