今回は初めてのサウンドバーの紹介。
ご存じドイツの老舗オーディオブランド「ゼンハイザー」より、独自の立体音響テクノロジー「AMBEO」を活用したサウンドバーのエントリーモデル「AMBEO Soundbar|Mini」を紹介します。
サウンドバーの紹介はしたことないけど、今回ゼンハイザーさんということもあって引き受けてみました。
今までの「AMBEO Soundbar」シリーズは「AMBEO Soundbar Max」が357,500円。
「AMBEO Soundbar Plus」が242,000円となかなか手がでない価格設定でした。
今回の「AMBEO Soundbar Mini」は132,000円と頑張れば手が届きそうな価格設定に!
10万クラスのサウンドバーということもあって、映画やアニメ、ゲームの音をまるで映画館のような臨場感のある音にしてくれるのでしょう。
ただ、ボクの本命は映画だけじゃなくて上質なリビングオーディオとしても兼用できるのでは? と期待しています。
できればプリメインアンプとか、トールボーイ型のスピーカーとか設置してドヤりたいですけど、そんなお金もスペースもないです。
今回はゼンハイザーさんから紹介用にレンタルしているのですが、気に入ったら怖いですね!!また出費がかさむ!
YouTube版ではダミーヘッドを使ったバーチャル試聴も聴けます
AMBEO Soundbar Miniの概要
まずは、AMBEO Soundbar Miniの概要をお伝えします。
1台で7.1.4チャンネルのサラウンドシステムを実現
まず、AMBEO Soundbar Miniのすごいところですが、これ1台で7.1.4チャンネルの立体音響を実現できることです。
フラウンホーファーと共同開発した「AMBEO」テクノロジーを搭載し、天面に内蔵されたマイクを利用して部屋の環境に合わせたキャリブレーションを実施し、7.1.4chのサラウンドを提供します。
どんな音源でも7.1.4チャンネルにできるので、ライブ映像や映画、アニメなんかも映画館さながらのサウンドで楽しめるというわけですよ。
さまざまなサウンドモードを用意
アプリのサウンドモードでは、「音楽」「映画」「ニュース」「ニュートラル」「スポーツ」などのサウンドモードが搭載され、再生コンテンツに合わせて自動で選択してくれます。
「アダプティブ」という設定にしておけば、再生コンテンツにあわせて最適なサウンドモードにしてくれるので、基本アダプティブでOKかと思います。
AirPlayなどネットワーク連携も豊富
また、「Chromecast built-in」「Spotify Connect」「TIDAL Connect」「AirPlay 2」などのネットワーク連携機能が利用可能です
Bluetooth 5.2、SBCとAACコーデックをサポートしていますが、ネットワークで接続した方が音質は良いので使うことはないかな。
AMBEO Soundbar Miniの外観・付属品
本体はこちら。
Mini詐欺だ デケェ。
これでも上位モデルよりはコンパクトになったみたいです。
前作までのサイズ感だと、10年前に3万で購入したウチのSHARPの32インチTVでは間違いなく浮いた存在になっていたことでしょう。
付属品は「リモコン」「HDMIケーブル」「電源ケーブル」「マニュアル」。
スピーカーユニットは、セルロース振動板を使用したフルレンジドライバー4基と4インチのロングスローウーファーを上向きに2基配置されています。
アンプには250WのD級アンプを採用し、低域再現は43Hzまで実現します。
背面は電源、HDMI、アップデート用のUSB端子と超シンプル。
基本、HDMI eARCでテレビと接続して聴くか、ネットワーク機能を使ってスマホから音源を流すかの2択になるかと。
上部には本体操作用のタッチセンサーも備わっています。
実際にテレビに置いてみるとこんな感じです。
32型テレビの前に置いてみましたけど、そんなに邪魔にならず、いい感じでコンパクトですね。
テレビの周りはごちゃごちゃしてますけど、気にしないで。リアルな生活感です。
AMBEO Soundbar Miniを使う前の準備
まずはアプリでキャリブレーションを行う
まずはアプリをダウンロードし、部屋に対してルームキャリブレーションを行います
はじめにキャリブレーションを行うことで、その部屋に対して最適な7.1.4chのサラウンド効果を実現できるようになります。
AMBEO Soundbar Miniの音を最大限に引き出すためにも、あらかじめアプリをダウンロードをしてキャリブレーションを行っておきましょう。
ちなみに初期設定でWi-Fiの設定もできるので、ついでに設定しておきましょう。
Wi-Fiの設定をしておけばAirPlayなどネットワーク機能が使えるようになります。
AMBEO Soundbar Mini レビュー
ライブ音源を聴いてみると
King Gnuのライブ音源をアプリでAMBIOをONにした状態で聴いてみましたが、凄まじい臨場感ですね。
低音の質感が素晴らしく、部屋中を響かせつつもゼンハイザーらしい高解像度のサウンドを体感できます。
ボーカルもホールで演奏しているかのようなエコー感を自然に演出してくれるので、実際にライブ会場にいるかのような体感をさせてくれます。
AMBIOをOFFにすると、ホールならではの残響感がなくなる感覚があったので、ライブ音源は基本AMBIO ONで聴いた方が良さそうです。
ステレオで音楽を聴いてみた
AirPlay2でApple Musicを使って音楽を聴いてみましたが、音楽鑑賞用途でもかなりの実力ですね。
迫力や臨場感だけに特化せず、音の描写の細かさからボーカルの吐息まで細かく感じ取れるような音です。
他のサウンドバーとの比較はしたことがないので相対的な評価は難しいのですが、一聴して「かなり良い音」と感じられるレベルです。
さすがに同価格帯のプリメインアンプ+スピーカーと比べると、音の繊細さや解像度感は負けます。
それでも、サウンドバーひとつで運用できるとスペースも取らないですし、利便性も高いです。
アニメを見てみた
葬送のフリーレンを見てみましたが、森を歩いた時の「ザクッ」とした足音の時点で臨場感が凄くて驚きました。
バックミュージックも、まるで高級イヤホンでサウンドトラックでも聴いているかのような臨場感と解像度が加わりますね。
進撃の巨人を見ようものなら、まるで映画館で見ているような迫力になります。
あと臨場感がすごいのに、声も非常に聞き取りやすく、テレビのスピーカーで聞くよりも何を言っているかわかりやすいです。
バラエティやニュースを聞いても、声が聞き取りやすくなるので、流し聞きでも情報がしっかり耳に入ってくるような感覚がありますね。
アプリではナイトモードなどの設定が可能
アプリを使って音量調節やサウンドモードの変更ができます。
特に便利なのが、ナイトモード。
サウンドバーを使って夜間に大きな音を出す際、隣の部屋に音を響かせないようにするモードです。
賃貸でサウンドバーを使うと、低音が響いてしまって迷惑をかける場合がありますが、ナイトモードにすると低音の振動を抑えつつ、AMBIOの臨場感のある音を体感させます。
ただ、ノーマルモードと比べると低音が薄くなってしまうので、映画館のような臨場感のある音を体感したい方は昼間にナイトモードをオフにしてる聴くのがおすすめ。
映画やアニメだけでなく音楽鑑賞にもおすすめ!
ゼンハイザー製品ってイヤホン・ヘッドホンばかりでスピーカー製品は聴いたことありませんでしたが、老舗オーディオブランドということもあってさすがの実力でした。
映画やアニメ・ライブ音源を大迫力で聴くだけではなく、ステレオ音源を高音質で聴くリビングオーディオとしても使えるのもいいですね!
今回はレビュー用に借りていたものでしたが、ふつうに欲しくなりました。
一度3〜4万クラスのサウンドバーも使ってみようと思いますが、これで満足できなかったらAMBEO Soundbar Miniテメェのせいだからな。
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